★今回のテスト結果は
ISO3200・30秒露光時のダークノイズ比較では
<ダークノイズが少ない順に>
<別格>
①D700 2008年発売・フルサイズ1210万画素
<十分使える>
⑤D90 2008年発売・APS-C1230万画素
③D7000 2010年発売・APS-C1620万画素
④D5000 2009年発売・APS-C1230万画素
<ちょっと無理>
②D3100 2010年発売・APS-C1420万画素
⑥D300 2007年発売・APS-C1230万画素
⑦D40 2006年発売・APS-C610万画素
となりました。
ちなみに朱書きのところが、私の予想(丸数字)と異なった機種です。
★困りました
予想に反して、D90の成績が良すぎました。
それになによりD3100の成績があまりにも悪すぎます。
いずれにしても、8月に向けての追加改造候補は
D90とD5000に絞られました。
★D90のメリット
◎バッテリーが大容量です。いざとなれば縦位置グリップつけてエネループも使えます。
◎すでに改造したD40に内蔵しているFFタイプのLPS-P2フィルタが転用できます。
★D500のメリット
◎バリアングルモニタなので、実際の天体撮影がとても快適です。
◎すでにIR改造済みの1機に加えてあと2機保有しています(アホですねえ)。
画像処理のバッチ処理が統一できて楽そうです。
・・・・・しばらく悩むことにします。
★ちなみに「別格」のD700は・・・
実はD700は、天体写真に使う限り「じゃじゃ馬」です。
確かに高感度時のノイズは少ないのですが、「偽色」が出まくるのです。(有名な話ですが)
ちなみに望遠鏡を用いた直焦点撮影では(星像が肥大するため)問題になりませんが、通常のレンズを用いてシャープに写しすぎると「偽色バリバリ」の画像を吐き出して、もう救いようが無くなっちゃいます。
たとえば、この↓画像なのですが
画面右上のNGC7000(北アメリカ星雲)付近を等倍トリミングしてみると
まるで、クリスマスか何かのイルミネーションばりに星に変な色が付いてしまっています。
天体写真を撮られない方はそれほど不自然に感じないかもしれませんが、星ってこんな色してません!
特に「ギンギンの緑」の星なんて・・・・・・。
はじめてD700で星座を撮ったときの落胆度合いときたら、もう・・・・・。
さて、ただでさえ(無改造でも)偽色まみれな訳ですから、この上ローパスフィルタ(※)を外してしまったら、さらに悲惨なことになりそう。
・・・というわけで、最初からD700はIR改造候補からは外れていたというわけです。
・・・ホントよく写る、良いカメラなんですけどねぇ。
(※偽色やモアレを防止する目的で内蔵されているのがローパスフィルタです。天体用にIRフィルタ除去改造を施すとローパスフィルタも外れちゃいます)
注:)あまりシャープでないレンズ(望遠鏡のようにガイドエラーやシンチレーションの影響を受けるものも含め)では
D700でも偽色出ません。たとえば、D700をビクセンR200SSに接続した場合↓では
・・・なんででしょうねぇ??
えっ?
そこで、ニコンD810A(新発売の天体写真撮影専用モデル)ですか?
・・・よ、40万円もするので、私にはとても無理です。
中古のD5000が20台買えちゃいます(涙)。