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異種混合作戦②

★D5000とASI1600MC-COOLの合わせ

前回の記事の通り、昨年撮影したIR改造D5000によるM42を今年撮影したASI1600MC-CoolによるM42を合体することには成功しました。

f0346040_00460724.jpg
今回は、これをさらに解像度UPすることを目論みます。

★L画像にウエーブレットを掛ける

星雲の画像処理にレジスタックスのウエーブレットを使っている方はほとんどお見かけしません。おそらく、画像が荒れまくるのが原因ではないかと想像するのですが、十分なコマ数をコンポジットした滑らかな原画の場合、意外とウエーブレットがキマることがあるのですよ。

・・・というわけで、やってみた。

★レジスタックスにL画像を通してみる
f0346040_00580637.jpg
条件によりますが、今回の画像に対して好感触だったパラメータは下記の通り

①ウェーブレットスキーム
 :ダイナミック
②ウェーブレットフィルタ
 :ガウシアン
③レイヤー1
 デノイズ:0.5 シャープ:0.26 強度:86.5
④レイヤー2
 デノイズ:0.45 シャープ:0.16 強度:41.7
⑤レイヤー3
 デノイズ:0.4 シャープ:0.12 強度:35.5
⑥レイヤー4
 デノイズ:0.2 シャープ:0.10 強度:20.8
⑦レイヤー5
 デノイズ:0.0 シャープ:0.10 強度:8.5
⑧レイヤー6
 デノイズ:0.0 シャープ:0.10 強度:1.1

まあ、各種パラメータは、実際の画像についてのプレビューを見ながらコツコツ修正するしかありませんので、上記の値は参考にはなりません。念のため。

★ウェーブレットの効果

左が元画像、右がウェーブレット後です。
f0346040_01085573.jpg
トラペジウム付近の解像度が飛躍的にアップしたのが分かります♪
このウェーブレット処理はcorei5機で行いました。私の環境下だけかもしれませんが、どうもハイパースレッディングをONにしたcorei7だとレジスタックスが落ちることが多かったので、それなら最初からハイパースレッディングの無いcorei5で良いか・・・と思ったわけで、最近はもっぱらこっちのマシンばかり使っています。
ちなみに、ウェーブレットをL画像のみに施したのは、カラーノイズを軽減するためです。


★LRGB再合成

解像度を上げたL画像と、元のRGB画像をLRGB再合成してみましょう。
さらに、ステライメージ7のオートストレッチ+Lab色彩調整
さらにさらに、シルキーピクスのテイスト調整+HDR処理
そして最後に、最近発見したノイズ低減の『秘技』:ステライメージの「スターシャープフィルタをかけた後にホットピクセル除去」をも投入すると・・・・・・・


ででん!

f0346040_09524044.jpg


なんか気持ち悪いくらいの画像ができあがりました。

さすがに、2種類の撮像素子を混合した上に344コマコンポジットですから良く写って当然なのですが、ともかく、長所短所が相反するカメラ2台を用いての撮影という方向性が探れたかな・・・?と。

あ、「恒星の周りのリンギング(黒い縁取り)をなんとかしろ」とか「明らかに恒星がシアンにコケてるぞ」とかのツッコミは無しで(笑)。マスク処理はまだ勉強中なもので・・・・。

ちなみに色調をいじらないなら、こんな感じです。
f0346040_01175455.jpeg
むう。これは好みの 問題ですね♪


しかしD5000のRAWってADC1600MC-COOLと同じ12ビットからの出力だったと思うんですが、なんでサチらないんだろう??ガンマ値のせい??ADLの影響?うーむ。

今度ASI1600MC-COOLのベストパラメータを真面目に探ってみないといけませんねぇ。
直感的には、ゲイン139 ガンマ50 R補正50 B補正50 が最も「素」の性能を出しそうな気がするんですが、よく分かりません。いっそのこと、12ビットADCから16ビットFITSを吐き出す時に、階調を15個飛ばさず隙間を詰めて吐き出してくれればいいのに・・・・などと愚痴ってみたり・・・。(ASI1600MC-COOLがサチるのが受光時なのかADC作動時なのかデータ出力時なのか、良く分かりません。)

ところで、D7000のセンサー使ったASIの新型冷却CMOSカメラ、個人的にはAPS-Cサイズのチップである事以上にADCが14ビット駆動である点が非常に魅力的なのですが、いかんせん値段がお高くなりそうなので、静観することにします。


by supernova1987a | 2016-11-02 05:52 | 天体写真 | Comments(7)

異種混合作戦①

★結局9月と10月は・・・

まさかの天体観測実績0日(涙)
もう、どうしようもないので、過去の画像をいじくることにしました。


★意外とD5000は優秀で・・・

VMC260Lでの天体写真はIR改造D5000を入手してから本格始動したわけですが、そこからD810AやらASI174MC-COOLやらに進んだ後、現在のASI1600MC-COOLに落ち着きました。
ただし、オリオン座の大星雲M42をASI1600MC-COOLで撮影したのが8月末なので、薄明前で高度が低くシーイングも悪かったため、どうもシャープさに欠けていました。

あらためてD5000で去年撮影したM42を見直してみると、シャープ処理をする以前に格段に星像が引き締まっていて品質が高いことに驚きました。


★D5000によるM42
f0346040_00321687.jpg
※VMC260L(レデューサ無し)+IR改造D5000 ISO1600・20秒露光の144コマコンポジット

・・・われながら凄い写り。それにラチチュードがとても広いのですね。トラペジウムが星雲に埋もれずギラギラ輝いてます。
ただし、周辺の分子雲がイマイチ出ていません。
・・・そこで!
8月にASI1600MC-COOLで撮影した画像を合体させるとどうなるか、やってみることにしました。

★ASI1600MC-COOLによるM42
f0346040_00371401.jpg
※VMC260L+レデューサ+ASI1600MC-COOL ゲイン400 5秒×100 10秒×100 のコンポジット


★異種混合の場合、ちと工夫が必要
ここで問題があります。実はCMC260L自体のレデューサ有無はもちろんのことカメラが異なりますので、そのままでは倍率が異なり上手くコンポジットできません。

・・・そこで・・・

①ステライメージで基準星2点間の距離(ピクセル数)を測定し、画像の倍率比率を算出

ちなみに、D5000で2959.0ピクセル離れている星がASI1600MC-COOLでは2910.6ピクセル離れていることが分かりました。
そこでASI1600MC-COOL側の画像解像度を1.0166で割ることで見かけの倍率をそろえてみました。

②ステライメージでコンポジット

先ほどの基準星2点を再度指定しコンポジットをすることで、画像の回転ズレも補正できました。

・・・・さて、上手く重なりますでしょうか・・・・?

★D5000+ASI1600MC-COOLによるM42
f0346040_00460724.jpg
おおっ!
とても上手く重なりましたよ♪

目論み通り、中心部もモクモクもよく写っています。

さて、次はこの画像を元に解像度を限界まで引き上げてみます。
はい。一度L画像とRGB画像に分解して、レジスタックスの投入です。


★★★以下続きます★★★


by supernova1987a | 2016-11-01 00:52 | 天体写真 | Comments(8)

ASI1600MC-COOLを屋外に連れ出してみる②

★ハマっています。

いや、良い意味で。
ASI1600MC-COOLを使った赤外線疑似カラー撮影が面白いです。

休日に屋外に連れ出して赤外線写真を撮ってみると、まあ、意外性のある写真が撮れる、撮れる♪
f0346040_22433223.jpg
例えば、可視光で撮ればありふれたソテツが・・・・
f0346040_22411189.jpg
赤外線で撮ると・・・
f0346040_22450500.jpg
こうなっちゃうんですから、愉快♪

★ローアングルに挑戦してみる

さらに意外性のある写真を求めて、思いっきりローアングルを狙ってみます。

f0346040_22475608.jpg
彼落ち葉の中からショウブの芽が生えていたので、赤外線で撮影してみると・・・

f0346040_22493137.jpg
おお!
なんだか未知の生命体がニョキニョキ伸びてきたみたいなキモさが良いですねぇ。

ともかく、当面、昼間だけ晴れて肝心の夜に晴れないときは、赤外線疑似カラー撮影を楽しむことにします。

・・・・といいつつ、夜、晴れないかなあ・・・(ため息)。

by supernova1987a | 2016-10-26 07:36 | 風景写真 | Comments(8)

ASI1600MC-COOLの謎⑨

★RAW画像解析ごっこツール改訂

FireMonkeyにやられて開発停滞気味だった解析『ごっこ』ツールですが、またブランクが空くと素人に逆戻りするので、少しコーディングしてみました。
ただし、VCLベースで作ったソースを元に、少し手を加えてみただけですが。

今回の解析ごっこテーマは、
「ASI1600MC-COOL のハードウェアビニングの謎」
です。

一応、資料ベースでは、本体側でビニングを掛けてしまうと、
「本来12ビットで駆動しているADCが10ビットで駆動してしまい、階調が乏しくなってしまう」
ことが予想されていましたが、果たして本当にそうなのか?

・・・・で、テストしてみた♪

★今回のコーディングは超簡単

一応輝度分布を解析するルーチンは完成していたので、あとはビニングしたあとの画素数に合うようにループ回数や配列の大きさを変更するだけで完成です。
気をつけるのは、Delphiの場合、整数型数値の除算は「/」演算子ではなく「div」演算子を使わないとエラーになる事ぐらいですね。

・・・で、あっという間に「ビニング対応版」解析ツールが完成。

f0346040_02570247.jpg
テストは、前回と同様、パソコンのモニタに表示したグラデーションを撮像することで実施します。

f0346040_00303813.jpg
★より正確に解析するために

ガンマをいじっているとデータの間隔が不揃いになるので、
今回は「ガンマパラメータは50が無補正ではないか?」との仮定の下、撮影を行いました。

<SharpCapの撮影パラメータは下記の通り>

Debayer Preview=Off
Pan=0
Tilt=0
Output Format=Fits files (*.fits)
Binning=2  ←ここを「1」と「2」で比較
Capture Area=4656x3520
Colour Space=RAW16 (共通)
Hardware Binning=On ←ここを「OFF」と「ON」で比較
High Speed Mode=Off (共通)
Turbo USB=80
Flip=None
Frame Rate Limit=Maximum
Gain=250 (共通)
Exposure=0.1 ←ここを「0.1」と「0.025」で比較
Timestamp Frames=Off
White Bal (B)=50 (共通)
White Bal (R)=50 (共通)
Brightness=1
Gamma=50 (共通)
Temperature=-9.6 (共通)
Cooler Power=22
Target Temperature=-10
Cooler=On

要するに、ビニングをした場合は原理的には4画素分のデータを加算し、輝度が4倍になるはずなので露光は1/4にしました。


★輝度分布の比較
f0346040_02054683.jpg
ビンゴっ!
2×2のハードビニングした場合は、露光を1/4にすることでビニングなしの輝度分布とドンピシャ一致しました♪
さて、上記の輝度分布図はほとんど一緒に見えますが、実は大きな差があるのが分かるでしょうか??
よく見るとビニング無しに比べてビニング有りはグラフが細くて貧弱なのですね。ちなみにこのグラフは片対数のスキャッタープロット(散布図)で作成していますので、元のデータ数(プロット数)が少ないとグラフが弱々しく見えるというわけです。

★輝度データのインターバル比較

この時点でほぼ決着も同然なのですが、念のため各輝度値のインターバルを比較してみました。
言わば、輝度分布を表示した場合の「階調の隙間」を比較しようというわけですね。

f0346040_02122916.jpg
ガンマパラメータを50にした目論みは見事的中。
全ての輝度において均等なインターバルが得られました!!

さて、グラフを比較してみましょう。
オレンジのグラフはビニング無しのデータです。インターバルが全輝度範囲に渡って「16」であることが分かります。
一方ブルーのグラフはハードビニング有りのデータですが、インターバルが「64」もあることが判明しました!!

16ビットFITSの場合は、2の16乗の階調を持ちますが、ASI1600MC-COOLのADCは12ビットなので、2の4乗分だけデータが少ないことになります。ガンマ補正を加えない場合は、ちょうど16間隔でデータを散らしている計算になりますが、今回の解析結果に一致します。ハードビニングを用いた場合は、この間隔が64になっていることが分かりましたが、これはちょうど2の6乗に相当しますので、実データは10ビットしか無いことが分かりますね。

★というわけで、最終結論
ASI1600MC-COOLは、

ビニングなしの場合はADCが12ビットで駆動しており
ビニングありの場合はADCが10ビットで駆動している!!

ということが判明しました。
結局、ハードビニングは転送速度を稼ぐための便法であって、SN比を改善するためのものでは無かった、ということですね。

というわけで、やはり、星雲星団撮影の時にはビニング無しで撮影し、あとからソフトウェアビニングするのが正解のようですね♪



by supernova1987a | 2016-10-25 02:27 | 機材 | Comments(4)

ASI1600MC-COOLを屋外に連れ出してみる①

★赤外カラー撮影が面白い

ASI1600MC-COOLが赤外線を透過することから、昼間の風景で赤外疑似カラー撮影が面白そうなことが分かりました。
天候の関係でメインの天体観測は全く進まないのですが、休日の昼間が晴天だったので、ASI1600MC-COOLを屋外に連れ出してみました。

f0346040_17394747.jpg
手持ちのPCのうち最も小型のノートPCにSharpCapをインストールし、ASI1600MC-COOLを制御するという作戦です。
ASI1600MC-COOLにはマウントアダプタを介してシグマ10-20mmF4.5-5.6HSMを装着。お約束のR72フィルタで赤外域以外の光をカットしてカラー撮影してみます。

<画像処理は概ね以下の通り>
 ①SharpCapで16bitFITSのRAW記録
 ②ステライメージ6.5でデモザイク+ビニング+デジタル現像してTIFFに
 ③シルキーピクス7proでホワイトバランス調整後とベルビア調の色彩に変換
 ④GIMP2.8でRとBのカラーチャンネルスワップ
 ⑤ステライメージ6.5でLab色彩調整
 ⑥シルキーピクス7proでテイスト調整・シャープ処理・ノイズ除去などを実行


さて、赤外線たっぷりの晴天下で、どのような幻想的な絵が得られるでしょうか??


★晴天下のサルスベリを赤外線で撮る
f0346040_17490434.jpg
ちょうど上の撮影風景で狙っているのがこの写真ですが・・・・
いやはや、全く別世界ですね♪
面白いっ!!


★残照に映えるソテツを赤外線で撮る
f0346040_17531779.jpg
うお!
なんか日本じゃないみたいな絵です♪
ソテツの葉っぱがとても良く赤外線を反射していることが分かります。


★柿の木はどうだ??
f0346040_17552270.jpg
★この組み合わせでの弱点は・・・

赤外線撮影はメーカーの想定外でしょうから、いくつか不具合が見つかりました。
 ①盛大なゴーストが出る
 ②画面中央にスポット集光が見られる
下記の写真が①②両方が出た状態ですね。

f0346040_17561509.jpg
まあ、本来の使い方とことなる『お遊び』ですから、細かいことは気にしないようにしましょう。

それにしても、久々に現像処理でワクワクした1日でした。
なにしろ画像処理が上がるまでどんな絵になるか全く予想不可能ですので・・・・。


by supernova1987a | 2016-10-24 18:04 | 自然写真 | Comments(2)

なめらかなオリオンはいかが?

★AutoStakkert!2のおかげで
一度はゴミ箱行きかと思われたオリオン座大星雲M42の5秒露光×200コマのデータが蘇ったのがうれしくて、せっかくなので元々正しくFITSで保存されていた10秒露光のコマ×100コマと合わせて真面目に画像処理してみることにしました。せっかくの休日前夜なのに雨がザーザー降ってるので、現実逃避♪

今回の方針は
 ①トラペジウム近辺をサチらせない
 ②できるだけ周辺部も拾い上げる
 ③荒れない程度に「もくもく感」を出す
です。

<撮影データは>
VMC260L+レデューサVMC+LPS-P2フィルタ (1860mmF7.1 相当)
ASI1600MC-COOL 冷却温度-12℃前後 ゲイン400
K-ASTEC改造Newアトラクスでノータッチガイド
露光5秒×200コマのうち良像100コマ
露光10秒×100コマ
といったところです。

★10秒露光1コマをレタッチすると
f0346040_06584324.jpg
RAW画像をステライメージでデモザイク+ソフトウェアビニング+デジタル現像+Lab色彩調整+レベル調整しただけです。
いや、たったの10秒でこれだけ写っちゃうASI1600MC-COOL恐るべしなのですが、中心部はサチってますし、全体的にボロボロに荒れてます。

<下ごしらえ>
 A群:露光5秒で(誤って)動画保存しちゃったSERファイルを
    AutoStakkert!2でスタック+ステライメージで加工(ダーク減算なし)
 B群:露光10秒のFITSファイルを
    ステライメージで100コマコンポジット+調整(ダーク減算あり)

<本処理>
 ①ステライメージでA群とB群を加算コンポジット
 ②ステライメージでレベル調整+デジタル現像+Lab色彩調整
 ③ステライメージでL画像とRGB画像に分解
 ④ステライメージでL画像について最大エントロピー画像復元+トーン修正
 ⑤ステライメージでLRGB最合成→16ビットTIFF保存
 ⑥シルキーピクスでホワイトバランス+テイスト調整
 ⑦シルキーピクスでノイズ整列処理
 ⑧シルキーピクスで軽くHDR処理
 ⑨シルキーピクスでテイスト調整など微調整→TIFF保存
 ⑩ステライメージで周辺減光補正
 ⑪ステライメージでバックグラウンドスムーズ処理
 ⑫ステライメージでスターシャープ処理
 ⑬GIMP2で微調整
といったところです。


★悪戦苦闘の末・・・

さて、果たしてややこしい画像処理の結果、どうなりますでしょうか?

・・・ででん!
f0346040_07202402.jpeg
おお、これなら自己ベストのM42と言えそうです。
複雑なモクモク構造がたまりません♪

ああ、疲れた。
気が済んだので、少し寝ます(笑)。


by supernova1987a | 2016-10-17 07:26 | 天体写真 | Comments(6)

『うっかりSer』から救出する

★「SharpCap使い」の皆様の中には・・・

えーとですねぇ。皆様、やらかしたことないですか??
「FITSで保存したつもりが『勝手にser動画』で保存されていて号泣」
なんていう大惨事。

かくいうあぷらなーとも度々やらかしてます。
ピント合わせや対象物の導入のため、撮影前に8bitモノクロで表示させておいて、撮影時に16bitRAWに切り替えた場合に保存形式がserファイルになっちゃうのが原因なのですが、頭では分かっているのに、ついうっかりやらかしてしまいます。


★8月31日に撮影していたM42が・・・

ちょうど5秒露光の50コマ連写のつもりが、見事にser動画になってしまっていて、『ゴミ箱行き予備軍』になっていた画像が4セット(つまり200コマ分も!)死蔵されていたので、救済策を考えてみました。

<撮影データは>
[ZWO ASI1600MC-Cool]
Debayer Preview=Off
Pan=0
Tilt=0
Output Format=SER file ←ココで痛恨のミス(泣)
Binning=1
Capture Area=4656x3520
Colour Space=RAW16
Hardware Binning=Off
High Speed Mode=Off
Turbo USB=80
Flip=None
Frame Rate Limit=Maximum
Gain=400
Exposure=4.999974
Timestamp Frames=Off
White Bal (B)=99
White Bal (R)=60
Brightness=1
Gamma=81
Temperature=-15
Cooler Power=32
Target Temperature=-15
Cooler=On

こんなのが4つも!!
・・・ああ、もったいない!
残念ながらステライメージでは手も足も出なかったので
近年よく使われていると評判のスタッキングソフト「AutoStakkert!2」を試してみました。

★AutoStakkert!2の画面イメージ
f0346040_19095611.jpg
雰囲気としてはお馴染みのレジスタックスとよく似たソフトなのですが、後発ソフトなだけに操作が分かりやすくて好感が持てます。また、アライメントポイントが任意の位置に任意の大きさで打てるのがうれしいですね。それになによりSER動画ファイルに対応しているのが素敵♪

動作も非常にキビキビとしていて、スタッキングも速いです。
ちなみに、ASI1600MC-COOLで撮影した16ビットSERファイル中の40コマをアライメントポイント14個設定でスタッキングするのにかかる時間は、
 ○アライメントに0.7秒
 ○スタッキングに6.2秒
 ○その他処理に17.7秒
となかなかの速度でした。
・・・これ、コンポジットが爆速なステライメージ6.5よりもさらに速いかもですね。

★SER動画からの1コマ切り出しだと
f0346040_19170362.jpg
ピクセル等倍でこんな感じですね。5秒露光の割には良く写っていますが、ザラザラです。ただし、-15℃まで冷却していることと超短時間露光のため、ほとんどダークノイズが見当たりません。この辺はASI1600MC-COOLの凄いところですね。

★AutoStakkert!で160コマスタックすると
当日は風が強くて、恒星が踊り狂っていたのですが、品質の悪いコマを選別してくれるので比較的像が安定しているコマを各ファイルから40コマ選別してスタッキングし、それを16ビットTIFFで出力しておいて、ステライメージで4枚加算平均コンポジットしました。要するに、160コマをスタッキングした事になりますね。
・・・すると・・・
f0346040_19205383.jpg
うひゃー!
すんごいなめらか~♪
しかも特殊な画像処理を一切していないのに微細構造が見えてます。
ああ、意図せず「ラッキーイメージング」になっちゃったという訳か!

★さらに手を加えて仕上げてみます
①ステライメージでソフトビニング+デジタル現像+大気差による色ズレを補正+Lab色彩補正
②L画像とRGB画像に分割
③L画像をレジスタックスに回してウエーブレット処理
④ステライメージでLRGB最合成
⑤シルキーピクスでノイズ整列処理+テイスト調整
・・・やっつけ仕事ですが、こんなもんでしょうね。

すると・・・
ででん!
f0346040_19275618.jpg
おお!
とっても良い感じ♪

あ、正しく撮影できてた他の15秒とか30秒とかのファイル使う必要すらなかった・・・。

むむむ。
なんというか、これ・・・
M42の中心部のような明るい天体は、意外と「数秒露光のSER動画保存」が正解なのかも・・・・。
冷却すればダーク補正もいらないし、むちゃくちゃ処理が簡単かつ早い。

以上、せっかく臨時の休日をゲットしたのに空が晴れないので「縮緬ノイズ除去」の『秘策』実験もできず、FireMonkeyの調教からも現実逃避している「軟弱あぷらなーと」の、暇つぶしネタでした。


by supernova1987a | 2016-10-13 19:37 | 天体写真 | Comments(11)

縮緬ノイズ除去に向けて

★『縮緬ノイズ』のジレンマ
天体写真の画像処理で多数枚コンポジットを行った場合に現れる厄介なノイズに『縮緬ノイズ』があります。
例えば、次の写真は昨年にVMC260LとIR改造D5000で撮影したみずがめ座のらせん星雲NGC7293ですが・・・

f0346040_02290934.jpg
一見良く写っているように見えて、拡大してみると・・・・・・

f0346040_02294138.jpg
縮緬状(・・・というかあまりに酷すぎて、もう刷毛状ですね)のノイズがあるのが分かります。
ちなみにこの写真はノータッチガイドで撮影した画像を194枚コンポジットしたものですが、ガイドズレをコンポジット時に修正した結果、本来輝点や暗点になる点状のノイズが流れて刷毛状になったものと思われます。かといって、精密にガイドすれば点状のノイズが出るわけですから、どうにもなりません。

もちろん、根本解決法は、十分な冷却処理や精密なダークファイル除去、そして丁寧なフラット処理などなのでしょうが、対処療法的に改善策はないかと模索中です。

★色々とシミュレーションしていて・・・
ふと縮緬ノイズ除去の妙案が浮かんだので、実践してみようと待ち構えていたのですが、どうも天候と休日が合いません。・・・とか言っている内に月が明るくなってしまいました(泣)。そういえば、この『妙案』の要素を取り入れつつ、夏に撮影していたさんかく座のM33の画像データを再処理してみることにしました。

・・・・とか言いつつ、最近Delphiでの『ソフト開発ごっこ』や『画像解析ごっこ』ばかりやっていて天体画像を触っていなかったので、勘が鈍らないように、たまには画像処理してみよう・・・というのが本音ですが。

★枚数の多さは正義??
今回再処理する撮影データはVMC260L+レデューサにASI1600MC-COOLで撮像したもので、露光15秒から60秒まで織り交ぜ、総画像枚数420枚のコンポジットです。方針として今回は、ノイズを悪化させずに、とにかく点在する赤い星雲を炙り出すことを主眼に処理を施してみました。途中で前述の『秘策』なるものを混ぜてあります。

・・・で、どうだ??

f0346040_03583130.jpg

うーん、
かろうじて自己ベストのM33にはなりましたが、ところどころ暗部の階調が破綻してます。この素材ではこれが限界かなあ・・・。

え?『秘策』の詳細は?・・・ですか。
いや、あの・・・これは本来これは撮影時に施すものでして、今回はたまたま条件に合ったコマを用いただけなのです。
なので、まだ内緒です。撮影時にきちんと実施したら結果報告することにします。

PS
Delphiでの『開発ごっこ』ただいま座礁中(笑)。
ううう、何なんだこの「FireMonkey」っていう、これまでVCLで培ってきた直感を全否定するようなフレームワークは・・・・・。時代についていけません。新しい参考書を買って勉強しないとダメだな、こりゃ・・・・。


by supernova1987a | 2016-10-12 06:40 | 天体写真 | Comments(12)

ASI1600MC-COOLの謎⑧

★ASI1600MC-COOLで撮る赤外写真が楽しい

ちなみに、赤外領域は「各色のセンサーがどのような感度を持っているか」の機種ごとの差異が大きいものです。そもそも普通は使わない領域ですので、カラーバランスと関係がありませんので。

例えば赤外領域で各色のセンサー感度が揃っている機種は赤外領域で「事実上のモノクロカメラ」になりますので、なんとベイヤーRAWデータを現像(デモザイク)する必要がなくなります(ベイヤーデータのままでモザイク状にならない)。ですからモノクロの赤外線撮影ではこういった機種が良さそうです。一方、赤外領域で各色のセンサー感度がバラついている機種は適切な処理をほどこすことで、擬似的なカラー写真が得られることになります。
f0346040_19002338.jpg
   ※ASI1600MC-COOLの分光特性(原画はZWOさんのサイトよりお借りしました)

ASI1600MC-COOLの場合、上記のように赤外領域でもGやBのセンサー感度がある上に、それぞれの特性に差がありますので、赤外領域においても色分離(のようなもの)が可能となります。・・・で赤外疑似カラー写真が撮れるというわけですね。無改造のデジカメでも赤外カラー撮影に成功しているカメラマンは大勢居ますが、そもそもの赤外領域感度が段違いなので、ASI1600MC-COOLでの撮影では相当な短時間露光が可能となります。


★というわけで、作例掲載続行♪
特殊な写真なので興味ある人しか面白くないとは思いますが、所詮は自己満足ブログなので・・・・。


★作例①

<元画像>
f0346040_19111882.jpg
<画像処理後>
f0346040_19120591.jpg
※具体的処理工程は前回の記事中の作例とほぼ同様です。


★作例②
<元画像>
f0346040_19125621.jpg
<画像処理後>
f0346040_19132017.jpg
ううむ。なかなか面白い。

ちと遠出して、きれいな景色で試してみたいところ・・・・ですが、
自分の撮影風景を想像すると、あまりにも奇妙ですね。
冷却カメラにパソコンに赤外線フィルタ・・・・あ、怪しすぎる。
こりゃ人気のないところで撮影しないと・・・(笑)。


by supernova1987a | 2016-10-11 09:30 | 機材 | Comments(4)

ASI1600MC-COOLの謎⑦

★MMだけでなくMCも
リモコンの赤外信号を撮影してみて、ASI1600はMMだけでなくMCモデルもIRフィルタではなくARフィルタが装着されており、赤外線を透過しているらしいことが判明しました。また、オヤジさんご指摘の通り、最新マニュアルにはちゃんと「ARフィルタ装着仕様」である旨、明記されていましたね。

★昼間が良い天気だったので
ASI1600MC-COOLの『赤外線透過疑惑』が勃発してから、一度試してみたかったのが、赤外線による昼間の風景写真です。とくにカラースワップ法による赤外カラー写真を撮影することは近年の憧れだったので、わくわくしますねぇ。
・・・・で、やってみました♪

★ASI1600MC-COOLにニコンのレンズ
こんな感じで、フィルターを色々変えながらテスト撮影開始です。
f0346040_16172238.jpg
ちなみに、普通のデジカメ(クールピクスP7000)では、こんな感じに写る景色です。
f0346040_16181672.jpg
★ノーフィルタ(ARフィルタのみ)では
f0346040_16193293.jpg
※16bitFITSで出力したRAWデータをステライメージでデモザイク+2×2ビニングした後、モノクロ化
※ゲイン:139 ガンマ:50 色補正:B&Rともに50 (以下の写真も同様の設定)
ちなみに、どうも赤外線を拾っているらしくコントラストがよろしくありません。

★LPS-D1フィルタ併用だと
本来は、光害カット目的のLPS-D1フィルタですが、赤外線をカットする特性があるはずなので試してみました。
f0346040_16250293.jpg
木々が反射しているとおぼしき赤外線がきれいにカットされて、一気にコントラストが上がりました。(緑系の光害をカットする効果も寄与しているのかもしれませんが。)

★本命のR72フィルタでは
そして、『本命』のR72フィルタを試してみます。このフィルタ(ケンコー製)は720nm以上の波長のみを透過する仕様なので、可視光線の大半がカットされて赤外線が強調されます。さて、どうなりますか。
f0346040_16285771.jpg
おお!
これですよこれ!
「青空が真っ黒になって、日陰がストンと落ちて、日の当たる葉っぱが輝く」という、赤外線写真独特の描写。
なかなか良い感じです♪

こうしてみると、ノーフィルタのASI1600MC-COOLの画像は、ちょうどLPS-D1での画像とR72での画像のちょうど中間とも言えそうですね。

★そしていよいよ!
R72フィルタを使って撮影したRAW画像に『秘術』の限りを尽くして、幻想的な赤外カラー写真をゲットすることを試みます!

①ステライメージでデモザイク+ソフトウェアビニングしてRGBカラーTIFFに変換
②このままだとカラーの分離が悪いのでシルキーピクスのテイスト調整でベルビア風に変換
③赤外写真は解像度が低くてモヤモヤするのでシルキーピクスでナチュラルシャープ処理
④GIMP2でRチャンネルとBチャンネルをスワップ処理(チャンネル入れ替え)
⑤ステライメージでトーンカーブ修正
⑥シルキーピクスでHDR処理
⑦ステライメージでLab色彩調整処理
⑧ステライメージで画像を縮小してJPEG変換

すると・・・・!
f0346040_16383243.jpg
おおっ!
とっても良い感じ♪
一度は撮ってみたかった赤外カラー写真が簡単に撮影できてしまいました!

ASI1600MC-COOLで赤外線風景写真撮影、おすすめです。
(機材が大げさになっちゃうけど・・・・)

★結論

ASI1600MC-COOLは、赤外カラー写真撮影に使えます!!


by supernova1987a | 2016-10-10 16:44 | 機材 | Comments(8)


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