★昨夜は少し晴れましたが・・・ZWOの冷却CMOSカメラASI1600MC-COOL ですが、まだファーストライトに至っていません。
今夜は月明かりが激しいのでテスト撮影はパス。
代わりに、色々と準備をしてみました。
★小道具①
メインはVMC260Lやカプリ102EDやBORG89EDなのですが、せっかくのマイクロフォーサーズチップですので
カメラ用のレンズも活用したいところですね。
手持ちのニコン用レンズの大半はGタイプレンズなので先日のアダプターだと絞りが操作できません。
・・・というわけで・・・
K&F Conceptsのマウントアダプター(ニコンG→M4/3)です♪
アマゾンで2700円ほどの安物ですが意外にもカッチリした作りで驚きました。目立ったガタもなく、絞りの操作もなかなか快適です。上の写真に写っている銀色のリングを回すとレンズ内の絞り連動レバーが作動するという仕掛けです。
うーむ。これ考えた人、賢いなあ・・・。
こんな感じでGレンズとASI1600MC-COOLが接続できます。うん。なかなか格好いいですね♪
ニコンのAF-S70-200mmF2.8GⅡと接続すると、フルサイズ換算で140-400mmF2.8相当になりますね。なんか、短時間露光で星雲がサクサク写せそうです♪
★小道具②
ついでにこんな物も。
中一光学のレンズターボⅡです。こちらは少々高くて19500円でしたが、これはいわゆる「カメラレンズ用のフォーカルレデューサ」なので、焦点距離が0.726倍になった代わりにF値が1段明るくなります。昔はテレコン(フォーカルエクステンダー)はあれどもレデューサーはカメラ用品としては見かけず、天体望遠鏡の世界だけのパーツでしたが、最近は変換アダプターのおかげで一般的になりましたね。
シグマのAPS-C用30mmF1.4(初期型)に接続すると、21.8mmに短縮されます。フルサイズ換算で、43.68mmのF『1.0(!)』相当になりますね。
絞り開放から使い物になるかどうかは分かりませんが、なんだか凄そうです♪
ちなみに、こちらのアダプターも作りがしっかりしているのですが、ZWOの接続アダプタと相性が悪いようで、『嫌な』ガタが出ます。
・・・というか、実は相当に深刻なのですが、レンズに少し力を加えると「ペコン」と音がして、わずかにアダプタが下に傾いて微少な隙間が空きます。要するにスケアリングが狂ってしまう訳です。あいにく、『本物の』マイクロフォーサーズカメラを持っていないので、ZWOのリングとレデューサのどちらに原因があるか特定できないのですが、実際の撮影ではパーマセルテープなどで固定してやらないと露光中に「ペコン」と動いてしまうかもしれません。
★三脚台座は(半分)失敗
三脚座の無いレンズで撮影するための、冷却CMOSカメラ本体を保持する三脚台座なのですが、これ、実は2個入手していました。
冷却CMOSカメラの前と後の2カ所に台座をつけて、プレートにがっちり取り付けようと目論んだわけですが、これはちと失敗でした。
この台座は本来、カメラレンズにつける純正台座の代用品としてサードパーティが販売している物では無いかと推測します。
その証拠に、三脚台座本体に「70-200mmF2.8用」と明記されています。
純正品に比べてかなり安価なため、全体的にチープな作りが何ともいえない怪しさを醸し出しています。
汚れや傷があったり、クッション代わりの植毛紙がズレていたり・・・と、ここまでは想定内でした。
ところが、深刻だったのが、リングと台座の「直交」が出ていないこと。要するに、三脚に取り付けるとレンズが少し『お辞儀』してしまうんですね。したがって、2個リングをリングを取り付けてもプレートなどに固定できません。
これは痛恨のミスでした。ああ、なるほど、それで星見屋さんのサイトにもアリミゾへの取り付けには木製バンドを推奨と明記されているわけですね。
★とにもかくにも
「月明かりが無い」+「晴天」+「お仕事が休みの前夜」
という条件が来る日が待ち遠しいです。
むう・・・いつになることやら。