数年ほど前でしょうか。
ネット上(とチェーンメール)で『神の目』なる怪文章が出回ったことがありましたね。
曰く
・NASAが『神の目』を撮影に成功
・『神の目』は3000年に1度の奇跡的現象
・『神の目』画像に願をかけると7つの願いが叶う
云々・・・
かくいう私は、
「はあ?『神の目』ぇ?・・・こんなん、どう見てもNGC7293やんか・・・・」
などと、夢のないことを言いながら失笑していたのですが、
この『神の目』こと、みずがめ座のらせん星雲NGC7293は、我々素人が撮影しようとすると結構難敵なのです。
★『神の目』は意外にでかい!
実は『神の目』NGC7293は、巨大な星雲で、その見かけの大きさは実に満月の半分ほどもあります。・・・しかし、「暗い」んですねぇ、とても。
そこで、空のキレイなところで明るい望遠レンズを使わないときれいに写せない(と思い込んでいた)ため、これまで一度も撮影したことがなかったわけです。
さて、先日M27を撮影した後、南天に晴れ間がやってきました。

当然、市街地では影も形もありませんのでファインダーは役に立ちませんが、自動導入でVMC260LをNGC7293付近に向け、それらしき所を露光すると・・・

おお!『神の目』がかすかに写っているではないですか!
★怒濤の195枚コンポジット!!
あとは、ひたすらコマ数を稼ぎ、コンポジットに持ち込み、光害に埋もれそうな『神の目』をあぶり出すことにします。
ISO3200・20秒露光のデータを195コマ取得し、一気に加算平均コンポジットしてみます。
・・・すると・・・

『神の目』現れました♪
総露光時間65分もかけちゃいましたが、初挑戦にて撮影成功です。
NGC7293の別名である「らせん星雲」の名の通り、螺旋状の構造がよく分かります。
・・・ああ、高校生の頃、これを撮るのが夢だったなあ・・・。
ともかく、なんとか撮影できて良かった。
(やはり、黒い筋状のノイズが乗っちゃいましたが、暇なときにでも真面目に画像処理することにします。)

