なんとか晴れ間が見えてきたので、2~3等星しか見えない上に薄雲がかかっていますが、「新兵器」CAPRI102EDのファーストライトを行いました♪

★素のCAPRI102ED
補正レンズ無しの直焦点では、主として像面湾曲のために像が乱れるのは承知の上で、APS-Cでどの程度の流れなのかをテスト撮影してみました。写野は、はくちょう座のデネブ周辺です。撮影は「いつもの」IR改造ニコンD5000とLPS-P2フィルタを併用して、ISO3200でアトラクスのノータッチガイド20秒一発撮りで行いました。

思ったより良い像ですね。うるさいことを言わなければ、このままでもいけそうな感じです。
周辺四隅の像の流れが分かるように、上記の画像に四隅のピクセル等倍トリミング画像を貼り付けてみましょう。

★笠井0.8倍汎用レデューサ
本命の笠井ED屈折用0.8×汎用レデューサを試してみます。

周辺部はどうでしょう?

それになんとなく対角方向に対して非対称の流れが生じているのが気にかかります。スケアリングが狂っている可能性もありますね。
★笠井0.6倍汎用レデューサ
フルサイズでは周辺減光がひどすぎて使えなかった0.6倍レデューサですが、APS-Cではどうでしょうか?


★笠井汎用フラットナー
「大本命」のED屈折用汎用フラットナーをテストしてみましょう。


ほぼパーフェクトですね。周辺まで星像が丸くなっています。カプリは10cmのF7アポですから、おそらくフラットナーの想定スペックに近いのでしょうね。
・・・・・でも、1点だけ非常に残念な現象が・・・・
1枚目の画像を見ても分かるように、

★BORG1.08倍マルチフラットナー
例の『高いヤツ』です。補正レンズをスライドさせることができますので、カプリに合わせて700mm用の指標にセットして撮影してみました。


★BORG0.85倍レデューサ
ミニBORGなどに使うと抜群の補正性能を誇るBORGのAPS-C用レデューサですが・・・・


はあ・・・それにしても短時間のうちに各種補正レンズを「取っ替え引っ替え」しての比較撮影は疲れました。
マイクロフォーカス接眼部のスムーズな動作に救われた感じです。やっぱ、この接眼部良いですね。
「あの問題」を除けば・・・・・。
★★★以下続きます★★★