





※左:先日の『素』画像をコンポジット 右:今回作った『オフセット』を減算
例えば、撮影直後に撮ることになりますか。?
>露光だけをゼロ(というか最小値)にして撮影
露光=Gainはゼロにできますけど、Expも0.1とか最小値と言う意味ですか。
オヤジの脳味噌じゃ、やはり理解が苦しいですが、糸口を見つけられたあぷらなーとさん、素晴らしいですね。
(システムや写真に賞賛を送ったことは有りますが、blog管理人さんを賞賛するの初めてかな。)(爆)
まーちゃるです。
おお!!?
なんだか検証がすごい勢いで進んでますね!
露光0のファイルって言うのはつまりはバイアスってことでしょうか?
ライト画像からバイアスを引けばちゃんと補正されると…
なんとなく合っている気がします!
ちょっと今日帰ったら僕の実撮影画像でも確認してみます!
確かにキャリブレーションしない時のスタック画像はモザイクっぽいムラが出てましたが、キャリブレーションしたファイルでは相当軽減していた気がします(^-^)
っていうか、フラットもバイアス引いた方が良さそうですね…
僕のキャリブレーション後のスタック画像に少しモザイク状ムラが残ってるのはフラットからバイアス引いてないからかも…?

未だ良く理解していないのですが、「オフセットファイル」とは何でしょうか。
BIASでしたら、私が使っているMaxIm DLによる何時もの処理では必ず減算しています。
同ソフトではFLATのDARKやBIASの減算も、LIGHTのDRAKをAuto-Optimize指定でScaling処理してくれます。
あぷらなーとさん、まーちゃるさんはこれらのベース処理をどのようにされていますか?
PixInsightでもAuto-Optimizeはありますので、これらのソフトを使ってFull Calibrationを行う限り、ASI1600MM-Cool Proでも千鳥格子上のパターンノイズは出ないということでしょうか?
そうですね。
オフセットフレームは
露出ゼロでも乗ってくる輝度データを撮影したものです。
いわゆるバイアスフレームと同じですが、イメージとしてはあらかじめ下駄が履かされている感じでしょうか。
明るい対象の場合、MM1号機ではオフセットフレームを撮らなくても問題ありませんでしたが、2号機はダメだったようです。
混乱させてすみません。
各素子間の感度差ではなく、素子ごとのゼロ点のズレ的なニュアンスを表すときに、「バイアス」よりも「オフセット」の方が馴染み深かったのですが、一般的にはコレが「バイアス」ですよね。
というわけで、これまで(昼間なら)バイアスを意識する必要がなかったMM一号機とは異なり、2号機はバイアス補正必須のようです。
残念ながら、ステライメージとSharpCap以外のソフトはほとんど使ったことがないので、真面目なベース処理はほとんどやったことがありません。(ダークノイズとショットノイズが支配的だったので。)
今回の一件で、少し勉強してみようと思いました。
なお、まーちゃるさんの作例を見る限り、ASI1600MMのProの方は、私のノーマル2号機よりも、むしろ1号機に近い印象を受けましたので、私の2号機は特殊なロットなのかも知れません。クールピクセルがホントに少なくて不気味なほどですので。
CMOSカメラはどれもなかなかにクセが強いので、冷却CCDみたいに機種は変わっても、これが定番!という処理法がなかなかない気がしています。
センサーによってクセがだいぶ違うなぁとは感じてましたが、同じセンサーのカメラでも、大きな差があるとは、驚きでした。
たぶん、私のロットと同じだとは思うのですが、『ロットの差』ではなく完全に『個体差』だったら泣くなぁ・・・。まあ、私の場合は、「オフセット(バイアスフレーム)の重要さ」を学べたので良しとしましょう。
にゃあさんも、またお暇なときに、チェックしてみてくださいね。
(バイアスノイズは自動的にダークフレームに乗ってくるので、ダーク減算の有無で比較するのでも十分だと思います。)
そうですね。
ダークやバイアスやフラットを補正する度にS/N比は下がってしまいますものね。
ともかくASI1600MM1号機が(明るい対象なら)あまりにもノイズが少なくて、ダークもバイアスも引く必要が無かったのが今回の『右往左往』の原因でした。
「同じ型番だから同じ特性だ。」
などと思い込んだのが失敗の元。マイナーバージョンの差異であっても『別物』と解釈するべきでした。ひょっとすると、同一機種なのに撮り手によって評価が分かれるカメラがあった場合は意外と「こんなオチ」だったりするものなのかも知れませんね(笑)。
・・・それにしてもMM2号機、クールピクセルがほぼ皆無で『気色悪い』です。当初目的の一つ(同一機種2台で撮影すればクールピクセルが出る位置が異なるので、それぞれの画像を比較することでクールピクセルを完全に回避できるのでは?!)は潰えてしまいましたが、それとはまた異なる活用方法を画策中です。
お初にコメントさせてもらいます。ぴんたんと申し上げます。
僕もASI1600MM-Coolユーザーになったので、ものすごく興味深く記事を拝読させていただいてます。
僕の1600MMは1号機と同様のようで、クールピクセル多目、格子状ノイズ少なめでした。
クールファイルを作ってそれを加算する効果は絶大でした。
こんなこちを思いつかれるあぷらなーとさんは凄いです!
もうこのプロセスなしでASI1600MMは使えないレベルです。
拙作ソフトにFlatAideProというのがあるんですが、それにバッチ処理でクールファイル作成から各画像への加算を一気に行う機能を追加してみました。
クールピクセルの検出アルゴリズムがよくわからないので思いつきのアルゴリズムでやった関係で、完全とはいかないかもしれませんが、SIでの作業を省力化できるようになりました。
FlatAideProの「バッチ演算」というメニューコマンドで行うのですが、これはフリーユースで使える機能となってます。
ちなみにFlatAideProは下記にあります。
http://www.baoland.com/FlatAide/
格子状ノイズ軽減のために、L1L4とL2L3との差の平均値を補正する機能もつけてみました。こちらは効果が未実証ですけど。
ということで、ご挨拶がてらコメントさせていただきました。
今年もご活躍を期待します。
わあ!「あの」ぴんたんさんからコメントをいただけるとは!
ようこそ、アヤシいブログへようこそ♪
王道以外の『変なこと』ばかりして遊んでいるので、肝心の腕がちっとも上達しませんが、たまに面白い発見がありますので、この「遊び」やめれません(笑)。
ASI1600MMの画像処理に拙作『クールファイル補正法』をご利用いただきありがとうございます。やはり、他の方が実践されて結果が出ないと確信がもてませんので。
え?!
FlatAideProに、『クールファイル補正』のプロセス実装されたのですか!!
しかも『格子状ノイズ軽減処理』も!?いやー、電光石火とはまさにこのこと。
開発者様にはかないませんねぇ。
※正常ピクセルとクールピクセルを弁別するロジック(もしくは閾値)の選定にはご苦労されたことと推察いたします。(私も色々と思案中ですが、あいにく実装技術が不足してますのでで・・・)
※『年越し薔薇』の一件で、フラット補正の壁にぶつかったので、近いうちに正規ライセンスも購入させていただくつもりです♪