







手動でダーク減算を施した後は、フラットファイルとフラットダークファイルを用いてフラット補正を行います。
この『クールファイル補正法』我ながら秀逸な演算法だと自画自賛してるんですが、ぴんたんさんがFlataideProに実装してくれたおかげで、初心者の方でも簡単に実行できるようになりました。ただし、今回はカラーCMOSカメラASI294MC-Proでの撮影ですので、ベイヤーパターンの影響を避けるため、全て手動で演算処理を行います。






とにかく、15cmのアクロマートはデカいです。
厳密にはC線とF線の焦点位置がズレているので、いつぞやのにゃあさん記事のように星像が分離する時があります。NB1でコンテスト入選レベルまでを狙うならSE120の方が良さそうですが、観賞用なら十分かと♪


クローズアップレンズの配置に関しては再調整が必要なようです。また、各種の補正に関してもまだ甘いところがあるので、再検討の余地ありです。それでも、「使える」ことだけは確認できました。
あとは、5cm・10cm・12cm・15cmの各アクロマートの使い分けが問題。とりあえず、しばらくはがむしゃらにメジャー天体を撮りまくってみたいと思います。
15cmのアクロマートは、その特性上、扱いがやや難しいと感じました。
NB1よりは純粋なナローバンドで運用した方が楽かも知れません。
その点、SE120とNB1の相性は、ある意味奇跡的なマッチングなのかも?
とにかく、NB1やQBP等のフィルタとアクロマートの組み合わせは、安価に星雲をガバッと写し取ったり気軽に電視観望を行う際の有力な選択肢の1つになるように感じます。お仲間増えると良いなぁ・・・うひひ。


そして、その前にこの間のご親切さには感謝の言葉が見つかりません!
全く面識ないもの同士の盛り上がったツイッターの流れは、本当に純粋で楽しかったです。
これからも私を含めよろしくご指導賜りますことを重ねてお願い申し上げます。
で、今回のブログの勉強は丁度明日から仕事が入るので合間にジックリ取り組ませてもらいます。?(笑)
実は、画面の左右で補正状態が異なっていたので、まだ位置決めに悩んでいるところですが、前回の場合は撮像素子面から約40mmくらいのところでしょうか。合成焦点距離は600mmよりは少し長めですね。今後接眼部の換装とともに、クローズアップレンズの位置決めを行いたいと思います。ちなみに、純正の接眼部のままだと若干口径がケラレるのでF値はすこし大きめになると思いますが、望遠鏡の場合は一般の望遠レンズよりはT値が小さめに出ますので実際の明るさはロクヨンに迫るかも知れません。
かなり冗長に書き殴ったので、ご不明の点はまたご質問ください。
また、ダーク減算の特殊な手法は、きちんとオートガイドしてバックグラウンドを明るめになるまで露光すれば必要が無くなりますし、クールピクセルの除去もソフト側である程度可能になります。それでもいくらかのノイズは残るでしょうが、ディザリングを行うことによって(理論上ノイズは減りませんが)写真を見る人間の目には見えにくくなります。
逆に言うと、一般的にノータッチガイド+多数枚コンポジットが嫌われ気味なのは、それに適したノイズ処理があまり知られていないからとも言えますね。


こちらはCMOSカメラをBORG50FLに繋いで鏡筒を散々縮めてピント出しにようやく成功したのですが、喜びもつかの間、Vixen FL55SSに繋げれば何の苦労もなくピントが出て、どっと疲れが出ました。
レベルや目的は違えど試行錯誤は面白いですね。次はSharpCapの使いこなしです。

ふと思ったのですが、私仕事の関係でプロジェクターを扱っているのですが、3LDCのプロジェクター
には投射レンズの前にRGB3色合成用のクロスプリズムが入っています。
液晶プロジェクターの液晶パネルはすべてモノクロ液晶で、光源から来た光をダイクロフィルターで
RGB3色に分けてから、モノクロ液晶を通したあと、クロスプリズムで合成して投射レンズに入れます。
この光路を逆にすると、入射した光をクロスプリズムでRGBの3色に分けることができると思います。
また、各色ごとに反射して分離するのでハーフミラーと異なり、光量も1/3にはならず、各色の色成分が
そのままでてくると思います。(カメラは3台必要にはなりますが・・・)
ジャンクのプロジェクターを分解して取り出して使ってみるなんてどうですかね?
機材が変わると、一から試行錯誤のやり直しなので難儀しますよねぇ。私の場合はとにかく焦点距離が異なる望遠鏡を触るとパニクります。唯一の救いはソフトウェア系の変更には手を出していないことで、こちらも拡張すると、もう頭がついていきません(笑)。次々とソフトを乗り換えておられる方を見ると尊敬してしまします。私は・・・すくなくとも2~3年はいじらないとソフトの使い方が理解できないです。
はじめまして。ようこそ拙ブログへ♪
プロジェクター用のクロスプリズムという発想はありませんでした。実は3色に分けられなくてもシアン付近とレッド付近の2系統に分離できればSAOの一発撮りが可能なので、プレート型のダイクロイックミラーを物色していたところでした。適切なハウジングがなかなか見つからない上に工作が超苦手なので、実現の可能性は低いですが・・・。

そうですね、3方向だとフリップミラー系のハウジングもだめですし、クロスプリズムのダイクロは狭帯域ではないので別途ナローバンドフィルターは必要ではあると思います。あと、プロジェクターに組み込んであるプリズムは偏向板や液晶パネルが接着されているので、いろいろと難しいかもですね。
当方は現在は名前の通りGOTO GOB12で眼視専門で、撮影からは遠ざかっておりましたが、最近試しにDOBで写真を撮ってみると意外と写るので、ちょっと復活して屈折も・・・・とか思ってうろついておりました。
ちなみに、今は単純に光路分割してるだけですが、一応三方向にも対応したハウジングを使ってます。
ただ、実現化への道のりは遠いですねぇ。
https://apranat.exblog.jp/27636489/

前回は写真も撮りたいと思い屈折を検討していてここにたどり着いたのですが、あぷらなーとさんの素晴らしい写真と撮影方法を拝見させていただいているうちに、短時間露光×多枚撮りならGOTO DOBでもいけるのではと思い、実際に撮ってみたところ結構いい感じに撮れることがわかり最近ハマっております。
このページに出会わなければ赤道儀と屈折を買い足して普通に撮っていたと思います。
アプラナートさんとは全くレベルが違いますが、ある意味これも邪道な方法での撮影なのでそれがちょっと楽しいです。
おっしゃるとおり、短時間露光の多数枚ならば、GOTO DOBでも、星雲などの撮影可能性が高まりますね!
経緯台の場合には写野の回転が伴いますが、天頂付近などを避ければ大丈夫だお思います。私も経緯台での撮影可能性を探ってみたいです。

アストロアーツにGOTO-DEBUの名前で写真アップしてみています。
星像が大きくなってしまうのが現在の悩みです。
あとあぷらなーとさんの画像処理を参考に、ベイヤーでの処理も試みましたがなかなかうまくいきません。
非改造の6Dではローパスフィルターがあるのでベイヤーでも解像度はあまりよくならないのかもですね。
写野回転によるディザリング効果は確かにありそうですね。計算したところ、下記の用になることがシミュレートされました。いずれ試してみたいと考えています!
https://apranat.exblog.jp/30674258/

基本撮影中に回転が目立たないようにISO8000とか12800とかで10秒前後で撮影したものをコンポジットしているのですが、ISO感度のわりにノイズが目立たないなとは思っていました。
(この時期寒いので冷却効果もあるのかもしれませんが)
あと、GOTO DOB12は焦点距離が1500mmなので追尾精度的にはかなり不利です。
少しでも有利にしようと思い、クローズアップレンズのレデューサーを作ってみました。
(もともとの星像がアレなのでコマコレ目的ではなくレデューサー目的で)
次回試してみたいと思います。
作品も拝見いたしました。
素晴らしい写り!
データを見ないと経緯台での撮影だとは気付かれない程ですね。これなら赤道儀もオートガイダーも不要かも、と思わされました。
キヤノンのデジタル一眼は使ったことがないので詳細は分かりませんが、原理的にはゲイン(ISO)が高い方が(生成光電子に対する)読み出しノイズが減るはずなので、(アンプの動作モードが変わらない限りは)高感度での撮影は理にかなっていると考えます。


今回はばら星雲の再挑戦をメインにしてきましたが、
自分としてはなかなかいい感じに撮影できました。
(アストロアーツにアップしました)
いろいろとアプラナートさんのブログを参考にさせていただいたおかげで、
とても有意義に天体に取り組めました。
(なかなかうまく活かせていませんが・・・・可能性はとても感じています)
ありがとうございました。
それではよいお年を。
ばら星雲、拝見しました。禍々しさすら感じる大迫力の写りでしたね!!
私の「アクロマートでナロー」と同様、「大口径ドブで短時間多数枚コンポ」も非常に面白いと思います。次なる名作を楽しみにしています。
それでは良いお年を!!