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あぷらなーとの写真ブログ
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あぷらなーと
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満月に負けない!

★休日の晩に晴れるのは久しぶり

日曜日の夜は久々に晴れでした。
満月付近の月が強烈な光を放っていますが、何か撮らないと気が済みません。

・・・よし。
こうなったら、アレを試そうじゃないか!


★ビームスプリッタ+ナローバンド

「あぷらなーと特製ビームスプリッター」と「Hαナローバンド」の合わせ技で月明かりをなんとかすることにチャレンジします。

f0346040_08460457.jpg
主砲はVMC260L。
これに自作ビームスプリッタ&自作レデューサを介して、「LPS-D1+ASI1600MC-COOL」と「12nmHα+ASI1600MMーCOOL」を同時露光する作戦です。

せっかくなので、1年ぶりとなるオートガイドにも挑戦。(なまじノータッチガイド+短時間露光多数枚コンポになれちゃった身としては、オートガイドが面倒くさいんですよねぇ・・・)ガイド鏡はミニBORG50アクロ(にせBORGの方じゃなくて本物の方)を『コバンザメ方式』で同架します。
f0346040_08551177.jpg
ついでに極軸も、いつもの目視では無くて久しぶりにポールマスターを使います。(実は目視に比べて精度が良いかというと微妙なんだけれど、気持ち的に。)
もちろん、ピント合わせはバーティノフマスクを利用(実は目視で合わせた場合よりも精度が良いかというと微妙なんだけれど、気持ち的に。)

ところが、あれこれ準備しているうちにどんどん夜露が降りてきて鏡筒がビショビショに!
早速ドリンクウオーマーを転用したヒーターでカメラ2台とVMC260Lの副鏡を暖めて結露を防ぎます。
f0346040_08543028.jpg
f0346040_08545437.jpg

★手始めにオリオン座大星雲を♪

明るい星雲は処理が楽ですからね♪

・・・・ところが

・・・えっ!
ま、マズい!!

・・・まさかのポカミスが発覚!

ASI1600MMの方の冷却を忘れてたまま120コマも撮影してしまった。
ああー、久々に慣れないことをしたせいで、他の設定に気を取られてしまったようです。
むう-。センサー温度7.5度かー。
ま、あとでダーク撮り直せばなんとかなるでしょ。



★1コマ撮って出しだと

さて、撮って出しの1コマデータを比較してみます。

<共通データ>
VMC260L+自作レデューサ
ゲイン300・RAW-FITS 露光30秒
K-ASTEC改造newアトラクス+PHD2オートガイド

<差異データ>
ASI1600MC:LPS-D1フィルタ併用 -10度まで冷却
ASI1600MM:Hα12nmフィルタ併用 冷却無し(痛恨のミス)

f0346040_09200229.jpg
 左:MC+LPS-D1 右:MM+Hα (ともに200%表示。画像処理一切無し)

おおっ!
MM+Hαすごくシャープですよ!?
明るさが足りないとかサチって無いとかというレベル「ではない」なー、これ。
やはり、Hαナローだと(補正レンズやレデューサやビームスプリッタの)色収差の影響を回避できる上に、シーイングの影響も受けにくいのかも。



★120コマコンポジットしてみる

早速、MCとMM各120コマのコンポジットに入ります。

f0346040_09293527.jpg
 左:MC+LPS-D1 右:MM+Hα (ともに200%表示。各120コマ加算平均コンポジット)
※MMの方は、ダークの温度が合っていない時点でハンデがあるので、例の『クールファイル補正法』を使って処理してます。

うーむ。
滑らかになった画像でも明らかにMM+Hαはシャープだなぁ。
しかも、この画像の滑らかさは・・・
これはたぶん、ウェーブレットよりも最大エントロピー法が「キマる」パターン!!


★最大エントロピー法で画像復元してみる

惑星撮影で解像感を上げる手法としてはレジスタックスなどのウェーブレットが主流ですが、月面や星雲の場合、条件が良いとウェーブレットよりも最大エントロピー法の方が効くことがあります
上手く行けば、「シャープかつ線が細い」像が得られます。

では、早速やってみましょう。

f0346040_09401093.jpg
 左:MM+Hα120コマコンポジット+デジタル現像 右:左記に加えて最大エントロピー画像復元

うわっ

やっぱり、最大エントロピーが効く!!

恒星の中心が黒く落ちてしまってますが、解像度が格段に上がって、しかもウェーブレットのような不自然さがありません。


★L-RGB合成してみる

最後に、MM+Hαで撮影したモノクロ画像をL、MC+LPS-D1で撮影したカラー画像をRGBとして、L-RGBカラー合成してみましょう。
ついでにNikCollectionで少し調整して整えます。
すると・・・・・

ででん!
f0346040_09484030.jpg
おお、とっても良い感じです♪

うむー。

『ビームスプリッタ+ナロー撮法』なかなか面白いではないかー。

さてと、落ち着いたら、今回初挑戦した「シャボン玉星雲」も処理ってみましょうかねぇ♪

※追記:ナローバンドでシャープに見える一要因として、星雲の光と比べて恒星の光はカットされやすいため、星像が引き締まって見えることも大きいと思います。

by supernova1987a | 2017-11-06 10:01 | 天体写真 | Comments(8)
Commented by にゃあ at 2017-11-06 10:28 x
ひさしぶりの撮影おめでとうございます。MM+Ha鋭いですねー!比較してこんなに違いがあるとはです。星雲に最大エントロピー、今度試してみたいです。
Commented by kem2017 at 2017-11-06 13:04
いつも素晴らしいですねえ!
ディテールがスゴいです。
Commented by らっぱ at 2017-11-06 14:29 x
もう、凄いと言う言葉しか出しようが無いです(*^^)v
こんな面倒くさい(私的に)事を次々とやれる性格って日本の人口の何パーセント・・・・0.0000000x%(笑)
Commented by オヤジ at 2017-11-06 16:58 x
ドリンクウオーマー、結露防止に効きますか。
最近は、業務用扇風機(羽がデカい)でそよ風程度を当てると、一晩OKですね。電気馬鹿喰いなので、プチ遠征の時は、これ、良いかもですね。
R200SSを雑巾で拭くとビッショリで、絞るとビシャビシャ滴が垂れます。(汗)
Commented by supernova1987a at 2017-11-06 21:01
> にゃあさん
久々にVMC260Lでの「真面目な」撮影、面白かったです。
でも、色々な操作手順を忘れていて、撮影に入るまでの設営と調整に2時間あまり掛かってしまいました。
星雲の描写を高めるために、「ステライメージの最大エントロピー法」「レジスタックスのウェーブレット」「NikCollectionのディテール強調」を愛用しているのですが、それぞれ相性が良い(素材の)条件が異なるようで、まだまだ試行錯誤が必要なようです。
Commented by supernova1987a at 2017-11-06 21:03
> kem2017さん
最大エントロピーは、上手くキマれば効果絶大ですね。
本当は、恒星にマスクを掛けたり色々と下ごしらえが必要なのですが、今回は「やっつけ仕事」です。後日、真面目に再処理してみるかもしれません。(そもそも、まだダークを撮影していないし)
しかし、冷却を忘れるとは痛恨のミス(涙)。
Commented by supernova1987a at 2017-11-06 21:09
> らっぱさん
ええと・・・「0.0000000x%」ってことは・・・
・・・はっ!
日本はおろか世界中でも私一人っすか?!
当面、面倒くさいことに邁進していきますので、また笑ってくださいませ。

※VMC260Lはミラーシフトの影響が回避できないので、たぶんMGEN+ディザリングには進めないと思います。でも、オフアキが上手く稼働したら、短時間露光+多数枚コンポを卒業するかもです・・・。と言いつつ、実は「オフアキに変わる次の一手」を構想中ですが。
Commented by supernova1987a at 2017-11-06 21:16
> オヤジさん
ドリンクウォーマー、なかなか侮れません。無風で湿度85%以上になっていましたが、数時間の観測時間を結露無しで耐え抜きました。さらに、サイズがVMC260Lの副鏡セルやASI1600にピッタリなのが素敵です。ASI1600の接続部に巻くと迷光防止の役割も兼ねられそうです。

ただし、鏡筒に霜が降りるほどの低温下で効果があるかどうかは分かりません。大型扇風機やブクブク乾燥空気は真似できそうにないので、いざとなれば木炭カイロ(温存している日本製の炭の方)を復活させます。
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