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あぷらなーとの写真ブログ
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あぷらなーと
文系寄りの元理系(?)
「天体」「マクロ」「実験ごっこ」その他諸々の科学写真が大好きな HN:あぷらなーと が いろんな写真ネタをのんびり語ります。あまり気合い入れすぎると続かないので、「ぼちぼち」いきます。
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三連装『にせBORG』出撃②

★紆余曲折の後・・・・

ここまで長かったのですが、
「ケンコーの1600円クローズアップレンズを対物レンズに見立てて自作した望遠鏡で星雲を撮る」
という、無茶なプロジェクトが一応の成果を出せました。

すこし振り返ります♪

①ことの発端
子供の頃、虫眼鏡でカメラを自作。
高校生の頃まで色々と試行錯誤。

②ブログを始めてから
ネタ用に色々と試行錯誤を再開。

昼間撮影用としては、市販レンズよりも後ボケが柔らかい良好な描写をすることを確認

お花写真用として実戦投入します。

③天体用にならないか試行錯誤
まずは、ACNo2を用いて月面を撮影することに成功♪

続いて、ACNo4+デジタル一眼で星雲を撮影することに成功♪

このあたりで三連装化を思いついたり・・・・

昼間の風景でナローバンド撮影のシャープネスを確認したり・・・

ナローバンドで月面を撮システムを構築してみたり・・・

突然、三板式を構築してみたり・・・

ギャグのような様式を追求してみたり・・・

ようやく三連装+ナローバンドの様式に落ち着いて出撃開始♪

ついに、ネタで無く実際に有用なシステムに進化しちゃいました。



★さて、カリフォルニア星雲から処理するとしようか
台風接近前の千載一遇の晴れ間を用いて、『あこがれの』カリフォルニア星雲を撮影しました。

●対物レンズ:ケンコーACクローズアップレンズNo4
 ※口径50mmF5アクロマート相当
●補正レンズ:BORGマルチフラットナー
●フィルター:Hα・SⅡ・OⅢの各ナローバンド
●カメラ:ZWOのモノクロ冷却CMOSカメラASI1600MMシリーズ

・・・で、これを3セット作って三連装化。
要するに、「通常の3倍の速さで撮影できる」という魔道兵器なのです!


●架台:ケンコーEQ6Pro赤道儀+笠井のピラー脚グランデ
●アライメント:『架空一点アライメント』
 ※あくまで自己流ですが、恒星時追尾中に赤緯モーターが動くのが嫌いなので常に1点アライメントしかしません。
●ガイド:ノータッチガイド
●撮像温度:0℃
●ゲイン:300
●露光:30秒
●形式:モノクロ16bitFITS
 ※12bitのデータにスキマを入れて16bit化したもの
●撮影枚数:120コマ×3セット
●ダークフレーム:過去に撮影したものを転用
●フラットフレーム:なし

では、いよいよ処理してみます。

f0346040_00080863.jpg
 ※左:Hα 中:SⅡ 右:OⅢ

うーん。OⅢは淡いなぁ。トータル1時間露光でも何にも写らないや。


★いよいよSAO合成してみます

①ステライメージ6.5で下ごしらえ
②NikCollectionで階調とノイズ処理
③ステライメージ7でカラー合成
④NikCollectionで微調整

という『やっつけ仕事』ですが・・・・・

ででん!
f0346040_00122557.jpg
おお、1600円対物レンズとは思えない、ディテール感ではないかっ!
良い感じです。

マスク処理やレイヤー処理はしていませんし、そもそもフラット補正もしていないので、さすがに『極彩色』は望むべくはありませんが、良いんです。
あぷらなーとはナローバンド初心者。こんだけ写っただけでもウレシイ♪


★暫定的結論
①ナローバンドなら対物レンズはアクロマートでも十分っ!!
②三連装の撮影効率は高いっ!!

ふはははは。
(せろおさんのコメントにもあったとおり)
「モビルスーツの性能の差が戦力の決定的な差ではない」
ことを確かめてやったわ!


★★★お約束★★★

・本エントリーは、EDやフローライトなどの高級レンズ(いわゆるアポクロマート)を否定する主旨ではありません。
・安物対物レンズが何でも使える訳ではありません
・色収差は大丈夫ですが、球面収差が残っているとボケボケになります
・像面湾曲はフラットナーなどで補正する必要があります
・補正レンズ系は相性により盛大にゴーストが出る場合があります
・オートガイド+ディザリングを行わない場合『縮緬ノイズ』が不可避です。
 その場合、カメラの個体差に応じた対処法を工夫する必要があります。


by supernova1987a | 2018-09-04 07:57 | 機材考案 | Comments(6)
Commented by kem2017 at 2018-09-04 09:14
星雲はディテール出てて、いいですねぇ。輝星はさすがにアレな感じですが (^o^)
やっぱ、O3は厳しいですよね... 露出時間がHaの倍くらいでは、どうしようもないので、う~ん...と思ってます。

Commented by supernova1987a at 2018-09-04 09:56
> kem2017さん

そもそもナローバンドのカラー合成は各波長の強度バランスを崩して無理矢理カラー化していますので、星雲を出そうとすると恒星は崩れますね。マスク処理などの秘策を投入しないとこれ以上の描写は苦しいかも知れません。
Commented by にゃあ at 2018-09-05 00:54 x
これは価値あるシリーズですよね! 足掛け4年にわたる成果としてカリフォルニア星雲ができるという、素晴らしい成果ですね。うちのAC子にも旅をさせなければ!(笑)
Commented by uto at 2018-09-05 01:03 x
見事なキャリフォルニアが浮かび上がりましたね!
TSの性能の差が戦力の決定的な差ではない事を・・以下略
要するに使い方次第なんでしょうねぇ・・。
ほんと、お見事です。

それにしても、AC3が球面収差が大きいとは。。。Pro1D(AC3のマルチ版)も同じですよね、きっと・・
これはレデューサとしても再検討しないといけないと感じました。割と愛用してたんですけどね、、AC No3。

多分、ASC-11に、クローズアップAC No4だとピント来ない気もしますが・・・
やってみるさ(byクワトロ)
と、いうことで、、(; ̄ー ̄川 アセアセ
自分ももう少し頑張らないとなー・・・

Commented by supernova1987a at 2018-09-05 08:38
> にゃあさん

ありがとうございます。ようやく念願が叶いました。
色むらが結構あるので本来はフラット撮影もしないといけませんが。

にゃあさん家のアクロマートでも頑張ってみます??
Commented by supernova1987a at 2018-09-05 08:49
> utoさん
ありがとうございます。
ビームスプリッタか多連装かで色々悩みましたが、暫定的結論として、大口径ならビームスプリッタ、小口径なら多連装というのが現実的っぽいです。

ちなみにレデューサとして用いる場合は、ゴースト対策も含めACNo3が良いように感じています(ただしPro1D版)。球面収差が効いてくるのはあくまで対物レンズとして利用する場合だけのような気がします。そのうち、ちゃんと調べてみますね。

ACNo3だって「まだ終わらんよ!」(byクワトロ)
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