新たに入手したD810A。
本来は、VMC260Lにつけて、オリオン座大星雲をババ-ンと拡大撮影する予定だったのですが、曇りました。
GPV予報を見ても長時間の晴れ間は期待できず、アトラクスのセッティングの時間は取れそうにないので、不本意ですが、一瞬の合間を見て50mm標準レンズと三脚で固定撮影しました。
★どうせならISO12800とやらを・・・
せっかくなので、D810Aの常用感度上限のISO12800を試してみました。
レンズは初めて一眼レフ(ニコンFG20)を買ったときに入手したニッコール50mmF1.8Sです。当時、全てのニコンレンズの中で最も安かったのですが、なかなかどうして、クセのない描写とコンパクトな筐体が魅力で、未だに使い続けています。
絞りをF4にして、固定撮影の5秒露光でいきます。

・・・すごい!!
ノイズリダクション系は全て切っているにもかかわらず、とても良く写りました。
大昔、GX3200やTMAX3200で固定撮影していたときは、ノイズボロボロの画像を見て「おお、固定撮影でもちゃんと星座が写ってる」と驚いたものですが、これは、もう『別物』。充分に実用になります♪
それに何より、オリオン座大星雲M42の「ピンク」がちゃんとピンクに写っているではないですか!
もちろん、Hα線が写ることがD810Aのウリなのですが、期待以上に綺麗な色です。もちろん、以前D3やD700で閉口した「恒星が変な色に写ってしまう」偽色現象も目立ちません。(厳密には多少偽色が出ています。まあもともとローパスレスですから仕方ないでしょう)

よくみると、NGC2024までうっすらと写ってしまってますね。
F4でたった5秒なのに・・・・。
・・・・こりゃ、星座撮影にはもう赤道儀がいらないかもですねぇ。(ため息)
・・・むう。とんでもない時代になったものだなあ・・・。
★★以下続きます★★