★新年あけましておめでとうございます。
長年のブランクを経てブログを開設してから7ヶ月が経過しました。
今年ものんびりと好き勝手なことを綴ります。
まだ、ブログの方向性が定まっていませんが、一応、自然写真関連からは逸脱しないようにするつもりです♪
たどり着いた方の検索ワードを見てみると、
VMC260LやEQ6PROなどの機材名や、比較明コンポジットなどの天体写真技法名が圧倒的に多いですが、天体ネタは停滞気味です。そのうち色々載せるつもりですが・・・。
★惜しいことをしました・・・
仕事納めの12/30の深夜、職場から実家に帰省する途中に夜空を見上げると、ほぼ無風状態で、冬場とは思えないほどシンチレーション(星の瞬き)が少なかったので、「これは、木星を観測したら模様がウジャウジャ写りそう」などと思ったのですが、もはや時間がありませんでした。
翌大晦日は、前日とはうって変わって強風+ドン曇り。
仕方がないので、かねがねやってみたかった
「ケンコーのクローズアップレンズを望遠レンズ代わりにしたらどうなるか?」
をゴソゴソやってみました。
★色々な性能にこだわらなければ望遠レンズの構造は単純で
正確には望遠レンズの定義は
「焦点距離よりもレンズの全長が短いレンズ」
だったかと思います。確かに市販の望遠レンズは焦点距離よりもずいぶんとコンパクトにできているものが多いですね。
ここで一般的な解釈である
「普通のレンズよりも遠くの景色が大きく写るレンズ」
が『望遠レンズ』として考えると、全長を小さくするための技術が不要となるため、レンズ構成が単純で済みそうです。
極端な話、望遠鏡に使われるような対物レンズ1つあれば望遠レンズに転用できます。
★ケンコーのクローズアップレンズは
本来、普通のレンズでマクロ撮影をするため、レンズの先端にフィルターのように装着する凸レンズをクローズアップレンズと呼びます。ちょうど、カメラのレンズに虫眼鏡を覗かせているような状態ですね。あるいは、近くにピントが合わないカメラに老眼鏡をかけさせるというイメージが近いかもしれません。
クローズアップレンズには、凸レンズ1枚構成の通常タイプの他に凹凸2枚を組み合わせて画質を改善したAC(アクロマート)タイプも多く販売されています。当然、色収差の改善が目的でしょうが、クローズアップレンズ単体で見たときの球面収差も改善されているようなので、今回は、このACタイプのクローズアップレンズを素材として、『望遠レンズもどき』を作ってみましょう。1枚数千円で入手できますし、うまくいかなくても本来のマクロ撮影や望遠鏡用のレデューサ代わりに使えますものね♪
★そういえば・・・
昔、ケンコーから「クローズアップ鏡筒セット」なるものが販売されていました。残念ながら今は入手できないようですが、これは、まさにクローズアップレンズを望遠レンズとして転用するためのアイテムでした。
★今は、BORGのパーツがある!
近年、天文マニアやバードウオッチャーに人気のBORGは、天体望遠鏡だけでなく膨大なパーツがあります。
今回は、そのBORGのパーツとクローズアップレンズを組み合わせてみましょう。
用意したパーツ(といっても手元の機材を分解しただけですが)は次の通り

7861:M57ヘリコイドLⅢ
7205:ミニミニドローチューブ
7603:M57/60延長筒M
7602:M57/60延長筒S
5003:カメラマウントニコン用
7000:カメラマウントホルダーM
7457:M57→M57AD
7458:M57→M57ADⅡ
(※数値はパーツの型番)
これらのBORGパーツに、ケンコーのACクローズアップNo4とNo3(ともにフィルター径52mm)を使います。
★目指すのは・・・
焦点距離:約180mm前後、F値:約3.5前後で、後ボケが軟らかい望遠レンズです。
使うのが所詮アクロマートですから、この際、色収差には目をつぶります。
以下、続きます♪
惜しかったですね。
無風状態の絶好の夜。きっと素敵な写真が撮れたでしょうね・・・残念。
私の大好きな天体写真 た~くさん見せてくださいね。