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あぷらなーと
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GW終盤戦③

★入手したのになかなか使う機会が・・・

VMC260Lばかり使っていたので、しばらく休眠していた笠井トレーディングのカプリ102EDを真面目に使ってみました。

f0346040_02495217.jpg
だいぶ前に色々なレデューサーとの組み合わせ検証をした後、眼視ばかりに使っていたかわいそうなカプリ。
風の強かった5/4~5/5にかけての夜ですが、EQ6PRO赤道儀にBORG89EDと同架して、ついに出番が回ってきました。

今回は、笠井のED屈折用0.6×汎用レデューサをつけてIR改造D5000で撮影してみます。
狙うのは「夏の定番」いて座のM8干潟星雲+M20三裂星雲のコラボです。
f0346040_22573440.jpg
※ニコンD5000(IR改造)+笠井CAPRRI-102ED +笠井0.6×レデューサ+LPS-P2フィルタ ISO3200・15秒露出で撮影したものを80コマコンポジット
周辺減光を避けるためトリミング

ああ、結構良い感じです♪
確かに、うわさ通り軸上色収差が取り切れていなくて輝星のまわりに青ハロが出るのですが、個人的にはイヤな色ではありません。むしろ『程よく』滲んで『みずみずしさ』が出てる感じです♪ もっとも、BORG89ED+D810Aの組み合わせと比較すると甘い感じですが、普段VMC260Lの強拡大ばかり見ていた身としては、十二分にシャープに思えます。この筒『お安い』のにあなどれませんねぇ。

★もう一つの『定番』も・・・♪

 いて座の次は、天高く昇った白鳥座のデネブ付近、有名な北アメリカ星雲NGC7000をカプリで狙ってみます。
M8にくらべるとかなり暗いので15秒露光の163枚コンポジットで臨みます。

f0346040_23104868.jpg
※ニコンD5000(IR改造)+笠井CAPRRI-102ED +笠井0.6×レデューサ+LPS-P2フィルタ ISO3200・15秒露出で撮影したものを163コマコンポジット
周辺減光を避けるためトリミング

おお、これもなかなか良いですね♪

さっきよりも青にじみが「重たい」感じですが、イヤな出方ではありません。


by supernova1987a | 2016-05-12 06:37 | 天体写真 | Comments(0)

遠征用の新兵器④

★CAPRI-102EDの接眼部問題

抜群の微動動作を誇る、DXマイクロフォーカス接眼部換装仕様のカプリですが、
先日も書いたように、ピントロックネジを締めると接眼筒が傾いちゃいます。

素のカプリ直焦点にD5000を接続し、ロックネジを締める前と後でどれだけ像がずれるかチェックしてみました。

f0346040_05353758.jpg
※CAPRI-102ED直焦点+ニコンIR改造D5000 ロック前後の2コマを比較明コンポジット

かなりズレちゃいますね。ノートリミングでこれですから、ちょっといただけません。
ちょうどカセグレン系鏡筒のミラーシフトの様な悩みですね・・・・。

ちなみに、実測で185秒(約1/20度)のズレでした。むう。

★気を取り直して・・・

ま、細かい事は置いといて、昴でも撮影してみましょう♪
今回はカプリに笠井0.6倍レデューサを使ってみます。
途中から薄雲に覆われちゃいましたが、ここは昴です。
かえってキレイに滲んでくれることを期待して撮影を続行します。

f0346040_05563701.jpg
※CAPRI-102ED+笠井0.6倍レデューサ+ニコンD5000(改造)+LPS-P2フィルタ K-ASTEC改造ニューアトラクスノータッチガイド ISO800・30秒露光×15コマコンポジット

おお!・・・・なんだか良い感じです♪
派手に滲んでしまいましたが、こんな昴もアリですよねぇ?



by supernova1987a | 2015-09-18 06:23 | 天体望遠鏡 | Comments(0)

遠征用の新兵器③

★条件は悪いですが

なんとか晴れ間が見えてきたので、2~3等星しか見えない上に薄雲がかかっていますが、「新兵器」CAPRI102EDのファーストライトを行いました♪
f0346040_20251764.jpg

★素のCAPRI102ED

補正レンズ無しの直焦点では、主として像面湾曲のために像が乱れるのは承知の上で、APS-Cでどの程度の流れなのかをテスト撮影してみました。写野は、はくちょう座のデネブ周辺です。撮影は「いつもの」IR改造ニコンD5000とLPS-V2フィルタを併用して、ISO3200でアトラクスのノータッチガイド20秒一発撮りで行いました。
f0346040_04385863.jpg
おおっ?
思ったより良い像ですね。うるさいことを言わなければ、このままでもいけそうな感じです。
周辺四隅の像の流れが分かるように、上記の画像に四隅のピクセル等倍トリミング画像を貼り付けてみましょう。
f0346040_04443390.jpg
ああ、さすがに周辺部は流れていますね。でも比較的素直な流れ方です。像面湾曲の典型といった印象ですね。

★笠井0.8倍汎用レデューサ

本命の笠井ED屈折用0.8×汎用レデューサを試してみます。

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レデューサの効果で、写野が広くなるとともに像も明るくなりました。
周辺部はどうでしょう?

f0346040_04483484.jpg
うーん。微妙ですねえ。素の直焦点よりは流れが改善されているように感じますが、まだ不十分です。
それになんとなく対角方向に対して非対称の流れが生じているのが気にかかります。スケアリングが狂っている可能性もありますね。

★笠井0.6倍汎用レデューサ

フルサイズでは周辺減光がひどすぎて使えなかった0.6倍レデューサですが、APS-Cではどうでしょうか?

f0346040_04515222.jpg
あ!意外に「まとも」な像ですね。それに、さすがは0.6倍。すごく明るく写ります。
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周辺部は、0.8倍レデューサの時とは逆に、対角方向ではなく円周方向への像の流れが出てしまいました。

★笠井汎用フラットナー

「大本命」のED屈折用汎用フラットナーをテストしてみましょう。

f0346040_04580907.jpg
結構良い感じです。周辺部を拡大してみます。

f0346040_04590593.jpg
おお!
ほぼパーフェクトですね。周辺まで星像が丸くなっています。カプリは10cmのF7アポですから、おそらくフラットナーの想定スペックに近いのでしょうね。

・・・・・でも、1点だけ非常に残念な現象が・・・・

1枚目の画像を見ても分かるように、
f0346040_05043460.jpg
輝星のそばに、かなり明瞭な緑色のゴーストが発生してしまうのです。補正性能が良いだけに惜しいです。

★BORG1.08倍マルチフラットナー

例の『高いヤツ』です。補正レンズをスライドさせることができますので、カプリに合わせて700mm用の指標にセットして撮影してみました。

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レンズ位置を調整すればもっと像を追い込めそうですが、とても良好な像だと思います。

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変なゴーストも発生していません。さすがですねえ。

★BORG0.85倍レデューサ

ミニBORGなどに使うと抜群の補正性能を誇るBORGのAPS-C用レデューサですが・・・・

f0346040_05133074.jpg
一見良さそうに見えて、周辺部が流れすぎです。

f0346040_05142042.jpg
やはり、BORGに最適化されているのでしょうね。

はあ・・・それにしても短時間のうちに各種補正レンズを「取っ替え引っ替え」しての比較撮影は疲れました。
マイクロフォーカス接眼部のスムーズな動作に救われた感じです。やっぱ、この接眼部良いですね。
「あの問題」を除けば・・・・・。

 ★★★以下続きます★★★


by supernova1987a | 2015-09-17 06:30 | 天体望遠鏡 | Comments(0)

遠征用の新兵器②

★夜の天候が悪そうなので・・・

新たに入手した笠井トレーディングのCAPRI102ED。
早くファーストライトをしたいのですが、どうも天候が悪そうです。

まずは、昼間の風景を撮影して「致命的な不具合がないか」テストしてみます。

★カプリ102ED素のまま
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 ※ニコンD700+CAPRI102ED直焦点

・・・画質云々の前に、圧倒的なピントの合わせ易さに感激。「食わず嫌い」だったクレイフォード系接眼部ですが、マイクロフォーカス接眼部の微動装置は、ヘリコイドやラックピニオンではマネのできない快適さでした。なにしろ、ライブビューの拡大画面で操作しても、ほとんど対象が揺れないんですもの。
・・・うーむ。他のBORGやVMC260Lもマイクロフォーカス接眼部に替えようかなあ・・・・。とにかくビックリでした。

さて、昼間の撮影では、うるさいことを言わなければ、素のままでフルサイズまでいけそうですね♪

★笠井トレーディングED屈折用フラットナー併用

先日来、BORG60EDでテストしていたヤツです。
はい、実はCAPRI102EDを導入することは考えていて、本体より先に買っちゃったヤツですね。

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 ※ニコンD700+CAPRI102ED+笠井ED屈折用フラットナー併用

周辺部のボケが緩和されたのが分かります。充分フルサイズで実用になりますね。変な周辺減光も出ません。

★笠井トレーディング0.8倍レデューサ

BORG60EDとは相性が悪かったヤツですが、カプリとならどうでしょう?

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 ※ニコンD700+CAPRI102ED+笠井0.8倍レデューサ併用

悪くないですね。充分実用になりそうな雰囲気です。
ちなみに、この組み合わせだと、
571mm F5.6 の フルサイズ対応望遠レンズになります。
サンニッパに2倍テレコンをかました場合と比較すべきスペックですね。今度比較してみます。

★笠井トレーディング0.6倍レデューサ

かなり、無理してそうなスペックのレデューサですが、どうでしょうか・・・

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 ※ニコンD700+CAPRI102ED+笠井0.6倍レデューサ併用

一応、428mm F4.2 という、サンニッパに1.4倍テレコンをかましたくらいのスペックになりますが・・・

・・・ああ、やっぱり!
ものすごい周辺減光が発生して、フルサイズでは使い物になりませんね。
でもAPS-Cならなんとかなるかも、ですね。

★BORGマルチフラットナー

 今度は、こちらが純正でなくなりますが、レンズの位置調整で700m用に調整して使ってみます。

f0346040_22082387.jpg
 ※ニコンD700+CAPRI102ED+BORG1.08倍マルチフラットナー併用

カプリのDXマイクロフォーカス接眼部仕様機はM57準拠なので、ミニBORGのパーツが全て使えます。
ここでは、フラットナーを使ってみましたが、良い感じですね。フルサイズで使えそうです。

★BORG0.85倍レデューサ

元々がAPS-C用のレデューサなので「無理」とは分かっていましたが、念のため。

f0346040_22112608.jpg
 ※ニコンD700+CAPRI102ED+BORG0.85倍レデューサ併用

・・・ああ、やっぱり無理だったか・・・。
もちろん、APS-C機では実用になりそうです。こう見ると、カプリに対しては笠井の0.8倍レデューサが大変魅力的に見えますね。

★あとは・・・・

実際に天体を撮影してみて、補正レンズ系の適正をテストすることにします。


★★★以下続きます★★★



by supernova1987a | 2015-09-16 06:32 | 天体望遠鏡 | Comments(0)

遠征用の新機材①

★天文少年時代の夢は

高橋のFC-100、ビクセンのFL102S、ペンタックスの105EDHF・・・・
などなど、フローライトやEDレンズを使った10cm級のアポクロマート屈折望遠鏡を手に入れるのが夢でした。
・・・が、いずれも鏡筒だけで20~30万円と非常に高価だったので、手が出ませんでした。
同じ金額を投じれば大口径の反射望遠鏡が手に入るのですから、なおさらです。

★現在でも日本製は高価なのですが・・・

黎明期から普及が進むにつれて飛躍的に価格破壊が進む電子機器と異なり、基本的には古典的な設計が継承されている望遠鏡は時代が変わっても、そうそう安くはなってくれません。
ただし、海外製の望遠鏡は『異常に』安価なものもあり、大変気になっていたわけです。

★リスク覚悟で・・・

海外製の望遠鏡は大変安いものの性能のバラツキや外見上の仕上げの粗さなどが目立つという「噂」もあり、怖かったのですが、遠征用に手軽に持ち出せる機種が欲しかったので、意を決して入手しました。

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笠井トレーディングさんで扱っている、CAPRI-102EDの特別仕様機です。
口径102mm・F7の2枚玉EDアポクロマートです。
立派なアルミケースや鏡筒バンド、アリ型レールなどが付属していることを考えると、日本製よりもかなり格安と言えます。
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さすがに10cmの対物レンズは大きいですね。見ていると吸い込まれそうです。
幸いレンズにキズやコーティングむらは見られませんでした。まずは一安心。

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標準でついているクレイフォード接眼部は使いにくそうだったので、DXマイクロフォーカス接眼部装備の特別仕様機にしました。
この接眼部は、2インチアイピースアダプタを外すと、なんとM57メスネジが現れるがミソでして・・・・

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・・・そう! BORGの各種パーツが全て使えてしまうのです!
延長筒も!回転装置も!レデューサも!フラットナーも!ヘリコイドも!
・・・・すばらしい♪

思ったよりも鏡筒の造りがしっかりとしていて、レンズの状態も良かったので、
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鏡筒と接眼部の境目が「刃こぼれしたみたい」にガタガタになっていたり、キャリングケースの取っ手がグラグラしているのもご愛敬♪。
また鏡筒に数センチのキズ状のものがありましたが、丹念に拭き取ると消えました。キズではなくしつこい汚れだったようです。

このあたりは(双眼装置の購入の時にも書きましたが)神経質になってはいけないところですね。笠井トレーディングさんのHPにも明記されていることですし、日本製よりも安いんですから(笑)。

★期待のマイクロフォーカス接眼部はどうだ??

実はこれまで、手持ちの接眼部はラックピニオンとヘリコイドばっかりで、クレイフォード系の接眼部には全く縁がありませんでした。
・・・ギア無しのフリクションで支えているイメージがあって、なんかスリップしそうですもん。
今回がクレイフォードの初挑戦。ドキドキしながら操作してみました。

・・・んん?・・なんだ、こりゃ?

粗動ハンドルがスムーズに回せません!なんというか、動き始めに何とも言えないイヤな重さがあって、そのあと急に軽くなったかと思うと、今後は止めるときに変な抵抗がかかる感触・・・・そう、まるで中にフライホイールが入っているのではないかと思うほど「慣性モーメント」を感じるのです。

・・・これは使い物にならないか?

ところが、ショックを受けたのもつかの間、微動ハンドルを操作した途端に印象が変わりました。

・・・・軽っ!!むちゃくちゃスムーズ!!

これが俗に言う「フェザータッチ」というものでしょうか? ガタなど全くなく、とてもスムーズにピント合わせができます。
とても良い感じです。

・・・・ああ、なるほど!
先ほどの感触は、大ギアと小ギアがかみ合っているときに大ギアを回して小ギアを高速回転させるときの感触に似ていました。
おそらく微動ハンドルと粗動ハンドルを接続する減速ギアの挙動だったわけですね。

★その他、問題点など

EQ6PROにプレートを積み、その上にCAPRIを載せて動作チェックをしてみました。

 ①微動は非常に使いやすいが、粗動の感触は最悪
 ②接眼部のピント固定ネジを締めると傾く
 ③付属のアリ型プレートをビクセンのアリミゾ台座に接続すると、少しの振動で鏡筒がグラグラする。

ちょっと触って判明した問題点は、上記の3点くらいですね。
 ①については、微動が非常に優秀なので我慢できますし、粗動用にヘリコイドをかます手もありますので問題なし♪
 ③については、手持ちのロスマンディ規格の中型アリ型プレートとアリ溝台座に交換するとピタリと治りました。解決♪
 ②については・・・・どうしようかなあ?なんかスケアリングとか狂いそうだなあ・・・。

総じて「ある程度分かっている人」向きの機種であって、初心者さんにはお勧めできないですね、色んな意味で・・・。
あ、初心者の方は、いきなり10cmアポとか買わないか・・・(笑)

★★★以下続きます★★★


by supernova1987a | 2015-09-15 06:29 | 天体望遠鏡 | Comments(0)


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