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あぷらなーとの写真ブログ
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カテゴリ:機材( 73 )

新兵器(小物?)到着♪

★我ら昭和生まれの天文少年達は・・・

銀塩カメラが全盛の頃、撮影したフィルムはこんな感じで大切に分類保管してませんでした?
f0346040_02332770.jpg
ネガもポジもスリーブ仕上げで、通し番号を振ってフィルムボックスにデータシートと一緒に保管
2003年頃まであぷらなーとの主力機だったニコンF100は、まるでデジカメのように撮影データを本体が記憶していて、PCに吐き出すことが可能だったのですよー。
・・・・で、作品の選定のためには
f0346040_02353190.jpg
こんなアイテム=「ライトボックス」を使って・・・
f0346040_02362599.jpg
透過光で出来映えチェック♪
透過光で見るポジはキレイだったなぁ(遠い目)。いまだに「最も感動的な写真は、ライトボックスで見るポジフィルムだっ」と信じているくらい。
そう言えば、ネガチェック用のルーペの代わりにアストロ光学のエルフレ32mmアイピースを愛用してたっけ・・・。

さて、当時は大型のライトボックス(光源は蛍光灯)を買えずじまいで、先ほどのコンパクトタイプでガマンしてたのですが・・・・



★今ならLED型が安く出てるんじゃないか?

ふと思い立ってアマゾンに行ってみると・・・・・・・・・
ライトボックスではないですが、まるで同じようなアイテムが「トレース台」という名前になって流通しているじゃないですかー。
・・・で、なんなんだ?その「トレース台」とやらは??
ふむふむ。漫画なんかの原画を写し取るときに下から光をあてて透かす道具なのかぁ。
でもこれ、昔で言うライトボックスそのものですよねえ。

・・・で、お値段は・・・・と

・・・えっ!?
え、A3サイズの『巨大な』ヤツが・・・よ、4980円ですと?
・・・安っ!!
思わず何度も目をこすってしまいました。

昔はライトボックスと言えば、たしかB4サイズでも数万円以上していたと思うんだけど・・・・。



★ふと気づくと・・・
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MRedoxe トレース台 A3 サイズ LED 薄型 トレビュアー」なる謎の物体がお家にやってきました(笑)

f0346040_02543766.jpg
ACアダプタを接続して、タッチ式の電源ボタンを押すと・・・

f0346040_02561532.jpg
光りました!

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予想以上に結構均一な配光。しかも明るさが3段階に変えられる♪

・・・これで、4980円・・・か。
恐ろしい時代になったものですなぁ。

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おおーこれでポジフィルムの袋を折りたたまなくても一度に全コマチェックできるぞ♪



★・・・てな目的でポチったの「ではなく」て

なぜA3型なんて巨大やヤツをポチったかというと・・・


・・・ででん!!

f0346040_02593673.jpg
なんとコレ、VMC260Lの鏡筒キャップサイズとピッタリなんですねぇ。

先日の(今更ながらの)「人生初フラット撮影」では、
f0346040_03025812.jpg
こんな感じでホワイト表示させたPCモニタをティッシュ越しに撮影させてたんだけど、たぶん視野角の問題であまり質の高くないフラットデータになっていると思う。しかもPCモニタは動かしにくいので、VMC260Lのフラット光源としては不便。

そこで、この「A3トレース台」をVMC260用のフラットパネルとして転用すれば・・・・!!

・・・まあ、もしもこれが失敗しても大丈夫。
そのときはまた別の手段を考えるとして、このトレース台は別な人生を歩んでもらうことにしよう・・・・。

ええと・・・

まずは、昔の写真を整理するときのライトボックスとして使えるでしょ?
ブログにアヤしいパーツを載せる時のブツ撮り用光源としても使えるでしょ?
あ、人物撮影時の(自分で光る)レフ板(?)としても使えそうだぞ?

すみません。

ウダウダ言わずに早々にフラット撮影テストします。はい。
(どうせ台風の接近で天体写真撮れないし・・・・)



by supernova1987a | 2017-09-15 03:29 | 機材 | Comments(10)

最近の疑問解決の糸口

★基本的にズボラなあぷらなーとは

お恥ずかしながら、元理系とは思えないほど「面倒くさがり屋」なあぷらなーとは、大抵の撮影で短時間露光・多数枚コンポジットばかり多用しています。
理由は簡単で、
「PHDでオートガイドしても上手く決まらなかったり」
「ポールマスターを使って精密に極軸を合わせたつもりが裏目に出たり」
するからです。

上記の原因は、研究熱心な諸氏のレポートを拝見するとおおよそ見当が付きます。
たいていの場合

 ①撮影鏡がたわんでいる
 ②ガイド鏡がたわんでいる

といったところでしょうか。

・・・そして最終的に行き着くところは(長焦点のガイドなら)「オフアキシスガイダー」なのでしょうが・・・



★「ツインBORG実験」にはもう一つ目論見が・・・

先日の「ツインBORG」によるM31のLRGB撮影テストですが

実はこれには『裏の目的』がありまして・・・それはズバリ

 「赤道儀に同架している複数の鏡筒は
  各々バラバラに動いているんじゃ?」

という疑惑を確かめる事でした。

そこで、D810Aを接続したBORG89EDを『撮影鏡』に見立て、ASI1600を接続したBORG60EDを『ガイド鏡』に見立てて、各々の挙動をチェックしてみました。

2本のBORG60EDは、普段使っているガイドマウントを介してプレートに接続しました。鏡筒バンドを用いずに鏡筒の台座にアリガタを固定しているので「たわみ」や「ズレ」も見やすいかと・・・・。

さて、アトラクスに同架して同時に撮影した3本の鏡筒は、果たして同じような追尾エラーを起こすのでしょうか??



★鏡筒①「BORG89ED+D810A」の場合

約1時間強の間の追尾エラーを見るため、30秒露光の画像140コマを位置合わせ無しで比較明コンポジットしてみると・・・・

f0346040_16151016.jpg
これでほぼピクセル等倍ですが、盛大に流れていますね。ちょうど上下方向の往復運動がアトラクスのピリオディックモーションですので、普通なら「ああ極軸がズレたかー」と判断するところですが、よく見ると左右端でガタンと上下に動いてますね。これがアトラクスの挙動なら大問題です。(改造前のアトラクスはDCモーター制御だったので頻繁に発生していましたが、改造後はステッピングモーターで、しかも1点アライメントなので奇妙です。)


★鏡筒②「BORG60ED+ASI1600MC-COOL」の場合

これも約1時間強の間の追尾エラーを見たものです。ただし、途中で撮像を止めた時間があるため、D810Aの画像より少ない120コマ分ですが、撮影開始と終了の時刻はほぼ同じです。

f0346040_16455015.jpg
画角はほぼ同じですが、画素数が(D810Aとは)異なるのでリサイズしています。
むむむ。ビクセンのガイドマウントを介して同架したこちらは、上下方向の系統的エラーが出ていませんねぇ。
BORG89ED+D810Aとは全く異なる挙動!
ある程度予想はしていたものの、「こんなに激しい」とはビックリ・・・。



★鏡筒③「BORG60ED+ASI1600MM-COOL」の場合

これも約1時間強の間の追尾エラーを見たものです。条件は上のMCの画像と同じです。
f0346040_16271156.jpg
な、なんじゃコレ!?
今度はBORG89ED+D810Aと全く違う方向に流れちゃったよ!?
しかもBORG60ED+MCの場合の流れとも全く違うし・・・

ええ~同じ鏡筒でもこんなに差が出るものなの??

そういえば、確かにMMの方はアリガタもガイドマウントも『安いヤツ』で、MCの方は『高いヤツ』を介して接続しましたが、たぶんその影響でしょうかねえ。



★ざっくりと『考察ごっこ』

これまで想像はしていたものの、きっちりとテストはしていなかったのですが、今回、同時撮影してみてはっきりしました。
これまで「極軸の設定誤差だ~」と思っていたり、「オートガイドの挙動がおかしい」とか思っていたのは、全て『見当違い』である可能性が濃厚です。

撮影時刻データを元にそれぞれの鏡筒による追尾エラーの大局を見てみると、

f0346040_17110559.jpg
上の画像はザックリ言って上が東で下が西、撮影したAM3:00~4:00の時刻の各鏡筒の向きを考えると、テレスコープイースト(鏡筒が子午線の東側)状態ですから・・・・

f0346040_17393608.jpg
・・・とまあ、こんな感じでしょうかねぇ。

そう言えば、当夜はたしかBORG89EDの仕様の関係で単独では前後バランスが取れなかったので、苦肉の策としてBORG60EDを思い切り「前進」させてトータルで赤緯バランスを取ったんでした。



★逆用する手もありか?

 まあ、「各鏡筒のバランスはしっかりと合わせなさい」ってことですが、今回の画像データは、さらに色々と遊べそうです。

 そもそも、対象に位置合わせしたコンポジットした際に、撮像素子に起因する背景ノイズがガイドエラー方向に流れて見えるのが『縮緬ノイズ』の原因でした。
全てのノイズが一方方向に流れるために、視覚的に『ランダムでは無く構造的なもの』が認識される(エントロピーが下がって見える)のが問題なのですが、今回の3機種は、たまたま流れ方が三方向に分散しているので、これをコンポジットすれば『縮緬ノイズ』が軽減されて見えるかも・・・・・。

 ・・・いえ、もちろん「ガイ鏡を強固に固定するなり、死蔵しているオフアキを蔵出しするなりして精密ガイド+ディザリング」が正解なのは分かっていますが・・・ね。(まあそれ以前に、未だにフラットを撮影した経験が皆無ってどうなの、ていう・・・・。)

-----------------------------------
 P.S.
 ふと、天体にハマっていた中学・高校時代を思い出しました。

①ノータッチガイドできると信じて、赤道儀+モータードライブ購入
ピリオディックモーションに打ちのめされてガイド鏡+ガイドアイピース購入
 『親子亀』方式で半自動ガイド(追尾エラーを目視で手動修正)を始める
③なかなかガイド星が見つからなくてストレスが溜まる
プレートとガイドマウントを購入して、ガイド鏡を並列同架
ガイドマウントのタワミで状況悪化して半泣き
⑥短時間露光で逃げるためレデューサ購入
強烈なゴーストと猛烈な周辺減光で使い物にならず半泣き
⑧シンプルな『親子亀』に戻し、レデューサも捨てて『気合い』でなんとかする

 まあ、一軸モーターの半自動ガイドで1500mmの直焦点やるってのが無茶だったわけですが、元気だったなぁ、あの頃は・・・。
 だってねえ、15分とか30分とかの露光時間中ずっとガイドアイピースを監視して赤経のズレをコントローラでポチポチ修正しつつ、赤緯方向のズレは赤緯微動ハンドルを人力で一定速度で回し続けて・・・・・現像が上がってきたら何も写ってなかったりとか、今のあぷらなーとには無理。


by supernova1987a | 2017-08-29 07:42 | 機材 | Comments(8)

フィルタ径とケラレについて『考察ごっこ』してみる

★せっかくの五連休だというのに
久しぶりに天体撮影に復帰するつもりで楽しみにしていたお盆休みですが、
「ペルセ群をやっつけて、天文復帰だ~」
と画策して色々やっていたのに、ドン曇りで玉砕。
仕方が無いので、気になりつつも後回しにしていた「考察ごっこ」をしてみました。


★「LRGB同時露光用ビームスプリッタ装置」で気になることが

アマチュア天文界では世界初(?)の自作「ビームスプリッタ装置」は、我ながら画期的なパーツだと思ってはいるのですが・・・
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いかんせんバックフォーカスが長くて、マイクロフォーサーズのASI1600シリーズを使うとしても、スプリッタの開口部の直径やフィルタ径などが『大丈夫』なのか(ケラレないか)、ずっとモヤモヤしていました。

一応、これまでの数少ないテスト撮影の結果では、不具合無く撮影できてはいるのですが、今後「ナロー方面」に進撃するにあたって、スプリッタの口径やフィルター系が『大丈夫』なのか、とても心配。

先達の方からは、「F4よりも明るい場合は31.7mm径のフィルタでも大丈夫」などの情報をいただいてはいたものの、なんだか不安が募ります。

※8/14追記:上の行、ミスタイプですので訂正しました。

先達の方からは、「F4よりも暗い場合は31.7mm径のフィルタでも大丈夫」などの情報をいただいてはいたものの、なんだか不安が募ります。


★・・・で、久々の『考察ごっこ』行ってみます!!

あくまで考察『ごっこ』なので、超簡単なモデルの下で考えてみると・・・・

f0346040_01485872.jpg
※対物レンズは「無収差の単レンズ」と仮定
 対物レンズの口径をD(mm)
 撮像素子の対角長をd(mm)
 対物レンズの焦点距離をfl(mm)
 フィルタ(もしくはスプリッタの開口部)径をx(mm)
 フィルタから撮像素子までの間隔をr(mm)
として、上の図のように作図をしてみると、最低限必要なフィルタ径が求まりそうです。
単純なモデルなので、光線追跡はもちろんのこと三角関数すら必要なく、直角三角形の相似比のみで計算可能です。

一応、解いた過程も上の図にメモしてますが、(計算ミスしてなければ)

 <必要なフィルタ径は>

 x=r*(D-d)/fl + d

という単純な数式で表せることが分かりました。


★あとはEXCELくんに丸投げ♪

ビームスプリッタの開口部はTネジなので、約40mm強の口径しかありません。
また、ビームスプリッタの開口部から撮像素子までの距離は実測で約130mmもあります。
まずは、これでケラレが出ないかEXCELくんに計算させててみましょう。

f0346040_02055054.jpg
わー!
ギリギリでセーフですね♪
危ない危ない!

では、撮像素子と開口部(ORフィルタ位置)までの間隔ごとに必要な口径を色々と計算してみると・・・

f0346040_02080735.jpg
なるほどなるほどー
つまり、VMC260L+RDの場合、31.7mmの小さなフィルタでも
撮像素子から78.5mm以内に配置すればケラレが出ないという訳かぁ・・・。
結構楽勝ですねぇ。

これなら、小型のフィルターホイールをかませても、なんとかなりそうです。



★手持ちの主要望遠鏡を全て計算してみる

とりあえずVMC260Lとビームスプリッタの組み合わせの件は理解できたので
ついでにR200SSとかカプリ102EDとか、色んな手持ち望遠鏡について、31.7mm径のフィルタを用いてケラレ無く撮影するための(フィルタから撮像素子までの)限界間隔を片っ端から計算してみました。

使用したモデルは先述の通りの単純なもので、想定した撮像素子はASI1600シリーズです。

f0346040_02180133.jpg
・・・・ふむふむ。

定性的には

 ①口径が大きくなるほど条件が厳しくなる
 ②F値が小さくなるほど条件が厳しくなる
 ③そのうち、主に効いてくるのはF値の方

ってとこですね。

ああ、すっきり♪


★ん?・・・強烈なデジャブが・・・

 この『問題』を解いていて、「強烈なデジャブ」に襲われたので記憶をたどってみると、コレ、『本業』で小学生に教えている理科の「日食が起こる条件」を求めさせる問題と似ていることに気づきました。

 対物レンズ→太陽
 フィルタ→月
 太陽と地球の距離→焦点距離
 月と地球の距離→フィルタからのバックフォーカス
 地球上に生じる本影幅→撮像素子の対角長
 で、光が当たる部分と影の部分を反転!

とすれば、全く同じ解き方(小6の算数)に!!

うーむ。この問題を教えたことがなければ、三角関数と直線の式を用いて複雑な計算して泥沼にハマるところだった~(笑)。危ない危ない。


★★★お約束★★★
『考察ごっこ』はあくまで素人による「お遊び」です。
仮定の間違いや計算ミスがあるかもしれませんので、
結果は鵜呑みになさらぬよう、お気を付けください。







by supernova1987a | 2017-08-14 02:38 | 機材 | Comments(11)

『お仕事用』のプリンタが欲しかったので

開催が迫ってきた『本業』がらみの「実験教室」の資料作りのため、最近はミルククラウンの写真しか撮ってません(泣)
この1ヶ月で・・・・ええと・・・冷却CMOSカメラとデジタル一眼を合わせると、20万コマ以上は撮影したかと・・・・。
天文復帰への道はなかなか険しそうです。

・・・さて
★プリンタのインク代って辛くないですか?

 学生時代に愛用していたインクリボン熱転写式のカラープリンタ エプソンAP850 から始まって、B4インクジェット式のエプソンPM2000とか、マイクロドライ式のアルプスMD2300 とか、思えば色々とプリンタには手を出してきたのですが、近年は10年ほど前に購入したA3ノビサイズのインクジェット キャノンip9910ばかり使ってました。

 この機種、画質の良さはもちろんのこと、10年間でいまだ故障知らずということも驚異的な良いプリンタではあるのですが、いかんせんインク代が馬鹿になりません。純正インクなら1000円前後の(いわゆる7e式の)インクカートリッジが8本も必要な上に、定期的に(メンテナンスのために)インク吐出しているような気配もあって、頻繁にインクが無くなっちゃいます。
 さらにいけないことには、黒インクのカートリッジも他の色と同じ(小容量の)タイプなので、書類系の印刷させるとあっという間にインクが空になります。・・・ええ、この機種で書類印刷するのがナンセンスだというのは分かっちゃいるんですが、そろそろ、なんとかしようかと・・・。

★書類や資料の印刷に特化した機種として・・・

 最近のプリンタのスペックには疎いのですが、数年前に海外のみで発売されていて、驚異的なランニングコストを誇るプリンタがいつの間にか日本でも販売されていることを知りました。
 なんでも、プリンタ本体に巨大なインクタンクが内蔵されていて、そこにドボドボとインクを注いで満タンにしておけば、1年間くらいインク補充が必要ないんだとか!!

 従来のコンシューマ向けプリンタビジネス(本体を安く売って、インクで利益を出す)モデルを完全に無視したとも言えるこのプリンタ、原理的に写真の印刷には向かないとか印刷速度がとても遅いとか、色んな声も聞こえてきますが、たぶんそれらを差し引いてもおつりが来るくらいインク代が安そう。


という訳で・・・

・・・ででん!
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・・・PC量販店の店頭で、ウンウン悩んだ末に購入しちゃいました。



★新兵器の名は、エプソンEP-M570T


 PC量販店の店頭販売で4万円弱のお値段でした。
・・・・が、これ、実は『爆安』です!!

 インクカートリッジの代わりに、インク「ボトル」が付いてくるのですが・・・
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・・・で、でかいっ!!
隣に置いた7eカートリッジが小さく見えます。

・・・で、これを本体横のインク補充扉を開けて
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・・・・『給油口』のフタを開けてドボドボと燃料注入♪

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ボトル1本で、『給油口』下に見える残量窓(目視用!)がフルになります。(正確には少し余る)

・・・これで、メーカー公称値によれば
1回の『給油』で
「A4カラー書類が約7500ページ」(!!)
も印刷できるそうで・・・・・。

純正のインクボトル(この機種用の専用インク名は『ハサミ』と言うらしい。すごいネーミング♪)1本が約900円ですので、そこから単純計算すると、

(900円×4色)÷7500ページ
A4カラー書類1枚印刷するコスト
=0.48円っ!?

しかも(・・・・実は製品を開封してビックリしたのですが)

この純正インクボトルなんですが・・・・

f0346040_02174816.jpg
この4色インクボトルが・・・
まさかの「2セット」も同封されてるんです!

なんとか~!!
(讃岐弁で「な、何だと!?」の意)

えっ?

っていうことは、同包されたインクだけで、A4カラー書類が(メーカー公称値で)・・・い、1万5千枚も印刷できちゃうじゃないですか!

しかも

期間限定で5000円キャッシュバックだと?!

あの・・・これ、ちゃんと商売になってるんでしょうか・・・?
なってるんだとしたら、今までの馬鹿高いインク代って、何だったの???


★★ご注意★★
あくまでこの機種は、コスト重視のカラー書類印刷用プリンタです。
印刷速度や写真印刷の画質などに言及するのは『筋違い』かと思われます。

by supernova1987a | 2017-07-24 02:34 | 機材 | Comments(6)

「激安中華ストロボ」で多灯ライティングする試み

★何度か痛い目にあったのに・・・

 望遠鏡の結露防止用に用いる目的で購入したカイロ用木炭が『爆発』したり

生徒実験用のスタンドが、『ゴミレベル』の梱包で届いたり

どうも最近、『はずれクジ』を引くことが多い『激安中華グッズ』なのですが、
性懲りも無く、またポチってしまいました。
梅雨時は、これ(ポチリヌス菌)が怖いんですよねぇ。

★今回のポチりテーマは「多灯ライティング」

マクロ撮影やブツ撮りをするときに、デジカメの内蔵フラッシュ一発では汚い影が出て使い物にならないので、たいていは2台以上のストロボをリモート制御して「多灯ライティング」します。

例えば、あぷらなーとの手持ち機材で「2灯ライティング」するなら、

 ①ニコン ワイヤレススピードライトコマンダー SU-800
 ②ニコン スピードライト SB900
 ③ニコン スピードライト SB600

を下記のように配置して、

f0346040_23534497.jpg
ストロボをそれぞれAグループとBグループに分けて設定して・・・

f0346040_23572050.jpg
 ※SB900を1CHのB群に割り当てた様子

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 ※SB600を1CHのAグループに割り当てた様子


コマンダーSU800でそれぞれの光量比を設定して・・・

f0346040_23554942.jpg
 ※同期チャンネルを1CHに一致させ、ストロボAとストロボBの光量比を1:2に設定した様子

カメラ側でシャッターを切ると、良い感じで光が回ります。

f0346040_23594159.jpg
 ※上記の設定で撮影した画像(動作が分かりやすいように、ワザと影を残してます)
 ※カメラ:ニコンD300 レンズ:ニコンマイクロ60mm F22 1/250秒
 ※ストロボ:ニコンSB900+SB600

ところが、コレ、結構なお値段がする組み合わせでして・・・
定価だと

 ニコンSU-800 43,200円
 ニコンSB900 70,200円
 ニコンSB600  37,800円

という有様で、カメラとレンズ以外の出費が15万円を超えちゃいます(涙)
こうなると、さすがにもう一セット組み上げるのは苦しい・・・。

★激安中華グッズで同等の効果を狙う

 こんなとき頼みの綱は、『激安中華グッズ』ですよねぇ。

・・・というわけで、組んでみた。

 思案の末、採用したストロボは・・・・

NEEWERのTT560
f0346040_00113727.jpg

 これ、とても立派な外観の割には・・・・

お、お値段が・・・・・ま、まさかの

2個セットで
5,699円!!

一応、内蔵ストロボの可視光をカットして赤外線に変換する装置(ニコンSG-31R)が必要なので、そこに1404円かかりますが、
それでも・・・

 ★ニコン純正システム
  151,200円
 ★中華ストロボ利用システム
   7,103円

と、実に21分の1の出費で済んでしまいます。

・・・・ここまで来ると、もう頭がクラクラするほどの激安ぶりですね。

★実際にシステムを組んでみる

NEEWERのTT560ツインシステムを組み上げるとこんな感じです。

f0346040_00202359.jpg
★もちろん、色々なコツが必要ではあります

無論、そんなにオイシイ話はそうそう無いわけで、安いには安いなりの理由があります。
実はこの中華ストロボTT560は「完全マニュアル仕様」なのです。
要するに、ストロボの照射量を自動で調整する類いの機能は「全く」ありません。

若い人には難しいかもしれませんが、昔から写真を趣味にしているオッサンであれば、たぶん楽勝で使えます。


★ノスタルジーを感じつつ・・・・

 あぷらなーとが、一眼レフなるものにもっとも傾倒していたのは、中学~高校の頃でした。
その頃、手持ちのカメラはニコンFG20という初心者用の安い一眼レフのみでしたが、(買えもしないのに)主要メーカーの一眼レフのカタログは全て入手していて、その仕様は全て丸暗記している始末でした。

 あの頃のニコンのストロボ(ニコン用語では『スピードライト』が正しいですが)の制御方式には4パターンありまして、エライ順に・・・

 ①TTL自動調光(F3・FA・FE2・FGなどに実装)
  →露光中にフィルム表面に反射したストロボの光をセンサーで測って明るさを調整する
   フィルターや絞り値を変えても、自動的にストロボの明るさを合わせてくれる素晴らしい機能
 ②絞り連動自動調光(EMとFG20のみに実装)
  →外部自動調光(いわゆる外光オート)する際に、カメラがレンズのF値をストロボに自動転送し演算に加味する
   使用できる絞りの候補が格段に多くなる画期的機能
 ③外部自動調光(機種依存が無くすべてのカメラで使用可能)
  →ストロボが被写体から反射した光を専用の受光窓で捉えて、照射量を調整する
   たいていは、使用できるF値が1~2種類に限定されていしまう。
 ④マニュアル調光(機種依存が無くすべてのカメラで使用可能)
  →ストロボはある決まった光量で発光するだけで、明るさの自動調整は一切行わない

ちなみに、現在のストロボは上記の①よりもさらに高度な調光技術が実装されています。

さて、TT560は上記の④なわけですのでこのご時世では考えられないほど古典的な仕様だと言えます。


★マニュアル調光のやり方

 ベテランカメラマンの方には常識でしょうが、最近では失われつつある『文化』だと危惧されているので(笑)、念のために記載しておくと

 L:ストロボから被写体までの距離(m)
 F:レンズの絞り値
 GN:ストロボのガイドナンバー

とするとき、適正な明るさを得るための公式は

 L = GN / F

です。
たとえば、ISO100でガイドナンバーが22のストロボを用いて、撮影距離が2mの被写体を撮るなら
レンズの絞りを11にすれば良い、などと計算してから撮影するわけですね♪

逆に、撮影距離2mの時に、どうしてもF5.6で撮影したければ、ストロボのガイドナンバーが11になるように光量を下げてやれば良いわけです。
ところが、オート頼りのたいていのストロボには光量を手動で調整する機能が省かれていることが多くて、難儀したものです。

さて、TT560の機能はどうでしょう?

f0346040_00550737.jpg
背面をみれば分かりますが、
なんと光量をMAXから1/128まで8段階に調整できるのです!!
しかも操作が(+-ボタンを押すだけという)分かりやすくて素晴らしい♪

ちなみにフル発光でガイドナンバーが公称38ですので、もし理論値通りの仕様だと仮定すると、
ガイドナンバーは
38-27-19-13-9.5-6.7-4.8-3.4
の中から選択できることになります。


★リモートライティングの機能は??

最近のストロボは赤外線通信機能が実装されていて、カメラ側(もしくはマスターライト側)から離れたところに設置してても自動的に同期発光が可能です。しかし、TT560にはこのような機能は一切ありません。

ところが!!
その代わりに「スレーブ機能」が実装されています。

背面パネルの「モード切替スイッチ」をよく見てみると

「M」「S1」「S2」の3つのモードがあることが分かります。
英文による簡易マニュアルが付いているので、それを意訳すると

 Mモード:マスタースレーブモード(通常の発光)
 S1モード:スレーブモード1(マスターライトが1回光るとそれに同期して光る)
 S2モード:スレーブモード2(マスターライトが2回光ると、2回目に同期して光る)

一瞬「S2」の意味が分かりづらいですが、実はこれこそがこのストロボの『真骨頂』でして、クラシカルな機種のくせに、実に『今風』なのです。昔なら、シャッターを切ると同時にストロボも一回光るのが常識でした。ところが、最近のストロボは「明るさの調整等のため、事前に1回予備発光」する機種が多いんですね。つまりマスターライトが光ったとしてもそれはあくまで「プリ発光」であって、スレーブ側はそれに同期しちゃ「フライング」になるのでダメなんです。
ところが、TT560のS2モードは「1回目の光を無視して2回目の光に同期して光る」という、実に賢いモードな訳です。
これには思わず唸ってしまいました。

なら、話は単純です!

カメラ側に内蔵されているストロボをIRフィルタで隠して、赤外線のみが当たるようにすれば(人の目には映りませんが)プレ発光は無視して本発光のタイミングでTT560が光ってくれるハズです。

★高価なリモート装置は一切不要!

こうなると、TT560で多ライティングする際には、赤外線や電波で同期させる専用の装置は一切不要で、カメラ側のストロボを隠すIRフィルタ(ニコンならSG-31R)を追加するだけで、システムが完成します。

f0346040_01292453.jpg
ちと分かりにくい写真になりましたが、ポップアップしたD300の内蔵ストロボに覆い被さるように付いているのがSG31Rです。
これにより、被写体には内蔵ストロボの(可視)光が当たらず、TT560には発光シグナルが伝わる事になります。

・・・・で、実際に撮影してみると・・・

・・・ででん!
f0346040_01321243.jpg
 ※上記の設定で撮影した画像(動作が分かりやすいように、ワザと影を残してます)
 ※カメラ:ニコンD300 レンズ:ニコンマイクロ60mm F22 1/250秒
 ※ストロボ:NEEWER-TT560を2台シンクロ

比較のため、ニコン純正システムでの画像をもう一度載せてみます。
f0346040_23594159.jpg
 ※ニコンの純正システムによる画像

どうです?この写り!
純正システムの20分の1以下のシステムとは思えないほど、ソックリではないですか♪

中華ストロボ、バンザイ♪


★ご注意★
あくまでこのストロボは「分かっている人」用の、特殊アイテムだと思います。

ニコンのSB900などの純正ストロボと比べると、外観は似たように見えても
 ○TTL調光できません
 ○外光オートできません
 ○AF補助光の照射できません
 ○純正のリモートライティングシステムに同期できません
 ○照射角ヘッドのズームできません
 ○後幕シンクロできません
 ○マルチフラッシュできません
 ○FP発光できません
など、ほとんどの機能が省略されている「完全マニュアル機」です。
少なくとも「最初の1台」としてはオススメできませんので・・・念のため。


by supernova1987a | 2017-07-10 02:01 | 機材 | Comments(14)

ビームスプリットシステムの本領発揮?

★先日のプチ遠征は悪条件でしたが

どうしても画像処理しておきたかった対象があります。
実は、それ『こそ』が、通常のLRGB分解撮影や、フリップミラーでのカラー・モノクロ切り替えシステムでは不可能な対象でして・・・

★ビームスプリットシステムの最大の利点は

f0346040_17213736.jpg
常に光を2分割してモノクロカメラとカラーカメラのセンサーを「同時」露光する点にあります。
もちろん、それぞれ光量が半分になってはしまいますので『総』露光時間はカメラ切り替え式と変わりません。でも、木星や彗星など自転や固有運動が大きい天体の場合、フィルターワークで分割撮影したりカメラを切り替えたりしていると、色がズレちゃいます。それを回避するには、鏡筒+カメラのシステムを二連装する『ツインシステム』や今回の『ビームスプリットシステム』しかないと考えたわけですね。(もちろん、動く対象でもカラーカメラのみを使えば問題はありませんし、動かない対象ならフリップミラーなどのカメラ切り替えで良いと思います。)


※制作記はこちら↓から・・・

※ファーストライトの様子はこちら↓から・・・

※発生する球面収差の試算はコチラ↓から・・・

※星雲の試写についてはこちら↓から・・・

※部品の詳細と撮影効率についてはこちら↓から・・・




★本領を発揮する対象として

①まずは、自転が速い木星(これは先日テスト撮影に成功しました)
②そして、固有運動が大きい彗星(実は、今回これを撮影したくて遠征したんですー)

f0346040_21074153.jpg
  ※ビームスプリッタシステムを装着したVMC260L 個人的にはなかなか『かっちょええ』と思う・・・。



★以前書いたように、条件は良くありませんでしたが

せっかくの遠征だったのに、モヤがかかるあいにくの天候だったので、5cmファインダーの眼視ではジョンソン彗星を視認することはできませんでした。
あいにく、現在の改造アトラクスは彗星を自動導入できないので、星図を見ながら、彗星がいるらしきエリアにある恒星を次々に導入しくという『飛び石作戦』で彗星に近づけました。ところが・・・ようやく、モニタに映し出された彗星は、26cm反射を使っているのにも関わらずとても貧弱でした。

さて、VMC260L+ASI1600MC-COOLでゲイン400の30秒露光で撮像したジョンソン彗星は、こんな感じ。

f0346040_17392335.jpg
く、暗っ!! これ、尾っぽとかあぶり出せるのでしょうか?!
やはり、この天候下では彗星は難敵だったようです。


★とにかく、撮影してみないことには

正直、心が折れそうでしたが、ビームスプリットシステムで同時露光を開始します。
MMとMC、どちらもゲイン400の30秒露光で、各60コマを同時撮影しました。モヤの影響かPHDも暴れるようになってきたので、思い切ってオートガイドも切っちゃいました。また、さすがにダーク減算無しではキツそうだったので、後日、ダークフレームを撮影しました。MM用とMC用を各100コマ撮影してコンポジットです。

さて、あとは「いつも通り」の画像処理です。

MMの方は、ダークを引いてからホットクール除去してコンポジットしてビニングしてメインL画像に。
MCの画像からダークを引いた後、デモザイクしてからビニングしたものをコンポジットしてRGB画像にします。

ちなみに、今回はポールマスターで極軸を合わせたのですが、まだ追い込みが足りなかったようです。
そこで、ノイズの除去が上手く行っているかどうかと、彗星追尾のコンポジットが上手く行っているかもチェックすることにします。


★位置合わせ無しでノイズと彗星の運動を見る

MMの画像60コマを「素のまま」と「ダーク減算+ホットクール除去」(以下『ノイズ除去』と表記)の双方について、位置合わせ無しの比較明コンポジットで比較してみます。

f0346040_19555512.jpg
 ※左:ノイズ除去無し 右:有り

位置合わせをしていませんので、ダークノイズは同じ位置に固定され、恒星は極軸誤差と赤道儀のピリオディックモーションが重なった動きをしてますね。
一方、彗星はそこに固有運動が加わるので、さらに複雑な動きになっています。

右の方は、上手くノイズが消えていることが分かります。



★恒星基準で位置合わせをして比較

ステライメージ6.5で恒星を位置合わせの基準にして比較明コンポジットしてみます。

f0346040_09341647.jpg
 ※左:ノイズ除去無し 右:有り


こんどは恒星が点状に写って、ジョンソン彗星は一定の方向に動いているのが分かります。これが固有運動で、普通に長時間ガイド撮影した場合に彗星だけが流れるヤツですね。一方、ノイズの方は『赤道儀の追尾エラーを逆にたどった』ような面白い動きで写っていますが、それらが皆同じ動きをしていることから、固有の素子が持っているいわゆるダークノイズだと分かります。これらはダーク減算とホットクール除去で右の画像のようにキレイに消えますが、一部消えていない『点』が見られます。恐らくはこれが「突発ノイズ」で、カメラ起因のものなのか、それとも自然現象起因(2次宇宙線の被曝とか)かは、今後検証してみる必要がありそうですね。


★位置合わせを彗星基準にして比較

さて、いよいよステライメージ6.5で位置合わせ基準を彗星の核に指定して上手く行くか、比較明コンポジットして確かめてみます。

f0346040_19594100.jpg
 ※左:ノイズ除去無し 右:有り

おおー。とても面白い絵になりました。彗星の核はまん丸になってますので、上手く位置合わせ出来ているようです。
恒星はキレイな直線になっています。ちょうど「疾走する彗星の背景の流れ」といった趣ですね。一方、ノイズは彗星の固有運動とピリオディックモーションの影響を受けてギザギザになっています。このギザギザの幅がアトラクスの機械的な追尾限界というわけですね。右の方はとても上手くノイズが消えています。

さて、ノイズの状況と彗星基準の位置合わせチェックができたので、本番の加算平均コンポジットを施してみます。


★MCのRGBとMMのLを比較してみる

加算平均コンポジットしたMCのRGB画像と、MMのL画像を比較してみます。

f0346040_20064620.jpg
 ※左:MCの60コマコンポジットRGB画像 右:MMの60コマコンポジットL画像

 MCのカラーノイズはさすがに消しきれなかったようで、MMの方が滑らかですね。また、MMの方が彗星本体が良く写っている「気」がします。


★MCのRGB画像とMM+MCのLRGB画像を比較してみる

 ちょうど、上記の左の画像をRGBチャンネル、右をLチャンネルとしてLRGB合成を試みます。

f0346040_20103238.jpg
 ※左:MCのRGB画像 右:MM+MCのLRGB画像

おおー。かなり改善して事が分かります。バックグラウンドは似たようなものですが、彗星、恒星ともにLRGBの方が明瞭ですね。
MCのカラーノイズがLRGBで軽減されるのは、LRGB合成の際に色情報にボカシが入るからです。(人間の目の特性上、輝度のボケには敏感ですが色のボケには鈍感なことを活かして、ノイズが減ったように『見せかける』のがLRGB合成の特徴です。)

というわけで・・・


・・・ででん!
f0346040_20214336.jpg

ちゃんと彗星を追尾したように写せて、
しかも(ここ重要♪)恒星像に色ズレがありません
単鏡筒+ビームスプリッターを用いたL+RGB同時撮影実験、大成功です!!

※といっても、しょぼい写りですが、今回はこれで良いんです!
ビームスプリッターが彗星に有効だと言うことが確かめられたので(笑)。


by supernova1987a | 2017-05-05 20:02 | 機材 | Comments(6)

オヤジさんのご依頼を受けて♪


★皆さん頑張りますねぇ

 ASI1600つながりで最近情報交換をしている皆様方は、それぞれ独自のアイディアをお持ちのようで、ブログを巡回するのが楽しいのですが、その内の1人、オヤジさんからご依頼を受けましたので、「ASI1600MM-COOLとASI1600MC-COOLをフリップミラーでワンタッチ切り替えして撮影できる装置」を手持ちパーツを元に試し組みしてみました。(パーツのリスト紹介だけのつもりだったのですが、実際に試し撮りしてみないと、ピントが出ないとかのトラブルが怖かったので・・・・)


★LRGB切替撮影用フリップミラーシステム

 極力、『個人の趣味』的要素のパーツは排除して、シンプルに組んでみました。

f0346040_15303672.jpg
<上記図中のパーツ名称>
 ①ビクセン フリップミラー(31.7mmアイピースホルダーは外す)
 ②BORG M42P0.75-M57変換リング 7522
 ③NEEWER マクロエクステンションチューブ・ニコン用(のうちNo3)※代用品有
 ④NEEWER マクロエクステンションチューブ・ニコン用(のうちNo1)※代用品有
 ⑤BORG 2インチホルダ-SⅡ 7504
 ⑥ZWO ASI1600MM-COOL
 ⑦BORG M42ヘリコイドT 7839
 ⑧BORG M42P0.75-M57変換リング 7522
 ⑨NEEWER マクロエクステンションチューブ・ニコン用(のうちNo2)※代用品有
 ⑩BORG 2インチホルダ-SⅡ 7504
 ⑪ZWO ASI1600MC-COOL

※上記の組み合わせの「キモ」は、③④⑨です。
ここで直視方向と直交方向の光路差を調整しています。
ちなみにM57系の延長筒はBORG純正だと結構な出費となりますが、上記のマクロエクステンションチューブは、
 M57準拠の延長リングが×3個 + ニコンFマウントがオス・メス各1個
がセットになった商品で、(私が買ったときは)この5点セットが『まさかの1136円』だったのです。
アマゾンでざっと調べたところ、現在はこの商品が見当たりません
見た感じだと、
Pixcoのマクロエクステンションチューブ ニコンFカメラ対応
が同等品の『様に』見えたのですが、仕様不明なので自信がありません。
(注:Neewerの製品でも、M57ネジとなっているのはニコン用だけで、それ以外はM60だったり色々で使えません)

ところで、
 直視方向の③+④は光路長合計が39mm
 直交方向の⑨は光路長が19mm
なので
これらをBORG純正品で置き換えるなら
③④の代わりに
 BORG M57/60延長筒M 7603(光路長40mm)
⑨の代わりに
 BORG M57/60延長筒S 7602(光路長20mm)
を使ってみても、上手くピントが出ました。

さて、この構成で、実際に組んでみると・・・・


★実際に組み立ててみた

上記のパーツを組み立てると、こんな感じです。

f0346040_16094831.jpg
 ビームスプリッタシステムに比べると相当に軽量です。

直視方向から覗いてみると・・・
f0346040_16112599.jpg
こんな感じで、向かって左側は跳ね上げたミラーのせいでケラレそうに見えますが、こちらにカメラの短辺を向ければ問題ないでしょう。ミラーの裏面とミラー回転ノブの背面がテカっているので、適宜植毛紙などを貼るべき『かも』知れません。


直交方向から覗いてみると・・・
f0346040_16142738.jpg
こんな感じです。
あきらかにミラーが小さく見えるので『ひょっとすると』周辺減光が出る『かも』知れません。

 対物側は・・・
f0346040_16165814.jpg
このように、49mmのフィルターネジが切ってあるのですが、けむけむさん情報によると、ココに49-48mmの変換リングをかませば48mm径のフィルタが使えたとのこと。

※5月5日追記:
 追加情報をいただきました。 マルミのステップダウンリング49mm→48mmでOKとのこと。
 けむけむさん、ありがとうございました




★実際にピントが出るか試してみた


主鏡移動式のVMC260Lはバックフォーカスが変幻自在なので特殊。
BORG系の鏡筒は伸縮自在で、やはり特殊。

・・・というわけで(一般的な特性と思われる)ビクセンの70EDSSに取り付けてピントが出るかテストしてみました。

f0346040_16210567.jpg
・・・といいつつ、実際には、仮組みしてキャプチャしてみるとMCかMMかどちらかのピントが出なかったり、パーツが干渉したしして失敗で、色々とパーツ交換して試行錯誤したのですが(笑)。
最初の構成図は、その結果「実用になる」ことが判明した最終解です♪

 というわけで、上記パーツの組み合わせで直視方向のMM、直交方向のMCともにピントが出ました。

f0346040_16490657.jpg

 左:MCの画像 右:MMの画像


★センタリングのズレはいかほどか

 拡大率を上げて、センタリングのズレを見てみます。

f0346040_16510184.jpg
 それぞれ200%で表示したものです。十字線がクロスしてところが写野中心なので、少しのズレはありますね。
ここは個体差が大きいかも知れませんので数値化は控えておきます。


★LRGB合成を試してみる

MCとMMの画像比較をしてみましょう
f0346040_16551711.jpg
 ※左:MC 右:MM

200%表示ですが、MMの方が圧倒的にシャープですね。

では、これらをLRGB合成してみます。

f0346040_16571079.jpg
うん。良い感じで合成できました。
色はMC、シャープさはMMの「いいとこ取り」成功です。

・・・・というわけで、オヤジさん、これで行けそうですか??


by supernova1987a | 2017-05-04 18:05 | 機材 | Comments(19)

ビームスプリッタ効果検証ごっこ

★苦心の末,運用に成功した『珍パーツ』

ようやく、惑星にも星雲にも利用できることが分かった「LRGB同時露光用ビームスプリットシステム」ですが

f0346040_14514600.jpg
f0346040_02403921.jpg


そもそも、
「ぶっちゃけ、撮影の効率は良くなっているのか?」
という根本的な疑問について『検証ごっこ』してみました。

つまり、
MC単独で運用するよりも
「同じ運用時間で良い絵が撮れる」
か、もしくは
「同じ絵を撮るための運用時間が短くて済む」
というメリットが感じられなければ意味がないということですね。


★ビームスプリッタ構成図公開♪

メインパーツのビームスプリッタとフレームは新調したものの、他の部品は基本的に手持ちの『あまりパーツ』を組み合わたものです。
そのため『無理矢理感』が漂う構成ですが、そこは笑ってスルーしてください。

f0346040_17213736.jpg

 ①EdmundOptics キューブ型ビームスプリッタ(分割比50:50)
 ②EdmundOptics Tマウントビームスプリッタホルダー
 ③EdmundOptics Tマウント両オスリング
 ④BORG M42P0.75-M57変換リング 7522
 ⑤BORG M57/60延長筒S 7602
 ⑥BORG M57回転リングDX 7352
 ⑦BORG 2インチホルダ-SⅡ 7504
 ⑧ZWO ASI1600MM-COOL
 ⑨BORG M57-M36.4 AD 7522
 ⑩ケンコー ACクローズアップレンズNo3(52mm)
 ⑪BORG M57-M57ADⅢ 7459
 ⑫BORG M57-M57AD 7457
 ⑬BORG M60-M57AD 7901
 ⑭アイダス LPS-P2フィルタ(52mm)
 ⑮BORG M42ヘリコイドT 7839
 ⑯BORG M42P0.75-M57AD 7528
 ⑰NEEWER マクロエクステンションチューブニコン用(の一部)
 ⑱ZWO ASI1600MC-COOL

※あくまで暫定的に組んだだけで、実際には上記の組み合わせには複数の問題点が残っています。

f0346040_14415879.jpg

★ざっくりと効果を予測すると・・・・

 ①光束を2分割しているため、通常の撮影の2倍の露光が必要になってしまう
 ②ただし、一方の光を(MCよりも感度の高い)MMで受けるため、総露光時間は減るかも知れない
 ③MMの高解像度を活かすには、VMC260Lの焦点距離は(シーイングの影響で)長すぎる

また、昼間に実写してみた感触だと、MMはMCの約2倍の感度を有していることが分かったので、ビームスプリッタを用いて、MMとMCの同時露光を行った場合には、
MCの感度をPとすると

 (P × 1/2 ) + (P × 2 × 1/2)
  MCの運用感度      MMの運用感度

 と考えて、トータルでおよそMC単独の1.5倍の効率を有することが期待できます。



★実写で検証ごっこしてみる

先日ビームスプリッタを用いて撮影したM17オメガ星雲の画像をもちいて、ザックリと比較してみます。
比較対象は、下記の5つです

 A:MM+MCで撮影した画像、各8コマのLRGB合成
 B:MCで撮影した画像8コマのコンポジット
 C:MCで撮影した画像16コマのコンポジット(スプリッタ無しなら8コマコンポジットに相当)
 D:MCで撮影した画像24コマのコンポジット
 E:MCで撮影した画像32コマのコンポジット

それぞれ1コマに15秒露光を与えるとすると、実際の運用時間は

 A:2分間
 B:2分間
 C:4分間
 D:6分間
 E:8分間

となりますが、そもそもビームスプリッタを使わなければ「光量が2倍」になりますので、その分を補正すると

 A:2分間
 B:1分間
 C:2分間
 D:3分間
 E:4分間

と解釈した方が公平な比較と言えますね。
という訳で、今回の新システムで撮影効率が上がったと言うためには、Bは論外として、Cに勝てるかどうかがカギとなります。

さて、比較に用いた画像の共通データは下記の通りです。(ASI1600MM、MCともに)

VMC260L+自作レデューサ+ビームスプリッタ+LPS-P2フィルタ
ゲイン:400 露出:15秒 撮像温度:-15度 出力:16bitFITS


① MM+MC各8コマ VS MC8コマ 
f0346040_18400794.jpeg
 ※左:A 右:B (ピクセル等倍)

新システムの圧勝です。
・・・といっても、スプリッタ無しなら、この運用時間内でMCが16コマ撮影できるので当然ですね、
事実上、MCの「15秒露光×4コマコンポジット」もしくは「7.5秒露光×8コマコンポジット」だと解釈するべきですのでハナから勝負になりません。


② MM+MC各8コマ VS MC16コマ  
f0346040_17494848.jpeg
 ※左:A 右:C

まずは、ここがクリアすべき条件です。
要するに、「スプリッタ無しのMC単独」と「スプリッタ併用のMM+MC」で「同じ時間かけて頑張った」場合の画質比較になるからです。

・・・うむ。 まだまだ新システムが勝ってます♪
とりあえず、「撮影効率は悪化してはいない」もしくは「同じ運用時間内なら良く写る」と言えそうです。


③ MM+MC各8コマ VS MC24コマ 
f0346040_17500701.jpeg
 ※左:A 右:D

これが「本命」の比較です。
おお、予測通りの結果(この条件で、ほぼ同等の写りになる)ですね!!
正直、ホッとしました♪


④ MM+MC各8コマ VS MC32コマ 
f0346040_17502026.jpeg
 ※左:A 右:E

あ~あ。
ここまでくると、素のMCに負けちゃいましたねぇ。
要するに
「LRGB同時撮影用ビームスプリットシステム」の撮影効率は、運用時間を1/2にするほどではない、
ということです。
・・・ま、予測通りではありますが。


★(暫定的な)結論

あぷらなーとが作製した『珍パーツ』:「LRGB同時撮影用ビームスプリットシステム」を用いると

同等の画質を得るために必要な運用時間が、2/3に短縮される

ということが『検証ごっこ』されました。

「3時間かかる撮影作業が2時間で済む」とも言えますし、「1晩で2対象しか撮れない日に3対象ゲットできる」とも言えますね♪
あんまりハデさはないけれど、とりあえず めでたい♪


★ご注意 その①★
ビームスプリッタの使用により、画質の悪化は免れません。
具体的には、先日の記事で「考察ごっこ」した通り、完全無欠な光学系を用いた場合でもビームスプリッタの通過によって下記のような収差が発生するハズです。
f0346040_04493646.jpeg

★ご注意 その②★
この『珍パーツ』と撮影手法は、まだ完成していません。
例えば、プリズム部分のコバ塗りすらしていなかったり、
レデューサ部分の調整をしていなかったり

・・・近日中には調整する予定ですが、難儀しそうです(泣)


by supernova1987a | 2017-04-29 18:34 | 機材 | Comments(19)

本当の『ファーストライト』は波瀾万丈

★本当にやりたかったのはコレ!

先日、木星の撮影でファーストライトを果たした「LRGB同時露光型ビームスプリット装置」ですが、木星撮影以外のところにも「野望」がありまして・・・・。
それは、ズバリ
「星雲星団をビームスプリッタでLRGB同時露光する!」
という奇想天外な遊びです。

・・・という訳で、ウンウン悩みながら惑星用のシステムを星雲星団用に組み替えました。

f0346040_14393403.jpg
今回ビームスプリッタ本体に装着するのは、左から、「LPS-P2フィルタ」、「回転装置」、「レデューサ代わりのACクローズアップレンズNO3」です。というのも純正のレデューサを用いるにはバックフォーカスが長すぎますし、ビームスプリッタの直前にフィルタを付けると醜いゴーストが出そうだったからです。

さて、これらを組み上げると、

f0346040_14415879.jpg
こんな感じのメカが出来上がりました。
VMC260Lへの接続はM60のネジリングで、これが単独でねじ込み作業できるように回転装置を利用します。

・・・・ところが、この「工夫」が後に悲劇を生もうとは・・・・・。


★好事魔多し

カメラ制御用のノートPCとアトラクスを無理なく長時間駆動させるために投入した、suaoki400Wh電源

f0346040_20101991.jpg
絶好調で動きました。
これ、前面のパネルに現在消費している電力がリアルタイムで表示されるので、あとどれくらいでバッテリーが切れそうかが一目瞭然ですね。ちなみに、アトラクスの恒星時駆動では3~5W程度、満充電したノートPCへのAC供給が8~10W程度で収まってましたので、ざっくり言って30時間程度の連続駆動ができそうです♪

これ、さらにアトラクス制御用のサブノートPCに電源供給しても1晩は余裕で持ちそう。
あとは、2台のASI1600カメラの冷却用の電源としてスゴイバッテリーが1台あれば十分です。

f0346040_14514600.jpg
早速VMC260Lにビームスプリットメカを取り付け、初の星雲撮影に臨みます。

これはもう、「大勝利の予感」♪

・・・・などと思っていたら・・・。



「ドスンっ!!」

正直、一体何が起こったのか把握できませんでした。

実は、突然「ASI1600MC-COOLとASI1600MM-COOLを装着したビームスプリッタ」が「丸ごと」地面に落下したのです!

正直、血の気が引きました。

しばし、全身が硬直した後、地面に横たわるビームスプリッタを拾い上げ、緊急撤収します。
装置を軽く振ると
「カランコロン」
と嫌な音がします。

・・・ひょっとして、ここ数ヶ月の努力が水の泡か?!

★不幸中の幸い

 落下の原因は、先述の、鏡筒へビームスプリッタを接続する際の工夫である「回転装置」でした。これ、カメラ側を手に持ったまま、接続リングだけがフリーで回転するので、強固かつ迅速に接続できるアイディアだったのですが、なんと、「接続リングを鏡筒にねじ込む」作業中に「回転装置が上手く作動せず」に「接続リングが緩んだ」のですね。

 ただし不幸中の幸いで、落下場所が周囲よりも柔らかい赤土だったこと、落下体制が良かった(全パーツに均等に撃力が掛かる)ために、外観のキズと若干の光軸ズレ以外はダメージが無さそうです。ちなみに、「カランコロン」の正体は、カメラの空冷装置部分に入り込んだ土砂でした。


★気を取り直してセッティング

一度全パーツをバラして、内部に損傷が無いか確認した後、丁寧に掃除して、再度セットアップします。

f0346040_15483980.jpg

果たして、上手く作動するでしょうか?


★MMとMCで星雲を同時キャプチャー

f0346040_15230765.jpg


 M8を対象にして、プリズムの被害を調べます。(左:MC 右:MM の同時キャプチャー画面)
見たところ、ほとんど光軸のズレは無さそうですし、変な光やノイズは出ていないようです。

 大急ぎで、-ゲイン400+15秒露光で連射し、MMの画像100コマとMCの画像100コマを同時に取得してみました。(撮像温度:-15度、MMは16ビットモノクロ、MCは16ビットRAWのFITSでそれぞれ出力)



★1コマ撮りでMMとMCを比較

同時に撮像した1コマ画像を比較してみます。

f0346040_15263768.jpg
 ※左:MC 右:MM (ともにゲイン400の15秒露光一発撮り)

感覚的には、MMの方が2倍ほど感度が高く、画像も滑らかに感じますね。

では早速、コンポジットしてみましょう!


★100コマコンポジットで比較

f0346040_15295672.jpg

 ※左:MCの100コマコンポジット 右:MMの100コマコンポジット(ダーク減算無し)

おお、どちらもかなり滑らかになりましたが、若干MMの勝ちでしょうか。


 ★LRGB合成してみる

 いよいよ、仕上げです。
MMで撮像したL画像(100コマコンポジット)とMCで撮像したRGB画像(100コマコンポジット)をLRGB合成し、さらにシルキーピクスで色調などを調整してみます。

 すると・・・


・・・ででん!
f0346040_15384557.jpg
 おお!とても良い感じです。
市街地からのニワトリのため、以前遠征してD810A撮影して400コマコンポジットした画像には少し負けているようなきもしますが、これはこれでなかなか見応えがありますね。


※4/24追記※

先日、単体でも稼働できることが分かったNikCollectionのHDRを活用すると、こんな↓方向性もアリですね。
ちと画質が荒れますが、星雲内のウネウネがハンパないです♪

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ちなみに、レデューサ代わりに装填したACクローズアップレンズNo3ですが、画像を実測してみた結果、純正レデューサ(1860mm)よりも少し長めの約1950mmになっていることが分かりました。口径が260mmですから、F値は11.4→7.5まで明るく出来たことになります。青にじみが発生していますが、クローズアップレンズによるものかビームスプリッタによるものかはまだ不明です。


★という訳で結論!

ビームスプリッタで生じた「負の球面収差」とキャンセルするよう「正の球面収差が残っているタイプ」のクローズアップレンズを用いてみたり、ゴースト軽減のフィルタ配置にしたり・・・が功を奏しているかどうかは不明ですが、とりあえず、あぷらなーとの「珍パーツ」:「LRGB同時露光用ビームスプリット装置」は、惑星の撮影でも星雲の撮影でも実用になることが分かりましたっ!!

めでたい♪

※ダークの減算とか諸々の真面目な画像処理は、これからゆっくりと・・・。

by supernova1987a | 2017-04-24 15:44 | 機材 | Comments(8)

ポータブル電源増強♪

★今年は遠征の機会が増えそうなので

遠征時の悩みは電源の確保ですね。
ちなみに、現在保有しているポータブル電源は下記の通り

 ①メルテックの鉛シール電源「SG3500LED」
 ②システムトークスのリチウムイオン電源「SGB-MDC300LP2」


★①メルテック「SG3500LED」

天文屋さんの『ド定番』ですね。これ、持ってる人かなり多いのでは・・・・。
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  ※AC電源もシガーソケットDC12Vも各1個づつ取れます

ちなみにメーカー公称だと12V-20Ahの容量を持ちます。
DC12Vだけでなく、いざというときのAC電源やUSB端子も装備していて汎用性高いです。
・・・・が、結構『ヘタレ』が早いような気がしていて、特にAC電源を取るとあっという間にインジケータが減っていきます。よって遠征時はサブ電源を常備しておかないと怖いですね。

ところが、最大の難点は「重い」ことです。
メーカー公称値で8.3kgもありますので、2台持って動き回るとけっこう腰に来ます。


★②システムトークス「SGB-MDC300LP2」

いわゆる「スゴイバッテリー」で、私個人の「おきにいり」です。

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専用ケーブルによるDC12Vが2口、USBが2口の他、反対側にシガーソケットのDC12V端子もあって・・・・

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もしAC100Vが欲しいときは、専用のインバータ(別売り)をここに接続して運用することになります。

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リチウムイオン電池で、とにかく軽い♪
容量はメーカー公称値で75Ahとされていますが、これはあくまで3.7Vでの表記なので、
もしメルテックの電源(12V表記)と直接比較するなら、

 3.7V×75Ah÷12V = 23.1Ah

となりますので、ほぼメルテックと同等の容量であることが分かります。
ただし、リチウムイオンバッテリーの特性として、実際の運用では使っても使ってもなかなか減らない『ような気』がします。また、鉛電池と異なり、常に満充電にしておく必要がない(むしろ過充電が怖い)点も楽ですね。

ところで、このスゴイバッテリーの最大の長所は「驚異的な軽さ」です。
ほぼ同等の容量を持つメルテック3500が8.3kgあるのに対して、たったの1.9kg(!)しかないのです。
これなら2個持っても軽やかに走り回れます。

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大きさもメルテックの巨大さが冗談に思えるほどコンパクトです♪

・・・・最大の欠点は、少々お高いことでしょうか。もしDC12VとAC100Vで運用しようとすると、
本体:36,896円に加えて、専用のACインバータ:4,418円が必要です(価格はamazonにて)
(このインバータは専用設計で、バッテリー電圧が9Vまで下がっても出力できる優れものらしい)


★最近はリチウム系がお安くなりました
 スゴイバッテリーを買った当初は、他社のリチウムイオン電源は結構お高かったのですが、最近はかなりお安くなってきましたね。

 ちなみに拙ブログにコメントをくれる「常連さん」の間では、suaokiの220Whバッテリーが人気のようです。
11.1V換算で20Ahですから、スゴイバッテリーよりも「ちょい少なめ」ですが、ちょうどメルテック3500と同等の容量を持っていることになりますね。
 これがアマゾンなら(多少の変動はありますが)だいたい2万円前後ですので、スゴイバッテリーの約半額!

 また、かつては10~20万円ほどしていた400Whクラスのリチウムイオン電源も、ずいぶんと安くなってきており、たとえばsuaokiの400Wh電源なら、4万円を切って、スゴイバッテリーと同等のお値段にまで下がってきています。


★というわけで・・・・・

 最近気になって仕方が無かったsuaokiの400Wh電源、ポチってみました。

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400Wh電源ですから、さすがにちと大きいですが、それでもメルテックと比べると軽いですね。
あと、容量などを表示する液晶インジケータがなにげに「格好いい」です♪

容量的には12V表記に換算すると約33.3Ahとなりますので、おおよそメルテックやスゴイバッテリーの1.5倍程度の容量というところでしょうか。
金額的にはスゴイバッテリーと同等のお値段ですので、コスパは良いですね。

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AC電源も2口取れます。ちなみに純正弦波の60Hzです。これ、我々西日本の人間にとってはありがたいですね♪

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他のバッテリーと大きさを比べてみます。結構厚みがあってズッシリとしていますが、それでもメルテックよりは軽いです。
(メルテック:8.3kgに対して、suaoki:5.6kg)

さて・・・
後は実際にテスト運用してみて不具合がないかどうか確かめるだけですね。

お? ちょうど良いことに、今夜は晴れてますねぇ♪
 

by supernova1987a | 2017-04-23 20:43 | 機材 | Comments(10)


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