★VMC260Lの画像処理に疲れたので
8月末に撮影していたD810A+シグマ20mmF1.8の画像を引っ張り出してきて、遊んでみました。
ちなみに元画像はこんな感じ。

※ニコンD810A+シグマ20mmF1.8 絞りF2.8 ISO1600 露出30秒 RAW
キャプチャーNXDで現像(アストロノイズリダクション使用)ダーク減算無し
天の川とともに、すばる・ヒアデス・M31・二重星団・カリフォルニアなどなど、「おいしそうな天体一網打尽の図」ですなぁ。
★ちょうどヒアデスとプレアデスの左側に・・・
画像を拡大して観察してみると、なにやらモクモクした領域を発見。
ネットで調べてみると、このあたりには分子雲がウジャウジャいるみたいですね。

ちょっとわかりにくいですが、上記画面の下中央から画面上部にかけてアヒルの足形のように薄暗い模様が見えます。それが「モクモク」。
★ステライメージ+シルキーピクスで画像処理
まずは、キャプチャーNXDでアストロノイズリダクション+1段増感して現像したTIFFファイルをステライメージで28枚加算平均コンポジット。
これをデジタル現像して最低限の画像処理を施した後、いつもの「L画像とRGB画像」に分割。
その後、私が苦手としている「星マスク」をかけてトーン修正やレベル修正などをゴニョゴニョ実行。
できあがったTIFF画像をシルキーピクスに転送して、色彩を強調した後HDR処理を実行。
再びステライメージに戻って微調整。
すると・・・・
ででん!

なるほど、たしかにモクモクの正体が分子雲らしきものだと分かりますね。
まあ、分子雲に関しては名手の方々が大勢いらっしゃるので、とてもその域には達していませんが、真面目に撮影すればあぶり出せそうな「気配」がしてきました。
今回はフルサイズデジタル一眼+20mmという超広角画像からのトリミングですが、これを35mm程度のレンズ+ASI1600MC-COOLでたくさん撮影して多数枚コンポジットすれば面白そう♪
しかし、マスク処理って難しいなぁ・・・・。
え?レイヤー処理はしないのか、ですって?
いやー、たしかにフォトショがなくてもGIMPやエレメンツでレイヤー処理は出来ますし職場でちょっとしたチラシとかを作成するときは多用してますが、最近色んなソフトをいじくり回ってるので、頭がパンクしそうです。
・・・という訳で、今回の休日も「晴れたら撮影したいこと」の画像処理予行演習で終わってしまいました。