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あぷらなーとの写真ブログ
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『リバースパレット』の早見図公開

★念願のナローバンドによる「鮮やかなバラ」

色々と試行錯誤しましたが、ようやく鮮やかな発色のバラ星雲を三波長ナローバンドで撮影することができました。




そこで、今後のために「一目でやりたいことが分かる」ような早見図を作ってみました。

f0346040_15483462.jpg
S:SⅡ A:Hα O:OⅢ の各波長による撮影データを
 ☆通常のパレットではR/G/Bのいずれに割り振ったか
 ☆新たに考案した『リバースパレット』ではC/M/Yのいずれに割り振ったか
が一目で分かってとても便利♪

これで今後カラー合成処理のプロセスに失敗して時間を食うことも少なくなるかな??

まあ、実際は

色ベクトルが(100,0,0)のRに充てる予定のHαにCを充てたとすると、その色ベクトルは(0,100,100)
色ベクトルが(0,100,0)のGに充てる予定のOⅢにMを充てたとすると、その色ベクトルは(100,0,100)
よって、HαとOⅢが重なった領域は従来のパレットなら(100,100,0)で黄色になるけど
リバースパレットなら(100,100,200)となって、
ここから邪魔な背景となる(100,100,100)を減算すると(0,0,100)
・・・むう・・・これは青だな。

などと『暗算』可能なのですが、めんどくさいので・・・。


★前回のエントリーで

大昔(天文少年だった頃)の作品を載せたところ色々とコメントいただきビックリ。
それでも、今回のバラ星雲の撮影(30年ぶり)は興奮しました。
だって・・・・(高校生でコレかよ?などとお世辞を頂きましたが)バラ星雲って難敵ですもん。

ちなみに前回(30年前)に同じ場所で撮影したバラ星雲がこちら
f0346040_16064340.jpg
 ※ファミスコ60S(BORGの祖先)60mm FL400mm + コニカGX3200ネガ +ニコンFG20
 ※ミザールAR-1赤道儀+MMD-QZ+GT-68+K-12mmで半自動ガイド(目視でガイド補正)露光(たぶん)5分か10分

当時の天文少年にとっては、市街地からこれくらい写せれば御の字ですよ。

それが、今回の撮影では

f0346040_23365959.jpg
こんなんになっちゃうんだもんなー。

ま、30年間の撮影環境の進化恐るべし、ということで・・・。

大昔天文少年だったオジサマ方が、かつての夢を求めて天文界に復帰してるケースもあると聞きますが、たしかになあ・・・・。

しかし、最近の天文少年って幸せなのかどうかは微妙ですね。
だって、上のバラ星雲くらいなら「工夫と体力でやっつけてやるぜ」って思うでしょうが、下のバラ星雲みたいにオッサンが物量作戦で撮った画像見ちゃうとねぇ。

昔なら、数万円の赤道儀+1軸モータードライブに1~2万円程度のガイドスコープを載せて、ファミスコ60S(当時バーゲンセールでたったの3000円ですよ!)で直焦点撮影すれば総額10万円以内には納まるので、小遣いでもなんとかなりますが、現代だと、パソコン代やらソフト代やらが重い上に、やれオートガイドだ、自動導入だ、ナローバンドだ、冷却CMOSだ・・・ではとても無理です。
たぶん、少しずつ増強していって機材がそろった時にはオッサンになってます。

ここら辺、なんとかならんかなぁ・・・。

・・・等と言いつつ、『変態あぷらなーと』自身は、BORG89ED×2本、ビームスプリッタ×2機、冷却CMOSカメラ×4機で構成される『足のついたジオング』=『フルアーマーBORG・完全体』の出撃準備に取りかかってる訳ですが(笑)。


★ノスタルジーついでに・・・

昨日出てきた写真とともに、こんな写真も発掘されました。
f0346040_16445532.jpg
当時、高校の地学教室の奥からボロボロの16cmパラボラ鏡が発掘されて、天文少年の強い味方『御三家』さんに頼んで再メッキやら斜鏡等のパーツやらを頼んで格安で自作したドブソニアン望遠鏡です。他にも、プラネタリウムを自作して上演したり、でっかい八木アンテナを屋上に立ててFM電波で流星のエコー観測したり、・・・とにかく楽しかったなあ・・・・。


by supernova1987a | 2018-01-22 23:17 | 天体写真 | Comments(0)

鮮やかさ優先でバラ星雲を処理してみる

★種明かしは次回ということで・・・

前回のエントリーで、

従来のナローバンド3波長のカラー合成6パターン以外の可能性について言及しましたが、
さらに処理を進めたので、色々なカラーバリエーションをお見せします♪


★バラ星雲で『あの色合い』を出してみる

ナローバンドカラー合成の名手の方は大勢いらっしゃって名作が多数公開されているのですが、その中でもあぷらなーとが憧れていた『色合い』というものがあります。
それは、原色の発色が鮮やかで、それがグラデーションのように推移している『レインボー調』とでも言うべき風合いを実現されている作品です。

ただし、バラ星雲でその『色合い』って見かけませんよね。
恐らく、バラ星雲の場合Hα・SⅡ・OⅢの各領域が結構重なり合ってしまっていて色分離特性(相性)が悪いことが一因かと推測します。
(前回、『なんか補色っぽい』と表現したとおり、パッとしないんですよねぇ・・・)

ならば!
というわけで、前回の(従来のカラバリ6パターン以外の)処理をさらに進めてみました。

すると・・・


ででん!!
f0346040_06360029.jpg
どうでしょう?
けっこう『あのイメージ』に近い風合いのバラになったと思いませんか?
Hαが強い(と期待する)領域が鮮やかな緑で、SⅡが強い(と期待する)領域が鮮やかな赤に描写できました♪
・・・で、その間がグラデーション♪
おそらく、バラをSAO合成する方が目指してるのは実は『この色合い』ではないかと・・・・。

では、前回の画像(立体感優先処理)もきっちり仕上げてみます。

f0346040_06360697.jpg
はい。
前回目指した(意図した)色合いが出せました。
これはモクモクの部分を立体的に目立たせるという趣旨のカラバリですね♪


また、青いバラがお好きなら・・・
f0346040_06461259.jpg
こんなのもアリですかねぇ。

いずれにしても、これらの色合いは、メジャーな3色合成による6パターンのカラーバリエーション↓
f0346040_05471315.jpg
には一切含まれていないのが分かると思います。

あ、ちなみに、Hα・SⅡ・OⅢ以外の画像(LやRGBなど)は一切混ぜていません


★次回のエントリーで

バラ星雲のナローバンド撮影におけるこの手法の有効性について、説明を試みます♪

P.S.
別に、新しい手法を開発したわけではなくて、
Hα・SⅡ・OⅢのカラー合成のバリエーションは6パターンのみではなく
そもそも、12パターンあるよーってオチなので、あまり期待しないでくださいね♪


by supernova1987a | 2018-01-20 07:02 | 天体写真 | Comments(6)

立体感優先でバラ星雲を処理してみる

★人生初のSAOバラ星雲ゲット♪

先日の好天で、ようやく『フルアーマーBORG』で3波長ナローバンド一気撮り作戦は成功したわけですが・・・・


ナローバンド初心者なりに、ナローバンドで撮影した画像の処理方法が少しだけ分かってきました。


★お楽しみはここから!

さて、ナローバンド撮影の面白さは、疑似カラー化する際の方向性が色々楽しめることですよねぇ。

ええと、3バンド全てを使ってカラー合成するとなると・・・
R・G・Bの各チャンネルに、それぞれHα・SⅡ・OⅢのいずれかを充てるわけですから
バリエーションは3の階乗=3×2=6パターンあるわけですね。

いやー、こりゃ面白そうだー。
以前から憧れてたこの『遊び』、早速やってみましょう。
f0346040_05471315.jpg
 ※上段:左から順に、SAO AOS SOA
 ※下段:左から順に、OAS ASO OSA

SAOで1つ仕上げておいてそれをRGB三色分解処理して保存しておけば、定番の6パターンの合成は楽ちんですね。
(もしくはフォトショでカラースワップしても良いですね)


★でも本当にバリエーションはこれだけ??

いずれも、いかにも『ナローバンドだー』という感じで、とても刺激的な色合いなのですが、個人的に「なんか違うかも」などと感じるのも事実でして・・・・。
この『違和感』がどこにあるのかとよくよく画像を見てみると、
強い色が原色というよりも『補色っぽい』んですよねー。
うまく表現できませんが、なんか『ポジっぽい』というよりもむしろ『ネガっぽい色づかい』というか・・・。
無論、本来近接しているHαとSⅡを2原色にむりやり引き離したのですから、補色っぽい色(マゼンタやシアン)が生じるのも当然ですが。

たぶん、赤成分が強いバラ星雲の場合、自然な発色なるのは、SⅡを捨ててHαとOⅢのみで合成するAOOなのでしょうね。
やってみると、こんな感じです。
f0346040_06270103.jpg
うん。こっちの方が自然だなぁ。
でもなんか足りない気も・・・・。
もう少しパンチが欲しいかも(笑)

では、
「AOOとかの2波長合成ではなく、他に(3波長全てを使って)面白そうな合成法はないのかなー」
と考えていたら、ふと閃きました♪

さっそく、やってみます。
すると・・・・

ででん!
f0346040_06054875.jpg
おお、面白れぇー!
こんな薔薇は見たことがないぞ?

なんか散光星雲のはずが分子雲に化けちゃったみたいにも見えますが、
これ、意外に良いかも。
とにかく、ものすごいモクモク感と奥行きが感じられて、新鮮♪

f0346040_06114995.jpg
拡大してみると、とても面白いですねぇ。

★ここでクイズです。
さて、みなさん。
この『不思議な色具合』
Hα・SⅡ・OⅢをどのようにカラー合成したのか、お分かりになりますか??



by supernova1987a | 2018-01-18 06:36 | 天体写真 | Comments(8)

『フルアーマーBORG』で薔薇を撃つ

★珍しく、条件が揃いました!

ここのところ、なかなか「お休み」+「月が無い」+「晴れ」の三拍子が揃わなかったのですが、ついに条件が揃いました。
これはもう、千載一遇のチャンス♪
冬の寒波の襲来でめちゃくちゃ寒いですが、『フルアーマーBORG』ニワトリ出撃決定です。

実は、大晦日に「ファーストライトで『年越し薔薇』だっ」と意気込んだのは良いものの、月が明るいし、自作レデューサの選定間違えて『日の丸ゴースト』が出るし、USBメモリからのデータ移送にミスって120コマも画像が消失するし・・・・で、人生初の「SAO作戦」は玉砕しました。



★今回の改善策は・・・

今回は『フルアーマーBORG』のセカンドライト。・・・前回の失敗を取り戻すべく、薔薇リベンジのみの一点突破を狙います。
前回の教訓を元に
 ①ASI1600MCの前に装着したレデューサ代わりのクローズアップレンズは「ノーマル」ではなく「Pro1-D」仕様の物に換装
 ②明るい内にファインダーなどの調整は済ましておく
 ③突然SSDが昇天して何もかも飛んでしまったDELLのノートPCを修理する。
 ④撮像中に始まるWindowsアップデート関連を回避するため、撮影の半日前から全てのPCを起動させておく
 ⑤フラットは撮影後の日中に撮るので望遠鏡にカメラは付けたまま撤収
 ⑥ヒューマンエラーが出やすい『クールファイル補正法』は手作業ではなく、ぴんたんさんが実装してくれたFlatAideProのバッチ演算を使う
 ⑦露取りヒーター6機はAC電源からUSB充電器を通じて安定稼働させる
 ⑧画像処理は、撮影後、ちゃんと寝てから取りかかる
以上の改善を盛り込み、頑張ってみます。



★いざ出撃! 
f0346040_00492111.jpg
BORG89EDをツインに仕立て、その内の1本にはビームスプリッタを介してASI1600MM-COOLを2台装着。
この2台のカメラでHαとSⅡを同時露光します。
もう1本のBORGに直付けでASI1600MC-COOLを装着。
こちらは、主にG素を利用してOⅢを露光します。

これで、2時間ほどバラ星雲を撮影し、Hα+SⅡ+OⅢを一気に同時露光してしまうという作戦です。
事前テストで、(接眼部の大幅強化はしたものの)鏡筒とマウント関連のタワミが取り切れて無く、2本の鏡筒が別方向にズレていくことが分かっていたので、オートガイドは無駄と判断。ノータッチガイドで、短時間露光+多数枚コンポジットで攻めます。


★かくして撮影した画像は・・・

 Hαライトフレーム:ゲイン400+30秒露光×240コマ
 SⅡライトフレーム:ゲイン400+30秒露光×236コマ
 OⅢライトフレーム:ゲイン400+30秒露光×240コマ
 バイアス補正のためのフラットダーク:各カメラにつき360コマ
 フラット補正のためのフラットフレーム:各カメラにつき360コマ
 バイアス&ダーク補正のためのダークフレーム:各カメラにつき360コマ

・・・しめて3956コマの画像を撮影しました。



★SAOの薔薇ゲットなるか?

なにしろ人生初の三波長ナローバンド撮影ですから、完全に未知の領域なのですが、ともかく四苦八苦しながら画像処理を進めました。

すると・・・

ででん!!
f0346040_01060828.jpg
おお、とっても良い感じです♪
ついに、「フルアーマーBORG」作戦、成功です。

それにしても・・・・
たかが30秒露光のノータッチガイド画像を寄せ集めただけなのに、
えらく細部が写ってます

上記画像のピクセル等倍だと・・・

f0346040_01095632.jpg
うへぇー。
これがナローバンドの威力かー。
まあ、前々から
「シーイングの悪い環境下では、ベイヤー処理によるボケを含まないASI1600MMの真の解像度が活きるのは、せいぜい焦点距離600mm前後ではないか?」
などと、邪推してたんですが、BORG89EDがまさにこの焦点レンジ。
「ノイズを目立たなくするためにソフトウェアビニングしちゃうと解像度が下がってもったいない」
と感じたのは、初めての経験です。

まだまだ改善の余地はありますが、
とりあえず
2本のBORG89EDと1個のビームスプリッタを用いて、SAOナローを一気撮りしてしまう無謀な試み
は成功しました。

めでたい♪

おや?
いつの間にか、ビームスプリッタが2個に増殖してるぞ?
あれれ?
いつの間にか、ASI1600MM-COOLの3機目の入荷メールも来てるぞ?

ええと・・・
もう少しだけ『フルアーマーBORG』強化してみます。
ま、ジオングに足付けるようなものですが・・・(笑)

by supernova1987a | 2018-01-16 01:33 | 天体写真 | Comments(12)

新年早々「好事魔多し」

★『年越し薔薇』バッチリ成功だぜ!?

・・・と思ったら、好事魔多し
せっかく『フルアーマーBORG』で望んだSAO同時撮影作戦ですが、Hα画像こそ大成功したものの、あとはダメダメでした。


★SⅡを担当したMM2号機の痛恨のポカミス

ビームスプリッタの直交方向に装着したASI1600MMーCool2号機ですが、


『網目状ノイズ』の一件が解決して調子に乗っていたらバチが当たったようです。

本題に入る前に、ちとUSBメモリについてお話しします。

今のところ、ニワトリでも遠征でもノートPCに溜めた撮像データをUSBメモリにバックアップして、そこから画像処理用PCにコピーしているんですが、データ転送用のUSBメモリは主に2種類を愛用しています。

◎主力USBメモリその①
 ソニーのUSM32GQX(高速タイプ32GB)※1個保有
 見た目も格好いいメタルボディのノック式USBメモリです。
 特に読み出し速度は素晴らしく、実測で150~200MB/Sもの爆速で稼働します。
 ただし、当方の環境では画像処理用自作デスクトップPCと相性が悪いようで、転送途中で接続が切れてしまうことも。

◎主力USBメモリその②
 グリーンハウスのピコドライブ L3 32GB GH-UF3LA32G-WH(32GB)※2個保有
 いわゆる格安USBで、どうもネット上での評判が芳しくないのですが、個人的に『隠れた逸品』だと思ってます。
 読み出し速度も十分に高速で、実測で50~100MB/Sを叩き出します。
 ただし、このシリーズの16GB版、これはいただけません
 見かけ上32GB版と全く同じに見えるのですが、実測で5~10MB/Sの劇遅で『まるで別物』です。
 ※32G版を2本、16GB版を3本保有していますが、全てこの差異があります。
 ※なぜか密林でも(肝心の)32GB版だけあまり見かけなくなりましたねぇ。謎です。

このうち、ソニーのUSBを使うときは、万が一のデータ損失に備えて「移動」ではなく「コピー」を心がけていたのですが、今回、あまりに多くのデータを輸送したために頭がこんがらがっている時にまさかの「転送中の接続切れ」。
もちろんWindows側でロールバックが作動するのでファイルが消失するケースは希なのですが、「転送に成功したファイル群」を消さずに「転送に失敗したファイル群」を消してしまうという大ポカ(ヒューマンエラー)をやらかしてしまいました。

・・・というわけでSⅡ画像120コマが消失してしまいました。
上書きする前に気づけば復元処理も不可能では無かったのですが、32GBフルに次のデータを上書きしてしまった後にミスに気づくという・・・。
いやーこんな初歩的なミスは初めてです。せっかく、将来起こるであろうHDDの故障に備えてバックアップ用のNASも配備したのに、それ以前の問題。
やはり、3台のカメラを同時稼働させて一晩に約5000コマ(約160GB)もの画像データを徹夜収集してると、頭がこんがらがってミスしますね。

今後は気をつけます。


★OⅢを担当したMCの失敗

一応、モノクロ版ではなくカラー版のASI1600MC-COOLを使う上での『ハンデ』として、こちらはビームスプリッタを介さずに光を丸々1機に独占させました。しかもベイヤー配列の中でピクセル数が他の色の2倍あるG素子を使うので大丈夫だろうと自信満々だったのですが・・・・。

なんじゃこりゃ?
f0346040_23194272.jpg
なんですか、この巨大な『人魂』は!
せっかくのOⅢ薔薇が台無しやん!
単なるゴーストにしてはでかすぎるなぁ。そもそも輝星なんて視野に入ってないし・・・。

はっ!
バックグラウンドからの微弱な光がナローバンドフィルタに反射して、それが(レデューサ代わりの)クローズアップレンズの凹面によって集光したんじゃないか??
・・・ならば、フラットフレームに再現されるはず!!

・・・で、『どこでもフラット板』を初登板させてゲットしたフラット画像を見てみると・・・
f0346040_23244253.jpg
うむ!
周辺減光とともに『人魂』も再現されたぜ。
良い感じ♪
よし、フラット補正で解決するか?
すると・・・

f0346040_23320998.jpg
ありゃ?

周辺減光が過補正なのは良しとしても、なんか『人魂』の補正が変だよ?
なんか位置がズレてる~!


★というわけで・・・

せっかくの『フルアーマーBORG』で『年越し薔薇でSAO』作戦は、見事に潰えました。(面目ない・・・)
ま、『人魂』の件は、なんとか(対処療法ではなく)原因を探ってはみますが・・・ね。
ちなみに、この『人魂』HαとSⅡでは影も形もないんですよねー。
同じBORG89EDで、しかも(色々と悪さしそうな)ビームスプリッタが『無し』の方でこれが出るとなぁ。

んん?
ええと・・・
同じBORG89EDで・・・
同じレデュ・・・

ああっ!!
装着したレデューサのチョイスを間違えてた!!
HαとSⅡ用カメラの方にはACクローズアップレンズN03の「Pro1Dバージョン」を付けてるのに、OⅢ用カメラの方にだけACクローズアップレンズN03の「ノーマルバージョン」を付けてた・・・・デジタル非対応の安物コーティング仕様だ・・・こりゃ、ゴーストも出るわなー。
とは言え、ここまでの差が出たのは意外だったので、感光する波長の違いも含めて色々と「検証ごっこ」してみます

ふむ!
これで、また「検証ごっこネタ」がひとつ増えたわ。
こりゃ、新年早々、縁起がええのー♪

はい。転んでもタダで起きたと『思いたくない』のが信条ですので・・・(ぐすん)。


P.S.
というわけで、カラー版の『年越し薔薇』のリザルトは無期延期
当面は、『人魂事件』の検証ごっこと、クールピクセル軽減秘策「パートⅡ」として今回密かに試行した、その名も『秘技:くるりんぱ撮法』(バレバレ?)の検証ごっこを中心にブログを更新していこうと思います。

あ、クールピクセル関連では、間もなく(ぴんたんさんがらみで)「驚愕の急展開」をレポートできる見込みです♪


by supernova1987a | 2018-01-02 23:57 | 天体写真 | Comments(8)

『フルアーマーBORG』で「年越し薔薇」

★たしか以前バラ星雲を撮影したのは・・・

自称「天文ファン」のくせに、よくよく考えてみると、超メジャーな「バラ星雲」を撮影した記憶が一度しかありません
それも、高校生の頃にファミスコ60S+コニカGX3200を使って撮影したきりという・・・。

さて、
フルアーマーBORGの初陣が2回連続で空振りに終わったので、このままでは年が越せぬとばかり、大晦日の夜に「年越し蕎麦」ならぬ「年越し薔薇」を敢行。昼間から夕方に掛けては雨でしたが、23:00頃にようやく晴れ間が出てきました。

★今こそ出でよ!フルアーマーBORGっ!!
f0346040_11271508.jpg
f0346040_11285194.jpg
BORG89EDツインにビームスプリッタを装備して、ZWOの冷却CMOSカメラ・通称『赤缶』を3本も搭載。で、ノートPCも3台出動。
1台目PCで導入、2台目PCはASI1600MMーCOOLを2台トリガー、そして3台目PCでASI1600MC-COOLをトリガーする作戦。

さらに、先日組んだ秘密兵器『どこでもフラット』も投入します。レタリング用のLEDトレース台と譜面台を組み合わせたアヤしさ満点のアイテムです。こちらも実戦投入は今回が初。
f0346040_17471537.jpg
いえ、スカイフラットじゃないので、別に後から家の中でフラットを撮っても良いんですけど、カメラの傾きとかゴミの状態とかが変わるとイヤなので、現場でフラットも撮っちゃうことにしました。


★まん丸な月が邪魔するけれど・・・

うーん。最近満月期しか晴れないなぁ・・・・。
でも大丈夫、そんなこともあろうかと3台のASI1600にはナローバンドフィルタが装填されているのです!

結局、晴れ間を縫って撮影を敢行。いつ雲が通過するか分からなかったので、オートガイドは無し。
潔くノータッチガイドで乗り切ります。
さて、3台のカメラを駆使して撮影したデータは・・・

①ASI1600MM-COOL1号機(ビームスプリッタ併用)
 フィルタ:Hαナロー
 ゲイン:300
 冷却温度-15度
 ライトフレーム:30秒露光×478コマ
 フラットフレーム:360コマ
 フラットダーク:360コマ
 ダークフレーム:360コマ

②ASI1600MM-COOL2号機(ビームスプリッタ併用)
 フィルタ:SⅡナロー
 ゲイン:300
 冷却温度-15度
 ライトフレーム:30秒露光×480コマ
 フラットフレーム:360コマ
 フラットダーク:360コマ
 ダークフレーム:360コマ

②ASI1600MC-COOL(直付け)
 フィルタ:OⅢナロー
 ゲイン:300
 冷却温度-15度
 ライトフレーム:30秒露光×497コマ
 フラットフレーム:360コマ
 フラットダーク:360コマ
 ダークフレーム:360コマ

さて・・・・
収集した画像データ、実に4977コマ(約162GB)・・・これ処理しきれるんかなぁ・・・・。

ま、撮影は晴れた日にしかできないので、曇りの日にのんびり処理することにしますか。
うーむ。これは長く苦しめ楽しめそうだぞ♪


★とりあえず、Hαを処理してみる

なにはともあれ、ちゃんと写ってるのかどうかさえアヤシいので、Hαだけ処理してみることに。

撮って出しの1コマ画像は、がんばって炙り出してもこんな感じでした。

f0346040_11591591.jpg
うーむ。
写ってるなあ・・・写ってるけど厳しそう。ナローバンドとは言え、やっぱ満月期は無謀だったか?

だがしかし
今回はフラットも撮ってることですし、478コマという『数の暴力』で押し切ることにします。
そうそう、MM1号機はクールピクセルがウジャウジャ出るので、『クールファイル補正法』も投入します。

ステライメージ6.5・ステライメージ7・PSCC・シルキーピクス・NikCollectionをフル投入。
もう、気が遠くなるほどの画像処理を経て・・・

ついに・・・・


ででん!!

f0346040_13441724.jpg

おお!
高校生の頃に撮ったバラとはまるで別物(あたりまえか)

やっぱ、ナローバンドってすげえ!

P.S.
ここらへんで力尽きたので、SⅡとOⅢはまた次のお休みに処理します。
実は、OⅢの画像をちょっと見てみたら、何がいけなかったのか「画面中央に巨大な(バラ星雲くらいの大きさの)ゴースト状の光芒」がクッキリ出てて撃沈。・・・こりゃ難儀しそうです。)


by supernova1987a | 2018-01-01 12:16 | 天体写真 | Comments(7)

2017年を振り返り

★2017年のお仕事も無事完了。

今年のお仕事は12/29で終了。
12/30~1/1はめでたくお休みと相成りました。

・・・でもGPV見ると今夜は天気悪そう。
やりたいこと、いっぱいあるのになあ・・・・。


★もし予報が『良い方に』外れたら

とりあえず、13:00現在は快晴です。もしも今夜晴れたら、こんなことしてみる予定♪

①今度こそ、『フルアーマーBORG』の初陣♪

 2台のBORG89EDと1個のビームスプリッタを使い、ASI1600MM×2機とMC×1機でのナローバンドSAO『一気撮り』、やってみたいです。
f0346040_21051039.jpg


②撮影中は、久々に『のんびり観望』♪

手持ちのパーツをフル動員して組んだ『双眼BORG60』ですが、まだ昼間の風景しか眺めたことが無いです。
今回、「のんびり」&「じっくり」天体観望できるように、小さな赤道儀に載せて『完成形』になったので・・・
f0346040_13325630.jpg
ヒマになる撮影中は、コイツでのんびり天体観望といきたいところです。
昼間の遠景を見る限り、双眼BORG、とても鮮明な像を見せてくれるハズなんですよねー。



★今年ゲットした『ジャンル別のMyベストアイテム』は


<①望遠鏡編>

これ以上望遠鏡ばかり増やしても(腕が伴ってないので)仕方ないのですが、
BORG89ED対物レンズのB品を引き当てたのが今年の『大物』ですかねぇ。


以前は、同じ予算なら『今持ってない機種』に魅力を感じてたのですが、今年はそれとは真逆で『同じ機種を増やしたい』という考えに変わりました。
本業が忙しかったり、天候が悪かったりで実稼働時間がほんのわずかしか撮れない現状だと、「2倍の撮影時間を確保」するより「2倍の撮影速度」でデータ量を確保する方が得策ではないかと思ったからです。



<②光学パーツ編>

比較的安価で軽量の望遠鏡ならともかく、値が張る上に重量級の望遠鏡をツイン化するのは骨が折れます。
そのため編み出した独自パーツが「ビームスプリッタ露光装置」でした。

これにより、2台のカメラを同時に露光できるようになりました。
ツイン鏡筒のように稼働時間を1/2にはできませんが、晴れ間を縫っての慌ただしい撮影などではカメラ交換の手間が省ける点が魅力です。
また、自転の早い木星や固有運動が大きい彗星などでは、2台のカメラの同時刻性が大きく寄与すると実感しています。



<③小物編>
今年は、光路長や各種カメラやパーツとのマッチングを試行錯誤することが多くなったので、BORGのリングが噛み込んでしまって外れなくなることが多々ありました。
そんななか、ダメ元でポチってみた「ラバーベルトレンチ」(固くなった瓶詰めのフタなどを開ける道具)の効果が絶大で、それ以後『噛み込み地獄』に悩むことが皆無になりました。



<④失敗編>

ポチってしまった後に、いざ使ってみて『しまった!』ってこと、ありますよねぇ?
今年最大の失敗は・・・・

ででん!
名付けて『爆発する中華木炭』でしたー(笑)


結露回避用に長年愛用してきた木炭カイロですが、肝心の燃料が底をつきかけた上に日本のメーカーさんが撤退したので同等品を求めてポチったものの『爆跳』が頻繁に発生して怖くて使い物になりませんでしたとさ(笑)。
あ~あ、欲張って沢山買うんじゃなかった(どうすんだ、これ・・・)。


では、
来年も皆様方とともに素敵な『沼』ライフが送れますように♪


by supernova1987a | 2017-12-30 14:47 | 機材 | Comments(10)

ASI1600MMの『のっぴきならぬ問題』を見つけてしまった

★『フルアーマーBORG』の出撃準備として・・・

BORG89EDをツイン鏡筒にして、そのうちの1本にはビームスプリッタを装着し、合計3機の冷却CMOSカメラを同時稼働させて「SAOナローを一発撮りしてしまおう」という乱暴な機材、名付けて『フルアーマーBORG』の出撃準備中です。残念ながらASI1600は2台がMMで1台はMCなのですが、OⅢなら(数の多い)G画素が使えるのでMCでも代用になるかと・・・・。

所詮、鏡筒は2本ですのでリアルなトリプル鏡筒には勝てないでしょうが、フィルター交換の手間や波長によるピントズレの補正の手間が省ける分、単なるツイン鏡筒よりは効率は上がるかと目論んだ次第。・・・まあ、CPUで例えると、「実際は2コアだけれど、ハイパースレッディングで3コアに見せかけてる」みたいなもんですかね(笑)。

f0346040_21051039.jpg
★ビームスプリッタには純正のフラットナが使えないので

ここで問題になるのが、ビームスプリッタを積んだことによって、純正のフラットナが使えないことです。
仕方ないので、ケンコーのクローズアップレンズAC3をレデューサ兼フラットナとして各カメラの前に組み込みました。
また、ASI1600MMは新機種「ASI1600MM-Pro」がアナウンスされていましたが、特性が変わっちゃうと色々とめんどそうなので、あえて従来の機種を入手しました。

さらに、ビームスプリッタを積んだことによって(V-Powerに換装しているとはいえ)接眼部に掛かる負担が大きいので、色々と補強を施しました。
f0346040_21105274.jpg
また、サブの鏡筒(MC×1で運用)は標準のヘリコイドでタワミが大きいので、こちらも補強。
さらに使わなくなったCCDカメラを電子ファインダーに仕立てて搭載しました。
f0346040_21133000.jpg
★ファーストライトまでの道のりは遠くて・・・

ここで、サクッとファーストライトに突入すれば楽しいのですが、自作レデューサの成否とか、フィルターの位置の調整とか、そもそもピントが出るのかとか、課題が山積しているので、なかなか実戦投入までの道のりは遠そうです。

というわけで、まずは、2台のASI1600MMが「似たような特性なのかどうか」をチェックするとともに、ビームスプリッタ併用時の弊害が出ないかチェックすることに。

f0346040_21174442.jpg
とりあえず、メイン鏡筒にビームスプリッタと2枚のASI1600MMを装着して、両方ともピントが出せるかどうかをテスト。
補強ステーと補強リングによって接眼部の可動範囲が制限を受けるので、意外と難航しました。

f0346040_21194414.jpg
天気が悪いので、こんな感じで約1km遠方にある鉄塔を撮影してみます。

・・・ところが・・・


★なんだ?この違和感は!

f0346040_21211686.jpg
まずは1コマ撮りです。左がビームスプリッタの直視方向に装着したASI1600MM1号機(元々持っていた物)、右が直交方向に装着したASI1600MM2号機(今回買い足した物)です。さすがに、MCと異なりMMはシャープです。ベイヤー処理が不要なことが大きく効いてきている上に、600mm前後の焦点距離だとシーイングの影響も受けにくいからでしょうね。

・・・でも、ちょっとまってください。
ええと・・・なんだか違和感があります。

2号機の方だけディスプレイで見るとモアレが見えるんです。これがカラー機のベイヤー画像なら分かります。
ディスプレイのナイキスト周波数がベイヤー配列の周波数よりも低い場合はモアレが生じて当然ですので。

でも、これ、モノクロ機ですよ。モアレなんて出ないでしょ普通。

ちと拡大してみます。

f0346040_21273412.jpg
すると今度は2号機のモアレは消えたものの・・・・。
なんというか、やはり違和感が。

ええと、どう言えば良いんでしょう。ちょうど、モノクロ機とカラー機の中間のような「なんだかピリッとしない」画像
それになんだか、変なノイズリダクションを掛けた後のようにボソボソしてます。


★コンポジットして比べてみる

1枚画像だけではショットノイズが支配的なので、カメラの特性が見えてきません。
そこで、それぞれ50コマコンポジットしてみました。もちろん、位置合わせは無しの加算平均処理です。

・・・すると・・・

ええっ!!
f0346040_21332806.jpg
ショットノイズが打ち消された結果、左のMM1号機は「お馴染みの」クールピクセルが明瞭に出てます。
ところが、右のMM2号機にはクールピクセルがほとんど見当たらない!?
その代わり、なんだか不自然な網目模様というか、「荒れ」が一面に広がっていて、とても50コマコンポジットには見えません。
しかも、若干像が甘い。

これ、カメラ内部でなんか『変な』処理されちゃってるんじゃ・・・。


★まさか・・・・

せっかくPro版ではなく従来仕様のASI1600MM-COOLを買い足したのに、これじゃ特性が違いすぎて「やりたかったこと」できないよぉ・・・・。
ああ、もう!

・・・・まさか・・・・・マイナーチェンジで「ピクセルマッピング」されちゃったとか「ノイズ低減処理エンジン」が積まれちゃったとか・・・???
ううー。マジで泣きそうです。(こんなことなら、おとなしくPro版に行ってたよー。)

というわけで(ナローバンド撮影にはさほど影響はしないでしょうが)副産物的に思いついていた『種々の面白い試み』が全てパーかも(涙)


★★★お約束★★★
あくまでも私見です。一般的にはクールピクセルが減るのは良いことです。
また、あぷらなーとはあくまで素人なので、今回の『検証ごっこ』には、多大なるミスが含まれているかもしれません。
なお、正確には、乾燥剤を入れる口のキャップの色など変更点が認められますので、まったくの同一仕様であるという保証自体がなかったわけですが・・・・



by supernova1987a | 2017-12-18 21:58 | 機材 | Comments(14)

『フルアーマーBORG』用「電子ファインダー」

★なんぞこれ?的なゴテゴテしたBORGを

なかなか天候には恵まれませんが、『フルアーマーBORG』の出撃準備がノロノロと進行中です。


その中で「初挑戦」したのが「電子ファインダーの装着」です。



★1点アライメント仕様の赤道儀では

あぷらなーとの主力赤道儀はK-ASTEC改造newアトラクスです。


DCモーターとロータリー接点の相性が『微妙』で暴走しまくっていたアトラクスですが、K-ASTECさんの改造で見違えるほど安定した駆動が可能となりました。
ただし、それまでSS2000PCによる3点アライメントが、仕様上1点アライメントになってしまったため、お世辞にも導入精度が高いとは言えません。(無論、『極軸合わせが完璧』で『鏡筒や赤道儀のタワミがゼロ』なら1点アライメントで問題ありませんが。)
そこで、撮影対象を変える度に、その近傍の明るい恒星を手動で導入して1点アライメントを行い、そこからの自動導入を行っています。
この場合、目的の恒星をいかに素早く導入できるかがカギなのですが、普通の光学ファインダーだと自分の体勢が(オヤジさんのいう)『イナバウワー』になっちゃうので結構難儀します。まあ、これは屈折望遠鏡やカセグレン系の宿命ですね。

と言う訳で、「明るい恒星だけ導入できれば十分」というコンセプトで「電子ファインダー」を作ることに。



★すでに退役したかわいそうなCCDカメラ

惑星撮影用に導入した
イメージングソース製のCCDカメラDFK21AU618ASは、個人的には大好きなカメラです。
f0346040_00385681.jpg
ちっこい割に「所有感」満点なんですよ、このカメラ。さすがはドイツ製♪
がっしりとした筐体、丁寧な面取りにはため息が出ます。(お高いだけのことはあるなぁ)

でもたった30万画素ですから、撮像素子全体を使わないとなかなか良い画像が撮れません。これ、意外に導入に難儀するのですよ。
で、画素数に余裕があって素子自体も大きいASI174MC-COOLを導入してからというもの、すっかり出番がなくなってしまいました。個人的には、画素数的に数十万画素もあれば十分だと思ってます。そこで、拡大率を低めにした望遠鏡でASI174とかASI1600とかで撮影すると、「導入時にはフル画素で写野を広く」して、導入後は「ROI(クロップ)で惑星周辺のみ拡大」という手法で撮影しています。このやり方だと、恐ろしく簡単に導入できます。

・・・と言うわけで、退役したDFK21AU618ASは、ずっと防湿ケースの中で休眠していました。



★今こそ目覚めよ、DFK21AU618AS!!

電子ファインダーを構築するにあたって、ああでもないこうでもないと悩んでいたときに、ふと
「あ!ヤツが眠っていた!!」
と思いつきました。
コイツにCマウントの広角レンズを取り付ければ、それだけで電子ファインダーになっちゃうではないか??

というわけで・・・

f0346040_00500459.jpg

f0346040_00483944.jpg
わはははは。
たった20秒で「電子ファインダー」完成♪

速攻で『フルアーマーBORG』の制式装備となりました。
f0346040_00510572.jpg

★はたして使い物になるのか?

手持ちの部品達が(笑いが止まらないほど)うまくマッチしてくれたおかげで、なんの加工も必要なく完成した「電子ファインダー」ですが、問題は「実用になるのか」です。『イナバウワー』回避のために導入したドットサイトファインダーよりも視認性が低いようでは使い物になりません。

・・・というわけで、実際にぎょしゃ座付近を観察してみることに。

すると・・・・


ででん!!

f0346040_00565044.jpg
素晴らしい♪

リフレッシュレート2FPS(露出0.5秒)でバッチリぎょしゃ座全体が視認できますよー。
こ、これならあっという間に対象近傍の恒星が手動導入できて『フルアーマーBORG』の捕捉効率が格段に向上するのは間違いなし。
ふはははは。
これさえあれば、どんなターゲットでも一瞬で捕捉してくれるわ!

さて、お次は(難航している)自作レデューサの「取り付け位置決め」ですなぁ。
・・・これは(ビームスプリッタのせいで)相当に難儀しそう(泣)。


P.S.
最近ハマっていた自作霧箱による放射線検出ごっこですが、
おかげさまで『本業』のイベントで無事実戦投入できました。
小学生から中学生まで、全員が自作に成功。(驚異的な成功率♪)
「見えたー!」
「飛んだー!」
「うわー、今のは宇宙線ですね?!」
わき上がる歓声と拍手で会場は「興奮のるつぼ」に♪
子供の理科離れが叫ばれて久しいですが、なんの、最近の子供達もなかなか見所があるではないですか。
刺激的な理科実験ネタ探しにお悩みの学校関係者様、高松市近傍なら、いつでも「出張教室」いたしますよー(笑)。

by supernova1987a | 2017-12-05 01:23 | 天体望遠鏡 | Comments(13)

フルアーマーBORG発進!?

★なんぞこれ?!
f0346040_21581459.jpg
なんというか、もはやBORGとしての原型をとどめていないという・・・・(笑)
いやいや、いたって真面目に組んだつもりです。


★今回の改良点

①ASI1600MMによる「Hαナローバンド」と「SⅡナローバンド」をビームスプリッターで同時露光
②上記に加えてASI1600MCによる「OⅢナローバンド」も同時露光
③純正ヘリコイドのガタを解消するため接眼部をプレート2枚で強化
④V-POWER接眼部に重量級のスプリッタを搭載しても撓まないようにL字金具2枚で強化
⑤ガイド鏡・暗視野ファインダー・ドットサイトファインダーに加え、CCDカメラによる電子ファインダー搭載


・・・というわけで、
あぷらなーと自慢の「ツインBORGシステム」「ビームスプリッタシステム」まさかの融合!!
まさに『フルアーマー』仕様機♪

ふははは。
これで、晴れ間の少ない今シーズンでも
「通常の三倍」の効率(※)でナローバンド撮影してくれるわ!!

・・・・すみません。
ちと病んでいるようです。



※<注釈>
あくまでカラーカメラ+フィルタホイールを用いてナローバンド撮影する場合と比較した推測値ですが、
本当は「通常の5倍」の撮影効率を見込んでいます
カラーカメラ1機単独の場合、ベイヤー配列の仕様により
 Hαで有効な面積:1/4
 SⅡで有効な面積:1/4
 OⅢで有効な面積:1/2
ですので、どんぶり勘定すると、全露光量を1に揃えるには
Hα×4+SⅡ×4+OⅢ×2 = 10 の撮影時間が必要なところ

今回の「フルアーマー」機では
全画素利用可能なMMはビームスプリッタでの光量損失(分離)、MCは最も画素数の多いG素子を利用してOⅢを単独露光することを考慮に入れて
 Hαの効率:1/1×1/2
 SⅡの効率:1/1×1/2
 OⅢの効率:1/2×1/1
と、全て美しく揃った上で3機同時露光しちゃうので、
たった2の撮影時間で同等の成果が得られると期待。

それにしても、ASI1600×3連装って・・・これじゃ「赤い彗星」ならぬ「赤い変態」ですな(苦笑)

★★★ご注意★★★
モノクロ冷却カメラ+フィルタホイールと比較すると、たかだか1.5倍程度の撮影効率に過ぎません。
・・・が、各波長ごとにピントを固定できること、3波長同時露光により、途中で天候が悪化しても「ある程度の」成果が残る点がメリットです。
そして、まだ詳細は内緒ですが、その他数種類の実験的要素を含んでいます♪


by supernova1987a | 2017-11-20 22:34 | 天体望遠鏡 | Comments(10)


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