あぷらなーと


あぷらなーとの写真ブログ
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あぷらなーと
文系寄りの元理系(?)
「天体」「マクロ」「実験ごっこ」その他諸々の科学写真が大好きな HN:あぷらなーと が いろんな写真ネタをのんびり語ります。あまり気合い入れすぎると続かないので、「ぼちぼち」いきます。
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三連装『にせBORG』出撃

★以前、冗談半分に・・・・
ナローバンドフィルタを用いれば安物対物レンズでも実用になるのではないか??
そんな疑問から、ケンコーのACクローズアップレンズNo4を対物レンズに見立てて自作した三連装『にせBORG』
でも、なんやかんやで、未だに天体の実写ができていませんでした。
いかん。このままでは、単なるネタのまま終わってしまうではないか!
よし、台風が接近する前に実写してみるとしよう。


★出撃!ナローハンター
f0346040_14190971.jpg

実は、今回『ナローハンター』の初陣にそなえて、装備を強化しました。
ええ、当初予定していた補正レンズは Pro1D-ACクローズアップNo3 だったのですが、現在は三連装BORG89ED用に純正のフラットナーが3個揃っちゃってるんですよねー。なら、むりに自作レデューサを使うことも無かろうと・・・・。

どうもナローバンド撮影最大の敵はゴーストだと感じてます。特にビームスプリッタのように平面やクローズアップレンズのように凹面が存在していると、フィルタ表面からの反射光が思わぬ所に結像してしまいがちです。

今回は、
「ナローバンド撮影の対物レンズはクローズアップレンズで十分か?」
を検証ごっこするのが目的ですので、対物レンズ以外の不安要素は取り除くことにします。

というわけで、今回の装備は
 ①ACクローズアップレンズNo4
 ②BORGマルチフラットナー
 ③ナローバンドフィルタ
 ④モノクロ冷却CMOSカメラ
の4つを主要パーツとして組み上げたものを三連装して、Hα、SⅡ、OⅢの3波長を一気撮りしようという作戦です。

f0346040_14322570.jpg
ああ、1600円の対物レンズに4万円のフラットナ・・・・ このアンバランスさがたまらん(笑)。



★色々と画像処理に時間がかかるので
えーと、ここで「ででん!」っとスゴいSAOとかOSAリバースとかが出せるとカッコいいんですが、まだ画像処理作業中です。
というか、時間切れでフラットも撮れてないし、ダークも使い回し。
撮影は、庭に常設してあるEQ6PROによるノータッチガイドで、ゲイン300の30秒露光を延々繰り返すという『いつものやり方』でいきました。

見せてもらおうか。
1600円レンズの性能とやらを。

では、カリフォルニア星雲付近をHαで撮影したものをば・・・・・


ででん!
f0346040_14394953.jpg
 ※左:ゲイン300・30秒露光1コマ 右:120枚コンポジット

ええー?ここまで写れとは言ったつもりはないんだ。
おまえ1600円のレンズなんだから、他の数十万円級のレンズのことも考えてくれ。
これ、ちょっと他の機材の立場が・・・。

でも、やっぱそうなんだ。うん。
ナローバンドで行くなら、フローライトやEDじゃなくても大丈夫っぽい!!
(以前昼間でも検証ごっこした際に予想はしていたものの、星雲でも行けるとは・・・)
むしろレデューサやフラットナの相性が大切なのかも。


では、北アメリカ星雲付近をHαで撮影したものも・・・・・

ででん!
f0346040_15010817.jpg
 ※ゲイン300・30秒露光×120コマコンポジット(ノートリミング)

この画像はノートリミングです。
オートガイドは使ってないし、フラットも補正していないけれど、なかなかの写りだぁ。

さて、あとは、取り損ねたダークやフラットをコツコツ撮影して、SⅡやOⅢの画像も処理していくとしましょうかねぇ。

ええ。しばらくは撮影できなくても画像処理で楽しめそうですね。


by supernova1987a | 2018-09-03 15:14 | 機材 | Comments(12)
Commented by kem2017 at 2018-09-03 15:29
素晴らしい。
合成してカラフルになったのも是非お願いします (^o^)
台風、無事通過しますように。
Commented by supernova1987a at 2018-09-03 18:30
> kem2017さん

思いの外良く写りました。強く処理しなければフラットも不要の様子♪

現在はまだ普通に晴れていますが、明日は大荒れの様なので戦々恐々。
今度こそ屋外設置赤道儀は大ダメージ受けるかもしれないなぁ・・・。
でも、右腕が上がらないので撤収できません(泣)。
Commented by ゴットハンド at 2018-09-03 19:00 x
凄い!凄すぎ!
何が凄いかって、千円台で買えるレンズでこれだけ写るのもすごいけど、このシステムで三連装ナローバンドシステムを組み上げた、あぷらなーとさんが凄すぎ。
以前、スコープテックのレンズで、R60フィルターとLPNフィルターで、なんちゃってHa撮ったことありますが、アクロの偽色をシャットアウトできるし、3連装だとフィルター毎ピント合わせの必要がないから、究極のナローバンドシステムでしょうね。
あまり高価で無い、大口径のアクロなんかだと、まさにスピードカメラの完成です。うーん、やってみたい。
Commented by supernova1987a at 2018-09-03 19:36
> ゴットハンドさん

ありがとうございます。
紆余曲折の後、結局BORGのマルチフラットナーを噛ましてしまったので、ちと反則っぽいですが、どうせ高級対物レンズを用いてもフラットナーは買うことになるので、よしとしました。中心部のシャープさ・周辺部の平坦さ・ゴーストの少なさの3点を満たすのは難しいですね。

それにしても三連装は稼働効率が恐ろしく高いです。
たった4時間足らずの観測時間内で、Hα・SⅡ・OⅢ各60分×3対象撮影に成功しました。冬場なら一晩で10対象も夢ではありませんね。
フラットナーやレデューサとの相性もありますが、10cm~12cm位の「短焦点アクロマート+ナローバンドの三連装」とか、如何ですか??
Commented by uto at 2018-09-03 21:00 x
健康群のテレスコープはバケモノか・・!

Hαはフラット端折っちゃっても案外いけますよねぇ。
自分も、フラットしたのとそうでないのとを比べてみて(案外、フラット精度の悪さでやらない方が・・って時もあるので・・ ^^;)、様子比べてから処理方針決めていたりします。

機材はいろいろとやって使いこなしてなんぼですねぇ・・。
素晴らしいカリフォルニアに脱帽です。
Commented by せろお at 2018-09-03 21:58 x
モビルスーツの性能の違いが戦力の決定的差ではないと言うこと、でしょうか。
狭い波長で撮影するからアクロマートでも大丈夫って事?
ってことは、虫眼鏡対物レンズでも行ける!?
Commented by supernova1987a at 2018-09-03 23:18
> utoさん

実戦投入までえらく時間がかかりましたが、今回の目論見は結構上手くいきました♪
オートガイドしたり、ディザリングしたり、フラット補正をすれば、さらに良くなると思うのですが、お気軽撮影用に組んだシステムなので、これで良しとします。

それにしてもナローバンドは(フィルターの表面がピカピカのため)ゴースト回避が難しいですね。
ここまで色々とやってみて、巨大な円形のゴースト・多重円弧状のゴースト・小さな長方形のゴースト・画面全体に広がる十文字のゴースト・・・・難儀しています。
Commented by supernova1987a at 2018-09-03 23:26
> せろおさん

モビルスーツ本体(対物レンズ)の違いよりも、武装(フィルターやフラットナー)の方が戦力として効いてきているように感じました。まあ、今回のシステムは1600円クローズアップレンズ本体に高級フラットナーや冷却CMOSやEQ6Pro赤道儀を充てたりしたアンバランス武装なので、さしずめ旧ザクにビームライフル装備したようなものでしょうかねぇ(笑)。

ここまでの考察ごっこ&検証ごっこで、とりあえず対物レンズ本体に求められるのは「球面収差が少ないこと」ですね。色収差はフィルターで回避して、像面湾曲やコマ収差はフラットナーで軽減できますが、球面収差だけはどうしようもありません。同じクローズアップレンズでも球面収差が少ないNo4やNo2と異なり、球面収差が多いACNo3や単玉系(虫眼鏡も)だとボテボテの像になりそうです。
Commented by にゃあ at 2018-09-04 00:32 x
この3連装が、お気軽撮影用に組んだシステムとは恐ろしいじゃないですか! 89ED三連装は、水爆級ですね(笑)うちのAC子はモビルスーツでいうと、ボールの単装砲が限界ですねぇ。

ゴーストの件、過去に55FL+Hαで撮った馬頭星雲をみたら、やっぱりありました。
Commented by supernova1987a at 2018-09-04 01:34
> にゃあさん

ええ、3本まとめてプレートごと『片手でひょいっ』とセットアップ完了ですよ♪
嬉しい誤算だったのは、ニワトリ常設作戦で設置したピラー脚が好調で、極軸がほとんど狂わないのですよ。・・・で、ノータッチガイドでもほぼ『パンの耳』無しで撮影可能。これは稼働率が上がりそうです。89EDの三連装砲は片手だとかなり気合いが必要なので、時間に余裕がある時限定ですね。

ゴーストはなかなか難儀します。フィルターと補正レンズと撮像素子の位置関係を色々と試して『目立たないベストポジション』を探るしかありませんね。
Commented by オヤジ at 2018-09-04 08:08 x
常設は、本当便利ですね。
赤道儀まで載せたまま春になると、PoleMasterの使い方を忘れるのが難点です。
それにしても、画像処理の魔術師!恐れ入谷の鬼子母神でさーぁ。(笑)
Commented by supernova1987a at 2018-09-04 08:43
> オヤジさん

いつもオヤジさんの記事を見ながらうらやましがっていました。
赤道儀が常にお庭にあるだけで、ちょっとしたスキマ時間でもやる気が出ますね。おっしゃるとおり極軸合わせの手間から解放されるメリットはデカいです。
でも・・・・今日の台風は乗り切れるかなぁ・・・・。
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