片ボケ修理に失敗したサムヤン14mmF2.8の現状復帰作戦の続きです
★絞りが作動しなくなった件
・・・この原因に苦戦しました。
実はこの復帰行程こそが、「マウントを先に外す」と不能だったわけです。
さて、色々な部分を穴が開くほど注視して、絞りの動作には2点のポイントがあることが分かりました。
絞り動作復帰のポイント①
写真の上にあるピンを写真の下部に見えるV字状のカムの凹みに正しく入れないと絞りリングと絞りが連動しないことが分かりました。
ただし、この作業は、銀色のマウント部と前述の黒い部品を分解しないと作業不能です。
この状態なら容易にピンとカムの位置調整ができます。
さっそく、復帰させます。
絞り動作復帰のポイント②
ニコンのマニュアルレンズは電子絞りではなくメカニカル絞りなので、ボディ側の動作によって絞りが作動しなければなりません。それを担っているのが
写真中の○で囲んだ部分にある小さなレバーらしいことが分かりました。
さらに、このレバーを動かしているのは、
この金具のようです。
実際にはポイント①とポイント②の作業を同時に行うことになります。
各レバーやカムは「動くように」作られているので位置あわせが少々やっかいなのですがが、先述のように銀のマウントから黒い部品を外しておけば、なんとか作業が可能でした。
★カメラに装着してみます
おお!
ちゃんと絞りが動作します。
カメラとの信号通信も正常のようです。
カメラ側からコマンドダイアルで制御しても手動で絞りリングを動作しても、正常に絞りが動きました。
・・・もちろん、クリック感ありです。
★あまりにもうれしすぎて
・・・ええと、白状すると、カメラ用レンズの分解は、大昔(高校生の頃に)コニカのヘキサノン200mmF4を無理矢理ニコンのFG20に装着するという暴挙を行った時以来のことでして、もう内部の仕組みとか「ちんぷんかんぷん」でした。
・・・・え?肝心の片ボケはどうするのかって?
いや、細かいこと(細かくないけど)気にしなければ、ちゃんと写りますよぉ。
※ニコンD610+サムヤン14mmF2.8 絞り開放
これとか、
※ニコンD610+サムヤン14mmF2.8 F5.6
これとか・・・ね(やせ我慢)。
ま、要するに、ゴミにならなくて良かったね♪
ということで、めでたし・めでたし♪
(お約束)
本ブログの記事を参考に、レンズに手を加えた場合、被害を被っても責任はとれません・・・です。
当然、メーカー保証も無くなるでしょうし、あくまで「自己責任」というわけで・・・。