VMC260Lでのファーストライトを終え、次はサンニッパで撮影しようと目論んでいた、ZWOの冷却CMOSカメラASI174MC-COOLですが、天候に恵まれません。
仕方ないので、おおよそどれくらいの感度があるのかを(ややナンセンスですが)ニコンD810Aと比較してみることにしました。(適当な検証なので、アテにしないでください)
★夜の植物を用いて・・・
サンニッパにD810Aを接続した場合と、ASI174MC-COOLを接続した場合とで、暗闇の植物を撮影して比較しました。


肉眼ではほとんど何も見えない暗さですが、よく写りますね。ノイズも少なめです。
★ASI174MC-COOL ゲイン300

画像処理はベイヤーデータのデモザイクのみに止めていますが、感触としてゲイン300ならISO1600と3200のちょうど中間くらいというところでしょうか。
★レベル調整して比較してみます
D810A ISO3200 8秒 ピクセル等倍

ASI174MC-COOL ゲイン300 8秒 ピクセル等倍

今回は冷却をOFFにしましたので、ASI174MC-COOLのノイズが目立ちます。また今度冷却の効果を検証してみます。
★とにかく
天体撮影に使えるカメラが3種類揃いました。
ここまでのテスト撮影で、意外にも改造D5000が優れていることを再認識しました。また、冷却CMOSカメラの最大の利点はその画素数の少なさ故の軽快な画像処理に尽きるのかもしれません。コンポジットなどは「一瞬」で終わってしまいますもん。その点、D810Aは「重すぎ」です。(PC作り替えかなあ・・・)
ともあれ、それぞれフォーマットが違うので競合しない訳でして、今後レンズや望遠鏡との組み合わせを色々と研究しないとダメですね。
そろそろ春の銀河が旬です。M81とかM51とかM101とかM104とか、見応えのある銀河がてんこ盛り!
・・・が、これから年度末に掛けて本業が激務化するので、当面は撮影できないかも・・・。