






これまで、どうしても「ノータッチガイド+短時間露光+多数枚コンポ」だと、王道(オートガイド+長時間露光+ディザリング+少数枚コンポ)に追いつきそうになかったのですが、これで良い勝負ができそうな気がしてきました。(むろん「王道」で行くなら、こんなややこしい処理は不要だと思いますが・・・・)
ちなみに色々解析してみた結果、
カラーカメラの場合、クールピクセルは黒点ではなくてボッテリとしたカラフルな点として現れることが分かりました。今、カラーカメラ版の『クールファイル』作成中です。
・・・LRGB合成して画像を再処理するまで、もう一息♪

なんか、新しい技が確立されそうですね。
条件により効果は色々だと思いますが、とりあえず「すっきり」しました。
これで、夜な夜な夢の中に黒いポツポツが出てうなされることも無くなるでしょう(笑)
・・・しかし今回は試行しまくったので、M31の画像データだけでHDDが172GBも使われちゃいました。あーあ。掃除しなきゃ・・・・。

このクールファイルは使いまわしは出来るのでしょうか?
クールピクセルの性格を読み出して攻略した見識&技術に改めて感動します・・と言うか尊敬しています(^_^)v
メジャーな処理方法は「王道」を前提にしていると思うので、あえて「邪道」で遊ぶのが好きな『変態』さんは、自力で新たな手法を探索しないといけないのだなぁと思いました。(いや、そこが楽しいのですが)
まだ消し切れてないクールピクセルが散逸することと、ホットピクセルに関しても工夫が必要そうなこと、そして今回の手法以外のアイディアが2種生き残ってますので、当分天気が悪くても楽しめそうです♪
結局、思いついた5パターンの処理方法のうち、2つは失敗で1つが成功でした。
残りの2つはノンビリと検証ごっこします。
ちなみに、今回の『クールファイル』は残念ながら一切使い回しができません。
写っている対象の明るさによって「クールピクセルの感度」が変動することが分かったため、実際に撮影した画像から『クールファイル』を作らないとだめだからです。
もちろん一夜に同一対象を同一露出で数百枚撮影したとすると、その数百枚のコマには同じ『クールファイル』が使えます。
撮影後ごとに『クールファイル』を作製するのは面倒なのでなんとかしたいところですが、コードを書かないと無理なので、実現するのは相当先のような気がします。(いわゆるピクセルマッピング法を夢想中です)
CMOSだとランダムノイズも多いので、いろいろとやっかいなんですよねぇ・・
ダークフレームも短時間露光だと安定しないのではないでしょうか?
IMX178だとAMPノイズがあるので、どうしても同一時間でのダーク減算が必要なのですが、引いても引き残り、引きすぎがあるように感じています・・・。
そんな時に、今回のこの方法は効果覿面だと思います!
ご無沙汰してます。
先ほどお邪魔して見事な網状星雲、拝見いたしました。
機材ばかりが増えて、全然使いこなせてない私ですが、ようやく光明が差してきました。縮緬皺の軽減アイディア、お役に立てたようで嬉しいです♪
ご無沙汰してます。
ようこそいらっしゃいませ!
点状のノイズはともかく、モワッと広がるアンプだけはダーク減算するしか
無いですね。
今回、ホットもクールも想像以上に難敵であることが分かって、しばらくは寝付けませんでした(笑)。温めてきていた別アイディアも早々に実験してみたいです。
あ、でもVMC260Lの初フラット撮影のほうが先ですね。

おっしゃるとおり、天文系のネタは、同じ様な現象に遭遇した人でないと意味が分かりにくい事って多いですね。とにかく冷却CMOSカメラは色々と謎が多くて難儀しますが、趣味の道具として見れば、あえて謎解きを楽しむのも面白いですね。
Samさんの考察は非常に興味深いので、検証記事楽しみにしています。
万年初心者の基本的な質問で済みませんが・・・
行程①は難なくできるのですが工程②のところで、ステライメージ9の画像→演算では、演算相手のファイルを指定する構造になっていなくて立ち往生しています。
どのコマンドでこの処理ができるのかお教え願えればありがたいです。
ご質問、ありがとうございます!
工程②では、コンポジットを用います。
画面に2枚の画像(ここではクール除去フィルターを掛けたものをA、掛けなかったものをBとします)を開いておき、Aをアクティブにした状態でコンポジットを実行し、相手画像としてBを指定し、合成方式を「減算」にします。言葉だと分かりづらいですね。後日、図も用意してみます。