天体写真

VMC260Lで撮る木星

★赤道儀が安定しているのはとても良いことで

星雲星団の撮影だけでなく、惑星撮影の際にも赤道儀が安定していると助かります。
また、AGS1Sの操作がSS2000PCと比べると段違いにクイックなので、撮像カメラへの導入も楽になりました。

早速、木星を撮影してみましょう♪
VMC260Lで撮る木星_f0346040_00420753.jpg
K-ASTEC改造ニューアトラクスにVMC260Lを載せ、
ビクセンフリップミラー+BORG接眼ヘリコイド+BORGショートエクステンダーメタル+イメージングソースDFK21AU618.ASの順に接続。
VMC260Lで撮る木星_f0346040_00453891.jpg
導入用のアイピースには笠井のレチクル入りアイピースCH-SWA20mmを使います。
ノートPCに画像を転送してみると・・・

・・・おおっ!
なんとも導入しやすいこと。

早速、無圧縮のRGB24でAVIファイル動画を撮像します。
(私の環境では、MPEGなどのコーデックをかますと、コマ落ちが激しくて使い物にならないのです。
その分ファイルサイズが巨大になりますが、仕方ありません。)

動画からのキャプチャはこんな感じ↓
VMC260Lで撮る木星_f0346040_00524961.jpg
ちょうど望遠鏡を眼で覗いたときのイメージに近いですね。


★レジスタックスでスタックすると

撮像した動画データの中から約900コマのデータをレジスタックスでスタッキングしてウエーブレット処理してみましょう。

さらにステライメージで輝度データ対して、マックスエントロピー画像復元・マルチバンドウエーブレット・アンシャープマスクなどをかけます。

できあがった輝度データをLチャンネル、元の画像をRGBチャンネルとして、LRGB合成します。

最後にフォトショップエレメントで微調整すると・・・・

VMC260Lで撮る木星_f0346040_00543134.jpg
わあ!模様がウジャウジャ
これ、明らかに自己ベストの木星です♪

いや、自己ベストと言いましても、
実は動画を使っての木星撮影は、今回が(たったの)3回目でして・・・・
正直、まだまだビギナーなのです。

3回目のチャレンジにして、ようやく大赤斑がまともに写せました。
良い感じです♪

★少しは上達したかな??
VMC260Lで撮る木星_f0346040_01285850.jpg
 ※撮影機材は赤道儀以外同じ。2回目の木星の撮影から14ヶ月のブランクがあった割には上達??

アマチュア天文家の中には、
「ほんとにアマチュアの望遠鏡なの? ハッブル宇宙望遠鏡で撮ったみたいやん?!」
と叫びたくなるほど恐ろしくシャープな木星を撮られる方が大勢いるようですが、
きっと気の遠くなるほどの試行錯誤があったのでしょうね。

これで、木星撮影も、なんとなくコツがつかめてきたような気がします♪


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by supernova1987a | 2015-04-30 06:38 | 天体写真 | Comments(0)

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