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あぷらなーとの写真ブログ
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あぷらなーと
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ようやく「苦手」の銀河に着手


★とにかく銀河が苦手です

ええと、単に技量が無いだけとか遠征しないからとか言えばそれまでですが、
明るい星雲は何とかなるとしても、小宇宙(銀河)の撮影が苦手です。

異常に明るいアンドロメダ大星雲M31は例外としても、
「子持ち星雲」として有名な、りょうけん座のM51なんて、26cmのカセグレン(VMC260L)を使っても、主銀河と伴銀河の中心核が「かすかに」見えるだけですし、写真に撮ってもノイズに負けてしまって一向に上手く写せませんでした。

ここ2年間のベストショットが、コレ↓ではお話になりませんねぇ。

f0346040_03175384.jpg
★というわけでリベンジ!

GW前半で、まんのうまでプチ遠征したのですが、その際撮影したM51のデータをそのまま寝かしてました。
そろそろ観念して画像処理することにします。

なぜ後回しにしていたかというと、画像処理がしんどそうなんですねぇ。なにしろ、主力のD810A+VMC260L でISO6400の15秒露光の「撮って出し」データのトーンをいじっても、こんな感じ↓。コンポジットで救えるか微妙なラインです。
f0346040_20002194.jpg
・・・まあ、めげずにがんばって処理します。

★悪戦苦闘の結果・・・

ニコンD810AをVMC260L(レデューサあり)につけて、ISO6400の20秒露光で115枚連射したデータをコンポジットしてみました。
色々試行錯誤した結果・・・

f0346040_20104968.jpg
これ、これ!
『こういうの』が撮りたかったの!!

・・・ようやく、M51のグルグルと渦巻く様子が撮影できました♪

しかし、撮影に約1時間、画像処理に約13時間・・・・ほとほと疲れました(涙)
やっぱ、市街地や、モヤのかかった郊外地では苦しいですねぇ。
カツーンと晴れた「真っ黒な夜空」の元で、いつかM51再挑戦してみたいものです。







by supernova1987a | 2016-05-11 06:36 | 天体写真 | Comments(2)

GW終盤戦②


★すごい強風でした
f0346040_15085046.jpg

5/4~5/5にかけては好天に恵まれましたが、いかんせん風が強くて、なんだか周囲の音が『冬』っぽかったです。メインのVMC260Lとアトラクスは重量級機材なのですが、さすがにこの風だと追尾が乱れまくります。別にオートガイダーで追尾しているわけではなくて、単にノータッチガイドしているだけなのですが・・・
f0346040_15104269.jpg
いざ撮影を開始してみるとこんな感じ↑で、恒星が「踊り狂って」ます。
今夜こそは真面目にオートガイドして長時間露光しようかなぁなどと思っていましたが、こんなんじゃ無理!
・・・という訳でやっぱり「いつもの」短時間露光の多数枚コンポジットに決めました。(進歩しないなあ・・・)


★ブレなかったコマを処理していきます・・・
ZWOの冷却CMOSカメラASI174MC-COOLをマイナス15℃に冷やして、VMC260L+レデューサ+LPS-P2フィルタで撮影した200コマのうち、強風でブレなかった画像はこんな感じ。
f0346040_15191433.jpg
 ※ダーク減算とトーン修正のみ実行。左右をトリミング

うん。悪くないですね。

生き残ったコマは161コマ。これをステライメージで、どんどん重ねていきます。
若干像が甘かったので輝度データに最大エントロピー画像復元をかけ、LRGB再合成します。
CMOSカメラ特有のシマシマノイズが消しきれなかったので、やむを得ずシルキーピクスのノイズ整列機能を使ってレタッチしました。

すると・・・・
f0346040_15244895.jpg
おお。・・・良い感じです♪

これまでのベストショットと比べてみると、


★2015年のベストショット↓
f0346040_15350302.jpg
※IR改造D5000+VMC260L(レデューサ無し)で撮影

うんうん。
周辺部の広がり、星雲の中の透明感となめらかさなどが、「少し」向上したかな??


今回気付きましたが、短時間露光のコンポジットだと、強風でブレたコマだけ取り除けるというメリットがあったのですねぇ。
これも、言ってみれば『一種のラッキーイメージング法』ですよね。
・・・ますますオートガイドへの道が遠のきそうです(笑)。


by supernova1987a | 2016-05-09 16:01 | 天体写真 | Comments(0)

晴れたのでD810A本格始動♪

★予定通り晴れました♪

GPVの予報通り、5/1の夜は晴れました。
満濃まで遠征した・・・のですが、なんかモヤっぽい感じで、北部からの光害が伸びてきてました。
月もないのに足下が見えるという、まるで市街地か田舎の月夜のようなイヤな雰囲気です。
夏の天の川も目をこらさないと見えないという(満濃にしては)悪条件ですが、観測することにします。

★前半は、観望に徹して・・・

今回は、天文ファンの知人を誘って現地に向かったのですが、どうも空の条件が悪いので、前半部分は観望に徹しました。VMC260Lに笠井の双眼装置を付け、ハイペリオンアイピースでお気楽観望です。
木星・・・球状星団M3・・・子持ち銀河M51・・・ソンブレロ星雲M104・・・球状星団M13・・・などを楽しみました。お気楽観望に双眼装置は良いですね♪

★今回の主役はD810Aに決定

色々機材は積み込んできたのですが、空の状態から考えて星雲星団はVMC260L+D810Aの一本槍で行くことにしました。

・・・あっ、パソコンを置くテーブル持ってくるの忘れた!

・・・げっ、バーティノフマスク持ってくるの忘れた!

まあ、色々トラブりましたが、いて座の干潟星雲M8をD810Aで撮った原画はこんな感じ
f0346040_00560462.jpg
※ニコンD810A+ビクセンVMC260L+レデューサVMC+LPS-P2フィルタ ISO6400で15秒露光

これをトーン修正してトリミングするとこんな感じです。
f0346040_00593575.jpg
うん。ノイズでざらざらですが、1枚画はこんな感じで十分なのです。むしろ冷却CMOSカメラと違って「シマシマノイズ」がないだけ画像処理が楽そうです。

・・・撮ります。
・・・さらに撮ります。
・・・どんどん撮りまくります。

M8ばっかり430枚ほど撮影して薄明間近となりました。

★怒濤の400枚コンポジットを施すと・・・・
f0346040_01042199.jpg
※ISO800-15秒露光の400コマを、キャプチャNX-Dでアストロノイズリダクション+1段増感でJPEG変換
 ステライメージでホットピクセル+クールピクセルを除去
 ステライメージで100コマずつ加算コンポジットしたのちデジタル現像+レベル修正
 100枚コンポ4セットをさらに加算平均コンポジット+軽くシャープ処理

おお。とても良い感じです♪

なんか、オリオン座大星雲とは異なる面白さがありますね。
中心部の砂時計型をした明部とその周辺の『ウネウネ』が、たまりません。
f0346040_01272684.jpg


ダーク減算すらしてない上にかなり手抜きな処理ですが、あまりにも数が大きいのと1コマのデータが巨大すぎて、画像処理に12時間もかかってしまいました。・・・自作PCのcorei7-950はまだしも、メモリ3GBはきついですねえ。そろそろ64bitOSに換えないと限界かも。

※実は、このM8の撮影中に「ありえないポカミス」やらかしてました。カメラを接続するワイドマウントが緩んでいてスケアリングが狂ってました。
全体画像ではなく、中央部トリミングで画像処理したのは、「画面右の方」はケラレでアウト。「画面左の方」は変な像の流れが出てアウト。
400コマ以上も撮影した時に限って、今までやったことのない痛恨のミス
・・・これはもう、先日のブログでdisりすぎたサムヤンレンズの祟りですね(笑)




by supernova1987a | 2016-05-04 20:55 | 天体写真 | Comments(0)

月に始まり月に終わる?

★生まれて初めて撮った天体写真は・・・
 記憶が確かなら、小学5年生の頃、C35EF(いわゆるピッカリコニカ)でミザールのメシエデラックス型6cm屈折望遠鏡を覗かせて撮影した三日月の写真が、生まれて初めて撮った天体写真でした。いわゆるコリメート撮影法ですね。
ちなみに「かろうじて」クレーターも写っていて、理科好きの友人達に大いに自慢したものです。
 それから中学高校とミザールのアルテア15(15cmF10カタディオプトリックカセグレン)で月面を色々撮影するものの、なかなかシャープには写せませんでした。シャッターショックによるブレを除くために、大きな黒塗りウチワで『手動シャッター』を行ったり、学校の暗室にこもって引き延ばし機で『手動コンポジット』したり、とにかく色々やりましたが難儀しました。

★最大の敵は2つ・・・
 おそらく、月面写真が難しい理由は2つあると考えます。
 ①いわゆるシーイング(正確にはシンチレーションと透明度の総合評価がシーイングでしたっけ?)
  シーイングが悪いと、大気の揺らぎによって月面が『波打ち』ますので、どうがんばってもボヤけます。
 ②シャッターブレ(特に一眼レフの場合は、ミラーショックの影響が大きい)
  たとえミラーアップしたとしても、若干のショックは残り月面がブレます

★デジタル化が解決の道?
 ①レジスタックスに代表される画像処理ソフトで、シーイングの影響を軽減できます。
 ②電子シャッター搭載のデジカメなら、理論上シャッターショックは皆無です。
・・・ベテランの方々には「当たり前」の事なのでしょうが、私の場合非常にブランクが長かったので、月面に関しては「完全にど素人」の状態に戻っています。それになりより頭が『時代』について行ってません。先日のガッサンデイもなんかスッキリしませんでしたしねぇ。

★予定を変更して「強行軍」
 GWは5連休(5/1~5/5)が取れたのですが、非情にも、夜晴れるのが4/30と5/1だけとの予報
 これはマズイ・・・ということで、4/30の仕事が終わってから強引に実家に移動し、その晩のうちに天体写真を撮ってみました。

 ・・・よし。今夜は「真面目に月面を撮ってみよう」というわけで、機材をセットし撮影開始。

まずは、ASI174MC-COOL230万画素をフルに使って動画を撮影し、画像処理してみます。
ターゲットは、ガッサンデイやグラビウスと並んで私が大好きなクレーター「コペルニクス」です。
f0346040_22465340.jpg

※ASI174MC-COOL+ビクセンVMC260L直焦点(撮像温度-12.5℃)フル解像度で撮影した30秒間の動画をレジスタックスでスタッキング+ウェーブレット処理。ステライメージで最大エントロピー法による画像復元処理。(トリミングあり)

おおっ!なかなか良い感じです♪

なんだ~。真面目にやればシーイング悪くてもボコボコ写るじゃないですか!
ZWOの冷却CMOSカメラ、素敵です♪

続いて、さらに解像度を高めるため、230万画素の中央部30万画素だけをクロップしてフレームレートを稼いでみます。
画素数が著しく低下する点はレジスタックスのDrizzle機能でまかないましょう。
さて、30万画素で動画を撮影してみると、なるほど1秒間に100コマ近い「ものすごいフレームレート」で撮像が進みます。
素の動画を再生してみると、まるで陽炎のように月面が揺らめいているのがリアルに見えます。眼視観測そのままの臨場感です。
さて、2300コマのデータから品質の良い約1000コマをスタックして、最大エントロピー画像復元やウエーブレット処理をかけてみます。
f0346040_22455371.jpg
うひゃー!すごいすごい♪

それにしても、変なノイズが出ることもなく、一発で最大エントロピー画像復元が走ると快感ですね。
さすがは1000コマコンポジット。画像が「恐ろしくなめらか」なので変な収束が起こりません。

なんか、一夜にして月面撮影が好きになってきちゃいました。
たった2回目のチャレンジでこれだけ写るのなら、楽しいですよねぇ♪

・・・ほんと、若かりし頃の苦労はいったい何だったんだろ(涙)。



by supernova1987a | 2016-05-02 23:08 | 天体写真 | Comments(0)

ASI174MC-COOLで干潟星雲を撮ってみる♪

★実は色々やっていたのですが・・・

15秒程度の大量コンポジットでノータッチガイド撮影するという、私の「手抜き撮影」スタイルでは、どうもASI174MC-COOLが明るい星雲に向いているような気がしてきました。

もうシーズンが終わってしまいましたが、
オリオン座大星雲M42では、なかなか迫力ある画が撮れました。
そこで夏の星雲の「撮り初め」として、
「夏の星雲の王者」いて座の干潟星雲M8にチャレンジしてみました。

★撮影方法は「いつもの」ヤツです

ビクセンVMC260LにレデューサVMC装着してLPS-P2フィルタを併用します。
ZWOの冷却CMOSカメラASI174MC-COOLは-15℃まで冷却し、ゲイン200で15秒露光します。
追尾は、K-ASTEC改造ニューアトラクス赤道議のノータッチガイドです。
撮像ソフトはSharpCapです。

さて、どうなりますか・・・。

★1コマ元画像
f0346040_23092675.jpg
ノイズでボロボロですが、これ、なかなかいけますよ!
ホットピクセルとアンプノイズはRAW現像前にダークファイル減算で取り除くとして、
横シマノイズも(手抜きノータッチガイドが幸いして)コンポジットの位置あわせ時に相殺軽減できそうです。


★100コマコンポジット

撮像データはすべてRAWファイルで保存していますので、デモザイク前にステライメージでダークファイル減算しておきます。
ダークファイルは事前に設定温度を統一して準備したものを使いました。
(デジタル一眼と異なり、素子温度が記録されるのは便利ですねぇ)
ダーク減算後、RGBデモザイクを行いカラー化し、これを100コマ加算コンポジットします。
デジタル現像でトーンを修正したものを一度L画像とRGB画像に分け、L画像のみにシャープ処理を施してLRGB再合成します。

さて・・・
f0346040_23184365.jpg
おお!とても良い感じです♪
いや、正直これほどとは思ってなかったです。
薄明寸前の撮影だし、シーズンには早いので低空だし、市街地なので透明度も最悪だし、春なのにシーイング悪いし・・・・

それなのに!この写りっ♪
ZWOすげえ。

前回のブログで、ASI174MC-COOLは本来惑星用の・・・などと言いましたが、前言撤回!
やっぱ星雲撮影が面白そうです♪

・・・ただし明るい星雲ならば・・・ですが。



by supernova1987a | 2016-03-23 06:42 | 機材 | Comments(2)

ASI174MC-COOLで木星撮影

★本来冷却CMOSカメラは・・・

本格的な冷却CCDカメラと比べ、驚くほど安価なZWOの冷却CMOSカメラASI174MC-COOLですが、本来はワンショットカラー撮像で惑星写真を撮影するためのカメラなのでしょうね。あくまで「星雲『も』撮れますよ」的な・・・・。がんばって冷却しても一向に消えないアンプノイズとか色々見ていると、そう感じます。

・・・というわけで、
今回は、惑星のテスト撮影、行ってみましょう♪

★まずは接続方法を試行錯誤

ASI174MC-COOLは、これまで使っていたイメージングソース社のCCDカメラDFK21AU618.ASと比べて、画素数が多くチップサイズも大きいです。

●DFK21AU618.AS
 ピクセルサイズ:約11.2μm
 有効画素数:約30万画素
 チップサイズ:約6.3mm
●ASI174MC-COOL 
 ピクセルサイズ:約5.9μm
 有効画素数:約230万画素
 チップサイズ:約13mm

チップ全面をつかって撮像するとコマ落ちがひどそうなので、欲張らずに800×600ピクセルあたりでトリミング出力するとして、
そこそこの大きさに写すためにバーローレンズをかますことにします。
また、視野中心に木星を導入するためにレチクル付きのアイピースとフリップミラーで切り替えることができるようにします。

★まずは、こんな構成に♪
f0346040_22102136.jpg
・ビクセンのフリップミラー
・BORGのTネジ→36.4mm変換リング(7423)×2個
・BORGの直進ヘリコイドS(7315)
・BORGの31.7ミリアイピースホルダー(7317)
・笠井のTリング延長筒
・笠井のアイピースCH-SWA20mm
・笠井の高輝度暗視野照明装置
・笠井のFMC3枚玉2.5×ショートバロー

を組み合わせたものをVMC260Lに接続し、ASI174MC-COOLを装着します。
この組み合わせでアイピース、カメラともにピントがきます。


★テスト撮影・・・のハズが

なんということでしょう。春だというのに、シーイングが悪いです。アイピースで木星を見ても「クラゲのように」ゆらゆらしています。
・・・これ絶対にボケボケの木星しか撮れないですよねぇ・・・(涙)

しかし今日を逃すと、当面休みは取れないので、強引に撮影してみます。
とりあえずゲインを200にして露光は約1/100秒でフレームレート30コマ/秒で、動画撮像してみました。


★元データの1コマ切り出し

SharpCapでRGB24のAVIファイル出力をしてみると、こんな感じです
f0346040_22290577.jpg
 ※VMC260L+笠井2.5倍バーロー+ASI174MC-COOL(-15℃まで冷却)

ああ、なんか『懐かしい』木星像です。
そうそう、フィルム時代の私は確かこんなのしか撮れませんでした。

★レジスタックスで画像処理

次に、比較的質が良さそうなコマ100コマをレジスタックスでスタックさせ、ウエーブレット処理と色ずれ補正をしてみました。
f0346040_22325756.jpg
 ※上記画像の100コマスタック+ウエーブレット処理

おお!
意外に良いではないですか♪

それになんだかDFK21AU618.ASよりも色々と「楽」でした。
ええ、撮像も画像処理も「変な挙動」が起きにくいというか、なんか素直な感じがします。

というわけでASI174MC-COOL、ちゃんと惑星撮影にも使えそうですね♪



by supernova1987a | 2016-03-21 22:38 | 機材 | Comments(5)

冷却CMOSカメラ③

★冷却CMOSカメラファーストライト

f0346040_01304405.jpg
アトラクスの『病気』が治ったので、待望の冷却CMOSカメラでのファーストライトです!!


★冷却CMOSカメラで一発撮り

まずは、「いつもの」オリオン座大星雲M42を15秒露光で「撮って出し」です。
f0346040_02584534.jpg
※ZWO ASI-174MC-COOL  + ビクセンVMC260L + レデューサVMC + LPS-P2
K-ASTEC改造ニューアトラクス ノータッチガイド 15秒露光 撮像温度-15℃
 
おおお!!
いい感じです。昔、30万画素の冷却CCDを初めて使ったときのような感動があります。
たった15秒露光の一発撮り・撮って出しですから全然明るさが足りてませんが、トラペジウム周辺のモクモク感が素敵です。
解像感も十分高いですね♪

★60枚コンポジットなど画像処理

今回は、

①SharpCaptureで、RAWデータをベイヤー配列のままモノクロFITSファイルに出力
②ステライメージでベイヤーデータのままダークファイルを減算
③ステライメージでRGBデモザイク処理
④ステライメージで加算平均コンポジット
⑤ステライメージでレベル調整+トーンカーブ修正
⑥輝度データをレジスタックスでウエーブレット処理
⑦LRGB再合成処理
⑧フォトショップエレメントでトーン修正

という流れです。
f0346040_03083686.jpg
※同上データを画像処理

おお!
とてもいい感じです。


懸念していた変なノイズも気になりません。冷却の効果絶大のようです♪

★最後に失敗作を・・・

実は、最初、静止画データではなく
「動画データをはき出させて、レジスタックスでスタック一発で済めば楽だなあ」
などと考えていたのですが、画像処理の融通が利かなくて失敗しました。
ついでに、外気温が0℃近くだったので無精して冷却もせず・・・。

f0346040_03175384.jpg
りょうけん座の子持ち銀河M51ですが、いやはや、ランダムノイズまみれ+ホットピクセルまみれ+アンプノイズまみれ・・・で悲惨です。

・・・・が、腕のディテールなどポテンシャルは感じられます。
いつか、まじめに撮ることにします。



by supernova1987a | 2016-02-11 06:54 | 天体写真 | Comments(4)

冷却CMOSカメラ②

★念願の冷却CMOSカメラが届いたのに・・・

f0346040_01265900.jpg
いざ撮影しようとしたら、愛用の赤道儀 ビクセン ニューアトラクス(K-ASTEC改造版)が「変」です。
赤緯モーターが度々停止して使い物にならなくなっちゃいました。
挙動をよく観察すると、どうも、ある一定の角度赤経方向に赤道議を回すと赤緯モーターが制御不能になっているようです。

自動導入途中に望遠鏡がある方向に向いたとたん、
「グググ、ガラガラガラ、ズガガ、パタン!」
という世にも恐ろしい音を発して赤緯だけモーターが停止します。

一瞬、ギアに何かが挟まったか部品が破損したのかと思い、慌てて赤緯モーターハウジングを開けて挙動を観察しましたが、おかしなところはありません。
f0346040_02362894.jpg
しかし、何度やってもモーターが止まります。
しかも奇妙なことに、クランプをフリーにして手動で赤経方向に赤道議を回しても、なぜか赤緯モーターが止まるのです。

・・・赤緯モータのくせに、なんで赤経方向の運動に左右されるんだ?!

・・・しばらく頭を抱えていましたが、ふと、赤道議のロータリー接点が怪しいのではないかとの仮説に基づき、
接点を清掃することにしました。

f0346040_02385447.jpg
 ※ニューアトラクスの配線は、途中からロータリー接点を介して接続されています。EQ6PROなどのように赤緯体にケーブルを挿さなくて済むところが素敵です・・・・・が。

f0346040_02413924.jpg
※これがロータリー接点。ちなみに私はあまりメカに強くないので、簡単な分解作業でも要所要所でデジカメで写真を撮る癖があります。この接点とか、あとでどっちが右のブラシか分からなくなると「終わり」ですので・・・。

f0346040_02442861.jpg
※接点のブラシを丁寧に掃除し、内部の接点を清掃しました。本来ならメーカー送りで解決なのですが、「改造」しちゃってるが故の弱みですね(笑)。
その後、赤経軸を何回も回転させて馴染ませました。(おまじない程度ですが・・・)

★さて復活なるか?

・・・冷や汗ものでした。
ええ、こんな単純な掃除で、何事もなく正常駆動するようになりました。
うーん。こうしてみるとクラシカルな配線のEQ6PROが、かえって安全に見えてきちゃいますねえ・・・。

さて、いよいよ冷却CMOSカメラ ZWO ASI-174MC-COOLのファーストライトに挑戦です!

以下 続きます。

by supernova1987a | 2016-02-10 06:15 | 天体写真 | Comments(0)

冷却CMOSカメラ①

★『本命の』D810Aと『真逆』の方向性

無事にファーストライトを終えたD810Aですが、今後は色々な被写体を撮影していくつもりです。
ただ、次の点がどうしても苦しいですねぇ。

○画像ファイルがあまりにも巨大
○画像処理がとても大変
○フルサイズに対応した機材が少ない

まあ、仕方ないので、のんびり付き合っていくことにしましょう。

★軽いファイルサイズでドカンと写すには・・・

レデューサ装着のVMC260Lはフルサイズをカバーしていません。
また、素のVMC260LだとD810Aのフォーマットをほぼカバーしますが、よく見るとサジッタル方向(円周方向)に星像が伸びてしまいます。
また、改造D5000でAPS-Cフォーマットに慣れすぎたので、星雲のクローズアップなどでもっと焦点距離がほしくなっちゃいます。
まあ、トリミングすれば済む話なのですが、いかんせんファイルサイズが大きいので処理が大変です。

★そんなわけで、逆方向を行く秘密兵器を・・・
f0346040_01265900.jpg
ZWOから新発売のASI174MC-COOL
いわゆる「冷却CCD」ならぬ「冷却CMOS」です。実は、D810Aよりも先に発注していたのですが、なかなか入荷せずずいぶんと待ちました。ただし初回限定の特価セールのため少々お安くなっていました。(ネット上では、まだユーザーを見かけませんね。『初物』は怖いので皆さん『様子見』でしょうか・・・?)

f0346040_01311725.jpg
フォーマットサイズは1/1.2インチですので、ニコワンよりも少し小さい程度ですね。
同じ焦点距離のレンズ(や望遠鏡)を使った場合、フルサイズと比べておよそ3倍に焦点距離が伸びたような写真が撮れそうです。

画素数は今時珍しく『たった』230万画素ですが、特筆すべき機能が装備されています。
本機種の前身であるASI174MC(ノーマルタイプ)は、月や惑星などを動画で撮影してレジスタックスなどでスタッキング処理するための、いわゆる『惑星カメラ』ですが、今回の新製品は型番に「COOL」とあるとおり、なんと「電子冷却装置」が組み込まれているのです。

一般に、CCDやCMOSには、いわゆるダークノイズと呼ばれるオフセットがあって天体写真の際には大変邪魔になります。このノイズを低減させる最も簡単な方法は撮像素子を冷却することです。熱心な天文家は冷却CCDと呼ばれる天体専用の冷却カメラを使われていますが、いかんせん、とても高価な上に結構巨大なのです。一般的なデジカメがCCDからCMOSに取って代わられたように、いつかCCDではなくCMOSの冷却カメラが安く出ないかなあ、とずっと期待していました。

★VMC260Lへの取り付けで悪戦苦闘

結構悩みました。
 ①VMC260Lにレデューサをつけて使いたい
 ②レデューサからCMOSまでの距離が長くなりすぎるのはまずそう
 ③LPS-P2フィルタも併用したい
・・・これらを満足させるために「あーでもない」「こーでもない」と手持ちのパーツをとっかえひっかえ試行錯誤。
結局、今回もBORGのパーツ群に頼りました。

f0346040_01312424.jpg
 ※かなり複雑な組み合わせです(笑)

★いざ、ファーストライト・・・のハズが

 メジャーなメーカー製のカメラと異なりサポートは最小限。マニュアルすら存在しません。基本的には自己責任で試行錯誤すべき機種ですね。
のっけから、制御用のソフトのインストールでコケました。(FireCaputureが日本語Windowsにインストールできないという、例のヤツですね。)

しばし情報集めにネットをさまよい、起動用のバッチファイルの中身を少し書き換えることで無事インストール成功。・・・見つけた人すごいなあ。
ただし、どうも自分がやりたいことができないソフト(あくまで動画を撮影して画像処理することを前提としたソフトです)だったので、結局、SharpCaptureに乗り換えました。(冷却機能を制御できた上で、静止画のRAWファイルを自動でガンガン吐き出し続けるソフトが欲しかったのです。)

いざ、テスト撮影だー!

と思ったのもつかの間。
ここまできて、まさかのアトラクスが死亡!?

以下続きます。

by supernova1987a | 2016-02-09 06:13 | 機材 | Comments(0)

D810Aによるオリオン座大星雲

1/10に事実上のファーストライトを行ったニコンD810Aですが、
オリオン座大星雲M42の画像処理をやり直してみました。

★先日の画像処理は「やっつけ仕事」だったので・・・

とりあえず、「使い物になる」ことは分かったので、
もう少しだけ、真面目に画像処理して見ました。

※撮影データは、
ビクセンVMC260L直焦点(3000mmF11.4相当)+ニコンD810A +LPS-P2フィルタ
K-ASTEC改造ニューアトラクス赤道儀ノータッチガイド
ISO6400・15秒露出40枚+ISO12800・15秒露出37枚

※画像処理ソフトは
キャプチャーNX-D ステライメージ フォトショップエレメント

です。

★D810A一発撮り画像「撮って出し」
f0346040_00330064.jpg
※ISO12800の15秒露出一発撮りでここまで写りました。光害地であることを考えると悪くありません。

★D810A一発撮り画像「キャプチャーNX-Dで画像処理」
f0346040_00345640.jpg
※ようやくNX-Dの操作にも慣れてきました。上記の画像を処理したものです。
ホットピクセルはアストロノイズリダクションできれいに消せました♪
かなり明瞭に星雲があぶり出せましたが、いかんせんISO12800ですから、ザラザラです。


★D810A画像「77枚コンポジットなど処理後」
f0346040_00385705.jpg
※77枚のコンポジットを行い、ビニング処理とLRGB分解再合成処理を施します。
また、若干のアンシャープマスキングをかけています。
いつもとは異なり、星雲周辺部まであぶり出すことを優先したため、中心部が飛んでしまいましたが、まあ良いでしょう♪

★一発撮りと77枚コンポジットの比較

もともとノイズの少ないD810Aですが、さすがに光害地で強い画像処理をかけてしまうとノイズでボロボロです。
それを救うのがコンポジットですが、「一発撮り」と「77枚コンポジット画像」を比較してみます。

f0346040_01045044.jpg
やはりコンポジットの威力は絶大ですね。
短時間露光のコンポジットでこれだけ写せるとなると、オートガイダーの出番は当面無いかもしれません。
(私が不精者なだけですが・・・)

さて・・・・あとは、
ステライメージを早く7にバージョンアップしてベイヤーデータを直接叩けるようにしないと、ですね。



by supernova1987a | 2016-02-02 06:24 | 天体写真 | Comments(0)


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