あぷらなーと


あぷらなーとの写真ブログ
by あぷらなーと
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
あぷらなーと
「自然写真大好き」
HNあぷらなーと が

いろんな写真ネタを
のんびり語ります。

気合い入れすぎると
続かないので、
「ぼちぼち」いきます。

生息地:香川・徳島
カテゴリ
最新のコメント
> kojiro-net..
by supernova1987a at 09:48
素晴らしい^nです。 ..
by kojiro-net5 at 08:49
> voyager_ca..
by supernova1987a at 08:00
> kem2017さん ..
by supernova1987a at 07:25
> にゃあさん い..
by supernova1987a at 07:21
更なる新作霧箱完成おめで..
by voyager_camera at 06:41
台風でも楽しめる趣味です..
by kem2017 at 04:30
なんだか大学の実験室みた..
by にゃあ at 01:51
> kem2017さん ..
by supernova1987a at 09:31
> voyager_ca..
by supernova1987a at 09:25
以前の記事
お気に入りブログ

百均パワーで宇宙線を見る

★先日のエントリーで・・・


先日、突発的なホットノイズの一要因としてミューオンなどの二次宇宙線荷電粒子のダイレクトヒットの可能性を考えて遊んでみたのですが、今ひとつ『面白い結果』が出なかったので、それ以後、色々とゴソゴソしていました。

なにしろ、大学院時代とは異なり、現在は「ふつうのオッサン」(しかも文系寄り)なので、『武器』が一切ありません。フォトマルやプラスチックシンチレータも無ければ、デジタルオシロもありませんし、そもそもハイボル(高圧電源装置)やCAMAC(データ記録装置の一種)も無いのでは、何もできそうにありません。

先日のようにデジカメを使って「何か写らないかなぁ」と目論んだり、PET樹脂を用いた積層型シンチレーションディテクタ『まがい』の物を作って『玉砕』したりしたのですが、ここらで一度「初心」に返ってみようかと・・・・・。



★宇宙線の素人実験と言えば、コレでしょう!

学校で習う宇宙線実験の定番と言えば、なんといっても「ウィルソン霧箱」ですね。
荷電粒子が通過した際に生じる軌跡が飛行機雲のようにたなびく様は、見ているだけで楽しいものです。

しかし、これ、意外と難しいと思うんですよねぇ。
気体アルコールをいかにまんべんなく充満させるかとか、いかにして過飽和状態に持ち込むかとか、どうやって見やすく(写りやすく)するかとか・・・・・。
ちなみに、学生時代は放射線源と拡張型の霧箱を使って1回だけ遊んでみたことがありますが、それ以来霧箱自体触っていません。(そもそも宇宙線の研究者は霧箱など使いませんしね・・・)

さて、どうしようか・・・・。



★困ったときの百均とアマゾン

一応、色々と無い知恵を絞って装置を考えてみました。
実は放射線の軌跡を「生じさせるだけ」なら結構簡単なのですが、「視認しにくい」んですね。

できるだけ「手抜き」実験にしたいので、材料集めに百均に出かけました。

買ってきたのは
 書道用の下敷き・PET製の蓋付き容器・クラフト用紙・セロテープ・両面テープ
です。

さらに、アマゾンの日時指定便でドライアイスを発注。
あとは、手持ちの機材でなんとかします。



★ドライアイス到着!

f0346040_16291477.jpg
なんとも便利な時代ですね。
5kgのドライアイスが指定時間帯ピッタリに届きましたよー。
配達員さん、ご苦労様です♪
運送中の「目減り」分も想定の範囲内でした。

f0346040_16313346.jpg
今回は、この1kgのドライアイスプレートを使います。



★主役の百均グッズ

今回の主役は、PET製の蓋付き容器です。
f0346040_16331324.jpg
・・・「なんでそれなの?」と思われるかも知れませんが、
ホントはここまで道のりが遠かったのですよぉ。

アクリルボックスで作った「1号機」は、ドライアイスで冷却した瞬間にバリバリと音を立ててクラックが入り破損。
ガラスビンで作った「2号機」は、ドライアイスで冷却しても過飽和点に達せず断念。

その他、結露してアウトだったり、反射光がジャマして軌跡が見えなかったり、エタノールの充填方法で四苦八苦したり、意図するアングルでライティングできなかったり、過飽和層が薄すぎて軌跡が短かったり・・・・とにかく失敗多数・・・・。



★幾多の困難を超えて・・・

やはり、自分で試行錯誤するのは楽しいですね。
恐らくネット上では入手できないであろう沢山の「ノウハウ」を身につけまして、ついに・・・

・・・ででん!!
f0346040_17082973.jpg
「あぷらなーと流・PET霧箱」完成っ♪

では、早速、D5000で試写してみましょう。
f0346040_17321745.jpg

・・・すると・・・・


f0346040_17113549.jpg
お!

f0346040_17135503.jpg
おお!!

f0346040_17144967.jpg
お、面白れー!!!

たかだか4分間の撮影で、なんと200個以上の放射線イベントを記録!!
しかも、明らかに宇宙線由来の高エネルギーミューオンっぽい長い軌跡や、途中でインタラクション(相互作用)してディケイ(崩壊)したっぽいイベントもクッキリ♪
しかも、10分以上ベストな過飽和状態が継続するという・・・・。

こ・・・これは、『超高性能』霧箱が作れたのでは??

めでたい♪

さて、次は、グローバルシャッター仕様の高速冷却CMOSカメラASI174MC-COOLを投入するとしますか・・・・♪


# by supernova1987a | 2017-10-15 17:28 | 科学写真 | Comments(8)

ツインBORG89EDファーストライト

★モヤモヤしてますが、一応晴れなので

せっかく念願のBORG89EDの「ツイン化」が成功したというのに、全く晴れ間に恵まれていませんでしたが、10/9にようやくGPVが「真っ黒」予報になっていたので、ファーストライトを行うことに。

どうせなら、「初ナローバンド」にも挑戦しようということで、こんな布陣になりました。

f0346040_06294136.jpg
※BORG89EDⅠ号機には、ACクローズアップレンズNO4+LPS-D1フィルタを装着して、ASI1600MC-COOLを。
※BORG89EDⅡ号機には、ACクローズアップレンズNO4+Hα12nmフィルタを装着して、ASI1600MM-COOLを。

なお、準備している内にどんどん露が降りてきたので、対物レンズ付近と冷却CMOSカメラ付近をヒーターで暖めます。



★月明かりとモヤのダブルパンチで・・・

正直、コンディションは良くないですねぇ。
とりあえず、今回のテストターゲットは『パックマン星雲』に定めました。
(モタモタしている内に曇りそうだったので、極軸合わせは目視のみで、追尾もノータッチガイドです)

さて、
ASI1600MC(ゲイン300・30秒露光)の一発撮りでは、こんな感じです。

f0346040_06364251.jpg

2×2ソフトビニングを掛けただけで、ほとんど真っ白けですね。

さて、初挑戦のHαナロー+MM(ゲイン300・30秒露光)の一発撮りの方はどうでしょうか・・・
f0346040_06383135.jpg
えっ!?
全く同じゲイン・同じ露光・同じ画像処理 なんですが、ほとんど「真っ黒け」じゃないですか。
さて、単に暗いだけなのか、余計な光をカットしてくれているのかを見るためにコンポジットしてみます。


★120枚コンポジットしてみると・・・

早速、120コマコンポジットを施してみます。
あまり時間が無いので、ダーク減算と「例の」クールファイル補正のみ行い、フラット補正は省きます。

すると・・・・
f0346040_06405661.jpeg
 ※左:LPS-D1+MC 右:Hα12nm+MM


おお!
Hαナローすげえ!!

星雲がクッキリと写るのはもちろんのこと、恒星像が驚くほどシャープですね。
色収差が無視できるので当然と言えば当然ですが、ナローバンド初体験なので、とにかくビックリ♪



★MCのRチャンネルをMMのHαと交換してみると・・・

f0346040_06531943.jpg
うむ。
なかなか良い感じです♪

多少のモヤや月光があっても、ナローなら「なんとかなる」と言うことですね。
それに、クローズアップレンズを転用した「簡易レデューサ兼フラットナ」が意外に良い仕事してくれて嬉しい限り♪
たった1500円のレンズでこれだけ補正できていれば御の字ですねぇ。

さて、次の機会にはOⅢとSⅡにも挑戦しつつ、フラット補正もやってみたいですねぇ。
あ、今回サボったオートガイドとポールマスターも(笑)


# by supernova1987a | 2017-10-10 07:04 | 天体写真 | Comments(6)

リング『噛み込み地獄』からのサルベージ

★BORG使いの皆さんは・・・

BORGは、その群を抜くオプションパーツ群とその汎用性が魅力です。
そのため、無意識のうちに機材がドンドン増殖してしまうという恐ろしい病気=通称『BORG沼』が有名です。
また、あまりに多彩かつ複雑な変換リングラインナップがあるが故に、
「新しい変換リングをポチってみたら、すでに持ってるヤツだった。」
とか
「色んな規格のリングまみれになって、何が何だか分からなくなった。」
とか
「一度上手く組めたのに、バラして格納したら組み合わせを忘れて元に戻せなくなった。」
などの、
いわゆる『リング地獄』の恐怖もよく語られていますね。

そんな中、公式サイトでも『BORGの弱点のひとつ』と言及されている問題に、いわゆる『噛み込み』が上げられます。
要するに、ネジが噛んでしまって外れなくなる現象ですね。
たぶん、BORG使いの皆さんのほとんどが経験しているのではないでしょうか?



★あぷらなーとも・・・

あぷらなーと自慢の『秘密兵器』と言えば、モノクロカメラとカラーカメラを同時露光する「ビームスプリッタシステム」なのですが、
f0346040_03053924.jpg
この自作装置にもふんだんにBORGのパーツが転用されています。

手先が不器用で各種工作が苦手な自分にとっては、無加工で自作装置が作製できるBORGのパーツ群は無くてはならない存在なのですが、ついに「やらかして」しまいました。

f0346040_03094847.jpg
スプリッタ装置の対物側、ここは各種フィルタを取り付ける部分です。BORGのM57オスオスリング(7457)に52mm径フィルタを装着して、それをM57-M60変換リング(7901)にねじ込むことで、ビクセン規格の接眼部(VMC260Lとか)に接続させています。
ところが、この7457と7901のネジが噛んでしまって、どんなに力を入れても外れなくなっちゃいました。

f0346040_03152461.jpg
一応、先端から注意深くフィルタ枠に触れて優しく回すとフィルターだけは取り出せましたが、極めて不便です。
どうやら、以前「カメラ付きのビームスプリッタが丸ごと落下する事件」を起こして以来、常に固めにリングを締めていたのが裏目に出たようです。

ちなみに「ゴム手袋で挟み込んでひねる方法」「ゴム版に押しつけて回す方法」「リング全体を暖める方法」「外周に輪ゴムを巻く方法」など、色々と試してみましたが、『全滅』。・・・どうやら本格的に『噛み込み地獄』に陥ったようです。



★良さそうなアイテムを発見♪

途方に暮れて、なにか良い物がないかアマゾンを物色していたとき、「行けそうな」アイテムを発見しました。
f0346040_03220392.jpg
「SUN UP ラバー ベルトレンチ S φ100mm」
アマゾンで700~800円程度の道具です。開かなくなったビンのフタなどに先端のゴムベルトを巻き付け、取っ手の部分を回すことで、てこの原理が働いて楽に外れる、という触れ込みです。「ものは試し」とばかり速攻で2個ポチりました
もともと人間が締めたリングのネジですから、締めたときと同じ力(モーメント)が掛かれば外れるハズなのです。

さっそく、やってみます。

f0346040_03273237.jpg
まず、下側のリングに掛かるようにベルトを掛けて締めます。
この際、ネジが外れる方向に取っ手の矢印(回転方向)を一致させます。

f0346040_03273954.jpg
もう一方のベルトレンチは裏面にして上側のリングにベルトを掛けて絞り込みます。
この際、開けやすいように両取っ手の向きには60~90度程度の角度をつけます。

f0346040_03274685.jpg
両手で取っ手を八の字に広げるような感じで回してみます。


すると・・・・

・・・スコンっ

・・・えっ?

f0346040_03333336.jpg
今までの苦労がウソのように、たった1回の試行で外れちゃいました!!

ああ、なんていうこと。この件で2~3ヶ月間も悩んでたのにぃー。
最初から、こんな道具を使えば良かった・・・・。

ともあれ、これで『噛み込み地獄』から無事生還
めでたい♪

★★★お約束★★★
必ずしもこの商品で成功するとは限りません。
このやり方はベルトの掛け方にコツが要りますし、そもそも上手く行ったのは単なる偶然かも知れません。


# by supernova1987a | 2017-10-02 23:32 | 機材 | Comments(8)


タグ
最新の記事
記事ランキング
ファン
ブログジャンル
画像一覧
外部リンク