天体写真

季節の先取り♪

★ようやくまともに使えるようになった新兵器

新冷却CMOSカメラ ZWOのASI1600MC-COOLですが、
ようやくまともに使えるようになりました。
今のところ、明るい天体は15秒露光の大量コンポジットのままで良いとして
暗い天体は60秒露光まで使えるように極軸とオートガイドの環境が整いました。

前回書き忘れましたが、ピント合わせに関しても、
バーティノフマスク+SharpCapでフォーカスエイドが可能なので、あっというまに完了します。
・・・高校生の頃は、自作のナイフエッジテスターをフィルム装填前の一眼レフのフィルムレールに当てて、光束を切りながら四苦八苦していたものですが、もはや、こんなネタも分かる人が少なくなってしまいましたね。
・・・とにかく、凄い時代になったものです。撮影準備が速い・速い。
季節の先取り♪_f0346040_21130422.jpg
★薄明の中、早くも『例の』天体が・・・

さんかく座のM33を撮影した後、東の空に「オリオン」が上ってきました。
・・・という訳で、オリオン座大星雲M42をASI1600MC-COOLで試写してみましょう♪

望遠鏡:VMC260L+レデューサVMC
フィルタ:LPS-P2
カメラ:ASI1600MC-COOL
冷却温度:-10℃
ゲイン:400
露光:15秒×40コマ
データ:RAW(FITS)

画像処理は、ステライメージでベイヤーのままコンポジットしてビニングしたものをL画像とし
通常のコンポジットしたものとLRGB合成。
デジタル現像で中心部がつぶれないように処理します。
・・・で、今回はステライメージのマルチバンドウエーブレットで微細構造を抽出します。
季節の先取り♪_f0346040_21182292.jpg
おお、なかなか良い感じです。
※ゲイン400だと30秒露光ですでに露光オーバー。トラペジウム付近が飛んでしまってました。

ちなみに「シャープさ」よりも「なめらかさ」が好き・・・という方には、ウエーブレット処理前のこちらをどうぞ。
なんか最近、こっちの路線の方が好きだったりします。
季節の先取り♪_f0346040_21421857.jpeg
ともかく、やはり、明るい天体は処理が自由自在で楽ちんですね♪
(・・・というか、このレベルの天体ならIR改造D5000で十分なのですが・・・・ね。)



Commented by けむけむ at 2016-08-15 07:48
一気に冬まで行かれましたか(^_^)
秋の天体を色々撮影したいのですが社会してしまったので、いつになる事やら…です
Commented by けむけむ at 2016-08-16 00:01
社会したって何だよ?って自分ツッコミ。社会復帰した...です。とほほ。
秋は銀河がいっぱいあるので素通りできないです。好物なので (^o^)

そういえば、アストロアーツ拝見しました。目立ってますね、M33。派手でかっこいいなぁ。ASI1600MC-Coolで投稿されてる方がもう一人いらっしゃいますね。
今後、すげー増えそうな気はしますが (^o^;
Commented by supernova1987a at 2016-08-16 07:15
> けむけむさん

いや、ちゃんと意味通じましたよ♪
あ、アストロアーツの方も見つかっちゃいましたか。
今のところ、けむけむさんと私含め、3人がASI1600使って投稿してますね。
輪が広がりそうな気配がします。
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by supernova1987a | 2016-08-15 06:10 | 天体写真 | Comments(3)

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