あぷらなーと


あぷらなーとの写真ブログ
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あぷらなーと
文系寄りの元理系(?)
「天体」「マクロ」「実験ごっこ」その他諸々の科学写真が大好きな HN:あぷらなーと が いろんな写真ネタをのんびり語ります。あまり気合い入れすぎると続かないので、「ぼちぼち」いきます。
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三連装『にせBORG』出撃③

★1600円対物レンズの性能とやらを
先日来取り組んでいるクローズアップレンズを対物レンズに転用して自作した『三連装にせBORG』ですが、なかなか良い感じです。

せっかくですから、ファーストライトついでに、色々とチェックをば・・・。


★焦点内外像のチェック
アクロマートレンズは、本来メインの波長を設定してその波長に関しては球面収差とコマ収差が出ないように設計されています。ええ、たいていは人間の目の感度が高い黄色か緑の波長でしょうね。・・・でも、ナローバンドでの星雲撮影で一番効いてくるのはHαの赤なんですよねぇ。しかも『アクロマート』といってもクローズアップレンズはそもそも近接撮影時にもピントが合うようにする『カメラ用の老眼鏡』ですから、それ単独で対物レンズとして転用するような『変態チックな用途』は考慮されていないハズです。

・・・というわけで、今回は撮影準備作業がてら星雲撮影時にメインとなるHαの波長域について焦点内外像をチェックしてみました。

すると・・・
f0346040_14041060.jpg
 ※Hα域の焦点
f0346040_14042253.jpg
 ※Hα域の焦点

うむ。
完璧ではありませんが、意外に健闘してると思いませんか?
ちなみに内外像の形が一致すれば球面収差ゼロのパーフェクト鏡です。

まあ、そのうち詳細は『検証ごっこ』するとして、今回はこれで良しとします♪



★周辺部の星像はどうなのだ?
ええ、当初は2種類のクローズアップレンズだけを組み合わせて作っていたんです・・・が、ナローバンド撮影の場合、思いの外実用になりそうだったので、すこし本気出しちゃって禁断の宝具「BORG純正マルチフラットナー」を装着。これはもう旧ザクにビームライフル持たせるような反則技(笑)。
本来フラットナーと撮像素子の間隔を色々と試行錯誤しないとダメなのですが、今回は時間が無かったので『適当』に調整。

それでも・・・
f0346040_14145072.jpg
 ※コンポジット後に2×2ビニングしてから等倍チェックしたもの

調整不足とスケアリングズレ(?)の影響で周辺部は少々流れていますが、大元が1600円レンズなので大健闘と言えるでしょうね。



★何コマくらい撮らないとダメ?
あぷらなーとの基本的戦闘スタイルは、
 ①ノータッチガイド
 ②短時間露光
 ③多数枚コンポジット
という『お手軽・邪道流撮法』です。
この場合、露光時間に相当するのは撮影枚数です。当然沢山撮れば撮るほどクオリティは上がってくるハズなのですが、一体何枚くらい撮れば実用になるんだろう・・・と。
ええと・・・実は、明るいはずの北アメリカ星雲だったんですが、30秒×120コマでも「ちと足らない」という感触だったんですよ。・・・炙り出すと荒れちゃう・・・っていう。


ふっふっふ。
そんなこともあろうかと、実はコッソリ240コマ分撮影していたのだよ。ああ、無論三波長全てについて・・・だ。

さて、120コマと240コマとで差は出るか・・・??

・・・ででん!
f0346040_14270904.jpg
 ※左:120コマコンポジット 右:240コマコンポジット

よし、ペリカンの顔付近も・・・
ででん!!
f0346040_14264570.jpg
 ※左:120コマコンポジット 右:240コマコンポジット

おお。全然違うなぁ~。
要するに、一番写りやすいHαナローであっても2時間くらいの総露光時間が必要ってことか・・・・。
でもこれ3波長全部撮影してたら、1対象だけで1晩かかっちゃうよー。しかも途中で絶対に子午線またいじゃう

ふはははは。
そのための『三連装』なのだ!
北アメリカ星雲め、通常の3倍の速さで一気撮りする魔道兵器の威力を思い知るがよいわ!
(もういいって・・・)

はい。
2時間の撮影時間でゲットしたHα・SⅡ・OⅢ合計720コマのライトフレームを全て用いて画像処理をやり直してみました。せっかくですから、個人的に好きな色合いを探ってみました。今日のお気に入りは、ズバリ『AOS+OSAリバースのミックス』

すると・・・
ででん!!!
f0346040_15035678.jpg
おお
同じ対物レンズを使った前回のシステムの戦果↓と比べてみよう・・・
f0346040_21233184.jpg
f0346040_21234867.jpg
圧倒的じゃないか、我が三連装は!


これにて『三連装にせBORG:ナローハンター』実戦用兵器に昇格決定です!
めでたい♪

1600円のクローズアップレンズを何枚も買う酔狂な人はいないと思うけれど・・・これだけ遊べれば、流石に元が取れただろう(笑)。


★★★懺悔コーナー★★★
実はフラットフレームを一切撮っていなかったので、周辺部の色むらとかはNikCollectionのコントロールポイントを使って強引に修正してます。
たしかに、フィルム時代でも暗室で焼き付け中に印画紙の上に手をかざして覆い焼きとか焼き込みとかは多用してましたよー。でもねぇ・・・デジタルでコレやると、なんだか悪いことした気分・・・・。直感的に作業しちゃうと再現性が薄れるからかなぁ・・・。
ま、天体写真といっても所詮は『お遊び』なので良しということで(笑)

by supernova1987a | 2018-09-05 07:44 | 機材考案 | Comments(6)
Commented by kem2017 at 2018-09-05 11:26
1600円で、周辺像がそのくらいなんですか...
ウチのアポクロマートよりマシな気が... orz
Commented by Te Kure at 2018-09-05 15:45 x
しかし! 流石ですね〜 (笑)
Commented by にゃあ at 2018-09-05 23:37 x
三連装が叩き出した圧倒的なキンタロスとモモタロスですねっ!(ガンダムの世界でなくてゴメンナサイ)ここまで立派に写るなら、どの鏡筒で撮ったのかブラインドテストしてみても面白いと思いました!
Commented by supernova1987a at 2018-09-05 23:53
> kem2017さん

恐らく、一般的な対物レンズと異なり赤い波長と相性が良いらしいことと、やはり純正フラットナーの威力かと。まあ、厳密にはちと負修正気味なんですが、これはこれで調整可能かと。でも・・・ビームスプリッター+クローズアップレンズレデューサも結構いい線行ってたりして、色々困惑中(笑)。
Commented by supernova1987a at 2018-09-05 23:56
> Te Kureさん

足かけ4年、ようやく本気を出す価値のある構成にたどり着きました。まぁ、ほとんどの方はたかがクローズアップレンズで4年間も頑張らないでしょうが、ここは楽しんだ者勝ちと言うことで・・・。
Commented by supernova1987a at 2018-09-06 00:05
> にゃあさん

わはは。実はライダー世界の中では電王が最も好きなものでして♪
いつか、フローライト様に対して『にせBORG』で
「お前倒すけどいいよね。答えは聞いてないっ!」
言ってみたい(笑)。

ブラインドテスト企画、面白そう。色んな対象で『総当たり』やってみましょうかねぇ。
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