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オリオン座大星雲は『面白い』

★シルバーウイークの成果はM42

1日だけ撮影しましたが、今のところ大満足。
自己ベストのオリオン座大星雲が撮れました♪

★昔の自分が見たら、腰を抜かしそう・・・

とにかく、昔想像していたものと全く違う物が写っちゃうのですよ。
たとえば・・・・・

f0346040_20010794.jpg
 昔は、てっきり「切れ込み」だと思ってたんですがねぇ。

f0346040_20021358.jpg
鳥の「くちばし」部分は「本体」のM42と別にM43というメシエ番号が振られているくらいだから、別物だと思ってたんですが、どうもこれ、後でつながってるようにしか見えませんよねぇ・・・。

f0346040_20040684.jpg
鳥の「つばさ」の部分に至っては、以前はHβ線で発光?などと妄想していたのですが、なんか鮮明に写してみると「単なる煙みたい」に見えちゃいますね。
えーと、確か「つばさ」の部分からはOⅢの輝線スペクトルが出ていたはずですが、はてはて・・・・。
ああ、なんか分光測定結果を見てみたくなりますね♪(学生時代は可視光域のスペクトルは専門外だったもので、基礎知識が足りてません。ちと勉強しなきゃ(笑)。)

★去年もやってみた「逆向き」で眺めると

去年、ちょうど天体望遠鏡で眺めたときのように、M42の写真を180度回転して眺めてみると面白いことに気づいたんですが、今回もひっくり返してみましょう。

f0346040_20185563.jpg
わあ!
吸い込まれそうっ!!


・・・やっぱ、M42は飽きそうにないですね。奥が深いわ~。











by supernova1987a | 2015-09-25 06:45 | 天体写真 | Comments(2)

ようやく好天に恵まれまして♪②

前回の続きです。

絶好の撮影チャンスとなった快晴の夜空の元、今年初のオリオン座大星雲M42を撮影してみました。

★オリオン座大星雲は目でも見えてます・・・

大変人気の高いオリオン座大星雲ですが、
初心者の方に「肉眼でも見えていますよ♪」とお話しすると、結構驚かれます。

f0346040_14541699.jpg
まあ、目で見えていると言っても、「星が滲んでいるように見える」程度ですが、それでも双眼鏡を使えば、鳥が羽ばたくような星雲の姿を見ることができます。

・・・ただし、双眼鏡や望遠鏡を使っても、あの魅力的な「ピンクの輝き」は見えません。天体写真集でよくみる星雲の「ピンク」は、電離した水素ガスが発光するHα線(はい、物理を習っている人は、例のバルマー系列の輝線スペクトルですね♪)と呼ばれる特殊な光でして、人間の目だと「赤」ではなく「赤黒く」見えてしまうため、色を識別できません。(まれにピンクに見えるという方がいらっしゃいますが、なぜなのかは不明です。)

同様に、普通のデジカメではこのピンクが上手く写らないので、IRフィルタを換装するデジカメ改造が流行っている訳ですね。


★絶好の機会を活かすべく・・・

快晴の元での、今年初のM42を撮影すべく、下記のシステムで臨みます。

 主鏡:ビクセンVMC260L
 補正レンズ:ビクセン純正レデューサーVMC
 カメラ:ニコンD5000(IR改造)
 フィルタ:LPS-P2
 赤道儀:K-ASTEC改造ニューアトラクス
 ISO:1600
 露光:30秒

オードガイダはまだ調整中なので、いつもの「ずぼら撮影法」:ノータッチガイドの短時間露光を多数枚コンポジットする方針で行きます。

★1枚撮り画像

・・・さて、期待の写りはどうでしょう??
まずは、1ショット画像。上記の撮影手法での1コマ画像です。
f0346040_13590148.jpg
※VMC260L+レデューサVMC+IR改造D5000+LPS-P2 ニューアトラクスノータッチガイド ISO1600 30秒露光

さすが、市街地とは違って1コマ画像ですでに『ウネウネ』が写っちゃいますね♪
前回撮ったのは昨年の10月で、市街地からの撮影でした。光害カットフィルターLPS-P2を常用しているとは言え、本来のきれいな空には勝てませんねえ。

今回の1コマ画像では、いきなり前回のコンポジット処理後みたいな画像が出ちゃいました・・・・はあ(ため息)。

★さらに画像処理!

それならば、ここでさらに市街地撮影時にやっている画像処理を加えたら!!

・・・という訳で、撮影した画像を42枚コンポジットしてみました。
トラベジウム付近の階調は現像時の処理でなんとかなるので、段階露光も無し。
今回は大気差による色ズレを回避するために、いちどカラーデータをRGBの各チャンネルに分解した後に再合成で分散を補正しました。
あくまでも中心部のトラペジウムを消さないように階調を設定します。(ブラケッティングやHDR、およびデジタル現像は使いませんでした。)
ちなみに、あまり時間が無かったのでダーク減算はせず、キャプチャNX2のアストロノイズリダクションのみ掛けました。その代わり、変なカラーのイズがでるのは嫌なので、RGB画像からL画像を取って軽くマルチバンドシャープ処理を行った後、LRGB合成を施します。
f0346040_14035943.jpg
 ※先述のデータ42コマの加算平均コンポジット

おお~!
画面全体が「星雲まみれ」
です。
VMC260LでM42を撮影するのは、今回がまだ2回目ですが、なかなか良い感じです♪
あと、もう1件M42に関して試してみたことがあるのですが、画像処理の時間が取れません。
うまくいけば、そのうちアップしますね♪

P.S.
あ~あ。こうなると、色んな天体を撮りまくりたくなってきます。
・・・・・・が、次の休みに晴れるのって、いつだろう??


by supernova1987a | 2015-09-24 06:28 | 天体写真 | Comments(0)

ようやく好天に恵まれまして♪①

★世間はシルバーウイークで5連休ですか・・・ね?

なんとか1日だけ、フル休日が取れました♪
お仕事も部活指導も無し(笑)の貴重な休日。
しかも、しかもですよ!
月齢が7前後で夜半には沈んでくれる上に、GPV気象予報では、香川県が「真っ黒け(快晴)」!

これは、「出撃」せねばならんでしょう!!

★カプリと遊んでる場合ではありません。

遠征用に入手した10cm屈折のカプリ102EDですが、滅多にないチャンスなので「メイン機材」で行きます。
ちなみに、撮影対象もキメ打ちです。夜半に登ってくるオリオン座だけに全力集中します。
f0346040_13020689.jpg
 ※ごめんなさい。撤収前の写真です。でも、望遠鏡って夜明け前に撮るとキレイなんですよね~

★最高条件では無いですが、なかなかの透明度

 西に傾いた天の川や天頂付近のアンドロメダ銀河M31なども肉眼で見え、なかなかの条件です。
・・・ほんっとに最近(近年?)遠征時には曇ってばっかりだったので、テンション上がりすぎて大変。
f0346040_13060411.jpg
 ※ニコンD5000(無改造)+タムロン17-50mmF2.8 17mm域F6.3 ISO800 20秒露光 固定撮影

行きつけの観測地は、ベストコンディションなら黄道光と冬の天の川がクロスするところが見えたりするんですが、さすがに今日は、それほどではありません。
まあ、5段階評価で言うところの「4」と言ったところでしょうか。

それでも、周りの明かりが比較的少ないので、日周運動を比較明コンポジットで表現すると・・・
f0346040_13192800.jpg
 ※ニコンD5000(無改造)+タムロン17-50mmF2.8 17mm域F6.3 ISO800 20秒露光 固定撮影
  60コマの比較明コンポジット

・・・このように、もう、何が何だか分からない画になっちゃいます。


★待望のM42、まずは双眼鏡で・・・

 セレストロンの7cm双眼鏡でM42オリオン座大星雲を見てみます。
 おお~!
 まさに「鳥が羽を広げているように」見えます。
 あまりに美しいので、しばし見とれてしまいました。
 うーむ。ここまで良く見えたのは久しぶり♪

 これは望遠鏡での撮影も期待できそうです。


★★★以下続きます★★★


by supernova1987a | 2015-09-22 21:58 | 天体写真 | Comments(0)

遠征用の新兵器④

★CAPRI-102EDの接眼部問題

抜群の微動動作を誇る、DXマイクロフォーカス接眼部換装仕様のカプリですが、
先日も書いたように、ピントロックネジを締めると接眼筒が傾いちゃいます。

素のカプリ直焦点にD5000を接続し、ロックネジを締める前と後でどれだけ像がずれるかチェックしてみました。

f0346040_05353758.jpg
※CAPRI-102ED直焦点+ニコンIR改造D5000 ロック前後の2コマを比較明コンポジット

かなりズレちゃいますね。ノートリミングでこれですから、ちょっといただけません。
ちょうどカセグレン系鏡筒のミラーシフトの様な悩みですね・・・・。

ちなみに、実測で185秒(約1/20度)のズレでした。むう。

★気を取り直して・・・

ま、細かい事は置いといて、昴でも撮影してみましょう♪
今回はカプリに笠井0.6倍レデューサを使ってみます。
途中から薄雲に覆われちゃいましたが、ここは昴です。
かえってキレイに滲んでくれることを期待して撮影を続行します。

f0346040_05563701.jpg
※CAPRI-102ED+笠井0.6倍レデューサ+ニコンD5000(改造)+LPS-P2フィルタ K-ASTEC改造ニューアトラクスノータッチガイド ISO800・30秒露光×15コマコンポジット

おお!・・・・なんだか良い感じです♪
派手に滲んでしまいましたが、こんな昴もアリですよねぇ?



by supernova1987a | 2015-09-18 06:23 | 天体望遠鏡 | Comments(0)

遠征用の新兵器③

★条件は悪いですが

なんとか晴れ間が見えてきたので、2~3等星しか見えない上に薄雲がかかっていますが、「新兵器」CAPRI102EDのファーストライトを行いました♪
f0346040_20251764.jpg

★素のCAPRI102ED

補正レンズ無しの直焦点では、主として像面湾曲のために像が乱れるのは承知の上で、APS-Cでどの程度の流れなのかをテスト撮影してみました。写野は、はくちょう座のデネブ周辺です。撮影は「いつもの」IR改造ニコンD5000とLPS-V2フィルタを併用して、ISO3200でアトラクスのノータッチガイド20秒一発撮りで行いました。
f0346040_04385863.jpg
おおっ?
思ったより良い像ですね。うるさいことを言わなければ、このままでもいけそうな感じです。
周辺四隅の像の流れが分かるように、上記の画像に四隅のピクセル等倍トリミング画像を貼り付けてみましょう。
f0346040_04443390.jpg
ああ、さすがに周辺部は流れていますね。でも比較的素直な流れ方です。像面湾曲の典型といった印象ですね。

★笠井0.8倍汎用レデューサ

本命の笠井ED屈折用0.8×汎用レデューサを試してみます。

f0346040_04471929.jpg
レデューサの効果で、写野が広くなるとともに像も明るくなりました。
周辺部はどうでしょう?

f0346040_04483484.jpg
うーん。微妙ですねえ。素の直焦点よりは流れが改善されているように感じますが、まだ不十分です。
それになんとなく対角方向に対して非対称の流れが生じているのが気にかかります。スケアリングが狂っている可能性もありますね。

★笠井0.6倍汎用レデューサ

フルサイズでは周辺減光がひどすぎて使えなかった0.6倍レデューサですが、APS-Cではどうでしょうか?

f0346040_04515222.jpg
あ!意外に「まとも」な像ですね。それに、さすがは0.6倍。すごく明るく写ります。
f0346040_04532471.jpg
周辺部は、0.8倍レデューサの時とは逆に、対角方向ではなく円周方向への像の流れが出てしまいました。

★笠井汎用フラットナー

「大本命」のED屈折用汎用フラットナーをテストしてみましょう。

f0346040_04580907.jpg
結構良い感じです。周辺部を拡大してみます。

f0346040_04590593.jpg
おお!
ほぼパーフェクトですね。周辺まで星像が丸くなっています。カプリは10cmのF7アポですから、おそらくフラットナーの想定スペックに近いのでしょうね。

・・・・・でも、1点だけ非常に残念な現象が・・・・

1枚目の画像を見ても分かるように、
f0346040_05043460.jpg
輝星のそばに、かなり明瞭な緑色のゴーストが発生してしまうのです。補正性能が良いだけに惜しいです。

★BORG1.08倍マルチフラットナー

例の『高いヤツ』です。補正レンズをスライドさせることができますので、カプリに合わせて700mm用の指標にセットして撮影してみました。

f0346040_05094408.jpg
レンズ位置を調整すればもっと像を追い込めそうですが、とても良好な像だと思います。

f0346040_05111052.jpg
変なゴーストも発生していません。さすがですねえ。

★BORG0.85倍レデューサ

ミニBORGなどに使うと抜群の補正性能を誇るBORGのAPS-C用レデューサですが・・・・

f0346040_05133074.jpg
一見良さそうに見えて、周辺部が流れすぎです。

f0346040_05142042.jpg
やはり、BORGに最適化されているのでしょうね。

はあ・・・それにしても短時間のうちに各種補正レンズを「取っ替え引っ替え」しての比較撮影は疲れました。
マイクロフォーカス接眼部のスムーズな動作に救われた感じです。やっぱ、この接眼部良いですね。
「あの問題」を除けば・・・・・。

 ★★★以下続きます★★★


by supernova1987a | 2015-09-17 06:30 | 天体望遠鏡 | Comments(0)

遠征用の新兵器②

★夜の天候が悪そうなので・・・

新たに入手した笠井トレーディングのCAPRI102ED。
早くファーストライトをしたいのですが、どうも天候が悪そうです。

まずは、昼間の風景を撮影して「致命的な不具合がないか」テストしてみます。

★カプリ102ED素のまま
f0346040_21455521.jpg
 ※ニコンD700+CAPRI102ED直焦点

・・・画質云々の前に、圧倒的なピントの合わせ易さに感激。「食わず嫌い」だったクレイフォード系接眼部ですが、マイクロフォーカス接眼部の微動装置は、ヘリコイドやラックピニオンではマネのできない快適さでした。なにしろ、ライブビューの拡大画面で操作しても、ほとんど対象が揺れないんですもの。
・・・うーむ。他のBORGやVMC260Lもマイクロフォーカス接眼部に替えようかなあ・・・・。とにかくビックリでした。

さて、昼間の撮影では、うるさいことを言わなければ、素のままでフルサイズまでいけそうですね♪

★笠井トレーディングED屈折用フラットナー併用

先日来、BORG60EDでテストしていたヤツです。
はい、実はCAPRI102EDを導入することは考えていて、本体より先に買っちゃったヤツですね。

f0346040_21563730.jpg
 ※ニコンD700+CAPRI102ED+笠井ED屈折用フラットナー併用

周辺部のボケが緩和されたのが分かります。充分フルサイズで実用になりますね。変な周辺減光も出ません。

★笠井トレーディング0.8倍レデューサ

BORG60EDとは相性が悪かったヤツですが、カプリとならどうでしょう?

f0346040_21590913.jpeg
 ※ニコンD700+CAPRI102ED+笠井0.8倍レデューサ併用

悪くないですね。充分実用になりそうな雰囲気です。
ちなみに、この組み合わせだと、
571mm F5.6 の フルサイズ対応望遠レンズになります。
サンニッパに2倍テレコンをかました場合と比較すべきスペックですね。今度比較してみます。

★笠井トレーディング0.6倍レデューサ

かなり、無理してそうなスペックのレデューサですが、どうでしょうか・・・

f0346040_22042868.jpeg
 ※ニコンD700+CAPRI102ED+笠井0.6倍レデューサ併用

一応、428mm F4.2 という、サンニッパに1.4倍テレコンをかましたくらいのスペックになりますが・・・

・・・ああ、やっぱり!
ものすごい周辺減光が発生して、フルサイズでは使い物になりませんね。
でもAPS-Cならなんとかなるかも、ですね。

★BORGマルチフラットナー

 今度は、こちらが純正でなくなりますが、レンズの位置調整で700m用に調整して使ってみます。

f0346040_22082387.jpg
 ※ニコンD700+CAPRI102ED+BORG1.08倍マルチフラットナー併用

カプリのDXマイクロフォーカス接眼部仕様機はM57準拠なので、ミニBORGのパーツが全て使えます。
ここでは、フラットナーを使ってみましたが、良い感じですね。フルサイズで使えそうです。

★BORG0.85倍レデューサ

元々がAPS-C用のレデューサなので「無理」とは分かっていましたが、念のため。

f0346040_22112608.jpg
 ※ニコンD700+CAPRI102ED+BORG0.85倍レデューサ併用

・・・ああ、やっぱり無理だったか・・・。
もちろん、APS-C機では実用になりそうです。こう見ると、カプリに対しては笠井の0.8倍レデューサが大変魅力的に見えますね。

★あとは・・・・

実際に天体を撮影してみて、補正レンズ系の適正をテストすることにします。


★★★以下続きます★★★



by supernova1987a | 2015-09-16 06:32 | 天体望遠鏡 | Comments(0)

遠征用の新機材①

★天文少年時代の夢は

高橋のFC-100、ビクセンのFL102S、ペンタックスの105EDHF・・・・
などなど、フローライトやEDレンズを使った10cm級のアポクロマート屈折望遠鏡を手に入れるのが夢でした。
・・・が、いずれも鏡筒だけで20~30万円と非常に高価だったので、手が出ませんでした。
同じ金額を投じれば大口径の反射望遠鏡が手に入るのですから、なおさらです。

★現在でも日本製は高価なのですが・・・

黎明期から普及が進むにつれて飛躍的に価格破壊が進む電子機器と異なり、基本的には古典的な設計が継承されている望遠鏡は時代が変わっても、そうそう安くはなってくれません。
ただし、海外製の望遠鏡は『異常に』安価なものもあり、大変気になっていたわけです。

★リスク覚悟で・・・

海外製の望遠鏡は大変安いものの性能のバラツキや外見上の仕上げの粗さなどが目立つという「噂」もあり、怖かったのですが、遠征用に手軽に持ち出せる機種が欲しかったので、意を決して入手しました。

f0346040_19051369.jpg
笠井トレーディングさんで扱っている、CAPRI-102EDの特別仕様機です。
口径102mm・F7の2枚玉EDアポクロマートです。
立派なアルミケースや鏡筒バンド、アリ型レールなどが付属していることを考えると、日本製よりもかなり格安と言えます。
f0346040_19125876.jpg
さすがに10cmの対物レンズは大きいですね。見ていると吸い込まれそうです。
幸いレンズにキズやコーティングむらは見られませんでした。まずは一安心。

f0346040_20251764.jpg
標準でついているクレイフォード接眼部は使いにくそうだったので、DXマイクロフォーカス接眼部装備の特別仕様機にしました。
この接眼部は、2インチアイピースアダプタを外すと、なんとM57メスネジが現れるがミソでして・・・・

f0346040_20302849.jpg
・・・そう! BORGの各種パーツが全て使えてしまうのです!
延長筒も!回転装置も!レデューサも!フラットナーも!ヘリコイドも!
・・・・すばらしい♪

思ったよりも鏡筒の造りがしっかりとしていて、レンズの状態も良かったので、
f0346040_20373061.jpg
鏡筒と接眼部の境目が「刃こぼれしたみたい」にガタガタになっていたり、キャリングケースの取っ手がグラグラしているのもご愛敬♪。
また鏡筒に数センチのキズ状のものがありましたが、丹念に拭き取ると消えました。キズではなくしつこい汚れだったようです。

このあたりは(双眼装置の購入の時にも書きましたが)神経質になってはいけないところですね。笠井トレーディングさんのHPにも明記されていることですし、日本製よりも安いんですから(笑)。

★期待のマイクロフォーカス接眼部はどうだ??

実はこれまで、手持ちの接眼部はラックピニオンとヘリコイドばっかりで、クレイフォード系の接眼部には全く縁がありませんでした。
・・・ギア無しのフリクションで支えているイメージがあって、なんかスリップしそうですもん。
今回がクレイフォードの初挑戦。ドキドキしながら操作してみました。

・・・んん?・・なんだ、こりゃ?

粗動ハンドルがスムーズに回せません!なんというか、動き始めに何とも言えないイヤな重さがあって、そのあと急に軽くなったかと思うと、今後は止めるときに変な抵抗がかかる感触・・・・そう、まるで中にフライホイールが入っているのではないかと思うほど「慣性モーメント」を感じるのです。

・・・これは使い物にならないか?

ところが、ショックを受けたのもつかの間、微動ハンドルを操作した途端に印象が変わりました。

・・・・軽っ!!むちゃくちゃスムーズ!!

これが俗に言う「フェザータッチ」というものでしょうか? ガタなど全くなく、とてもスムーズにピント合わせができます。
とても良い感じです。

・・・・ああ、なるほど!
先ほどの感触は、大ギアと小ギアがかみ合っているときに大ギアを回して小ギアを高速回転させるときの感触に似ていました。
おそらく微動ハンドルと粗動ハンドルを接続する減速ギアの挙動だったわけですね。

★その他、問題点など

EQ6PROにプレートを積み、その上にCAPRIを載せて動作チェックをしてみました。

 ①微動は非常に使いやすいが、粗動の感触は最悪
 ②接眼部のピント固定ネジを締めると傾く
 ③付属のアリ型プレートをビクセンのアリミゾ台座に接続すると、少しの振動で鏡筒がグラグラする。

ちょっと触って判明した問題点は、上記の3点くらいですね。
 ①については、微動が非常に優秀なので我慢できますし、粗動用にヘリコイドをかます手もありますので問題なし♪
 ③については、手持ちのロスマンディ規格の中型アリ型プレートとアリ溝台座に交換するとピタリと治りました。解決♪
 ②については・・・・どうしようかなあ?なんかスケアリングとか狂いそうだなあ・・・。

総じて「ある程度分かっている人」向きの機種であって、初心者さんにはお勧めできないですね、色んな意味で・・・。
あ、初心者の方は、いきなり10cmアポとか買わないか・・・(笑)

★★★以下続きます★★★


by supernova1987a | 2015-09-15 06:29 | 天体望遠鏡 | Comments(0)

最近の検索ワードと雑感

★最近は・・・
ほとんど あぷらなーとの自己満足だけで書いているブログですが、こんな拙いブログでも色々な方が閲覧にお見えのようです。
今後の参考のために、どんな検索ワードで来訪されているのかをチェックしてみました。


★8月の検索ワードランキング
 1 眼視 20.34 %
 2 VMC260L 15.25 %
 3 アクロ 11.86 %
 4 青ハロ 11.86 %
 5 赤道儀 11.86 %
 6 VMC260 6.78 %
 7 天体写真 6.78 %
 8 EQ6pro 5.08 %
 9 ケンコー 5.08 %
 10 フォーカルレデューサー 5.08 %

★7月の検索ワードランキング
 1 双眼装置 35.29 %
 2 VMC260L 8.82 %
 3 ボーグ 8.82 %
 4 加算平均コンポジットの仕方天文 8.82 %
 5 笠井 8.82 %
 6 eq6pro 5.88 %
 7 45EDⅡ 5.88 %
 8 あぷらなーと 5.88 %
 9 光と影をテーマに写真撮影 5.88 %
 10 手作り望遠レンズ 5.88 %

なんだか、似たような機材を愛用(もしくは検討)されている方がいらっしゃるようで、嬉しくなりますね。

★EQ6PRO赤道儀について

ちなみに、かつての自分もそうですが、やはりEQ6PRO赤道儀で苦労されている方が多いのでしょうか。熱心に情報収集されている時にヒットしたのでしょうね。じゃじゃ馬ですがコスパ抜群の立派な赤道儀だと思います(特に17万円ほどで入手できた時期は・・・)。残念ながら現在はアトラクスメインに戻っちゃいましたが、機会があればまたEQ6PROネタも扱いますので気長にお待ちください。遠征用のサブ機材をEQ6PROメインで組もうかと思案中です。
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★VMC260Lについて
VMC260Lで検索してみると、当ブログがえらく上位に表示されて恐縮しちゃいます。VMC260L自体、愛用者が少ないのでしょうかね?ネットを巡回していても滅多にユーザに出会いませんものね。
個人的には大変優秀な鏡筒だと思っているのですが、じゃあ、これがアウトレットでなく定価でも購入したかと問われれば、たぶん躊躇したでしょうね。正直、定価のままだとコスパ高いとは思えません。
また、同クラスのライバル機種(セレストロンのC11とか高橋のミューロン250とか、あるいは純ニュートン反射とか)と見比べる機会がありませんので、肝心の「見え味」については、なんとも言えませんね。
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  ※VMC260Lで撮影した木星。惑星も良く写る鏡筒だと思います。
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 ※VMC260Lで撮影したM42。意外なことに純正レデューサが優秀で星雲星団もいけちゃいます。


★BORG系について
近年では『鳥屋さん』中心に、BORGユーザーが増えてきているようで、嬉しい限りです。
私も、前身のファミスコ60Sをバードウオッチング用に購入して以来、初代BORG65アクロ(プラ鏡筒)をはじめ、随分BORG関連の機材が増えました。いわゆる『BORG沼』・・・恐るべしですね。
個人的にはミニBORG60EDが大好きなのですが、そろそろ消えちゃいそうですね。残念です。検索ワードから察するにアクロマート鏡筒の色収差に伴う青ハロ対策に苦慮している方が多いのでしょうか?あれはあれで味があって良いと思うんですが・・・ね。(そういえば、昔の天文ガイドに掲載されたBORG65アクロの広告には「青にじみが美しい」というキャッチが意表を突いていて感心しました。覚えている方いませんか??)
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★自作望遠レンズについて
興味のある方は、ぜひケンコーのACクローズアップレンズNo4をミニBORG鏡筒などを流用して望遠レンズとして転用して遊んでてみてください。数千円のレンズで250mmF4相当。本当に良く写ってビックリしますから。ちなみにNo5やNo2も悪くありません。・・・あ、No3だけはダメです。なぜかボケボケの像になります。もちろん、ACタイプじゃないクローズアップレンズは望遠レンズに転用できません。色収差はもちろん球面収差も補正されていないので全く使い物になりません、念のため。(自作のソフトレンズとしては使えますが・・・)
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★双眼装置について
笠井トレーディングさんの双眼装置はコスパ抜群だと思います。私も愛用していますが、他の「高級な」双眼装置やEMSなどを用いた「本物の」双眼望遠鏡と見比べたことはありませんので、あくまで個人的な印象です。充分に実用になると思います。
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さて、今後はどんなネタを書こうかなあ??
とりあえず、風景写真か天体写真を撮りに出かけないと・・・ですね♪
現在画策中の「遠征用サブ機材システム」とっとと組んじゃおう・・・と。

by supernova1987a | 2015-09-11 06:21 | 機材 | Comments(0)

お盆の反省②

★収穫あり
さんざんだったお盆の撮影ですが、収穫がありました。
NGC7293を195枚も撮影したものですから、いつもの「アレ」やってみました。

★アトラクスのピリオディックモーション測定

いや、一瞬「ぎょっ」としたわけですよ。
いつもの通り「お手軽」ノータッチガイドをした画像を、位置合わせ無しの比較明コンポジットしてみると
f0346040_22533501.jpg
※VMC260L+レデューサVMC+IR改造D5000 30秒露光×194コマの比較明コンポジット(位置あわせ無し)

こんな風に、一瞬ピリオディックモーションが無いような像になったものでして・・・
むろん、よく見ると画面の左右に往復運動が見られますので、単に極軸あわせの誤差による南北方向のエラーが少なかっただけです。

・・・というわけで、せっかく195コマ(時間にして約65分間)ものデータが手に入ったわけですし、久しぶりにK-ASTEC改造ニューアトラクスのピリオディックモーションを測定してみましょう。

★測定の前にステライメージで・・・
ピリオディックモーションが見やすいように、今回もステライメージのメトカーフコンポジット機能を使います。
要するに、東西方向の極軸エラーを補正して、南北方向の極軸エラーを発生させるように位置調整させるわけですね。
f0346040_23005881.jpg
おお、とってもきれいなピリオディックモーションが見えてきました♪
拡大してみます。
f0346040_23100291.jpg
ほぼ8周期分のデータが取れたことになります。
途中切れているところは、撮影を中断した部分です。
比較的運動が安定している下半分の画像からピリオディックモーションを測定してみます。
ステライメージには、望遠鏡の焦点距離と使用したカメラの機種名を入力すると、自動的に見かけの角度を計算してくれる機能があります。今回はその機能を使ってみましょう。
f0346040_23440085.jpg
測定したピリオディックモーションは、
 ±5.5秒
ただし、撮影に用いたNGC7293は天の赤道から南に20.83度ずれているので、見かけの運動が赤道上の天体よりも小さくなります。
そこで、先ほどの値を補正するために、COS(20.83)で割ってやると
 ±5.9秒
となり、これが今回の測定値となります。


★結論
まあ、大変おおざっぱな測定なので、有効ケタ2ケタもないとは思いますので、

私のニューアトラクスのピリオディックモーションは、
 安定時におよそ±6秒
だということに結論づけましょう。

ええ。さすがに最新のAXD赤道儀や往年の名機『旧』アトラクスなどにはとても及びませんが、結構立派な値だと思います♪

それに何より、ウオームネジが1回転すること以外の『変な運動』が見られないことがとても嬉しいです。
以前使っていたEQ6Proだと、主周期以外の短周期のエラーが盛大に出て閉口していました。おそらくウオームネジ以外にモーターの減速ギアなどから発生するエラーではないかと思いますが、このあたり、アトラクスのモーター換装をお願いしたK-ASTECさんがいい仕事してくれたように思います。


★もうそろそろ・・・

毎回毎回「テスト撮影」ばかりだったので、そろそろ腰を落ち着けて撮影したいですね。
コネクタがもげちゃったST-iの代用品も入手したことですし、そろそろオートガイドを再開するとしましょうかね♪
・・・あと、前回書いた「筋状ノイズ」の低減に向けた『秘策』もやってみなきゃ・・・ですね。



by supernova1987a | 2015-09-10 05:45 | 天体写真 | Comments(0)

お盆の反省①

★お盆の休みは・・・
どうも天候に恵まれず、煮え切らない物に・・・。
でも、悪条件下で『神の目』NGC7293を撮影したことで、いくらか収穫がありました。
今後のために覚え書きを・・・

★変なノイズの正体
以前から気になっていたのですが、ノータッチガイド短時間露光による大量コンポジットで「筋状のノイズ」がしばしば出ていました。

↓こんなヤツですね。
f0346040_22081853.jpg
VMC260Lと改造D5000による画像をトリミング

画面の左上から右下にかけて、無数の筋状のイズが走っています。
ずいぶん原因に悩んだんですが、よく見ると、これ、ガイドエラーの方向にピタリと一致しているんですね。

試しに、コンポジット時にガイドエラーを補正しないと
f0346040_22173405.jpg
こんな感じになり、上の画像で見られたノイズが姿を消した代わりに、カメラ起因と思われる水平方向の縞々ノイズと、ガイドエラーによる恒星の光跡が現れます。
また、詳細に見ると195枚もの加算平均コンポジットをしたにもかかわらず、画面全体に輝点ノイズが見られます。

★というわけで、結論
原因不明の筋状のイズの正体は、
IR改造D5000固有のダークノイズが(アストロノイズリダクションでは)除去しきれておらず、
それがコンポジット時の位置ずらし調整の際に筋状に流れて像となったもの。
という結論に達しました。

★一応・・・・
ダーク画像は撮影していたので、ベイヤー段階でステライメージのダーク減算をかけてみたりもしたのですが、完璧にはダークが取り切れず・・・というか、「お気軽な」キャプチャーNX2のアストロノイズリダクションとあんまり差がなかったので、さらなる画像処理は断念。

要するに、今回のような悪条件下で淡い星雲を狙おうとすると、カメラを電子冷却するとか、もっとノイズが少ない機種に替えるとかして、根本的なノイズを減らさないとダメという事ですね。

★というわけで解決策は・・・
空の暗いところで撮影する!!
 (強引な画像処理をしなければノイズは目立ちませんからね)

②これまで避けていた長秒時ノイズリダクションを復活させる??
 (だだし、逆にクールピクセルが発生して悪化するかも・・・です)

③電子冷却カメラなど元々ノイズが少ない機種に替える!!
 (現段階では、ちょっと手が出ませんね・・・)

④真面目にオートガイドする??
 (少なくともコンポジット時の画像ずらし処理は減りますので筋状のイズは消えそうですが、点状のノイズが残るはず)

⑤今計画中の秘策、名付けて『ローテーショナル比較暗コンポジット法』を実行する!!
 (まだ詳細は内緒ですが・・・・って、名称でバレバレですね)

ああ、次に「休み」と「新月」と「晴天」が重なるって、いつの事だろう・・・(泣)



by supernova1987a | 2015-09-08 05:03 | 天体写真 | Comments(0)


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