予想外に好感触だった笠井のBS双眼装置
こうなると、一刻も早く天体を見てみたくなります。
いや、そもそも、本当はVMC260Lに装着したかったんですね。
BORGはともかく、VMC260Lを風景でチェックするのはきついです。
★天候が悪いので
VMC260Lへの双眼装置装着テストはもちろんのこと、
復活した改造アトラクスの追尾テストもできそうにありません。
・・・というわけで、もう少しBORGについて書きましょう。
★BORGと双眼装置の「伏線」は・・・
双眼装置がうまくマッチしなかった場合に備えて、天頂プリズムは31.5ではなく2インチサイズにしておきました。
これだと、これまであまり活躍の場が無かった大型アイピースが使えます。
ちなみにBORG60EDに正立プリズムを装着し、単眼で2インチアイピースを装着すると

上記の例だと、BRESSERの35mmアイピースを付けているので、正立像10倍で見かけ視野70度となります。
天の川を流すと楽しそうです。

★BORGの『あまり』部品でもう1本・・・
ミニBORG60EDの鏡筒構成を変えたので、あまった部品でもう1本組んでみました。
いつぞや、自作望遠レンズごっこと称して実験していたケンコーのクローズアップレンズを、
こんどは望遠鏡として使ってみます。
クローズアップレンズACNo4を対物レンズとして組み込むと・・・

意外にも、結構実用的な像を結びます。色収差の出方が異なりますが、おおむねミニBORG50アクロと良い勝負です。
そのほか、ACNo2についても試してみて、こちらは大変良好な像が得られたのですが、いかんせん焦点距離が長いため、
非常に不格好だったので載せません(笑)
★クローズアップレンズの望遠鏡への転用について
ところで、
ACクローズアップレンズのNoはディオプトリー(度数)を表しますので、100をこの数値で割ると焦点距離になります。
たとえば、No4なら
100÷4=250mm
というわけです。
今回、色々試して、意外なことが判明しました。
AC-No4:250mm
AC-No3:333mm
AC-No2:500mm
の3枚を試してみたのですが、なぜか、No3だけは球面収差があまりにも大きく、まともな像を結びません。
逆に、長焦点のNo2は当然として、一見短焦点で無理がありそうなNo4が結構いい線をいっていて、望遠鏡の対物レンズへ転用しても十分機能します。
No3はどうしてあんなに甘いんでしょうかね?
どうも納得できません。
※まあ、本来の用途とは異なりますので文句を言ってもしょうがないですが・・・