




なんぞ、これ?!
フィルターを移動させてみるとか、事象発生の切り分けからでしょうか...
3枚目、うっすら四角い枠ありますよね?怪しい像だなぁ...
前回の検証結果から推測すると、これ、どうもカメラ内部で反射&回折が起こっているっぽいです。
・・・で、
①ナローバンドフィルタのように波長を限定するとより鮮明になる
②ブロードバンドだと各波長の像が重なってぼやけて淡く広がった光芒になる
③人工星テスターは周囲の明るさのせいでコントラストが悪かったが天体撮影の場合は(条件が良ければ良いほど)コントラストが良いのでサッポロポテトが目立つ。
④四角(というか規則正しい格子状)になるのは、平行方向の画素ピッチと対角方向の画素ピッチによって回折像の場所が異なるから。
・・・などと推測できるのですが・・・
これだとカメラ内部の保護ガラスを動かす以外に回避不可能ですね。たぶん。
あ~あ。まいった。ていうか、今まで指摘した人がいないのが摩訶不思議。

曇天夜をみてみたら、報告がありました。2ページ目の写真が分かりやすいです。
https://www.cloudynights.com/topic/555844-pleiadesbright-and-bringing-out-the-microlens-diffraction/
よく理解できませんでしたが、センサーの保護ガラスが悪さしているのではないか?という議論がありました。
情報ありがとうございます。
ああ、なるほどー。既知の問題だったわけだー。
推測される原因も概ね私の説と合致してるみたいですねぇ。
ってことは誰でも『サッポロポテト』に襲われる可能性があるってことかぁ。
※フィルタの鏡面反射が原因なのでは無く、波長を絞ることによって回折像が鮮明に感じるだけだと睨んでます。(先日の人工星テスターを用いた検証ごっこでもフィルタ外したら悪化しましたもの・・・)
・・・しかし、まいったなぁ(涙)。
・・・て言いつつ、ただいま鋭意画像処理中なんですが・・・ね♪

全く同じの、自分のBORGED60+7885とOPTOLONGのS2フィルターでカシオペアのツィーを撮った時に出ました。同じ過ぎてビックリ。
保護ガラスあり得る感じです。
幸いBORG60EDはメインじゃないんで助かってますが、出たときはウギャーでしたね。
多分ですが、カメラの解像度(画素ピッチ)と保護ガラスまでの距離に加えて、望遠鏡の解像度も重要な因子なのかもしれませんね。現象自体は常に生じているけれど収差や他の回折像によって隠されているだけなのかもっていう。
ちなみに先日の人口星テスターでの検証ごっこでは、ノーフィルター・ノーフラットナーでも生じている気配がありました。ただし室内だと背景の明るさを拾って薄れている印象。
案外『サッポロポテト』が生じる時って、抜群の好条件が揃った時だったりして・・・・。

カラーカメラならつながったスペクトル状(いつぞやの『魚の骨』状の)になるかもしれませんが、SAOとかだと三重写しみたいになりますね。しかし、これが本当に一般のデジカメでいう『サッポロポテト現象』と同じなのかは分かりませんが、丹念に調べて見ると結構頻繁に起こっているのかもしれませんね・・・・(笑)