オリオン座大星雲M42や射手座干潟星雲M8は大変明るいので、市街地でも十分撮影が楽しめます。でもせっかくなので、オートガイダーが破損している中、ノータッチガイド+短時間露光のコンポジットでどこまで行けるか、軽く実験してみましょう♪
対象は、IC434、オリオン座の馬頭星雲です。
本当は馬の形の暗黒星雲内のディテールを写したいところですが、機材が不調で、しかも暗い星が見えない立地ですから贅沢は言えません。まあ、その存在が写れば良しとしましょう。
VMC260にレデューサを装着して、IR改造D5000でISO3200のRAW15秒露光でガンガン撮影します。EQ6PROのノータッチガイドでは、どんどん像がずれるでしょうが気にせず行きましょう。
★1カットの画像では

M42のすんごい写りに比べるとあまりにも貧弱ですが、この星雲は暗いので、まあそんなものです。
★がんばって40枚コンポジットします
4枚ずつ加算コンポジットした上で、2×2のソフトウェアビニング処理で感度を稼ぎます。これを10セット作っておいて、さらにコンポジットしていきましょう。階調が足らないとノイズやトーンジャンプが発生しそうなので、トーンカーブなどの調整は最小限にとどめることにします。
・・・・さあ、「いでよ!馬頭のシルエットっ!!」

いくら15秒露光とは言え、さすがに40枚もコンポジットすれば結構写るものですねえ♪
背景の散光星雲の濃淡や、暗黒星雲の立体感もちょっぴりと見えてきました。
・・・・んんん。
これは、空のきれいな場所に遠征して、たっぷりと露光してみたいものですねぇ。
おっと、その前にコネクタがもげたST-iオートガイダを何とかしなければ・・・・あ~、時間がぁ・・・・。
☆ BY あぷらなーと ☆