★どうも、うまくいきませんねえ
悪天候やら、月齢不具合だったり、時間が無かったり・・・・
全く前に進みません。
仕方ないので、また以前撮った画像のデータ処理など・・・・・。
★惑星撮影で「衝撃」を受けたのは
それまでフィルムで撮影していたのを、2000年頃に冷却CCDに変えたときでした。
ちなみに、ビクセンの20cmニュートン(R200SS)にLV5mm装着して
フジのスペリア800で拡大撮影した土星がこちら
まあ、一応「輪っか」が分かりますね。・・・というレベル。
それが、ビットランの冷却CCD、BJ30Cに変えたとたん
まるで別物(笑)!
ステライメージでコンポジットやマックスエントロピー画像復元処理などをしたとはいえ、同じ望遠鏡とは思えない差です。
「たった30万画素のCCDカメラの性能がこれほどとは!」
などと当時は大いにはしゃいだものです。
★なんやかんやでブランクが10年以上開きましたが・・・
近年では、webカメラなどで動画撮りをし、その動画をスタッキング処理する手法が流行っています。
・・・というわけで、
VMC260Lで惑星を撮影するための、こんなシステムを組んでみました。
○ビクセンのフリップミラー
○BORGの接眼ヘリコイド(直進型の方)×2個
○BORGのコンパクトエクステンダーメタル
○イメージングソースのDFK21AU618.AS
○笠井のCH-SWA 20mmアイピース(暗視野照明十字線入り)
これだと、拡大撮影用のアイピースを使わなくても、直焦点で十分な大きさになります。
★動画の形でPCにデータを保存すると
動画を取り出すと、こんな感じの画像になりました。(動画からの1コマ切り出し)
ちと暗いですが、結構いい線行っている画像です。
★2分間のデータをスタックすると
レジスタックス6でスタッキングをすると、こんな感じ。
ぐっと、なめらかになりました。
・・・・が、大気のプリズム効果による色ズレが見られますね。
★さらに画像処理して・・・
さらに色ズレを補正や、画像復元処理、ウェーブレット処理などをおこなうと、こんな感じに
ん~。ようやく昔BJ30Cで撮った土星のレベルには追いついたという程度かな?
ま、動画のままでは、土星が「踊っている」ようなシーイングでしたし、
あくまでテスト撮影ですから、よしとしましょう♪
あとは、シンチレーションが安定している日に できるだけたくさんのフレームをゲットして
丹念に画像処理・・・ですかね。
☆あぷらなーと☆