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あぷらなーとの写真ブログ
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あぷらなーと
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カテゴリ:機材( 64 )

望遠レンズ自作ごっこ④

★後ボケが良い感じなので・・・

もうすこしテストしてみます。
比較対象は、
 ①ニコンAF-S70-200mmF2.8G2(200mm域F3.2)
 ②ミニBORG50アクロ+ACクローズアップNo3
 ③ACクローズアップNo4+No3による自作レンズ
f0346040_19214750.jpg
ああ、ここにきて純正レンズの優位性がはっきりしました。
ニコンの70-200F2.8、なんと前後ボケがほぼ対称!
これはすごいことです。
私の直感的には、球面収差補正が負修正なら前ボケが汚くて後ボケが美しく、過修正ならその逆になると思うのですが、
なんというか、完璧な望遠鏡の焦点内外像を見ているような印象で、しかも色にじみが焦点内外問わず見えません。スームレンズなのに・・・・とてもかないませんね。

ちなみに、ミニBORG50にAC3の組み合わせと、今回の自作レンズはどちらも後ボケがきれいだという印象を持っていましたが、試してみるとやはり後ボケがなめらかで前ボケは2線ボケをおこしています。まあ、レンズが少ないので仕方ないでしょう。

★後ボケ比較
f0346040_19340612.jpg
※上から順に①ニコン②BORG③自作レンズ
ニコンはお手本通りの均一なボケ。しかも色にじみが見られません。波長によって球面収差に差がないのでしょうね。
BORGと自作レンズはさらに後ボケが柔らかですが、残念ながら色にじみが見られます。
面白いことに、BORG50アクロはイエロー系の色ボケAC4はシアン系の色ボケが見られます。スペック的には口径50mm焦点距離250mmと同じようなレンズですが、2次スペクトルの残し方の設計が異なるのでしょう。そもそも用途が違いますしね。

★前ボケ比較
f0346040_19393879.jpg
※上から順に①ニコン②BORG③自作レンズ

もう、ニコンの圧勝です。比較になりません。
自作レンズの後ボケの美しさは、言うなればこの前ボケの汚さを犠牲にして成り立っているのですが、ニコンは前後ともにボケ味が同じ・・・すごい。
ちなみに、後ボケの色にじみの様子から予想できたことですが、前ボケ時の色にじみは
BORGがブルー系に対して自作レンズはレッド系
になっています。
ブルーとイエロー、シアンとレッドはたいていセットで軸上色収差として登場しますものね。

★さらに致命的な(?)問題点は

上記のテスト画像は、下記のような(CAPAの付録についていたチェックシートを撮影したもの)
f0346040_19462944.jpg
画像からのトリミングなので、ニコン以外のボケに画面の対角線方向への流れがあることが分かります。
コマ収差の可能性と湾曲収差の可能性があるのですが、おそらく後者が主でしょうね。
要するに、画面周辺部は画面中心部とピント位置がずれているということです。
実写でも確かめてみましょう。


以下、続きます♪


by supernova1987a | 2015-01-07 00:16 | 機材 | Comments(0)

望遠レンズ自作ごっこ③

★いよいよテスト撮影です

ケンコーのクローズアップレンズを対物レンズに転用して自作した「望遠レンズもどき」
さっそくテスト撮影してみましょう。

f0346040_18445009.jpg
※ニコンD700+ACNo4&ACNo3による自作望遠レンズ

おおっ!良い感じです♪
こんな単純なレンズなのに結構よく写るではないですか。

ちなみに、(条件は完全に一致してはいませんが)ニコンの純正70-200mmF2.8ズームでは、こんな感じ・・・
f0346040_18445820.jpg
※ニコンD700+AFS70-200F2.8GVR2+テレコン

30万円ほどの超高級レンズ相手に、たった3000円ほどのクローズアップレンズ2枚の自作レンズが大健闘
・・・面白いと思いませんか??

★色々撮ってみましょう♪
f0346040_18562077.jpg
※ニコンD700+ACNo4&ACNo3による自作望遠レンズ

背景のボケも良い感じです♪

ちなみに、周辺減光補正や色収差補正処理は加えていません。
使ったカメラはFXフォーマット(フルサイズ)のD700ですが、一般撮影に関する限り周辺減光も問題なさそうです。

f0346040_19042753.jpg
※ニコンD700+ACNo4&ACNo3による自作望遠レンズ

うーむ。やっぱり、よく写りますねぇ。ちなみに、実効焦点距離170mm程度といったところでしょうか。

さらに、同じF値の『本物の』望遠レンズに比べると、明らかに像が『明るい』のです。

最近のメーカー製レンズがどのようにF値を決めているのか(不勉強のため)知らないのですか、
「焦点距離を有効口径で割る」という定義によるF値と、明るさを元に算出するTナンバーのうち、
後者をいわゆる「F値」としているのなら、この自作レンズのF値は3.2程度に感じます。
10数枚のレンズを組み込むメーカー製レンズに対して、このレンズはたった4枚のレンズですから、あり得ない話ではありませんね。

以下 続きます♪


by supernova1987a | 2015-01-05 00:16 | 機材 | Comments(0)

望遠レンズ自作ごっこ②

★対物部の組み立て


 ACクローズアップNo4を対物レンズとして使用します。
 7457と7458を接続しその先にACNo4をねじ込みます。
折角なので、BORG50用のフードもつけてみます。

f0346040_18270720.jpg
★鏡筒部の組み立て

7861+7603+7205+7602の順に接続して完成です。
ヘリコイドでピントの微動、ドローチューブでピントの粗動を行います。

f0346040_18271340.jpg

★マウント部の組み立て


 ニコンの一眼レフに装着するために7000+5003を組み合わせ、
その先(鏡筒側)にもう1枚のクローズアップレンズACNo3をねじ込みます。
いわゆるフォーカルレデューサ(焦点距離を短くし、F値を明るくするレンズ)の役割を持たせるためです。

f0346040_18272137.jpg

★合体!


良い感じにできあがりました♪

f0346040_18274693.jpg
一切の工作が必要なく、単に手元の部品を組み合わせただけですが、組み合わせ方にセオリーがあるわけではないので、各部品をとっかえひっかえ試行錯誤が必要です。しかし、この試行錯誤こそがBORGパーツの面白いところで、いわゆる『ボーグ沼』にはまってしまう人が多いというのもうなずけます(笑)。
ちょうど、パソコンの自作に通じるところがあるように感じます。

以下、続きます♪


by supernova1987a | 2015-01-03 23:23 | 機材 | Comments(0)

望遠レンズ自作ごっこ①

★新年あけましておめでとうございます。

長年のブランクを経てブログを開設してから7ヶ月が経過しました。
今年ものんびりと好き勝手なことを綴ります。
まだ、ブログの方向性が定まっていませんが、一応、自然写真関連からは逸脱しないようにするつもりです♪

たどり着いた方の検索ワードを見てみると、
VMC260LやEQ6PROなどの機材名や、比較明コンポジットなどの天体写真技法名が圧倒的に多いですが、天体ネタは停滞気味です。そのうち色々載せるつもりですが・・・。

★惜しいことをしました・・・

仕事納めの12/30の深夜、職場から実家に帰省する途中に夜空を見上げると、ほぼ無風状態で、冬場とは思えないほどシンチレーション(星の瞬き)が少なかったので、「これは、木星を観測したら模様がウジャウジャ写りそう」などと思ったのですが、もはや時間がありませんでした。
翌大晦日は、前日とはうって変わって強風+ドン曇り。

仕方がないので、かねがねやってみたかった
「ケンコーのクローズアップレンズを望遠レンズ代わりにしたらどうなるか?」
をゴソゴソやってみました。

★色々な性能にこだわらなければ望遠レンズの構造は単純で


正確には望遠レンズの定義は
「焦点距離よりもレンズの全長が短いレンズ」
だったかと思います。確かに市販の望遠レンズは焦点距離よりもずいぶんとコンパクトにできているものが多いですね。
ここで一般的な解釈である
「普通のレンズよりも遠くの景色が大きく写るレンズ」
が『望遠レンズ』として考えると、全長を小さくするための技術が不要となるため、レンズ構成が単純で済みそうです。
極端な話、望遠鏡に使われるような対物レンズ1つあれば望遠レンズに転用できます。


★ケンコーのクローズアップレンズは


本来、普通のレンズでマクロ撮影をするため、レンズの先端にフィルターのように装着する凸レンズをクローズアップレンズと呼びます。ちょうど、カメラのレンズに虫眼鏡を覗かせているような状態ですね。あるいは、近くにピントが合わないカメラに老眼鏡をかけさせるというイメージが近いかもしれません。

クローズアップレンズには、凸レンズ1枚構成の通常タイプの他に凹凸2枚を組み合わせて画質を改善したAC(アクロマート)タイプも多く販売されています。当然、色収差の改善が目的でしょうが、クローズアップレンズ単体で見たときの球面収差も改善されているようなので、今回は、このACタイプのクローズアップレンズを素材として、『望遠レンズもどき』を作ってみましょう。1枚数千円で入手できますし、うまくいかなくても本来のマクロ撮影や望遠鏡用のレデューサ代わりに使えますものね♪

★そういえば・・・


昔、ケンコーから「クローズアップ鏡筒セット」なるものが販売されていました。残念ながら今は入手できないようですが、これは、まさにクローズアップレンズを望遠レンズとして転用するためのアイテムでした。


★今は、BORGのパーツがある!


近年、天文マニアやバードウオッチャーに人気のBORGは、天体望遠鏡だけでなく膨大なパーツがあります。

今回は、そのBORGのパーツとクローズアップレンズを組み合わせてみましょう。

用意したパーツ(といっても手元の機材を分解しただけですが)は次の通り

f0346040_18213467.jpg

 7861:M57ヘリコイドLⅢ
 7205:ミニミニドローチューブ
 7603:M57/60延長筒M
 7602:M57/60延長筒S
 5003:カメラマウントニコン用
 7000:カメラマウントホルダーM
 7457:M57→M57AD
 7458:M57→M57ADⅡ

(※数値はパーツの型番)
これらのBORGパーツに、ケンコーのACクローズアップNo4とNo3(ともにフィルター径52mm)を使います。


★目指すのは・・・


 焦点距離:約180mm前後、F値:約3.5前後で、後ボケが軟らかい望遠レンズです。
使うのが所詮アクロマートですから、この際、色収差には目をつぶります。 


以下、続きます♪


by supernova1987a | 2015-01-01 18:22 | 機材 | Comments(2)


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