


ゴタゴタした『考察ごっこ』がお好きな方は、お暇なときに上記のリンクを見ていただくとして、今回は直感的な説明を試みます♪
















実は....
記事を拝見するまでプチプチ全く気付いていませんでした.....
そこで、以前撮ったグルグルを拡大してみたら。。
なっなんと....
プチプチでした。
あっ、記事とは全く関係ありませんが....
あぷらなーと さんの擬音 ででん!!
どうしても耳について離れません。(;^_^A
こんばんは。
比較明の『プチプチ途切れ』問題、あんまり言及されている方を見かけませんね。
たぶん、小さくプリントすれば目立ちませんし、画面で見たときには『プチプチ途切れ』よりも画面表示で生じるモアレに起因する途切れの方が強いので、皆さん気にならないのかな・・・と。
私は気になって仕方が無かったのですが、これでようやくスッキリしました。
※「ででん!!」いつの頃からか多用してます。けっこうヘビのように長い記事を書くことが多いので、お急ぎの時は、「ででん!!」の直後だけご覧ください(笑)。

フィルムからのスキャニングでも、多分プチプチ途切れるでしょうね。
ただし感光粒子が完全に分離できるほどの高解像度スキャナなら結果が変わるかも?
そもそもフィルムなら背景がサチり難いので短時間露光自体しないとは思いますが、実際にやってみるとどうなんでしょうねぇ。
あ!過去に固定撮影で5~10分露光を延々繰り返したネガがあったなぁ。
でも、休眠中のィルムスキャナが起きてくれるかどうか・・・。

「ででん!!」以前は、読み飛ばして、「ででん!!」以後で、理解できるかと、手に汗を握りましたが、やっぱりわかりませんでした。2台のカメラで交互に撮影して、それを合わせるなら、オヤジの溶け出し始めた頭でも・・・・・(汗)
冷やかしの書き込みになってしまいました。(笑)

最近はあまり明比較合成をやらなかったのですが、大変興味深く拝見しました。
以下は質問です。
Q1:
ASI1600MM-Coolではイーブンオッドコンポジットが成功したまでは理解できたのですが、結局DSLR(この場合はニコンD700)では切れ切れになることは避けられないということでしょうか?
Q2:
画像処理エンジンはカメラメーカーや機種ごとに違うので、他のDSLRではイーブンオッドコンポジットが使える場合もあるということでしょうか?
Q3:
JPEG保存でも色々と設定のパラメータ調整ができると思いますが、どのような調整でもうまくゆかないのでしょうか?
Q4:
「RAWままだと・・・」とありますが、一旦RAWを現像してからでもうまくゆかないのでしょうか?
また、RAWからTIFFなどへの現像にもパラメータ調整が色々あります。更に現像ツールにも色々ありますので、どれでも同じ結果になるのでしょうか?
明晩はGeminidsですので、先ずは撮影しておいてゆっくり明比較合成方法を考えても良いので、とりあえずRAW/JPEG同時保存で撮影しておきますね。
私はキャノンEOS-6Dなので、連写モードで撮影してもデッドタイムは記事のようにms単位での計測などできないし、もっと長いかもしれませんので、やっぱり切れ切れは免れない鴨?
ぎゃっ!
>2台のカメラで交互に撮影して、それを合わせるなら
鋭い!これ、いずれやってみるつもりだったんですよぉ。
もし完璧にデッドタイムの影響を避けるならこれしかないので・・・。
まあ、実際は写野が少しでもズレると歪曲収差(ディストーション)の影響で失敗しそうなので現実的ではありませんが。
とりあえず細かいことを言わなければ、普通の比較明で十分ですね。
以下、私見ですので、ゆるーくお読みになってください。
Q1:D700ではイーブンオッドでも途切れは解消できないのか?
→下記の方法で、ほぼ途切れは改善します。
①撮影はRAWで行う。
②RAWのまま(ベイヤー配列のまま)イーブンオッド合成を行う
③②をモノクロ化してL画像にする
④RAWをTIFFに現像する(シャープネスは低めに)
⑤④を通常の比較明コンポジットし、RGB画像にする
⑥③と⑤をLRGB合成する
Q2:ニコン以外のDSLRではイーブンオッドが使える可能性があるのか?
→すみません。ニコン以外のデジカメを使ったことがほとんど無いので、全く不明です。
Q3:JPEG撮影ではイーブンオッドは成功しないのか?
→恐らく困難と思われます。
完全に全てのパターンを実験したわけではありませんが、
白いシマシマ(明るい星が重なりすぎる)か、
黒いシマシマ(暗い星が途切れる)のどちらかになることが多いです。
ただし、撮影時のパラメータと露光時間を適切に設定すると、あるいは・・・??
Q4:RAWを一度現像(デモザイク)してから処理すればどうか
→ニコンのDSLRでイーブンオッドをするには、Q1の回答の通り、
その処理も併用する必要があるようです。
どうも歯切れが悪いですが、
「比較明合成でプチプチ途切れが起こるのはカメラのせいではなくて、原理上そうなる」
ということさえ理解していただければ、今回の『検証ごっこ』は成功と考えます。
P.S.
・双子群は固定撮影でチャレンジですか?
後から色々と加工できるように、とりあえずRAWでも撮影されることをオススメします。
・DSLRでのイーブンオッドの有効性は、
むしろ色々な方の検証を見てみたいというのが本音です。
・最近のステライメージには、比較明合成時のオプションに「加算する」というのがありますね。実際に使ってみたことは無いのですが、私の発想に近いロジックなのかも知れません。

JPEG画像もSI7やSiriusComp64でそのまま明比較合成して、切れ切れ星像になることを確認し、次にsi7でイーブンオッド法を実行しました。
結果から申しますと、イーブンオッド法までの合成は星像が切れなくて良いのですが、拡大したとき線状星像がモノクロのベイヤー配列パターンに色がついた状態で、遠目でも何となく色乗りが悪い感じがしました。
si7はあまり使わないのですが、何か他に方法はないかと考えた末に、手順③の後はそのままsi7でベイヤー・RGB変換して④~⑥を省略しました。
どうも、その方が結果が良いようです。
ここに画像を沢山貼っても仕方ないので、当方のブログで説明させていただきますので、ご覧になって問題がありましたらコメントをください。
尚、現在徹夜明けでフラフラしているので、記事は明日投稿しますのでよろしくお願いいたします。(もう寝ます)
すみません。すこし言葉足らずでした。
①撮影はRAWで行う。
②RAWのまま(ベイヤー配列のまま)イーブンオッド合成を行う
③②をモノクロ化してL画像にする
④RAWをTIFFに現像する(シャープネスは低めに)
⑤④を通常の比較明コンポジットし、RGB画像にする
⑥③と⑤をLRGB合成する
上記の③はベイヤー配列の状態からデモザイク(ディベイヤー)してモノクロ化するという意味です。ステライメージなら「ベイヤーRGB変換」→「モノクロ」を実行する作業となりますね。
もちろん、本来は③で「ベイヤーRGB変換」→「カラー」を実行して全課程が終了します。(voyager_cameraさんのやり方で正解です。)
不具合がなければ、それで問題はありません。ニコンD700の場合は、このやり方では偽色が酷かったため、LRGBに持ち込む必要があっただけですので・・・。

MATLAB EXPOのLTをご覧いただき、ありがとうございます!!
このテーマは随分長い間格闘してきたテーマでしたが、今回ようやく「解」が見つかったように思います。まずはMATLAB EXPOで公開しようと目論んでいたため、ブログには「通常のイーブンオッド法」までしか記事にしていませんが、落ち着いたら記事にしようと考えています。
ここ2年ほど、MATLABを使った各種のノイズ解析や画像処理を楽しんでいますので、他の記事もぜひご覧ください♪