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あぷらなーとの写真ブログ
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夜の部:『土星のわっか』撮影


宇多津臨海公園での夕日撮影を終え、まずは帰宅してデータのバックアップ。
いよいよ夜の部・天体観測開始です。

北極星が見えるほど暗くなったのを確認して
アトラクスを運び出します。
極軸のセット・CCDカメラの接続・ノートPCとのリンク
・・・・ここまでは順調だったのですよ。
ここまでは。

★あれっ?まさか?

K-ASTECさんで改造してもらってから絶好調(といっても3回しか駆動していませんが)
だったアトラクスなのですが・・・・

「ガガガガガガガガガッ」

赤緯モーターから『いけない音』がして、動かなくなりました。
高速や中速はもちろんのこと、低速でも

「ガッガッガッガッガ・・・」

というばかりで動きません。
一瞬頭の中が真っ白になります。

・・・ひょっとして、トルク限界を超えたのか?
重量級のVMC260Lですから、いくらバランスを入念に取ったとしてもあり得ない話ではありません。

ところが、クランプをフリーにして駆動させても全く同じ音が・・・

えっ!せっかく退院したばかりなのに、もうダメになったの??

とりあえずいったん機材を撤収。
アトラクス本体を家の中に持ち込み、
赤緯モーターハウジングを開け、モーターとギアを目視で確認します。
電気的なエラーなのか物理的な破損なのかを知りたかったのです。

カバーを開けたままおそるおそる電源ON

「キュイーン!」

 あら?絶好調で動くやんか!?
 どこかに干渉していたか?ホイールのどこかが噛んでいるのか?

念のため、赤緯ウオームホイルが1周するまで回し続けます。
特に異物が混入したり、大きな噛み合わせ不良ではなさそう。

・・・もう一度屋外に出してセットしてみます。

「ガガガガガガガガガッ」

・・・ああ、どうしたんだよ、アトラクス!
これで、今夜の撮影は絶望的になってしまいました。

さては、EQ6PROの祟りか・・・・?

・・・いや、まてよ。
さっき室内で動かした時は、本体を寝かしたまま赤径を90度回して赤緯モーターハウジングを上向きにしてたなあ・・・。

・・・ひょっとしてモーター周りではなくてロータリー接点が不調なのでは??
元々、オリジナルのDCモーターの時も不審な動きをしていたし・・・
ダメもとで赤径クランプをフリーにして赤緯体をグルグル回してみます。

「キュイーン!」

・・・治った!

いや、根本解決にはならないでしょうが、とりあえず接点が怪しいということは分かりました。
今度メンテナンスしないとダメですねえ。さすがはアトラクス、じゃじゃ馬です。

★撮影開始・・・できない!

ずいぶんと時間を食いました。
そうこうしているうちに、満月過ぎの月が昇ってきました。
たしか今日は月と土星が大接近しているはず。

・・・あれ?土星が見えない?

いつの間にか、薄く雲が広がってしまってました。
CCDカメラからの映像がほとんど真っ黒けで、PCモニタから視認できません

仕方なくゲインを上げて、暗めのまま撮像します。
先日の木星撮影の際、明るめの動画よりも暗めの動画の方がウエーブレットがうまくいったので、なんとかなるかもしれません。

ゲイン700、露光1/15、フレームレート15FPSで動画を撮ります。

f0346040_11262559.jpg
 ※イメージングソースDFK21AU618.AS+ビクセンVMC260L+BORGコンパクトエクステンダーメタル+K-ASTEC改造ニューアトラクス
 ※スタッキング前の動画をキャプチャ

・・・く、暗っ!

なにしろ、薄雲越しなのです。
しかも強烈な月明かりを受けて薄雲が光ってコントラストを阻害しています。

ひるまずレジスタックスでスタッキングします。

・・・あれ?いつもオートで処理しているアライメントポイントが出ない!
・・・コントラストが低すぎたか

しかたなく手動で20点ほどアライメントポイントを指定します。
本体とリング全周にまんべんなく(笑)

そして、スタッキング実行!
すかさずウエーブレット処理まで走り抜けます。
f0346040_11324240.jpg
 ※15FPSの30秒間AVIファイルをレジスタックス6でスタッキングしてウエーブレット処理

・・・おっ、十分いける! レジスタックスすげぇ!

さらに同様の処理を5ファイルに施し、ステライメージでコンポジット
だめ押しで最大エントロピー画像復元をかけてみます。
f0346040_11324931.jpg
 ※ステライメージ6.5でコンポジット+最大エントロピー画像復元+画質調整

土星の動画撮影は2回目ですが、悪条件の中でも一応自己ベストの『土星のわっか』画像ゲットです♪

・・・ここまで処理して、もう夜明け。

これにて、『5月5日作戦』終了。
  ①背景とろっとろ写真
  ②翠波高原の菜の花写真
  ③宇多津臨海公園の夕日写真
  ④土星のわっか写真
4テーマ無事(じゃないけど)完走♪

・・・もう、ぐったり



by supernova1987a | 2015-05-10 06:49 | 天体写真 | Comments(1)

絶望的な天候?

★・・・まずいです(涙)

楽しみにしていたGWの7連休が始まったと思いきや

なんだか
「雨・曇り・雨・曇り・雨・・」
みたいな週間天気予報


これでは、「GW天体写真三昧作戦」が全てパーになってしまいそう。

本業の関係で、1年のうちで、落ち着いて天体観測できるのも、風景写真をたくさん撮れるのも
まさに「この時期だけ」なので、
 「私の1年を返せ~」
と叫びたいような気分(涙)。


★気持ちを落ち着かせるために

先日「予行演習」と称して撮影した木星のデータを
再編集して画像処理してみます。
このままでは、これが「予行」ではなく、唯一の「本チャン」になっちゃいそうですし、
なにより、気持ちを落ち着かせるときは画像処理作業が一番♪

先日の画像処理では、少々ノイズが多くて荒れ気味だったので
30FPS30秒撮像の900コマ動画データを3本処理して、コンポジットしてみました。
f0346040_21571700.jpg
 ※イメージングソースDFK21AU618.AS+ビクセンVMC260L+BORGコンパクトエクステンダーメタル+K-ASTEC改造ニューアトラクス
  露出1/30秒・30FPS・RGB24でAVIファイルとして撮像&保存
  900フレームのAVIファイルをレジスタックス6でスタッキング+ウェーブレット処理したものを3セット作成
  ステライメージ6.5でコンポジット+マルチバンドシャープ処理
  フォトショップエレメントで仕上げ (撮像日:4/27 21:54:09~30秒×3)

・・・うーむ。少しマシになったかなぁ?
見かけの解像感は少しダウンしましたが、滑らかになりました。
でも、右端に『変なリム』が出ちゃった。
ここ、自然な感じでトーンダウンしてくれるとうれしいんだけどなあ・・・難しい。

色々画像処理してみて、意外なことを発見。
撮像時には適正露出に見えた1/15秒露光15FPSのデータよりも
あきらかに露光アンダー気味の1/30秒露光30FPSのデータの方が、格段に画像処理しやすいです。
・・・ウエーブレット時に階調破綻しにくいという点で。

なんだか合点がいきませんが、そういうものなのかもしれません。

・・・とは言え、動画での木星撮影は、今回でまだたったの3回目。
まだまだ修行が足りませんねえ。


★・・・おっ!

あ、最新の週間天気予報で、5/5だけは「晴れ」に変わってる!

テンション上がってきましたっ!



by supernova1987a | 2015-05-03 22:26 | 天体写真 | Comments(0)

VMC260Lで撮る木星

★赤道儀が安定しているのはとても良いことで

星雲星団の撮影だけでなく、惑星撮影の際にも赤道儀が安定していると助かります。
また、AGS1Sの操作がSS2000PCと比べると段違いにクイックなので、撮像カメラへの導入も楽になりました。

早速、木星を撮影してみましょう♪
f0346040_00420753.jpg
K-ASTEC改造ニューアトラクスにVMC260Lを載せ、
ビクセンフリップミラー+BORG接眼ヘリコイド+BORGショートエクステンダーメタル+イメージングソースDFK21AU618.ASの順に接続。
f0346040_00453891.jpg
導入用のアイピースには笠井のレチクル入りアイピースCH-SWA20mmを使います。
ノートPCに画像を転送してみると・・・

・・・おおっ!
なんとも導入しやすいこと。

早速、無圧縮のRGB24でAVIファイル動画を撮像します。
(私の環境では、MPEGなどのコーデックをかますと、コマ落ちが激しくて使い物にならないのです。
その分ファイルサイズが巨大になりますが、仕方ありません。)

動画からのキャプチャはこんな感じ↓
f0346040_00524961.jpg
ちょうど望遠鏡を眼で覗いたときのイメージに近いですね。


★レジスタックスでスタックすると

撮像した動画データの中から約900コマのデータをレジスタックスでスタッキングしてウエーブレット処理してみましょう。

さらにステライメージで輝度データ対して、マックスエントロピー画像復元・マルチバンドウエーブレット・アンシャープマスクなどをかけます。

できあがった輝度データをLチャンネル、元の画像をRGBチャンネルとして、LRGB合成します。

最後にフォトショップエレメントで微調整すると・・・・

f0346040_00543134.jpg
わあ!模様がウジャウジャ
これ、明らかに自己ベストの木星です♪

いや、自己ベストと言いましても、
実は動画を使っての木星撮影は、今回が(たったの)3回目でして・・・・
正直、まだまだビギナーなのです。

3回目のチャレンジにして、ようやく大赤斑がまともに写せました。
良い感じです♪

★少しは上達したかな??
f0346040_01285850.jpg
 ※撮影機材は赤道儀以外同じ。2回目の木星の撮影から14ヶ月のブランクがあった割には上達??

アマチュア天文家の中には、
「ほんとにアマチュアの望遠鏡なの? ハッブル宇宙望遠鏡で撮ったみたいやん?!」
と叫びたくなるほど恐ろしくシャープな木星を撮られる方が大勢いるようですが、
きっと気の遠くなるほどの試行錯誤があったのでしょうね。

これで、木星撮影も、なんとなくコツがつかめてきたような気がします♪


by supernova1987a | 2015-04-30 06:38 | 天体写真 | Comments(0)

改造アトラクスとVMC260Lで星雲星団

★他のタイプも撮ってみます


薄明が迫る中、他の星雲星団も狙ってみましょう。

ついでに、SuperStarⅣと改造アトラクスとの連動と自動導入機能もテスト。

仕様上、1点アライメントしかできないため、基準星からあまり離れたターゲットは自動導入困難です。
しかし、逆に言えば『せっかく溜まったアライメントデータ』を失う心配が皆無のため、クランプをゆるめて手動でスイスイ動かすことができます。
今回は極軸も適当に合わせただけですが、

 ベガからM57へ
 アルビレオからM27へ
 M8からM20へ
 ベネトナシュからM51へ

などなど定番の基準星を手動で導入した後に星雲星団を自動導入させてみたところ、一発でVMC260Lの写野内に導入できました。
これなら、十分実用になりますね♪

次々とターゲットを導入して、撮影します。

★こと座のリング星雲M57
 恒星が一生を終えたときに吐き出したガスが『わっか』状に見える惑星状星雲です。
f0346040_18143090.jpg

 ※D5000(IR改造)+VMC260L+レデューサVM K-ASTEC改造ニューアトラクスノータッチガイド 30秒露光 8枚コンポジット

きれいに『わっか』が写りました。色もなかなか良い感じです。

★ヘラクレス座の球状星団M13

f0346040_18243688.jpg
 ※D5000(IR改造)+VMC260L+レデューサVM K-ASTEC改造ニューアトラクスノータッチガイド 30秒露光 6枚コンポジット

銀河系を取り巻くように分布している球状星団。年老いた恒星がボールのようにぎっしりと集まって写りました。

多少空の条件が悪くても写しやすいので、GWの満月期にも撮影できそう♪

★小ぎつね座の亜鈴状星雲M27
f0346040_18143844.jpg
 ※D5000(IR改造)+VMC260L+レデューサVM K-ASTEC改造ニューアトラクスノータッチガイド 30秒露光 8枚コンポジット
M57と同様恒星の最後の姿ですが、拡大すると複雑な構造が写ります。なかなか良い感じです。
f0346040_18375185.jpg
 ※上記画像のトリミング

うーむ。面白い。もっとコンポジット枚数増やしたらすごいことになりそう♪


by supernova1987a | 2015-04-29 07:17 | 天体写真 | Comments(0)

改造アトラクスとVMC260Lで干潟星雲

GWの前にテストがてら
★『ずぼら撮影法』行ってみます♪


K-ASTECさんに改造してもらったニューアトラクスにVMC260Lを載せ
IRカットフィルター除去改造したニコンD5000で、『ずぼら撮影』やってみます。

仕事が終わってから実家に帰ったので着いたのが午前0時。
そこから一気に機材を組み立てて、なんとか薄明までに天体撮影する算段。

透明度も良くなく、市街地のため肉眼では3等星が限界で、
しかも低空には光害が盛大に出ている、という悪環境下での撮影ですが

・・・良いんです。

どうせ撮影本番のGWだって満月前後のため遠征しても空が暗くありませんから・・・ね(涙)。

今回のメインターゲットは射手座の干潟星雲M8です。
『冬の横綱』オリオン座大星雲M42とならび称される『夏の横綱』。
きっとこの劣悪な環境下でも写ってくれることでしょう。

★射手座の干潟星雲M8

K-ASTEC改造ニューアトラクス赤道儀のノータッチガイドで
ISO800~3200 露出15秒~30秒で ひたすら連写します。

ちなみに、1カットの画像はこんなもの↓ですが・・・・
f0346040_17384824.jpg
 ※ニコンD5000(IR改造)+ビクセンVMC260L+純正レデューサ+K-ASTEC改造ニューアトラクスノータッチガイド ISO800 30秒露出

20コマのデータをコンポジットして画像処理すると・・・・

f0346040_17440524.jpg
 ※撮影機材同上 ISO800~3200 露出15秒~30秒 の合計20コマをコンポジット

うわあ!良い感じです♪

・・・いつかこんなM8撮ってみたかったんですよ~!

中学生の頃に撮影した『赤いシミみたいなM8』からウン十年かかりましたが、ようやく撮れました。
むろん、天体写真の名手の方々から見ると下手くそなのですが、良いんです。
あくまで自己満足の趣味のために撮っていますので。

・・・トリミングしてみます。

f0346040_17441433.jpg
・・・新しい星が生まれつつある散光星雲のむせかえるようなガスの広がりの中に、『ウネウネ』とした模様が写り、なんとも言えません♪
さすが、『夏の横綱』

・・・ああ、空のきれいな場所でオートガイダ使ってじっくり撮影したら、どんだけ凄いのやら・・・ま、当面無理ですが。
 

by supernova1987a | 2015-04-28 07:09 | 天体望遠鏡 | Comments(0)

予備テスト♪

1年間でもっとも観測&撮影時間が割けるGWが近づいてきました♪

★・・・というわけで早速・・・

K-ASTECさんの改造から帰ってきたニューアトラクス赤道儀の操作チェックをやってみました。
・・・といっても、そんなに時間は無いので、オートガイダのテストなどは無し。

ざっくりとした追尾精度と、AGSー1Sの操作性を中心に軽くテストです。

★・・・まずはセッティング

「ああ、やっぱ分かりやすい!」

EQ6PROの難解かつアバウトな極軸セットと異なり、(かつて)使い慣れていたアトラクスの極軸あわせは非常に楽です。
f0346040_02553687.jpg
鏡筒などを載せてバランスを取った後に、極軸望遠鏡のスケールを時角に合わせて導入するだけ!
星座早見盤感覚なので、マニュアルいらずです。

・・・もっとも、私のアトラクスは2000年用のスケールなので北極星の導入位置を補正しないとダメですが、ま、細かいことはいいでしょう(笑)

★いよいよ星空に向けて電源ON

まずは、駆動音ですね。
ちなみにオリジナルのままのアトラクスはDCモータ+スカイセンサー2000PC仕様なので、
恒星時駆動時は
「クックックックックッ」
といった駆動音で、高速導入時には
「ジャアアアアー」
といったやや大きな音がします。深夜住宅街で使うときには少々気が引けますね。
対してEQ6PROは、ステッピングモータ仕様なので
恒星時駆動は
「カカカカカ」
といった小さな音ですが、高速導入時には
「キュイーン!」
という金属的な高音が鳴ります。

さて、AGS改造アトラクスはどうでしょうか??

まず恒星時駆動から

・・・・・・んん??
・・・音がしません

・・・が、確かに駆動しています。
ほとんど無音です!!これはスゴイ♪

続いて、高速導入時
「ウイーーーン」
さすがに作動音はしますが、比較的小さな音です。
ちなみに赤径モータよりも赤緯モータの方がかなり音が大きめです。


★操作性はどうだ??
f0346040_04241247.jpg
いやー『シンプルイズベスト』ですよ。
とても使いやすいです♪
なにより、電源を入れるだけでアライメントの必要なく恒星時駆動に入れるのがたまらなくうれしいです。
撮影に一刻も早く入りたいときに、アライメントに手間取って四苦八苦するよりも、とりあえず恒星時駆動させておいて
手動で天体を導入した方が早いことも多いですからね。

しかも、ボタンを押すと瞬時に動きます。
・・・これ、一見当たり前のように見えて、結構難しいことなのです。
オリジナルのアトラクスでは、ボタンを押して一瞬遅れてから動いてました。
しかもボタンを離したときも、一瞬遅れてから動作が止まっていました。

とにかくきびきび動く様子に、感動です。これだけでテンションが上がってしまいますね。
これは、オートガイドも期待できるかもしれません。

★ダメもと追尾性能は??

まずはノータッチガイドから(笑)

いや、もちろん、最終的にはオートガイドするつもりなんですが、鏡筒のたわみ問題の解決やら、微調整やらが必要なので
手っ取り早く撮影するには、15秒から30秒程度の短時間露光で連写しまくり、あとからコンポジット
という『ずぼら撮影法』が好きです(自慢になりませんが)。

そうなると、VMC260L+レデューサの1800mmをなんとか30秒ほどノータッチガイドできれば良いわけです。

ちなみに、オリジナルのアトラクスでは、なんだか奇妙な動き(しゃっくり現象や脱調)があって
R200SSの800mmならなんとかなりつつも、VMC260Lは結構大変でした。

またEQ6PROは、追尾精度が良いのか悪いのかよく分からない『不思議な赤道儀』でして、
本来のウオームギア由来のピリオディックモーションは小さめに見えるのですが、短周期のエラーが大きいため
VMC260Lなら15秒程度、がんばっても20秒が限界でした。

★とにかくトライ♪

射手座のM8を改造アトラクスでノータッチガイドして、ピリオディックモーションを見てみます。
VMC260Lで30秒露光+2秒インターバルを繰り返したものを比較明コンポジットし、
同一機材で撮影したM42のトラペジウムの離角と比較してみます。
f0346040_16581696.jpg
おお~!
良いじゃないですかっ!
ざっくりとした見積もりで±6~7秒程度に見えます。

いや、M8は天の赤道上にはないため、計算に補正が必要かな??。

ええ~っと・・・・
M8の赤緯座標は24度33分程度だから・・・・
日周運動に伴う赤径方向の移動量は、赤道付近の天体に比べ

 COS(24+33/60)(deg)

倍になっているはず。
(※移動する角度は同じでも移動する弧の長さが違いますから・・・合ってますよね?)

その量を補正すると、改造アトラクスのピリオディックモーションは
およそ ±6.6~7.7秒
と推測できます。

なんとかVMC260Lでも30秒程度の露光は余裕でクリアしそうですね♪



by supernova1987a | 2015-04-27 17:19 | 天体望遠鏡 | Comments(0)

8000年に一度の輝き?

★オーバーと言えばオーバーですが・・・

なんだか、ネットで「ラブジョイ彗星」で検索すると
『8000年に一度の奇跡』
とか、ド派手な文言が踊っていますが、実際はそんなにたいしたものじゃありません。
確かに、この彗星『自体』は8000年周期ですが、『このクラス』の彗星なら2年に一度は拝めます(笑)。
今回のラブジョイも普段からアンドロメダ銀河が肉眼で見えるような暗い空の元でないと、初心者の方が見つけるのは困難な程度です。
「すんごい彗星が見えるのかぁ」などと過度な期待をして、天文嫌いになる人が増えないことを祈るばかり・・・。

・・・とは言え、実際4等級にも明るくなっていて「がんばれば肉眼でも見えそう」とくれば、そわそわします。


★ちょうど、久しぶりに連休が取れたので・・・


そういえば、しばらく彗星、見ていないなあ・・・

「よし、ここは撮っとかないかんでしょ~」

というわけで、C/2014Q2:ラブジョイ彗星を実家から観測してみました。

・・・しかし天候はよろしくなく、機材のセットアップ中に雲がどんどん流れてきます。
この天候では通常の望遠レンズでは面白い絵が撮れそうにもないので
無謀にもVMC260Lの直焦点撮影、行ってみます。

VMC260Lに純正レデューサを装着して1800mmの直焦点。これにニコンD610(無改造)をつなぎます。上空の薄雲に夜光が映って明るいので(彗星撮影には向かないでしょうが)LPSP2光害カットフィルタも用いましょう。どうせ、彗星自身の固有運動で像が流れるはずなので、オートガイダーも外して、EQ6PROのノータッチガイド一発で行きます。

パソコンで位置を確認する時間すらなさそうなので、セレストロンの7cm双眼鏡で適当に空を流すと・・・
 おっ!
すぐにラブジョイ彗星、見つかりました。
薄曇りの中なので、さすがに尾はみえませんが、それでもはっきりとしたコマがなかなかきれい♪

・・・ああ、そうこう言っているうちに、分厚い雲が迫ってきました

 極軸の追い込み?・・・・時間無い(涙)
 アライメント?・・・時間無い(涙)
 バーティノフマスク?・・・時間無い(涙)


★い、急げー。えいっ!!


極軸はタブレットのアプリで時角を求めて、目分量でセットして終わり。
アライメントは1点で合ったことにして恒星時駆動に移して終わり。
ピントはリゲルでライブビューで適当に合わせて終わり。
導入は5cmファインダーで目視で行って終わり。

・・・ニコンD610をRAWにセットしてISO1600で30秒露出の連写っ!
f0346040_01192601.jpg
※VMC260L+純正レデューサ直焦点 EQ6PROノータッチガイド ニコンD610 ISO1600RAW ノイズリダクションなし 30秒露出×2コマ加算平均コンポジット トリミングあり

・・・・流れ行く雲の合間で、なんとか2カットだけ写りました!

う~ん。さすがにこの天候では尾っぽは写らなかったけれど、さすがは1800mm
でっかいコマが緑色に輝いて幻想的です。良い感じ♪

約2年ぶりに彗星の撮影、成功です。


★ちなみに前回は・・・

2013年の5月、まずまずの好条件下で撮影したC/2011L4:パンスターズ彗星でした。
このときは空が良かったのでサンニッパで撮影して・・・こんな感じ。
f0346040_01420862.jpg
※ニコンD7000(無改造)+ニコンAF-S300mmF2.8絞り開放 30秒露出 EQ6PROノータッチガイド コンポジット+トリミングあり
(扇形に広がった尾っぽが面白かったですねぇ)

ああ、ラブジョイもパンスターズの時くらいの良い天候下で撮ったらさぞかし美しいんでしょうが、もう、連休も終わり。
しばらくは本業が激務化するため、これにて終了かな?
あ~あ・・・・。



by supernova1987a | 2015-01-12 06:46 | 天体写真 | Comments(2)

風景写真では『光と影』をテーマに撮影するのが好きで・・・・④

★今回ゲットしたM42は・・・

『光と影』シリーズ、ここまでが前振りで、
先日撮影したM42が個人的に(良い意味で)あまりにもショッキングな画だったので、ちょこちょこトリミングなどを施しまして・・・・と。

★天空の雲海
f0346040_01462327.jpg
 ※ニコンD5000(IR改造)+ビクセンVMC260L+純正レデューサ 18コマコンポジット

・・・などとやっちゃえば、風景写真になるなあ・・・・と、しょうもないことを考えてしまったわけでして(笑)


あ、強引すぎますか。ごめんなさい。

いや、絶対にコレ立体的な雲海状のものが手前から奥に向かって「滝壺に落ちる水のように」写ってますって♪


・・・さて、次回からは別ジャンルの写真も探ってみます。

☆ BY あぷらなーと ☆




by supernova1987a | 2014-11-10 12:41 | 風景写真 | Comments(2)

失敗ついでに

★実は、先日の撮影では

途中で赤道儀にぶつかってしまって極軸ズレちゃってました。
その証拠に、コンポジットを画面上の固定位置で行うと、こんな感じです。
f0346040_00471156.jpg
・・・お~。見事にギザギザですな~(笑)。
上記の画像で言うところの上下方向(南北方向)にずれているのは極軸のズレによるエラー。
左右方向(東西方向)のズレがいわゆるピリオディックモーションと考えられます。
これを防止するために、オートガイダーやPECが必要なわけですね。



★・・・ん?これって、結構・・・・!?

ところで、偶然に撮影できたピリオディックモーション、折角ですから、おおざっぱに測定してみましょうか・・・・。
上記の写真は先日の馬頭星雲の撮影データの一部ですので天の赤道に近く、ピリオディックモーションの測定には最適な条件でしょうし。
今回は「おおざっぱ」な見積もりなので、同じ機材で同じ日に撮影したオリオン座θ星(トラベジウム)の離角を基準にしましょうか。これなら楽ちんですね。
・・・さて、
f0346040_00523076.jpg
トラベジウムの画像に先ほどの星像を重ねてみると・・・・・
まあ、ちゃんと星像の重心位置などを求めているわけではないので、あくまで『測定ごっこ』ですが・・・・。
ざくっと見積もって、周期運動の振幅が±5~7秒くらいに見えます。ピリオディックモーションが10秒を切る・・・だと?! むう・・・不気味なほど良すぎる

ちなみに昔使っていたミザールのAR-1は実測で概算±25~30秒もあって「手に負えない」状況でしたし、自動導入機能やオートガイダ対応を前提とした最近の赤道儀だってピリオディックモーションは少なくないと思い込んでました。

海外製の廉価版中型赤道儀の代表格たるEQ6PRO、噂によれば、精度に結構バラツキの大きい機種らしいんですが・・・これって・・・ひょっとして大当たりの機体を引いちゃった?・・・のかな??


★いや、よく見れば根本的に『おかしい』!・・・

いやいや、なんか変です。EQ6PROのウオームホイル歯数は公称180なので、ピリオディックモーションの周期(山から山まで)は約8分間になるハズです。
(ウオームホイルが360度まわる間にウオームホイルの歯が180通過することになるので1歯あたり2度回転。恒星時駆動では約23時間56分で360度回転なので、2度回転に要する時間は約8分間・・・計算合ってますよね??)

ところが、さっき使った写真は15秒露光の連写による比較明コンポジットなので、1周期がおよそ2分間強程度に見えちゃいます。(イーブンオッド法は使ってませんが切れ目がよく分かり、逆に便利♪)

つまり(いわゆる)ピリオディックモーションだと思っていたギザギザは、周期があまりにも短すぎるんですね。
・・・やっぱ、幻想だったか?・・・・がっかり。

ウオームギア起因のピリオディックモーション自体は結構小さくて、その代わりそれ以外の(モーター周りとかの各種ギア等)のピリオディックモーションが追尾誤差の主要因になっているというハズレ機体なのか??

そもそも、短周期で発生する追尾エラーは、たとえ振幅が小さくても角速度が大きくなるため非常にやっかいです。

まあ、はっきりしたのは、焦点距離1800ミリ近くの直焦点にデジタル一眼を付けて撮影する際、EQ6PROでノータッチガイドで(私が)満足できるのは、露光15~20秒程度までだということですね。(実は、これだけでも大収穫でして、経験上ノータッチガイドは20秒前後までと感じていたのですが、まさか、こんなに短周期かつ規則正しく周期運動していたとは思いもしなかったので。)

「ウオームホイル起因のピリオディックモーションのピーク(山、谷)付近が露光時間の真ん中になるように狙って撮影すれば(角速度が小さいため)ノータッチガイドでも長く露光できる」などのテクニックも、さすがにこれだけ動きが速いと無理ですね、この赤道儀。

・・・気になるので、そのうち、もうすこし真面目に測定してみたいですね(笑)。

☆ Byあぷらなーと ☆


by supernova1987a | 2014-10-28 06:44 | 天体望遠鏡 | Comments(0)

ちと難敵にも挑戦してみましょう

★市街地で暗い星雲は
オリオン座大星雲M42や射手座干潟星雲M8は大変明るいので、市街地でも十分撮影が楽しめます。でもせっかくなので、オートガイダーが破損している中、ノータッチガイド+短時間露光のコンポジットでどこまで行けるか、軽く実験してみましょう♪

対象は、IC434、オリオン座の馬頭星雲です。

本当は馬の形の暗黒星雲内のディテールを写したいところですが、機材が不調で、しかも暗い星が見えない立地ですから贅沢は言えません。まあ、その存在が写れば良しとしましょう。

VMC260にレデューサを装着して、IR改造D5000でISO3200のRAW15秒露光でガンガン撮影します。EQ6PROのノータッチガイドでは、どんどん像がずれるでしょうが気にせず行きましょう。

★1カットの画像では
f0346040_23202844.jpg
トーンカーブをいじって持ち上げると・・・・ああ、なんとか下の方にその存在が分かりますね。
M42のすんごい写りに比べるとあまりにも貧弱ですが、この星雲は暗いので、まあそんなものです。

★がんばって40枚コンポジットします
4枚ずつ加算コンポジットした上で、2×2のソフトウェアビニング処理で感度を稼ぎます。これを10セット作っておいて、さらにコンポジットしていきましょう。階調が足らないとノイズやトーンジャンプが発生しそうなので、トーンカーブなどの調整は最小限にとどめることにします。

・・・・さあ、「いでよ!馬頭のシルエットっ!!」
f0346040_23295136.jpg
おお!
いくら15秒露光とは言え、さすがに40枚もコンポジットすれば結構写るものですねえ♪
背景の散光星雲の濃淡や、暗黒星雲の立体感もちょっぴりと見えてきました。

・・・・んんん。

これは、空のきれいな場所に遠征して、たっぷりと露光してみたいものですねぇ。

おっと、その前にコネクタがもげたST-iオートガイダを何とかしなければ・・・・あ~、時間がぁ・・・・。


☆ BY あぷらなーと ☆





by supernova1987a | 2014-10-27 06:30 | 天体写真 | Comments(0)


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