あぷらなーと


あぷらなーとの写真ブログ
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あぷらなーと
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カテゴリ:機材( 67 )

ASI1600MM-COOLの運用方法を『妄想』する


★そもそもASI1600MM-COOLをポチった目的は・・・
f0346040_01544720.jpg

せっかくASI1600MC-COOLというカラー冷却カメラがありながら、そのモノクロ版であるASI1600MM-COOLを追加したのには理由がありまして
・・・別にナローバンドをやろうとか、そういう高尚な志ではなくて、カラー版のASI1600との『同時運用』がやりたかったのです(やせ我慢)。

カラー版のカメラは(一般のデジカメもそうですが)ベイヤー配列の素子が用いられているため、1600万画素であったとしてもGRBGの4素子で1つの画素を構築しますので、単純に考えて実際には400万画素相当の解像度しか出せないはずです。(昼間の風景ではそれを軽減するために、人間の目の感度が高い緑の光をうけるG素子をRやBの2倍配置することが功を奏するはずですが、赤い星雲の場合に効いてくるのはあくまでR素子ですので、やはり解像度は1/4と解釈するべきかと)

また、各画素1つ1つについて考えるとRやGやBのカラーフィルターが付いている分、受け取れる光の量は1/3以下に低下していると考えられます。

以上から、赤や青の星雲を撮影する場合、おそらくモノクロカメラは同じ画素数のカラーカメラに対して、感度も高くて解像度も3~4倍高性能なのでは?と邪推するわけです。ちなみにベイヤー配列という概念自体がありませんので、モノクロカメラの場合「現像処理(デモザイク処理)自体」が不要となります。

ただし、得られる画像はあくまでモノクロなので何らかの手段で色情報を与えてやらなければなりません。
一般的にはモノクロカメラにカラーフィルターを装着し、Rフィルタで撮影した画像・Gフィルタで撮影した画像・Bフィルタで撮影した画像の三種類のデータをPCで合成してカラー化(RGB合成法)するか、RGB画像に加えて、フィルター無しの画像(L画像)を撮影して、輝度データと色データを最終的に合成(LRGB合成法)する手法がとられます。

ちなみに、RGB合成法はフィルムカメラ時代(高校生の頃)にやったことがあります。
T-MAX400ネガを装填したカメラにカラーフィルターを付けて惑星などを撮影したものを自家現像した後、暗室でそれぞれ色別に手動(手焼き)コンポジット。できあがったプリントをカラーネガを入れたカメラにフィルターを付けたもので多重露光で複写合成。という荒技ですが(笑)。文化祭の展示では「モノクロフィルムでカラー写真を撮る~三色分解カラー合成法による火星~」なんて仰々しいタイトルをつけて、処理過程とともに意気揚々と展示しましたが、展示を見た一般生徒には「そもそもモノクロフィルムでカラー写真を撮る意味が分からん」とスルーされました(笑)。

さて、今回目論むのは、モノクロカメラにフィルターをかまして撮影するRGBチャンネルの代わりに、手持ちのASI1600MC-COOLのカラー画像を用いることで、フィルターワーク無しで「手抜きLRGB合成」をやっちゃおうっていう作戦です。(実際に、実践しておられる方も多いと思いますが)


★という訳で、MM+MCのダブル運用方法を『妄想』

たとえば、フリップミラーを使って・・・・
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MMとMCをワンタッチで切り替えて撮影するとか・・・・
が考えられます。

あと、受け狙いの「ネタ」としては

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双眼装置で光を2等分して、一気にMMとMCを露光するとか(笑)
・・・あ、あくまでこれはギャグです。ごめんなさい。
(本当はペリクルミラーを使ったビームスプリッターの転用とかも妄想しましたが、色々難しそうなので断念・・・・)


そのほかの構想としては・・・・・


ASI1600MM-COOLとASI1600MC-COOLをそれぞれ別な望遠鏡に装着して
f0346040_03354745.jpg
二連装同時露光しちゃう!とか、ですかねぇ。

本当は「同一機種の二連装が最強」だとは分かっているんですが、さすがに大きな口径の同一鏡筒を揃えるのは苦しいので、安価な小口径機で連装させるか、似たようなスペックの2本で妥協するしかありませんね。海外製の安いニュートン反射の二連装とか面白そうですが、たぶんスパイダーの角度を厳密に揃えたり光軸を調整したりするのが大変な気がしますので、やはり簡単に連装できるのは屈折望遠鏡ですかねぇ。

たとえば、上記写真のように「カプリ102ED+笠井のフラットナー」&「BORG89ED+マルチフラットナー」の組み合わせなら、そこそこ似たような画角になりそうです。ただし、過去に「(望遠鏡の)異種混合作戦」を決行して惨敗したのがこの2本の組み合わせ。なんか画面の部分部分によってコンポジットがズレちゃうんですよねぇ。おそらく、ディストーション(歪曲)などの傾向が望遠鏡によって異なるのが原因かと推測するのですが、こればかりは補正が難儀しそうです。

そういえば!実は小口径機(6cm屈折)で良いなら、すでにツイン準備整ってたりして・・・・。まずはココからですね。

★★★以下続きます★★★


by supernova1987a | 2016-12-06 06:33 | 機材 | Comments(12)

ASI1600MM-COOL外観チェック

★とうとう、冷却モノクロに手を出しちゃいました

ZWOのモノクロ冷却CMOSカメラASI1600MM-COOLですが、実はポチってから1ヶ月以上たってからようやく納品されたのです。
その間、色々とメーカー側が仕様変更したようでして、まずは外観をチェックしてみます。



★MC(Rev1)とMM(Rev3)との差は??

まずは手持ちのASI1600MC-COOL(初期型)と背面を見比べてみます。

f0346040_01455232.jpg
左が初期型のMC(カラーCMOS版)で右が最新のMM(モノクロCMOS版)です。
変更点は下記の通りです。
 ①ST-4互換のガイドポートが無くなった。
 ②USB2のハブ端子が実装された。(主にフィルターホイール制御用?)
ただし、これはRev1からRev2になった際にすでに変更が加えられていた内容です。

次に側面を見比べてみます。

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左のMCはスリーブの赤い根元部分を手でねじるとパカッと本体が開き、乾燥剤交換などのメンテナンスが出来る設計でした・
ところが右のMM(Rev3)はその部分がビス留めされていて容易には開かなくなっています。
その代わり、側面に大きなマイナスのネジ頭が見えていますね。実はここがコインなどで外せまして・・・・

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付属の黒い部品があって、この中に乾燥剤を装填して、先ほどのねじ頭を外して付け替えろというわけですね。
従来品よりも乾燥剤の交換が楽になる上に、黒いスリーブを回しているときにウッカリ本体が開いてしまうという事故も防げます。

これは良いアイディアだ!
・・・と思ったのですが・・・

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このねじ頭が出っ張っているために、三脚台座が引っかかってしまい装着できません(涙)。
苦し紛れに・・・・

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このように少し後ろに三脚台座を付けましたが、これ、空冷用の穴を1/3ほどふさいじゃいますね。大丈夫かなあ・・・・?
しかもレンズを付けた場合にバランスが取りにくそう。

ちなみに、巷で注目を集めているAPS-C版のカラー冷却CMOSカメラASI070MC-COOLも同様の仕様のようですが少し本体が長いようなので問題なさそう。


では正面を見比べてみます。

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お!これはよさげな仕様変更かもしれません。MC(Rev1)の方は保護フィルタ枠が「まん丸」で、周囲から基板が見えちゃってますが、MM(Rev3)の方は四角っぽい遮光板が入っていて、基板がほとんど見えません。ひょっとすると基板に入射した光が金属部品に反射してハレーションなどが起こるのを効果的に防止してくれるのかもしれませんね。

・・・・実写までの道のりはまだまだ遠そうですので、今回は外観チェックまで♪



by supernova1987a | 2016-12-05 11:19 | 機材 | Comments(11)

あれー?摩訶不思議

★なんぞこれ~!

いやはや不思議なこともあるものです。
本業が忙しくて、しばらく愛しのASI1600MC-COOLを放置していたのですが
ようやく休みが取れて帰省してみると・・・・・・

なんと!!

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いつの間にかASI1600が2匹に増えてるではないですか!!

おかしいなぁ・・・。
身に覚えないなぁ・・・。
勝手に繁殖したのかなぁ・・・。

・・・・ん?!
よく見ると、どこか違うぞ?
・・・あ!!
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「MC」じゃなくて「MM」って書かれてる~!!

うーむ。
不思議だなぁ・・・。

え?
しらばっくれるのも、いい加減にしろ?

すんません。
後先考えずに、やっちゃいました。


★という訳で・・・

またしてもせっかくの休みが雨天で天体撮影ブランクが3ヶ月を超えたというのに、
テンションMAXな あぷらなーとでした♪

・・・さて・・・と。

ほちぼち、本格運用を考えるとしますか。

ええと、先立つものが足りなかったのでフィルターホイールとかフィルターとかには一切手を出していません(出せない)。
ですので、残念ながらナローバンドとか諸々の特殊分野には当分手を出すつもりはありません。念のため。


by supernova1987a | 2016-12-05 00:28 | 機材 | Comments(6)

中華木炭降板?

★夜露よけの決定打のハズが・・・

寒い季節の天体写真撮影の天敵「夜露」の退治のための決定打として活躍してきた木炭カイロですが、肝心の日本製燃料棒がディスコンのため、代打として中華木炭棒を購入。・・・ところが、ウワサに違わず品質がよろしくなく、
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着火時に「ボンっ!!」ってなることがあるので、怖くて実戦投入がためらわれます。
(着火時は良いとして、撮影中カメラレンズの上で「ボンっ!」とかシャレにならないよぉ。)
そのクセ、いざ燃焼試験してみたら、途中で火が消えてました。これ、使い物にならないかもです。
木炭中に残っているであろう湿気を飛ばすために「チン」するとか色々考えたのですが、やはり補欠選手行きですね。
一方、宝物として温存している日本製の高品質木炭棒は残りわずかなので、いざという時に残しておきたいもの。
・・・というわけで・・・・

★「なんぞこれ?!」

ごめんなさい。
けむけむさんのブログの定番ネタ:「これは何ですか?」コーナーが毎回あまりにも楽しいので、少し真似したくなっただけです。
ちなみに、「なんぞこれ?!」は讃岐弁で「なんだコレは?!」の意味で、日常会話として使われています。

<使用例と標準語訳>
A:「なんがでっきょんな?」 ・・・「やあ元気?」
B:「うまげなもんこうたんや」・・・「良さそうな物ゲットしたんだ」
A:「なんな?」       ・・・「なんだい?」
B:「みてんまい」      ・・・「見てごらん」
A:「なんぞこれ!」     ・・・「な、何なんだコレはっ!」
B:「これはの○○じゃぁ!」 ・・・「これはね○○だっ!」
A:「なんとか!!」     ・・・「マジかっ!!」
B:「どいやー!」      ・・・「すげーだろ!」
A:「こらえてつかー」    ・・・「勘弁してくれ~」

などと使います。
関西弁とはひと味違う讃岐弁のローカル感が伝わったでしょうか?(笑)

あ、どうでも良い話でしたね。

・・・では気を取り直して


★「なんぞこれ」(笑)

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・・・って、しっかり「ドリンクウオーマー」って書いてますね(汗)
アマゾンで1個1480円也。

★開封してみると・・・

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こんな感じで、血圧計るときのアレみたいな物から電源コードが伸びてます。

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謎のスリットはコーヒーカップの取っ手を出すための物と推定。
こんな感じでカップをすっぽりと包み込んでUSBから給電すると、ほんのりと暖かくなります。

・・・これで寒い夜の天体観測でもホットコーヒーが冷めにくくなるぞ!

・・・てな目的でポチったんじゃ無くて


★某社の「カメラレンズ用ヒーター」の正体が
実はコレなのではないかと推理してポチった訳です。

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実際にレンズ(シグマ20mmF1.8)に巻き付けてみるとこんな感じです。

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コーヒーカップの取手用の穴からはピント指標が視認できるので意外と便利そう♪


★望遠鏡にはどうだ??

早速、笠井トレーディングのカプリ102ED(10cmF7のEDアポ)に巻き付けてみると・・・・
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あらら、尺が足りない!

・・・でも大丈夫!


★「なんぞこれ」
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ニコンのアクセサリバンドです。昔から木炭カイロを多用している身ですので、こんな感じの物をいくつも保有しているのです。

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これでバッチリ♪

「どいやー!」

・・・と言いつつ
シガープラグモデルのドリンクウォーマーが『たったの』500円でたたき売られているのを見つけてしまった。

「なんとかー!」

・・・失礼しました。

本業が繁忙期突入につき、すこし疲れているようです。


by supernova1987a | 2016-11-23 02:41 | 機材 | Comments(8)

中華木炭を試してみる②

★愛用の日本製木炭カイロ用燃料棒が・・・


天体写真時の結露防止の決め手として愛用してきた木炭カイロの燃料ですが、高品質の日本製燃料がいつの間にかディスコンになっていて入手不能。
代用品としてポチった中国製燃料棒は、点火時に爆ぜることもあるとの恐ろしいウワサ。果たして、大丈夫なのか??
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★中身を取り出してみる
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うわー。なんだか、安っぽいぞぉ。日本製はいかにも固そうなスティック状で表面もしっかりしているのですが、この燃料棒、なんだかフガフガした印象で表面も粉まみれです。
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・・・げ。3本が一つにくっついているのね・・・。使うときはこれをポキッとする訳か・・・。
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ポキッとするとこんな感じですね。なんとなく貧弱そうです。それに手が粉まみれになっちゃいます。


★点火してみる

何はともあれ、点火してみます。ウワサ通り爆ぜるのか?それとも単なる杞憂に終わるのか??
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安全のため、軍手で手を防御して、玄関先で着火試験を行います。

※注意※
この商品、絶対に、素手で着火したり屋内で着火してはいけません!!


★・・・・結果は・・・・

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ボンっ!!

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ボボンっ!

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あ、熱つっ!!!

・・・軍手が一部、焦げました。
あぶない、あぶない。
もしも無精して素手でやってたら火傷したでしょうね。
ちなみに、着火完了するまでに3回「ボンっ」っていって火の粉が半径50cm位まで飛び散りましたので、屋内での着火は危険すぎます。


★ともかく・・・・
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着火することはできましたので、愛用のカイロに装填できました。一度本体に入れてしまえば、石綿で圧着されるので、爆ぜる影響は無いでしょう。

一応、温度も熱すぎも無くほどよい感じであることは確認。
一度着火すると4時間ほどは暖かさを保つようです。(氷点下で火種が消えてしまわないかどうかは、実地運用してみないと何ともいえませんが)
ちなみに、アマゾンなら12本入りが約500円程度で入手可能なのでリーズナブルとは言えますが、・・・なんだかなあ・・・・・。


by supernova1987a | 2016-11-16 01:25 | 機材 | Comments(8)

中華木炭を試してみる①

★寒い季節の天体観測の天敵は

なんといっても、結露ですね。
特にレンズの表面が冷えることにより結露してしまうと、星が霧の中のようにボケボケになるという悲惨な結果を招きます。
また、にゃあさん等により、冷却CMOSカメラ自体が結露するという恐ろしいレポートも出ています。

この結露を回避するためには、気温よりもほんの少しで良いので暖めてやれば(露点よりも高い温度であれば)いいのですが、流行の結露防止ヒーターは結構電気を食うので多数のカメラを運用する場合には、ちと辛そう。

★たとえば流星群の撮影時には

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例えば、これは2001年の獅子座流星群をとらえた『会心の1枚』(天文ガイドとか教育書籍とかに3度ほど使われました♪)なのですが、
 ①どこに流星が飛ぶか分からない
 ②どこが『絵になる』か分からない
などの事情により、こんな風に多数のカメラを展開させて力技で「全天一網打尽作戦」を行うのが、あぷらなーと流。
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・・・いやはや、正気の沙汰とは思えませんが、
2001年の獅子座流星群の時には、F100、F80、F801S、FE2、FM2、FG、FG20、EMの7台のフィルム一眼レフを展開して撮影しました。
おかげで、先ほどの17mm超広角での輻射点(放射点)に加えて、

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35mm広角での牡牛座からペルセにかけての様子とか(C/2000WM1彗星も写っていたり♪)
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50mm標準でオリオンを貫く特大火球をとらえたり、できた訳ですが、ここで活躍したのが昔ながらの木炭カイロです。

★かれこれ10数年愛用しているカイロは
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こんな本体に・・・・・・
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こんな燃料を装填して使用するものです。
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ちなみに、コイツは『信頼の』日本製♪
非常に安定した燃焼で、これをレンズにくくりつけておけば夜露を寄せ付けません。

★ところが、衝撃の事実が!

そろそろ燃料の木炭棒が無くなってきたので補充しようとネットで販売店を巡回してみましたが、なんと、この日本製木炭棒が市場から無くなっているではないですか!!
氷点下になると一般的な使い捨てカイロやベンジン式カイロは化学反応が進まず無力化されるので、天体観測家はもちろんのこと、ウインタースポーツ愛好家の必需品だったはずの木炭カイロ・・・・。ついに時代の流れで、電子カイロに淘汰されてしまったのですね・・・・ううう(涙)。

★必死で代用品を探すと・・・・

中国製の木炭燃料棒を見つけました。
・・・しかし、ネット上の報告によれば、品質が良くなくて場合によっては『爆ぜる』こともあるとのこと。
ただし背に腹は代えられませんので・・・・・

・・・・ポチってみました。

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・・・うわぁ。ホントだ。説明書にも注意書きで「火花が飛び散ることがある」と明記されてる~。

・・・実際に運用しているときに「ボンっ!!」とか嫌すぎるので、燃焼実験してみることにしました。
果たして、本当に『爆ぜる』のか?

★★★以下、続きます★★★


by supernova1987a | 2016-11-15 02:05 | 機材 | Comments(8)

ASI1600MC-COOLの謎⑨

★RAW画像解析ごっこツール改訂

FireMonkeyにやられて開発停滞気味だった解析『ごっこ』ツールですが、またブランクが空くと素人に逆戻りするので、少しコーディングしてみました。
ただし、VCLベースで作ったソースを元に、少し手を加えてみただけですが。

今回の解析ごっこテーマは、
「ASI1600MC-COOL のハードウェアビニングの謎」
です。

一応、資料ベースでは、本体側でビニングを掛けてしまうと、
「本来12ビットで駆動しているADCが10ビットで駆動してしまい、階調が乏しくなってしまう」
ことが予想されていましたが、果たして本当にそうなのか?

・・・・で、テストしてみた♪

★今回のコーディングは超簡単

一応輝度分布を解析するルーチンは完成していたので、あとはビニングしたあとの画素数に合うようにループ回数や配列の大きさを変更するだけで完成です。
気をつけるのは、Delphiの場合、整数型数値の除算は「/」演算子ではなく「div」演算子を使わないとエラーになる事ぐらいですね。

・・・で、あっという間に「ビニング対応版」解析ツールが完成。

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テストは、前回と同様、パソコンのモニタに表示したグラデーションを撮像することで実施します。

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★より正確に解析するために

ガンマをいじっているとデータの間隔が不揃いになるので、
今回は「ガンマパラメータは50が無補正ではないか?」との仮定の下、撮影を行いました。

<SharpCapの撮影パラメータは下記の通り>

Debayer Preview=Off
Pan=0
Tilt=0
Output Format=Fits files (*.fits)
Binning=2  ←ここを「1」と「2」で比較
Capture Area=4656x3520
Colour Space=RAW16 (共通)
Hardware Binning=On ←ここを「OFF」と「ON」で比較
High Speed Mode=Off (共通)
Turbo USB=80
Flip=None
Frame Rate Limit=Maximum
Gain=250 (共通)
Exposure=0.1 ←ここを「0.1」と「0.025」で比較
Timestamp Frames=Off
White Bal (B)=50 (共通)
White Bal (R)=50 (共通)
Brightness=1
Gamma=50 (共通)
Temperature=-9.6 (共通)
Cooler Power=22
Target Temperature=-10
Cooler=On

要するに、ビニングをした場合は原理的には4画素分のデータを加算し、輝度が4倍になるはずなので露光は1/4にしました。


★輝度分布の比較
f0346040_02054683.jpg
ビンゴっ!
2×2のハードビニングした場合は、露光を1/4にすることでビニングなしの輝度分布とドンピシャ一致しました♪
さて、上記の輝度分布図はほとんど一緒に見えますが、実は大きな差があるのが分かるでしょうか??
よく見るとビニング無しに比べてビニング有りはグラフが細くて貧弱なのですね。ちなみにこのグラフは片対数のスキャッタープロット(散布図)で作成していますので、元のデータ数(プロット数)が少ないとグラフが弱々しく見えるというわけです。

★輝度データのインターバル比較

この時点でほぼ決着も同然なのですが、念のため各輝度値のインターバルを比較してみました。
言わば、輝度分布を表示した場合の「階調の隙間」を比較しようというわけですね。

f0346040_02122916.jpg
ガンマパラメータを50にした目論みは見事的中。
全ての輝度において均等なインターバルが得られました!!

さて、グラフを比較してみましょう。
オレンジのグラフはビニング無しのデータです。インターバルが全輝度範囲に渡って「16」であることが分かります。
一方ブルーのグラフはハードビニング有りのデータですが、インターバルが「64」もあることが判明しました!!

16ビットFITSの場合は、2の16乗の階調を持ちますが、ASI1600MC-COOLのADCは12ビットなので、2の4乗分だけデータが少ないことになります。ガンマ補正を加えない場合は、ちょうど16間隔でデータを散らしている計算になりますが、今回の解析結果に一致します。ハードビニングを用いた場合は、この間隔が64になっていることが分かりましたが、これはちょうど2の6乗に相当しますので、実データは10ビットしか無いことが分かりますね。

★というわけで、最終結論
ASI1600MC-COOLは、

ビニングなしの場合はADCが12ビットで駆動しており
ビニングありの場合はADCが10ビットで駆動している!!

ということが判明しました。
結局、ハードビニングは転送速度を稼ぐための便法であって、SN比を改善するためのものでは無かった、ということですね。

というわけで、やはり、星雲星団撮影の時にはビニング無しで撮影し、あとからソフトウェアビニングするのが正解のようですね♪



by supernova1987a | 2016-10-25 02:27 | 機材 | Comments(4)

ASI1600MC-COOLの謎⑧

★ASI1600MC-COOLで撮る赤外写真が楽しい

ちなみに、赤外領域は「各色のセンサーがどのような感度を持っているか」の機種ごとの差異が大きいものです。そもそも普通は使わない領域ですので、カラーバランスと関係がありませんので。

例えば赤外領域で各色のセンサー感度が揃っている機種は赤外領域で「事実上のモノクロカメラ」になりますので、なんとベイヤーRAWデータを現像(デモザイク)する必要がなくなります(ベイヤーデータのままでモザイク状にならない)。ですからモノクロの赤外線撮影ではこういった機種が良さそうです。一方、赤外領域で各色のセンサー感度がバラついている機種は適切な処理をほどこすことで、擬似的なカラー写真が得られることになります。
f0346040_19002338.jpg
   ※ASI1600MC-COOLの分光特性(原画はZWOさんのサイトよりお借りしました)

ASI1600MC-COOLの場合、上記のように赤外領域でもGやBのセンサー感度がある上に、それぞれの特性に差がありますので、赤外領域においても色分離(のようなもの)が可能となります。・・・で赤外疑似カラー写真が撮れるというわけですね。無改造のデジカメでも赤外カラー撮影に成功しているカメラマンは大勢居ますが、そもそもの赤外領域感度が段違いなので、ASI1600MC-COOLでの撮影では相当な短時間露光が可能となります。


★というわけで、作例掲載続行♪
特殊な写真なので興味ある人しか面白くないとは思いますが、所詮は自己満足ブログなので・・・・。


★作例①

<元画像>
f0346040_19111882.jpg
<画像処理後>
f0346040_19120591.jpg
※具体的処理工程は前回の記事中の作例とほぼ同様です。


★作例②
<元画像>
f0346040_19125621.jpg
<画像処理後>
f0346040_19132017.jpg
ううむ。なかなか面白い。

ちと遠出して、きれいな景色で試してみたいところ・・・・ですが、
自分の撮影風景を想像すると、あまりにも奇妙ですね。
冷却カメラにパソコンに赤外線フィルタ・・・・あ、怪しすぎる。
こりゃ人気のないところで撮影しないと・・・(笑)。


by supernova1987a | 2016-10-11 09:30 | 機材 | Comments(2)

ASI1600MC-COOLの謎⑦

★MMだけでなくMCも
リモコンの赤外信号を撮影してみて、ASI1600はMMだけでなくMCモデルもIRフィルタではなくARフィルタが装着されており、赤外線を透過しているらしいことが判明しました。また、オヤジさんご指摘の通り、最新マニュアルにはちゃんと「ARフィルタ装着仕様」である旨、明記されていましたね。

★昼間が良い天気だったので
ASI1600MC-COOLの『赤外線透過疑惑』が勃発してから、一度試してみたかったのが、赤外線による昼間の風景写真です。とくにカラースワップ法による赤外カラー写真を撮影することは近年の憧れだったので、わくわくしますねぇ。
・・・・で、やってみました♪

★ASI1600MC-COOLにニコンのレンズ
こんな感じで、フィルターを色々変えながらテスト撮影開始です。
f0346040_16172238.jpg
ちなみに、普通のデジカメ(クールピクスP7000)では、こんな感じに写る景色です。
f0346040_16181672.jpg
★ノーフィルタ(ARフィルタのみ)では
f0346040_16193293.jpg
※16bitFITSで出力したRAWデータをステライメージでデモザイク+2×2ビニングした後、モノクロ化
※ゲイン:139 ガンマ:50 色補正:B&Rともに50 (以下の写真も同様の設定)
ちなみに、どうも赤外線を拾っているらしくコントラストがよろしくありません。

★LPS-D1フィルタ併用だと
本来は、光害カット目的のLPS-D1フィルタですが、赤外線をカットする特性があるはずなので試してみました。
f0346040_16250293.jpg
木々が反射しているとおぼしき赤外線がきれいにカットされて、一気にコントラストが上がりました。(緑系の光害をカットする効果も寄与しているのかもしれませんが。)

★本命のR72フィルタでは
そして、『本命』のR72フィルタを試してみます。このフィルタ(ケンコー製)は720nm以上の波長のみを透過する仕様なので、可視光線の大半がカットされて赤外線が強調されます。さて、どうなりますか。
f0346040_16285771.jpg
おお!
これですよこれ!
「青空が真っ黒になって、日陰がストンと落ちて、日の当たる葉っぱが輝く」という、赤外線写真独特の描写。
なかなか良い感じです♪

こうしてみると、ノーフィルタのASI1600MC-COOLの画像は、ちょうどLPS-D1での画像とR72での画像のちょうど中間とも言えそうですね。

★そしていよいよ!
R72フィルタを使って撮影したRAW画像に『秘術』の限りを尽くして、幻想的な赤外カラー写真をゲットすることを試みます!

①ステライメージでデモザイク+ソフトウェアビニングしてRGBカラーTIFFに変換
②このままだとカラーの分離が悪いのでシルキーピクスのテイスト調整でベルビア風に変換
③赤外写真は解像度が低くてモヤモヤするのでシルキーピクスでナチュラルシャープ処理
④GIMP2でRチャンネルとBチャンネルをスワップ処理(チャンネル入れ替え)
⑤ステライメージでトーンカーブ修正
⑥シルキーピクスでHDR処理
⑦ステライメージでLab色彩調整処理
⑧ステライメージで画像を縮小してJPEG変換

すると・・・・!
f0346040_16383243.jpg
おおっ!
とっても良い感じ♪
一度は撮ってみたかった赤外カラー写真が簡単に撮影できてしまいました!

ASI1600MC-COOLで赤外線風景写真撮影、おすすめです。
(機材が大げさになっちゃうけど・・・・)

★結論

ASI1600MC-COOLは、赤外カラー写真撮影に使えます!!


by supernova1987a | 2016-10-10 16:44 | 機材 | Comments(8)

ASI1600MC-COOLの謎⑥

★謎「MCだって赤外線を透過してるんじゃ?」・再び
確か、各種資料には
ASI1600MMはモノクロでARフィルタ装備。よって赤外線透しちゃいますので適宜赤外カットフィルタを入れてね。」(意訳)

ASI1600MCの方は、カラーで『IR』フィルタを装備してるので、赤外線は透しません。分光特性グラフの長波長側のデータは無視してね。」(意訳)

と書かれていたハズなのに

どうやら製品を量産する段階になって仕様が変更になったようで、MCの方にもIRではなくてAR(いわゆるクリアフィルタ)が装着されているという疑惑が生じてきました。

★念のために、おさらい

いわゆる一般的なデジカメの場合、赤外線領域に感度があると、カラーバランスが崩れて真っ赤になったり色収差の影響でピントが大幅に狂ったり、とにかくトラブルの元なので、赤外線をカットする「IRカットフィルタ」が装着されています。

ただし、可視光線と赤外線の中間的波長を持つHα線までカットされてしまうIRフィルタが装着されたカメラが多いために、天体観測で星雲を撮影してもほとんど写らないという困った現象が起こっていました。

そこで、キャノンやニコンでは、20DaやD810Aなどのように「赤外線はカットするけれどHα線はギリギリ通す」という特別仕様のカメラを発売した経緯がありました。

また、アマチュア天文家の中には、自力でIRフィルタを(俗にローパスフィルタと呼ばれることもありますが、正確には、ローパスフィルタと一体化してるIRフィルタだけを取り除きたいけど無理なので、ローパスフィルタごと)取り除く『魔改造』を断行したり、改造を受け付けてくれるショップに『入院』させたりするのが流行っています。

※今はあまり使っていませんが、あぷらなーとのD40も自力『魔改造』機です。
f0346040_02550776.jpg
さて、カタログスペック通りだと、ASI1600MC-COOLは、(Hα線をギリギリ通す程度の)IRフィルタが装着されており、星雲はもちろん一般的な写真も撮影できる仕様だったハズです。ところが、これがARフィルタ(クリアフィルタ)装着仕様に変わって市場に出回った可能性があって、調べてみようかと・・・・。

※注:LPS-P2などの光害カットフィルタはIRカット特性を有するので、これを併用する段には、別に実害はありません。

★赤外線透過実験と言えばコレでしょう

ベタなやり方ですが、先日ASI1600MC-COOLの輝度分布特性を調査した際、ついでに、テレビのリモコンから出る赤外線信号が写るかどうか、実験してみました。

f0346040_03010771.jpg
うわっ!
むちゃくちゃ赤外線に感光してるじゃないですか!
ええと、分かりづらいかもしれませんが、これカメラに向けて手でリモコンを押している写真です。
・・・で、中央に帯状に写っている光と2個ある光点が赤外線信号による感光と思われます。

そもそも赤外線リモコンの信号がパルスになっていることと、露光を0.0017秒という短時間にしたため、ローリングシャッターが走っている状態を捉えたことになり、帯状の感光になっています。また、光点が2つあるのは、おそらくゴーストによるものでしょう。

という訳で、どうやらASI1600MC-COOLのフィルタは、十中八九間違いなくARフィルタであり、「赤外線写りまくり」と思われます。
もしも光害カットフィルタなしで風景などを撮影するなら、IRカットフィルタを買い増ししないとダメっぽいですね。


★メリットとしては

○満月期の流星撮影なども、赤フィルタをかませばいけるかもしれません。
○可視光カット+赤外線透過のフィルタをかませば、印象的な赤外線写真が撮影できるかもしれません。
○あえて赤外線をカットせずに星雲とか撮影したら、面白いことになる?

これらは、いずれ試してみましょうかねぇ♪

★おまけ
魔改造D40+R1フィルタによる、赤外線写真の作例を載せときます(過去の記事からの使い回しですが)
f0346040_03144249.jpg
f0346040_03151120.jpg
ちなみに、昼間の赤外線写真では、
 ①青空が真っ黒に写る
 ②葉っぱが真っ白に写る
 ③日陰のコントラストが強烈
などにより、印象的な描写となります。
ああ、高校生の頃はコダックの「ハイスピードインフラレッド」とかコニカの「赤外750」とかの赤外フィルムをニコンFG-20に詰めて風景を撮影してたっけなあ(・・・・・遠い目)。




by supernova1987a | 2016-10-06 07:36 | 機材 | Comments(6)


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