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あぷらなーとの写真ブログ
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あぷらなーと
「自然写真大好き」
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ビームスプリッタで一瞬の雲間を狙う

★前回の『考察ごっこ』をしていたら・・・

あいにくの曇天続きのため天体写真が撮れず、ふてくされてビームスプリッタのケラレの考察ごっこをしていたら、なんだか窓の外から月の光が差してる!?
ああっ!
こんな時に限って晴れちゃったのか?

慌てて外に出てみると
・・・あれれ?
こんな天候
f0346040_07204856.jpg
 ※ニコンクールピクスP7800で撮影(トリミング有り)

確かに月光は指しているけど、薄曇り。お月様が見事にカサをかぶってます。
しかし、ここ3ヶ月ほど全く天体写真が撮れていないことだし、雲の切れ間を狙ってなんとか月面を撮影できないかと・・・・・。


★こんな時こそ、ビームスプリッタ♪

恐らく、「チャンスは一瞬」と思われるので、速写性を重視したシステムで行ってみます。
むろん、いつものアトラクス+VMC260Lなんて出してるヒマはありません(セットしている内に薄明)

・・・と言うわけで、
本当に久しぶりのGPD赤道儀を引っ張り出して、BORG89EDを載せます。
さらに、L画像とRGB画像を同時に撮影するために、『例の』ビームスプリッタを装着してASI1600MM-COOLとASI1600MC-COOLの同時挿し
f0346040_07264357.jpg
月を撮ろうと思い立ってから撮影開始まで、わずか15分!!
GPD赤道儀なんて、組み立てたまま物置からヒョイと出すだけだし。

ニワトリでの自己最短スタンバイ記録更新です♪

f0346040_07284802.jpg
ちなみに、時間が無いので

 極軸セットは、極軸望遠鏡の中心に北極星を入れるだけ。
 モーターは通常のステッピングモーターなのでアライメントも無し。
 ノートPCもDELLのcore-i5機1台だけ。
 ファインダーはドットサイトのみで目視導入。
 冷却CMOSカメラ(ASI1600のMM&MC)も冷却無し。
 それぞれをROIでクロップして30コマ/秒で16bitRAW動画撮影。

・・・どうだ。
これなら、雲の切れ間がたったの10秒もあれば、L画像300コマ+RGB画像300コマが撮影できるぜ♪


★ASI1600MC-COOL&MM-COOLの「撮って出し」

MCとMMで撮影したSERファイルから1コマを切り出した「撮って出し」画像はこんな感じです。

f0346040_07350832.jpg
シーイングはあまり良くありませんが、600mmの直焦点ですから、それほど神経質になる必要もないみたい。


★MCとMMをスタッキングすると

MCとMMの画像それぞれをAutoStackert!2で300コマスタッキングして、良像25%に切り詰めるとこんな感じ。

f0346040_07410878.jpg
上の画像からはよく分かりませんが、滑らかさは向上しています。


★レジスタックスにかけてウェーブレットすると

AutoStackert!2でスタッキングした画像をレジスタックスでウェーブレット処理してみます。

f0346040_07455106.jpg
おお!
さすがレジスタックス。一気に解像感が上がりますねえ♪
愉快、愉快。


★ステライメージでLRGB合成すると

出来上がったL画像とRGB画像をステライメージでLRGB合成してみます。
さらに、シルキーピクスで色調やトーンなどを整えると・・・・・


ででん!!

f0346040_14554530.jpg

おお~。なかなか良い感じです♪

・・・て言うか、あの・・・冷静に思い起こしてみると、月の「全体像」を直焦点で撮影したのって、かれこれ20数年ぶりでは?!
前回は確か、ミザールのアルテア15+ニコンFG20+コダックT-MaX400ネガで撮影したのを暗室で覆い焼きして仕上げたんだっけなぁ。
シーイングは良くないのに、あの頃とは雲泥の差のシャープさ。しかも、テレコン無しの「素の600mm直焦」でこんなに写るとは・・・・・。


★最大エントロピー法でも試してみる

ウェーブレット処理した画像は若干の違和感(やり過ぎ感)があったので、ステライメージの最大エントロピー法による画像復元も試してみた。
L画像はスタック後に画像復元処理、RGB画像はスタックのみでLRGB合成してみます。
f0346040_23391942.jpg
なるほど、こっちの方が自然で良いかもしれませんね。まさに「条件が良い夜に望遠鏡で覗いた」時の感じ。



うーむ。
月面のお気軽直焦点撮影ってのも、結構面白いもんだなぁ。



P.S.
デジタル時代の月面撮影は、スタッキングやウェーブレットなどの画像処理技術の進歩はもちろんですが、クイックリターンミラーもフォーカルプレーンシャッターも無いCMOSカメラの場合は原理上ブレが無いことが相当に効いているんでは?
などと今更ながらに気づきました。たぶん、フィルム+一眼レフの時代は「ブレまみれ」だったんだろうなぁ。



by supernova1987a | 2017-08-15 00:12 | 天体写真 | Comments(9)
Commented by オヤジ at 2017-08-15 08:02 x
10秒で、これだけ楽しめるんですね。(笑)
オヤジの注文中の物もそろそろかと思っているのですが、そうですね、物が来たら、パラレルじゃなくてシリアルなL+RGB撮影。
その後は、画像処理の流れですが、画像処理は何も考えてもいませんでした。
あぷらなーとさんの過去記事、また、拝見させてください。
この秋は、ニワトリで、撮影と画像処理の粗方を覚えることになりそうです。今から楽しみ。!
また、色々、教えてください。(汗)
Commented by オヤジ at 2017-08-15 08:08 x
【追記】
肝心な所がメモ帳から切り取り忘れ。(頭ボリボリ)
最大エントロピー法だと、凄く自然であぷらなーとさんが言われる通りですね。
で、拡大表示したら、ヒックリ返りそうでした。
間もなく月面着陸な感じで、凄いですね。
Commented by kem2017 at 2017-08-15 08:08
素晴らしいシャープさですね。
曇ってるのを無理やり撮影してこれですか...
ビームスプリッタ凄すぎ
Commented by supernova1987a at 2017-08-15 08:40
> オヤジさん

連写性を高めるために約400万画素相当にROI(クロップ)して撮影しましたが、今回はMMの解像度に救われた感じです。シーイングが良ければさらにMCとの差が広がるハズなのですが・・・。

オヤジさんの「シリアル型」L+RGB撮影システム、楽しみにしていますよ~。
Commented by supernova1987a at 2017-08-15 08:48
> kem2017さん

通常なら諦める所でしたが、スプリッタならMMとMCの切り替えが不要なので、たった10秒だけ月が雲の切れ目にくればいける訳です。
実際には、目で見て大丈夫そうでも画像にはうっすらと雲が写ってボツになったファイルが大半でしたが、記事に使ったファイルは300コマ全て雲無しで、画像処理に使えました。

本当は「ROI(400万画素)+素のBORG」と「フル画素+テレコン付きBORG」を撮り比べたかったのですが、あっという間に雲の隙間が無くなりました。
Commented by にゃあ at 2017-08-15 08:57 x
LRGB合成のおかげでしょうか。まさに月らしい石膏のような質感がでていますね。アペニン山脈あたり、写真をさわるとデコボコやザラザラが指で感じ取れそうです。
Commented by supernova1987a at 2017-08-15 09:07
> にゃあさん

たった10秒間の動画が数本撮れただけですが、今後色々と遊べそうな素材になりました。
スタッキングするときにdrizzleした方が良いのかとか、ウェーブレットと最大エントロピーの比較とか、画像復元とスタッキングの順番入れ替えとか、(シンチレーションの影響下で)MMとMCの解像度の差は出るのかとか、当分ネタには困りませんね。
(最近モノクロ版の174系が欲しくてたまらないんだけど、ガマンガマン。)
Commented by G at 2017-08-15 11:50 x
たった10秒間の素材でこれだけ立体感のある月が!
本当に電子機器の進歩の度合いは大変なものなのですね。これに処理技術の確かさが加わるのですから・・・高い赤道儀や鏡筒に高価なフルサイズカメラで撮らなければよい写真が撮れないというのはもう過去の話になってきているのですね。
Commented by supernova1987a at 2017-08-15 22:34
> Gさん

本当に、あっけなく撮影できて自分でもビックリです。
しかも、そのあと色々といじってみたら、実は「スタッキングするまでもなく、1コマ画像に最大エントロピー掛けるだけで十分」という驚愕の事実が発覚。
結局モノクロCMOSカメラの(ベイヤー処理不要の)解像度と、ブレの無い電子シャッターによるところが大なのでしょうね。いやはや、恐ろしい時代です。
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