旧年中はお世話になりました。
本年もよろしくお願いいたします。
★2015年の試行錯誤の暫定結論は・・・
色々と試行錯誤した結果、星雲撮影の自分なりの手法は次のやり方がベストのようです。
①VMC260Lはレデューサ無しで使う
②IR改造D5000はISO3200で20秒前後の露光を与える
③短時間露光のためニューアトラクスはノータッチガイドとする
④L画像はRAWのままステライメージでダーク除去する
⑤コンポジットする前にL画像をRAW段階でビニングする
⑥コンポジットしたL画像にレジスタックスでウエーブレット処理する
⑦RGB画像はビニングせずに現像し、コンポジット後にビニングする
⑧LRGB合成する
⑨フォトショップエレメンツやキャプチャーNX2で仕上げる
・・・といったところでしょうか。
★主要処理工程ごとの画像変遷
オリオン座大星雲M42を用いて画像処理の結果をまとめます。
※全てビクセンVMC260L(3000mmF11.4相当)直焦点
ニコンD5000 ISO3200・20秒露光
K-ASTEC改造ニューアトラクス赤道儀ノータッチガイド
LPS-P2フィルタ使用
中央部をピクセル等倍トリミング
○無改造D5000の一発撮り

○改造D5000の一発撮り

○144枚コンポジット

○レジスタックス処理後LRGB合成

いったい、このオリオン座大星雲はどんな立体構造をしているんだろう?というのが疑問だったのですが、
星雲星団の生成過程については、私、素人なので難しいことは分かりませんが、専門家によると、どうもM42の構造は
球形に広がったガスの中でトラペジウム付近から衝撃波が広がり、球の『天井』に『穴』が開いた結果、内部が見えている
というものらしいですね。
・・・そういわれてみると、この画像、
まるで滝壺のようにトラペジウム付近が凹んでいるようにも見えますね。錯覚かな??
