★D5000とASI1600MC-COOLの合わせ技


条件によりますが、今回の画像に対して好感触だったパラメータは下記の通り

トラペジウム付近の解像度が飛躍的にアップしたのが分かります♪


むう。これは好みの 問題ですね♪
前回の記事の通り、昨年撮影したIR改造D5000によるM42を今年撮影したASI1600MC-CoolによるM42を合体することには成功しました。

今回は、これをさらに解像度UPすることを目論みます。
★L画像にウエーブレットを掛ける
星雲の画像処理にレジスタックスのウエーブレットを使っている方はほとんどお見かけしません。おそらく、画像が荒れまくるのが原因ではないかと想像するのですが、十分なコマ数をコンポジットした滑らかな原画の場合、意外とウエーブレットがキマることがあるのですよ。
・・・というわけで、やってみた。
★レジスタックスにL画像を通してみる

①ウェーブレットスキーム
:ダイナミック
②ウェーブレットフィルタ
:ガウシアン
③レイヤー1
デノイズ:0.5 シャープ:0.26 強度:86.5
④レイヤー2
デノイズ:0.45 シャープ:0.16 強度:41.7
⑤レイヤー3
デノイズ:0.4 シャープ:0.12 強度:35.5
⑥レイヤー4
デノイズ:0.2 シャープ:0.10 強度:20.8
⑦レイヤー5
デノイズ:0.0 シャープ:0.10 強度:8.5
⑧レイヤー6
デノイズ:0.0 シャープ:0.10 強度:1.1
まあ、各種パラメータは、実際の画像についてのプレビューを見ながらコツコツ修正するしかありませんので、上記の値は参考にはなりません。念のため。
★ウェーブレットの効果
左が元画像、右がウェーブレット後です。

このウェーブレット処理はcorei5機で行いました。私の環境下だけかもしれませんが、どうもハイパースレッディングをONにしたcorei7だとレジスタックスが落ちることが多かったので、それなら最初からハイパースレッディングの無いcorei5で良いか・・・と思ったわけで、最近はもっぱらこっちのマシンばかり使っています。
ちなみに、ウェーブレットをL画像のみに施したのは、カラーノイズを軽減するためです。
★LRGB再合成
解像度を上げたL画像と、元のRGB画像をLRGB再合成してみましょう。
さらに、ステライメージ7のオートストレッチ+Lab色彩調整
さらにさらに、シルキーピクスのテイスト調整+HDR処理
そして最後に、最近発見したノイズ低減の『秘技』:ステライメージの「スターシャープフィルタをかけた後にホットピクセル除去」をも投入すると・・・・・・・
ででん!

なんか気持ち悪いくらいの画像ができあがりました。
さすがに、2種類の撮像素子を混合した上に344コマコンポジットですから良く写って当然なのですが、ともかく、長所短所が相反するカメラ2台を用いての撮影という方向性が探れたかな・・・?と。
あ、「恒星の周りのリンギング(黒い縁取り)をなんとかしろ」とか「明らかに恒星がシアンにコケてるぞ」とかのツッコミは無しで(笑)。マスク処理はまだ勉強中なもので・・・・。
ちなみに色調をいじらないなら、こんな感じです。

しかしD5000のRAWってADC1600MC-COOLと同じ12ビットからの出力だったと思うんですが、なんでサチらないんだろう??ガンマ値のせい??ADLの影響?うーむ。
今度ASI1600MC-COOLのベストパラメータを真面目に探ってみないといけませんねぇ。
直感的には、ゲイン139 ガンマ50 R補正50 B補正50 が最も「素」の性能を出しそうな気がするんですが、よく分かりません。いっそのこと、12ビットADCから16ビットFITSを吐き出す時に、階調を15個飛ばさず隙間を詰めて吐き出してくれればいいのに・・・・などと愚痴ってみたり・・・。(ASI1600MC-COOLがサチるのが受光時なのかADC作動時なのかデータ出力時なのか、良く分かりません。)
ところで、D7000のセンサー使ったASIの新型冷却CMOSカメラ、個人的にはAPS-Cサイズのチップである事以上にADCが14ビット駆動である点が非常に魅力的なのですが、いかんせん値段がお高くなりそうなので、静観することにします。
これは!ウェーブレットって決まるとスゴいのですね
決まらないと恒星の周辺が黒くなってパンダ化したりしました...
決まらないと恒星の周辺が黒くなってパンダ化したりしました...
0
なんですかこの秘術は! 分子雲のコントラストのかかり方とか恐ろしいくらいです。まったく理屈が分かりませんが、モザイクが消せる機器の通販のようなビフォーアフターのようだということは分かりました(笑)(けむけむさん作のミッフィーの表情を思い出して笑ってしまった)
> けむけむさん
なかなか上手くキマる素材に巡り会いませんが、パキーンとキマれば効果絶大ですね。アストロアーツには、恒星のシアンかぶりを補正してからアップしようと思ってます。一応、方法は思いつきました。
なかなか上手くキマる素材に巡り会いませんが、パキーンとキマれば効果絶大ですね。アストロアーツには、恒星のシアンかぶりを補正してからアップしようと思ってます。一応、方法は思いつきました。
> にゃあさん
面白いでしょ?!
私も原理を理解してませんが、ざっくり言ってフーリエ解析とアンシャープマスキングのいいとこ取り的なものだと思っていただければ、当たらずも遠からじかと。ただし、ノイズが完全に消え去るまでコンポジットしておかないと、ノイズが強調されて悲惨なことになります。
面白いでしょ?!
私も原理を理解してませんが、ざっくり言ってフーリエ解析とアンシャープマスキングのいいとこ取り的なものだと思っていただければ、当たらずも遠からじかと。ただし、ノイズが完全に消え去るまでコンポジットしておかないと、ノイズが強調されて悲惨なことになります。
知識が無いので言いようがないのですが(汗)、スーパーマジックを見てる様です!。
オヤジは、ステライメージ7と一緒に買ったDVDのお姉様の作業手順に忠実に従ってるだけですが、それにしても素晴らしいm42ですね。
オヤジは、ステライメージ7と一緒に買ったDVDのお姉様の作業手順に忠実に従ってるだけですが、それにしても素晴らしいm42ですね。
> オヤジさん
フィルム時代からあったアンシャープマスキングと異なり、ウェーブレット自体が比較的新しい技術ですが、本当に魔法のようです。ただし、この魔法、効くときと効かない時があって、難儀してます。レジスタックスほどの自由度はありませんがステライメージにもマルチバンドウェーブレット機能が有りますよ~。
フィルム時代からあったアンシャープマスキングと異なり、ウェーブレット自体が比較的新しい技術ですが、本当に魔法のようです。ただし、この魔法、効くときと効かない時があって、難儀してます。レジスタックスほどの自由度はありませんがステライメージにもマルチバンドウェーブレット機能が有りますよ~。
by supernova1987a
| 2016-11-02 05:52
| 天体写真
|
Comments(7)

