★モヤモヤしてますが、一応晴れなので
せっかく念願のBORG89EDの「ツイン化」が成功したというのに、全く晴れ間に恵まれていませんでしたが、10/9にようやくGPVが「真っ黒」予報になっていたので、ファーストライトを行うことに。
どうせなら、「初ナローバンド」にも挑戦しようということで、こんな布陣になりました。
※BORG89EDⅠ号機には、ACクローズアップレンズNO4+LPS-D1フィルタを装着して、ASI1600MC-COOLを。
※BORG89EDⅡ号機には、ACクローズアップレンズNO4+Hα12nmフィルタを装着して、ASI1600MM-COOLを。
なお、準備している内にどんどん露が降りてきたので、対物レンズ付近と冷却CMOSカメラ付近をヒーターで暖めます。
★月明かりとモヤのダブルパンチで・・・
正直、コンディションは良くないですねぇ。
とりあえず、今回のテストターゲットは『パックマン星雲』に定めました。
(モタモタしている内に曇りそうだったので、極軸合わせは目視のみで、追尾もノータッチガイドです)
さて、
ASI1600MC(ゲイン300・30秒露光)の一発撮りでは、こんな感じです。
2×2ソフトビニングを掛けただけで、ほとんど真っ白けですね。
さて、初挑戦のHαナロー+MM(ゲイン300・30秒露光)の一発撮りの方はどうでしょうか・・・
えっ!?
全く同じゲイン・同じ露光・同じ画像処理 なんですが、ほとんど「真っ黒け」じゃないですか。
さて、単に暗いだけなのか、余計な光をカットしてくれているのかを見るためにコンポジットしてみます。
★120枚コンポジットしてみると・・・
早速、120コマコンポジットを施してみます。
あまり時間が無いので、ダーク減算と「例の」クールファイル補正のみ行い、フラット補正は省きます。
すると・・・・
※左:LPS-D1+MC 右:Hα12nm+MM
おお!
Hαナローすげえ!!
星雲がクッキリと写るのはもちろんのこと、恒星像が驚くほどシャープですね。
色収差が無視できるので当然と言えば当然ですが、ナローバンド初体験なので、とにかくビックリ♪
★MCのRチャンネルをMMのHαと交換してみると・・・
うむ。
なかなか良い感じです♪
多少のモヤや月光があっても、ナローなら「なんとかなる」と言うことですね。
それに、クローズアップレンズを転用した「簡易レデューサ兼フラットナ」が意外に良い仕事してくれて嬉しい限り♪
たった1500円のレンズでこれだけ補正できていれば御の字ですねぇ。
さて、次の機会にはOⅢとSⅡにも挑戦しつつ、フラット補正もやってみたいですねぇ。
あ、今回サボったオートガイドとポールマスターも(笑)