満月が近いのですが、夜半には若干明かりが弱まるだろう・・・
などと目論んで、仕事終了後に大急ぎで徳島から香川へ移動。
先日の強引な撮影で実感した
『悪条件下でも、大量コマをコンポジットすればなんとかなる』
を再び試すべく、VMC260LをK-ASTEC改造ニューアトラクスに載せ、
IR改造D5000で星雲を狙います♪
★今回の対象は2つ
一つめは、昨年に撮ったきり再チャレンジしていなかった
M16(わし星雲)の中にある『創造の柱』
二つめは、最近大好きな
M27(亜鈴状星雲)
★撮影は絶好調に進み・・・・
さすがに、そろそろ『ズボラ撮影法』には慣れてきました。
ISO3200の30秒露光の連写。ガイドもノータッチで行きます。
細かい事は気にせず、とにかく枚数重視です♪
あと、今回は珍しくダークフレームとフラットフレームも撮影♪
万全を期します。
★まさかの、大失敗!?
撮影は好調に進み、M16は90枚ほど撮影に成功。
薄明が始まる中、M27も20枚ほど撮影しました。
・・・・それなのに!!
・・・・まさか、まさかの!
・・・・カメラを間違えてました・・・(泣)。
機材を片付けた後、わくわくしながら画像を開くとなんだか妙な写りなので、片付けた機材をよ~く見てみると・・・
「げっ!ちがう方のD5000やんかー!!」
・・・ええと、その・・・
天体専用のIR改造D5000
ではなく、
一般写真用の無改造D5000
を使って撮影してました・・・
・・・・痛恨の「ありえないミス」!!
D5000は少々古いカメラですが、個人的に大好きな機種。
だから、天体用のボディと一般用のボディを使い分けてるんですが、
まさか、こんなところで取り違えるとは・・・・・。
※天体用のボディは、いわゆるIR改造モデル(星雲が発する水素の輝線スペクトル(Hα線)が写せるように、赤外カットフィルタを除去)なので、ノーマルボディとは比べものにならないほど、星雲がよく写ります。・・・逆も真なり・・・。
★根性でがんばる(涙)
M27を撮影した画像(原画)は、
こんな感じ。
・・・ああ、一目で分かるこの色・・・。明らかにHα線の感度が低すぎます。
でも、もはや撮り直しは効きません。(まもなく満月になりますし)
とにかく、画像処理でがんばるしかありません。
20枚の原画をコンポジットし、感度が足りていない赤色のトーンを立ち上げます。
すると・・・
おおっ!!
無改造機とは思えないほど、ディテールが現れたではないですか!
色もおかしくありません。なかなか良い感じです♪
これだけ写せるのであれば、無改造機でも十分!?
ノーマルD5000、侮り難し。
★以下続きます★