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晴れない夜は基本の復習②

★今後の諸々に備えて・・・
最初にお断りしておきます。
特に『ASI1600MC-COOL使い』の皆様は、「なにか秘策が公開されるのか!?」などと期待しないでくださいねぇ。
ノイズの出方とか、画像処理の諸々を考えるときに「簡単なシミュレーションができると良いなあ」と思った程度なので、気の長いお話です。
VBAのコードとか出てきますが、あぷらなーと自身へのメモなので、参考(する人いないか・・・)にはしないでください。

★リハビリ開始♪
UNIX使って宇宙物理の研究をしていた学生時代や、本業の傍ら自前のソフトをゴソゴソ作っていた若手の頃は、プログラミングが嫌いではありませんでした。しかし、その分野から完全に足を洗って早13年。今ではすっかり素人のおっさんに戻ってしまいました。
とりあえず、ベイヤー配列のデータがどのように記録されていて、どのようにデモザイクされているのかをシミュレーションすることから始めてみます。
・・・言語ですか?得意なのはFORTRANとPASCALです(でした)が、そういう時代では無いでしょうから、最近のPCの有り余る演算速度を当てにして『まさか』の「EXCEL一本槍」で行ってみます。

★まずやりたいのは、こんなこと
エクセルのワークシートにですね。簡単な画像を描いて、マクロボタンをポチッと押すと、
 ①ベイヤー配列にどのように格納されたかが表示されて
 ②RGB各画素データがどのように記録されたかが表示されて
 ③RGB各画素の欠損位置のデータを補完して
 ④デモザイク画像に変換してワークシートに表示
・・・という簡単な処理です。うーんリハビリに最適。

★元画像として・・・
はい、まだビットマップを読み込むとかそんな『高度な』ことはしません(できません)ので、エクセルのシートをキャンバスに見立てて手で描きます(笑)
f0346040_00094342.jpg
わはは。モロ手抜きの酷い素材ですね。想定したのはM20(らしきもの)ですが、それっぽく見えますか??

★ASI1600MCのベイヤー配列は
確か「GRBG型」でした。よって、撮像CMOSの表面のカラーフィルタがこんな感じに並んでいると想定できますね。
f0346040_00152661.jpg
★RAWベイヤーデータ記録のシミュレート
上記の『M20もどき』画像を40×40ピクセルのGRBGベイヤー素子に入力して8bit記録するとどうなるか、EXCELのVBAで計算してみます。
ちなみにEXCELのVBAマクロは非常に強力なので、ワークシートにマクロボタンを貼り付けて、たとえば下記のようなコードを打ち込むだけで・・・

-------------------------------------------------------------
'//////////////オリジナルカラー配列の定義とロード///////////////
Dim Rmtx(40, 40) As Integer
Dim Gmtx(40, 40) As Integer
Dim Bmtx(40, 40) As Integer
X0 = 4
Y0 = 4
For K = 1 To 40
X = X0 + K
For L = 1 To 40
Y = Y0 + L
c = Right("000000" & Hex(Cells(Y, X).Interior.Color), 6)
R = Val("&H" & Right(c, 2))
G = Val("&H" & Mid(c, 3, 2))
B = Val("&H" & Left(c, 2))
Rmtx(K, L) = R
Gmtx(K, L) = G
Bmtx(K, L) = B
Next
Next

'//////////////ベイヤー配列セルへ数値転送///////////////
X0 = 47
Y0 = 4
For K = 1 To 40 '---列サーチ
X = X0 + K
Gflgx = K Mod 2 '---列の偶奇判定
For L = 1 To 40 '---行サーチ
Y = Y0 + L
Gflgy = L Mod 2 '---行の偶奇判定
If (Gflgx = 1) Then
If (Gflgy = 1) Then
Cells(Y, X).Value = Gmtx(K, L)
Else
Cells(Y, X).Value = Bmtx(K, L)
End If
Else
If (Gflgy = 1) Then
Cells(Y, X).Value = Rmtx(K, L)
Else
Cells(Y, X).Value = Gmtx(K, L)
End If
End If
Next
Next
-------------------------------------------------------------------

簡単に、画像からRGB各色の輝度を数値変換して、ベイヤー配列に見立てたセルに数値を記録してくれます。
ちょうどこんな感じですね♪

f0346040_00243997.jpg
次に、その数値を8bitの輝度データだと見なして下記のようなコードでモノクロデータにすると、ベイヤーRAWデータの完成です。

--------------------------------------------
'///////////////ベイヤーRAWデータ再現処理/////////////
X0 = 90
Y0 = 4
Xshift = 90 - 47 'ベイヤー配列パターンセルとのシフト量
For I = 1 To 40
X = X0 + I
For J = 1 To 40
Y = Y0 + J
W = Cells(Y, X - Xshift).Value
Cells(Y, X).Select
With Selection.Interior
.Color = RGB(W, W, W)
.Pattern = xlSolid
End With
Next
Next
------------------------------------------------------
f0346040_00315872.jpg
はい。あっという間にカラー画像を8bitベイヤー画像に変換できました。
うーん。EXCELって凄いなあ・・・・。
こんな用途に使う奇特な人は居ないと思いますが・・・・ね。

★★★以下続きます★★★

by supernova1987a | 2016-09-07 00:07 | 天体写真 | Comments(8)

晴れない夜は基本の復習①

★台風一過の秋空・・とはならず
今回の休日は曇りでした。新たなテスト撮影ができないので、基本に立ち返って色々勉強し直すことにします。
さて、ASI1600MC-COOLのノイズ特性は極めて優秀です。
・・・が、前愛機ASI174MC-COOLとどの程度違うのでしょうか。
実際の天体撮影画像で比較してみます。

条件(撮影日)が異なるので直接比較はできませんが、基本的データは次の通り

撮影月:ASI174MC-COOL:2016年5月 ASI1600MC-COOL:2016年8月
望遠鏡:VMC260L+レデューサVMC+LPS-P2 (両者共通)
冷却温度:ASI174MC-COOL:-15℃ ASI1600MC-COOL:-10℃
ゲイン:ASI174MC-COOL:300 ASI1600MC-COOL:400
露出:15秒 (両者共通)
撮影対象:亜鈴状星雲M27(両者共通)
画像処理:レベル調整のみ(ダーク減算も無し)


★ASI174MC-COOLの撮って出し(ノートリ)
f0346040_23252376.jpg
いや、これでも驚異的な写りだと思うんですよ。市街地ニワトリのたった15秒で・・・。
冷却の威力でホットピクセルはほとんど消滅しているのも特筆すべき点です。
ただ残念なことに、画面全体に見られる強烈な『横しまノイズ』と画面右下の盛大なアンプノイズが痛いですね。
また、メーカーサイトの分光特性資料から予測していたことですが、緑に対して赤の感度が低いのが分かります。

★ASI1600MC-COOLの撮って出し(ノートリ)
f0346040_23344439.jpg
対して、ASI1600MC-COOLだと撮って出しでコレです!
ホットピクセル無し・シマシマノイズ無し・アンプノイズ無しの三拍子が揃っています。画素数とかフォーマットが云々以前に基本的な性能が雲泥の差。
しかも、明らかにHα線に対する感度がASI174MC-COOLよりも(緑に対して相対的に)高く感じます。

★ASI174MC-COOLの撮って出し(トリミング)
f0346040_23391719.jpg
中央部をピクセル等倍で切り出した物です。中心星の青い色や星雲内の色の変化など良く写っていますが、ノイズが・・・。


★ASI1600MC-COOLの撮って出し(トリミング+縮小)
f0346040_23393786.jpg
ピクセルサイズが174と異なりますので画像を縮小して切り出した物です。
色特性としては、ちょうどIR改造のD5000と似たような感じでしょうか。とにかく赤い星雲が良く出ます。
変なノイズが一切無いところも素敵です。

★それでも・・・・・
このようにASI1600MC-COOLは驚異的に低ノイズなのですが、それでも淡い天体を炙り出そうとすると、嫌なシマシマノイズが出ます。
・・・というか、出ないカメラってあるのか?というのが正直なところなのですが、とにかく何か工夫がしたいところですね。
試行錯誤するための準備として、今一度ベイヤーデータについて考えてみることにします。
・・・ううむ。色んな原理の理解のため、13年ぶりにEXCELのVBAコード触ってみることにします。
ああ、丸10年以上コーディング(プログラミング)から遠ざかっていたので、もう何も覚えていないでしょうね・・・・。少しは復習しておくんだった。




by supernova1987a | 2016-09-06 01:48 | 天体写真 | Comments(2)

満天の星空目指してリベンジ③

★やはり星座は冬の優勝ですね
とにかく冬の星座は豪勢ですよね。先日のプチ遠征で薄明前に冬の星座が上ってくるのを見て、一人でテンションが上がってしまった、あぷらなーとです。
・・・というわけで、8月30日に撮影した『冬』の写真データを処理しました。

★星座の王者オリオン
f0346040_20092076.jpg
久しぶりに持ち出したポータブル赤道儀ケンコースカイメモNSにIR改造D5000+サムヤン35mmF1.4を載せてオリオン座を狙いました。

絞りF2.8・ISO1600・30秒露光の撮って出しだと、こんな感じ。
f0346040_20104527.jpg
さすがIR改造D5000+カメラ内蔵型のLPS-P2フィルタの威力で、なんだかオリオン座大星雲M42とか鮮烈に写っています。
ただ、背景色が汚いですね。また、バーナードループやエンゼルフィッシュ星雲が弱いです。

そこで、ソフトウェアビニング+16枚コンポジット+デジタル現像その他色々調整してトリミングしてみると・・・
f0346040_20135678.jpg
ああ、良い感じです♪
さすがに分子雲などを炙り出すほどのテクニックは持ち合わせていませんが、なんか天文少年だった頃に憧れた写真のイメージですね。
ベテルギウスのオレンジとリゲルの青白色もきれいに出せました。本当に久しぶりにオリオン座を撮りましたが、そらの状態が良いと楽勝ですね・・・。

★星雲の王者M42
超メジャーですが、本当に奥が深くて何度撮っても飽きないのがオリオン座大星雲M42です(私だけ??)。
今回は、自己ベストの滑らかさを出すべく、初の二段階露光に挑戦です。

撮影データは次の通り
 VMC260L+レデューサVMC(1860mmF7.1相当)+LPS-P2フィルタ
 ASI1600MC-COOL 冷却温度-15℃
 K-ASTEC改造newアトラクス+QHY5-IIMオートガイド(PHD使用)
 ゲイン:400 露光:10秒×100コマ&5秒×50コマ

さて、150コマコンポジットをしてみましょう。
f0346040_20305395.jpg
※ほぼノートリミング

さすがにASI1600MC-COOLで明るい天体を150コマコンポジットすると、ほとんどノイズ感無しになりますね。
(厳密にはガイドエラー方向【画面短辺方向】に縮緬状のノイズが残っています。)
ややシャープさに欠けますが、いつもよりフンワリと仕上げてみました。
ありきたりな描写ですが、いかにもM42っていう感じがしますね。


★ちょっと気になったことが・・・
段階露光したのに中心部が飛んでしまったのには理由があります。
実は市街地でニワトリした際にはゲイン400の15秒露光でも全然サチらなかったので、余裕見て5秒と10秒で楽勝と読んでいたのですが、なぜか10秒露光のコマの全てが中心部トンでました。??????? バックグラウンドがあると飛びにくい??いやいや、そんなバカな・・・・・。
ASI1600MC-COOL、どこまで行っても謎だらけです。ま、そこが面白いんですがね。






by supernova1987a | 2016-09-03 05:33 | 天体写真 | Comments(6)

満天の星空を求めてリベンジ②

★久々の満天の星空の下
8/30の夜の満濃池遠征では、まずD810A+シグマ20mm+スカイメモNSできれいな秋の天の川が撮れましたが、本命の機材で撮像したデータもボチボチ処理をしてみましょう。ちなみに色々と『検証ごっこ』するつもりだったのですが、いかんせん夜前半がドン曇り+一時雨という悲惨な状況だったので、VMC260Lの撮影準備が完了したのが1:40という始末。4:00の薄明まであまり時間が無いので、色々とパラメータを変えて実験している余裕がなく、とりあえず「たぶんこれが『正解』」という設定を信じて「本命の天体」を各個撃破していくことにしました。

★本日の『本命』は・・・
ずばり、「カニ」です♪
はい。おうし座の超新星残骸であるM1かに星雲ですね。
相当にメジャーな天体のハズなのですが意外と難敵です。
昨年IR改造D5000とVMC260Lで市街地からチャレンジした時には、あまりにも悲惨な写りでブログにも載せられずボツ箱行きになりました。
ちなみに、昨年撮影した かに星雲の元画像(レベルだけ調整)がこちら↓
f0346040_15443310.jpg
これは相当な枚数をコンポジットしてもなかなかまともな像になりそうにありません。

★今回の装備は
お盆の撮影時にK-ASTEC改造ニューアトラクスのオートガイドを初めて行った際、どうもガイド鏡がたわんでいるようだったので今回は
f0346040_15460925.jpg
鏡筒の『下』に取り付ける方式で行きます。いわゆる『親子亀方式』ならぬ『コバンザメ方式』ですね♪
前回のテスト運用でミニBORG50+QHY5-IIMの場合、どこに向けてもほぼガイド星が見つかる状況だったので微動装置は排除。鏡筒バンドを直接アリミゾにつけました。これで幾分ガイドエラーが緩和されることでしょう。
f0346040_16022209.jpg
★いざ撮影!
今回の主要撮影データは次の通りです。

VMC260L+レデューサVMC(1860mmF7.1相当)+LPS-P2フィルタ
ASI1600MC-COOL 冷却温度-15℃
K-ASTEC改造newアトラクス+QHY5-IIMオートガイド(PHD使用)
ゲイン:400 露光:20秒 保存形式:RAW(FITS)

準備に手こずりましたが、いざ撮影が始まると快適です。
sharpcap2.8の時には連続撮影しているように見えて、途中で勝手に止まるという不具合がしばしば発生していましたが、2.9にしてみたら嘘のように安定動作しています。バグだったのかなあ??

★撮って出し画像は
こんな感じです
f0346040_16133055.jpg
なにがなんだか分かりませんね。ええ、結構かに星雲は暗いんです。
・・・で、レベル調整するとこんな感じ。
f0346040_16142116.jpg
おおっ!これは良い感じです♪
ザラザラですが去年撮ったヤツとは雲泥の差。コンポジットすれば相当な像に化けるのは間違いありません。

★取り急ぎ最低限の画像処理を・・・
諸般の事情でまだダークファイルが撮れていないので、ステライメージのホット&クールピクセル除去フィルタで代用します。
こんなとき、ダークノイズが少ない冷却カメラは処理を妥協できるので良いですね。

では、100枚コンポジット行ってみます♪

すると・・・
f0346040_16185512.jpg
おお、まさしく『かに星雲』~。

ほんのり青い本体に纏わり付くように赤いフィラメント構造。
なんだか立体感を感じますね。
そう、こんなのが撮りたかったんですよ♪

・・・やっぱ冷却+良い空だと違いますねぇ。


by supernova1987a | 2016-09-01 05:18 | 天体写真 | Comments(11)

満天の星空を求めてリベンジ①

★ここのところ
休みの日にはたいてい曇りか月明かりでまともな星空が見られませんでした。
お盆休みも遠征したのにガスってるし・・・。
で、8月30日はGPV気象予報で『真っ黒』予報の時間帯が結構あったので、それを信じて満濃池まで遠征することに。
メイン機材はVMC260L+アトラクス+ASI1600MC-COOLですが、快晴になった場合に備えてケンコーのスカイメモNS(ああ、一体何年間眠らせていたことか??)にニコンD810A&IR改造D5000を持ち出します。
レンズはシグマの20mmF1.8(初期型)と、サムヤン(性懲りも無く)の35mmF1.4をチョイス。
f0346040_11200175.jpg
※ミザールのAR-1+アルテア15を使っていた学生時代に遠征用として買ったスカイメモNSですが、今となっては「若気のいたり」で至る所に貼りまくったニコンステッカーが『痛い』・・・・。

★早めに出立
取り急ぎセッティングを済ませて、ゆっくりと撮影に入ろうという作戦のため19時過ぎに出立。満濃池に向かいます。
なにしろスカイメモNSを触るのが本当に久しぶりなので、極軸セットできるか不安がいっぱい。
・・・というか、そもそもちゃんと動くのだろうか??
とにかく、出発時点ではそこそこの晴れ間です。ここまではGPV予報通り♪

★日頃の行いが悪いのか・・・・?
ところが、現地に着いてバタバタと三脚と赤道儀を出した途端、狙ったように雲の大群が押し寄せてきてドン曇りに!
北極星が見えないので、極軸望遠鏡もポールマスターも使い物になりません。
とりあえず、適当にセットして配線やらPCの立ち上げやら、CMOSカメラの冷却やらを行いながら北天に晴れ間が来るのを待ちます。
・・・が。
「つ、冷たっ?!!」
まさかの雨が降ってきました。
これはもうパニックです。
撤収している暇すら無いので(こういうこともあろうかと)車に積んであった大量のゴミ袋をパソコンや鏡筒やカメラにかぶせます。漏電が怖いバッテリー類はテーブルの下へ避難。

雨雲レーダーを見てみると、満濃池の上だけにポツリと雨雲が!
・・・・イジメです、これ。

・・・・ああ、最近『ポチリ病』に(自主的に)かかり過ぎたので、バチが当たったのですね?

★結局、3時間半ほどは無駄時間に
雲を眺めつつ、ポールマスターとsharpcapを交互に立ち上げてセッティングとピント合わせのどちらかをしようとするのですが、良いところで晴れ間が閉じて振り出しに・・・・というのを3時間半ほど繰り返す羽目になりました。スカイメモとアトラクスとパソコンの間を行ったり来たりしてしゃがんだり立ったり走ったりしたので、なんかもう、体力トレーニングさせられてる気分。

★日付が変わってようやく!
とうとう日付が変わって8月31日になっちゃいましたが、突然晴れ間が大きくなりました。
これは、一気に晴れ上がるパターンかも・・・・。
一気にセッティングします。
今回はスカイメモと三脚の間にK-ASTEC製の微動台座を挟んだので(本来はポラリエとか用なのでオーバーウエイト)快適。確か標準の雲台に載せていた頃は10分ほど格闘していた記憶があるのですが、1分あまりで極軸セット完了。これはもう天と地の差。もっと早く使えば良かった・・・・。
f0346040_11345391.jpg
※注:真似しないでください。重量オーバーにつき、思わぬ破損事故やガイドミスの恐れがあります。

★早速、秋の銀河を撮影してみましょう♪

ニコンD810A+シグマ20mmF1.8(絞りF2.8)ISO1600・30秒露光
スカイメモNSのノータッチガイドによる撮って出しはこんな感じです。
f0346040_11390547.jpg
良く晴れてます。透明度も(褒めるほどではありませんが)市街地とは雲泥の差。
早速、4枚コンポジットと画像処理を行ってみます。こんかいはRAW画像を読み込むためと、オートストレッチが使いたかったのでステライメージ7を使用します。

画像処理して、画質の悪い左右を切り詰めるとこんな感じです。
f0346040_11413283.jpg
おお。良い感じです♪
さすがD810A。アンドロメダ銀河からカリフォルニア星雲までとても良く写ってます。
光害カットフィルターは使っていませんが、これだけ写れば自分的には満足満足♪

さて、色々と撮影して、夜明け前には東の空に良い感じで冬の星座が上がってきました。
f0346040_11451138.jpg
※D810A+シグマ20mmF1.8(絞り2.8)ISO1600・30秒露光の一発撮り

やはり冬の星座は豪勢ですね。上ってくるとテンションが上がってしまいます。

ともかく、GW以来、本当に久しぶりにまともな星空が見られました。めでたし♪


by supernova1987a | 2016-08-31 12:07 | 天体写真 | Comments(4)

季節の先取り♪

★ようやくまともに使えるようになった新兵器

新冷却CMOSカメラ ZWOのASI1600MC-COOLですが、
ようやくまともに使えるようになりました。
今のところ、明るい天体は15秒露光の大量コンポジットのままで良いとして
暗い天体は60秒露光まで使えるように極軸とオートガイドの環境が整いました。

前回書き忘れましたが、ピント合わせに関しても、
バーティノフマスク+SharpCapでフォーカスエイドが可能なので、あっというまに完了します。
・・・高校生の頃は、自作のナイフエッジテスターをフィルム装填前の一眼レフのフィルムレールに当てて、光束を切りながら四苦八苦していたものですが、もはや、こんなネタも分かる人が少なくなってしまいましたね。
・・・とにかく、凄い時代になったものです。撮影準備が速い・速い。
f0346040_21130422.jpg
★薄明の中、早くも『例の』天体が・・・

さんかく座のM33を撮影した後、東の空に「オリオン」が上ってきました。
・・・という訳で、オリオン座大星雲M42をASI1600MC-COOLで試写してみましょう♪

望遠鏡:VMC260L+レデューサVMC
フィルタ:LPS-P2
カメラ:ASI1600MC-COOL
冷却温度:-10℃
ゲイン:400
露光:15秒×40コマ
データ:RAW(FITS)

画像処理は、ステライメージでベイヤーのままコンポジットしてビニングしたものをL画像とし
通常のコンポジットしたものとLRGB合成。
デジタル現像で中心部がつぶれないように処理します。
・・・で、今回はステライメージのマルチバンドウエーブレットで微細構造を抽出します。
f0346040_21182292.jpg
おお、なかなか良い感じです。
※ゲイン400だと30秒露光ですでに露光オーバー。トラペジウム付近が飛んでしまってました。

ちなみに「シャープさ」よりも「なめらかさ」が好き・・・という方には、ウエーブレット処理前のこちらをどうぞ。
なんか最近、こっちの路線の方が好きだったりします。
f0346040_21421857.jpeg
ともかく、やはり、明るい天体は処理が自由自在で楽ちんですね♪
(・・・というか、このレベルの天体ならIR改造D5000で十分なのですが・・・・ね。)



by supernova1987a | 2016-08-15 06:10 | 天体写真 | Comments(3)

画像処理続行

★次の撮影チャンスは・・・
梅雨は明け、夏真っ盛りですが、撮影のチャンスに恵まれません。
次のチャンスはお盆休みですかね・・・。
その際には『新兵器』ASI1600MC-COOLが活躍する予定なのですが、
(今更ながら)GWにD810Aで撮影していた『爆発銀河』M82の画像を放置していましたので
現像処理してみました。

★D810Aの「撮って出し」でのM82は・・・
VMC260Lで「爆発銀河」M82を撮影したのは今回が初めてでした。
満濃池にプチ遠征して、いつもの通り短時間露光で66枚撮影したデータが手つかずで残っていたので、今更ですが、画像処理して仕上げてみることにします。

D810Aの撮って出し画像はこんな感じです
f0346040_23510731.jpg
※ニコンD810A+ビクセンVMC260L+レデューサVMC+LPS-P2フィルタ
ISO6400・20秒露光 K-ASTEC改造Newアトラクスノータッチガイド
キャプチャーNX-Dで現像+トリミング


★66枚コンポジットすると・・・

RAWデータをキャプチャーNX-Dでアストロノイズリダクションを掛けてTIFF現像したものを
ステライメージ6.5でホットピクセル除去した後、66コマ加算平均コンポジットして仕上げると
f0346040_23572652.jpg
おお、なかなか良い感じです♪
「やっつけ仕事」で軽く処理しただけですが、この銀河、とてもカラフルで楽しいですね。

さて、お盆休みは晴れてくれますように・・・・



by supernova1987a | 2016-08-01 05:15 | 天体写真 | Comments(4)

梅雨の楽しみ

★毎日「じめじめ」ですね

この時期は、天体写真、マクロ写真ともに新作が撮れません。
このままではストレスが溜まるので、先日新調+修理した2台の自作PCの動作テストも兼ねて、GWに撮影した干潟星雲の再処理をやってみましょう。


★今回の『素材』は・・・

GWに満濃町で撮影した、いて座の干潟星雲M8です。

・望遠鏡:ビクセンVMC260L+レデューサVMC(1860mmF7.1 相当)
・フィルタ:LPS-P2フィルタ
・カメラ:ニコンD810A
・露光:ISO6400 15秒露光
・赤道儀:ビクセンnewアトラクス(K-ASTEC改造)
・ガイド:ノータッチガイド

はい。いつもの手抜き撮影ですが、この素材、なんと443枚もあります。
料理のし甲斐がありますね♪

ちなみに撮って出しだと、こんな感じです。(キャプチャーNX-DでRAW現像)
f0346040_04015868.jpg
★中心部をトリミングして30度回転すると

今回は、M8の中心部から広がる「まるで炎が立ち上るような」構造を狙います。
トリミングすると、こんな感じです。

f0346040_04052053.jpg
ああ、良く写っていますが、ザラザラですね。大気差による分散で「色ずれ」も発生しています。
これをコンポジットと各種画像処理で仕上げてみます。

★443コマを加算平均コンポジットすると

f0346040_04074412.jpg
おお! さすがに、443コマコンポジット。
完全にノイズが消えて、滑らかになりました♪

問題は、ここからです。今回はPCのリハビリも兼ねていますので、使えるソフトをフル動員でやってみます。

★画像処理、『全部盛り』で♪

ここからの処理は、下記の通りです。
①ステライメージ6.5のRGBカラー合成機能で、大気の分散による色ずれを補正
②ステライメージ6.5のデジタル現像で、階調補正
③いったんL画像とRGB画像に分離
④L画像を2枚に複製
⑤一方のL画像にステライメージ6.5の最大エントロピー画像復元を3段階で実行
⑥他方のL画像にはステライメージ6.5のマルチバンドウエーブレット処理を実行
⑦ノイズ軽減と恒星の引き締めのため、ステライメージ6.5のスターシャープフィルタを実行
⑧スターシャープの弊害で発生する輝点ノイズをホットピクセル除去機能で削除
⑨⑤と⑥を加算平均コンポジットした後、アンシャープマスク処理
⑩L画像とRGB画像をLRGB再合成
⑪ステライメージ6.5のレベル調整をカラーチャンネルごとに実行
⑫できあがった画像をTIFF変換
⑬キャプチャーNX2でブラックポイントとカラーポイントの部分修正
⑭シルキーピクス7でHDR処理+ノイズ低減処理+シャープ処理
⑮シルキーピクス7でフィルムテイスト(今回はコダクローム調)を実行
⑯完成♪

・・・・なんだか、遊んでますが、今回はコレで良しとします。
すると、

f0346040_04202364.jpg
おお、とても良い感じです♪
火山の火口から立ち上る火焔のような複雑な構造が、描写できました。

・・・やっぱり、干潟星雲は面白い。
オリオン座大星雲よりも「料理」しがいがあるかも、ですね。

★梅雨時と言えば・・・

毎日ジメジメで、一向に晴れ間が見えないこの時期ですが、
天文マニアの間では、恐ろしい『病気』である『ポチリヌス菌』ってヤツが猛威を振るうらしいですね。

ええと・・・
ZWOのマイクロフォーサーズ冷却CMOSカメラ「ASI-1600MC-COOL」を、ですね。
その・・・・・。


by supernova1987a | 2016-06-28 04:33 | 天体写真 | Comments(0)

今更ながら、デジカメの驚異

★意外な盲点

しばらく封印していた天体観測を復活させて約2年が経過しました。
これまで、ビクセンのVMC260Lや笠井のカプリやトミーのBORGなどを使った『ややマニアックな』天体写真ばかり撮影&処理してきました。
IR改造したD5000やD810Aや冷却CMOSカメラなどを使いながら、多数枚コンポジットなどの威力を思い知った訳ですが、ふと、原点に立ち返ってみようかなあ・・・などと。

いえ、別にたいしたことではないんですが、GWに撮りためていた写真のうち、イーブンオッド法でコンポジットするために固定撮影で連写していた多くの写真データを眺めていて、思ったわけです。

『お気軽一発撮りの写真って、デジタル現像処理でどこまで綺麗になるんだろうか??』

と・・・。


★まずは一発撮りの『撮って出し』

5/1~5/2にかけて満濃まで出かけた割には、どうもモヤモヤした空で、光害の影響もモロに受けていたため、肉眼では天の川が「うっすら」見える程度の空でした。この条件ではガイド撮影しても『真っ白け』にトンでしまうだけだろうと判断し、D610はガイド撮影せず、三脚に載せてひたすら固定撮影の連写し、比較明合成(ORイーブンオッド)用の素材を撮りためておくことにしました。

さて、D610にシグマの20mmF1.8を付けて、絞り開放F1.8・ISO800・15秒露光したものを『撮って出し』してみると・・・・
f0346040_03052878.jpg
フィルムカメラと異なり、低照度相反則不軌が無いデジカメですから、肉眼よりは明るく写ります。
とはいえ、条件が悪いので・・・まあ、こんなものですね。


★この写真を、コンポジットは『無し』で、全力現像してみると

まず、RAWファイルをキャプチャーNX-Dに通して、下ごしらえします。

 ①ホワイトバランスは光害の影響を低減するために蛍光灯に
 ②露出補正機能で1EV増感
 ③アストロノイズリダクションでホットピクセルを除去
 ④TIFFデータで書き出し

次に、TIFFファイルをステライメージで読み込み、以下の処で仕上げます。

 ①2×2のソフトウェアビニング
 ②レベル修正
 ③デジタル現像
 ④画像を複製してL画像とRGB画像に分割
 ⑤L画像にトーン修正とホットピクセル&クールピクセル除去処理
 ⑥L画像に周辺減光補正を軽めに
 ⑦LRGB再合成
 ⑧Labカラー調整処理
 ⑨水平が狂っていたので少しトリミング

すると・・・・・
f0346040_03144219.jpg
うわあ!
コンポジット無しでも、真面目に現像するだけで、
こ、こんなに良くなるのかっ!
自分で処理しておきながら、なんだか狐に化かされたような気分。

いや、これ、フィルム時代なら、満濃のベストコンディションの空であっても、赤道儀で15分とかガイド撮影しないと無理だった・・・はず。
こんなん、反則や~。

・・・ということは、適当にノータッチガイドした20秒露光のコマをコンポジットして画像処理したら?!・・・ごくり。
あーあ、スカイメモでも良いからガイド撮影しておくんだった・・・。
空の状態見て、てっきり「綺麗な星野写真は無理」と決めつけていた、という痛恨のミス。

いつか天体写真を撮ってみたいと思っている皆さん、
上記のような天の川の写真で良ければ、望遠鏡も赤道儀も天体改造カメラも要りません。

今回、あぷらなーとがやったように、
 ・普通の三脚に、広角レンズ付けた一眼レフ載せて
 ・レンズの絞り開放で
 ・感度はISO800~3200程度にして
 ・10~20秒シャッターを開けて
それだけで、すんごい天の川、きっと写っちゃいますから。

※あ、でも難しいのは撮影した後の現像処理の方なんですけどね・・・。


by supernova1987a | 2016-06-07 03:40 | 天体写真 | Comments(2)

干潟星雲再処理

★実は、PCの調子が色々悪いのですが・・・

約6年間使ってきた望遠鏡制御用のノートPC(ONKYO製のMX1007A4というレアなヤツ・・・)の調子が悪いです。
毎回、電源を切るたびに毎回内部のCMOSデータが飛びます
まあ、これまでの経験上、メモリ保持用のキャパシターとかではなく『乾電池』が入っていて、寿命を迎えたのではないかと予測。
ネットでググッてみたものの、マイナー機種すぎて1件の情報もなし。これは自力で分解調査しないとダメですねぇ。
・・・でもノートPCの分解は結構苦手だしなぁ・・・・。
もし上手くいったら記事にでもしましょうかね。

画像処理用の自作デスクトップPCも挙動が変です。
突然BIOSが飛んだり、突然マウスとキーボードを認識しなくなったり、突然グラボがバグったり、。ひどいときには画像処理中に電源が落ちる始末・・・。
いつのまにかHDDもSSDも満杯が近いことですし、4年近く『酷使』してきたマシンなのでデータが壊れないうちにパーツ交換か作り直しだな、こりゃ・・・・。

★気を取り直して・・・

5/2にD810AとVMC260Lで撮影した射手座の干潟星雲M8が(スケアリング不良で片ボケしたものの)なかなか良い出来だったので、もう一度画像処理をしてみました。

再処理の方針は・・・
 ①トリミング率を下げて周辺部を出す。
 ②400コマもデータがあるのでウェーブレット処理などで解像度を上げる
 ③シルキーピクスで好みの色調を探して遊ぶ
といったところです。

うん。これは有意義な試みだ・・・と言いつつ、机の上には、買ってきたばかりの3TBのHDD2個と256MBと128MBのSSDと64bitのWindows10とコイン電池積み上がっていて、「それ、現実逃避でしょ?」などとプレッシャーをかけてきます(笑)。

はい。単に現実逃避です!

さて、D810Aで撮影した400コマのデータをNX-Dで現像してJPEGにしたものを
ステライメージで加算コンポジット+デジタル現像
ここまでは、前回やりました。

・・・で、中心部だけトリミングしてこんな感じ↓でした。
f0346040_01042199.jpg
今回は、これを一度モノクロデータに直して2×2ビニング処理したものをレジスタックスにかけてみます。
さすがに400コマコンポジットをさらにビニングですから、ほとんどランダムノイズが少なく。良い感じでウェーブレットが走ります。
ちなみにウェーブレットでは恒星の描写が『変』になりがちなので、今回は真面目にマスク処理しました。
できあがったL画像を元のカラー画像でLRGB再合成して、周辺減光補正を掛けた後、シルキーピクスに回して微調整。

すると!
f0346040_00202318.jpg

おお!とても良い感じです♪

拡大率が低いこともありますが、かなりシャープになりました。
ちなみに、ピクセル等倍で見てみると・・・
f0346040_00022846.jpg
なんだか、星の揺りかごというよりも、火山の火口か地獄の釜みたいですね。
うーむ。やっぱりD810Aってスゴイですね。・・・トリミングしてもビニングしても全然使える♪

あとデータの重さだけ何とかなれば・・・・。
あ、はやくPCをなんとかしなきゃ・・・。



by supernova1987a | 2016-05-17 00:19 | 天体写真 | Comments(0)


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