ゲインと露光時間にまつわる「検証ごっこ」第3弾です♪
★短時間露光のデータを見ていると・・・
あらためてシーイングの影響を受けていることを実感します。
以前の記事↓で
シンチレーションにより、星が不規則に動き回る様子をチェックしてみましたが、今回は星の位置では無くて変形の様子を見てみます。
ゲイン400+0.5秒露光を4秒間連写する間の星像の変形は下記の通りです。
いやー。ハデに変形してますなぁ。
ちなみに4秒露光の場合はこれらが積算されて写っていることになるので、ボケボケの像になるのも仕方ありませんね。
では、変形していつつも0.5秒露光の位置合わせコンポジットで多少なりともラッキーイメージング的な効果は得られるのでしょうか?
左:ゲイン400+4秒露光
中:ゲイン400+0.5秒露光×8枚加算コンポジット(位置合わせ無し)
右:ゲイン400+0.5秒露光×8枚加算コンポジット(位置合わせ有り)
位置合わせをした右の星像が若干シャープになったような「気も」しますが、大差ないですね。
むしろ、ダーク引きもホット&クール除去処理もしていない素の画像を処理しましたので、コンポジットの最中に「天然ディザリング」された結果、右のノイズが非常に少なく見える点はメリットと言えましょうか・・・。
ノイズが・・・ノイズが・・・・ノイ・・・
・・・んっ?!
よく見ると、
真ん中の画像だけ変だぞ!!
分かりましたでしょうか?
ちと中心部を拡大してみますね。
左:ゲイン400+4秒露光 右:ゲイン400+0.5秒露光×8枚加算(位置合わせ無し)
位置合わせ無しで加算コンポジットした方は、至る所に「黒いポツポツ」が出てる!
ぎゃー!
なんだこりゃ?
以前見つけたクールピクセルだと判断するのは簡単ですし、ステライメージのクールピクセル除去を使えば一発で消えるんですが、どうも腑に落ちません。
だって、ほんとうにクールピクセル(デッドピクセル)なら、左の4秒露光の画像にも現れないと変です。
・・・・これは謎です。
ここまできて、ついに「短時間露光+多数枚コンポジット」の致命的弱点を見つけてしまったのか??
うーむ。今回ばかりは、仕組みを推測することすら不能。・・・・降参です(涙)。
ま、実害はほとんどなさそうですが、気色悪い。
行き詰まったので、以下、続きません(汗)