★RPMに関する大チョンボ
秒間120回の点滅周期に同期させる『光害チョッパー』構想ですが、
秒間120回=120×60=7200RPMでOKじゃね?
などと考えて、手持ちの7200RPM仕様ジャンクハードディスクをバラしたまでは良かったのですが、
シャッター機構として考案した回転式PLフィルタは原理上180度回転で位相が一周してしまうので、
実際に必要なモーターは
7200RPMではなく3600RPMだった!(泣)
という情けないオチ。
慌てて、手持ちのジャンクHDDをガサゴソ漁るも、4200RPM・5400RPM・7200RPMの3種類しか見当たらず玉砕。
別な方法を考えることにしました。
★HDDのスピンドルモーターを直接制御する?
あぷらなーとは、元理系ですが、これがまた中途半端な『理系』でして、
「理論物理」に傾倒できるほどの「頭脳」(数学力)はなく
「メカやエレキ」を製作できるほどの「器用さ」もなし
という有様で、結局、大学院での研究では「理論屋」と「実験屋」の中間である『観測&解析屋』だったのですね。
だから、電子工作は苦手・・・・・
・・・・なんですが
「そもそも、色んな光源に対応するには、同期タイムを制御できないとダメだ!」
と思い立って、ちょっぴりお勉強してみることに。
ええ、ポチりましたとも。
なんぞコレ!?
はい。
ELEGOOのArduino互換機です!
ハードウェア制御用の、いわゆる『マイコンボード』ですね。
PWM制御も可能な仕様なので、コイツを使えばHDDのスピンドルモーターの回転数を制御できるのではないか、という作戦。
★初心者のつらさ
メカやエレキに強い人であれば一瞬で構築できるんでしょうが、残念ながら(謙遜ではなく真の)ど素人なあぷらなーとは、イチからお勉強です。
ふむふむ。
Arduinoでは、拡張ボードのことを「シールド」、制御用のプログラムコードのことを「スケッチ」と称するのかー。
では、さっそくタイポイントブレッドボード(半田付け不要の部品突き刺し基板)にスイッチとLEDを載せて配線をば・・・
マニュアルなどを参考にメインボードに転送するスケッチ(ソースコード)を書きます。
ふむふむ。
この文法は、私の嫌いな(苦手な)C++系の言語だなぁ。
ボク、FORTRANとPASCALとBASICが好きなんだけどなぁ。
「スイッチ押したらLEDが光るよ」
っていうだけのスケッチを書いて転送。
すると・・・
ででん!
光った♪
よし、互換機だけど、ちゃんと動作はするみたい。
★お次は、簡単なPWM制御をば・・・
いや、以前、フラット撮影用の光源として、
美術用のA3サイズLEDトレース台をポチったことがありまして、
なかなか良い感じでフラット撮影できてたのですが、このトレース台の光量を絞った状態でASI1600シリーズでフラット撮影すると画面に盛大なシマシマが生じていたので、
「ああ、ローリングシャッター機で撮影してシマシマになるということは、これ光量を絞ってるんじゃ無くて、高速で点滅させて暗く見せかけてるんだろうなぁ。」
と推測していました。
ま、要するに、LEDをPWM制御してるってことですね。
じゃ、そのマネっこをすることで、PWM制御のお勉強をしてみましょう♪
スケッチを描き直して、パーツの接続を変えてみます。
すると・・・
おお! 一定周期でゆっくりと
「明るくなったり暗くなったりを繰り返す動作」(蛍の明滅的な)
が簡単にできたちゃった♪
うむ。なかなか良い感じです♪
・・・と、今日のお勉強はここまで。
★★ご注意★★
本エントリー途中で出てきた「LEDトレース台」は、フラット光源に転用可能な安価なアイテムだと思うのですが、表面がフラット(全面が光る)なタイプと、点光源が並んでいるように光るタイプが存在しています(拡散板の仕様でしょうね)。上記メーカーの場合、A3タイプは大丈夫でしたが、A4タイプはダメなタイプでした。お気を付けくださいませ。