★令和2年が暮れようとしています
素人でもやりたいことが自由に組めるプログラミング言語MATLABを知ってから、今までDelphiで悪戦苦闘していた諸々の解析ごっこが一気に前に進みました。
また、手持ちの色々なデジタル一眼レフのノイズ解析ごっこもMATLABのおかげでどんどん進めることができたので、今後の画像処理のヒントを色々と見つけることができました。
なお、諸々のノイズに関する私見は、「ノイズ飲み会」を機にアナコンダのような長い記事にまとめてみました。こんな長い記事を書いたのは初めての経験でしたが、こういうのは読むよりも書く方が楽しいですからねぇ。
そして、Samさんのブログ記事の影響で始めた「ASI294MCが本当にクアッドベイヤー構造を持っているのか」を超マクロ撮影で確かめるという楽しい遊びにも成功しました。メーカーさんが「クワッドだ」と言っているのですから間違いないのですが、それを「目で見てみたい」というところが遊びな訳ですね♪
プレート型ビームスプリッタを用いた『オンアキシスガイダー』を開発してしまおうというチャレンジネタです。第一弾のテストでは想像を上回る成果を得たのですが、結局はゴーストと非点収差によって失敗します。でも、所詮は遊びなので・・・・
過去に何度かチャレンジしていた「毒をもって毒を制す」発想による『メカニカルPEC』の2号機の開発とその効果を実測することに成功しました。ただし、まだ星空の撮影には投入できていません。
近年悩んでいた突発的ノイズがの原因がカメラのセンサーに高エネルギー宇宙線荷電粒子がダイレクトヒットした影響だということが判明したので、それを(シグマクリップよりも)高速に除去する方法として『コスミカット法』を編み出しました。これは、来たるべき「対・人工衛星群」の決戦兵器となる可能性を秘めています。
そして、MATLABを用いて諸々の新機能を詰め込んだ画像処理用のルーチン群には『邪崇帝主』(ジャスティス)と命名しました。「邪の道はHEAVY」がキャッチフレーズのあぷらなーとが書いたプログラムですからピッタリなスタンド名だと自画自賛。
ブログには書いてないけれど、実はアルテアはその後、本来の赤道儀:ミザールAR-1に乗って完全復活を遂げました。
ああ、冷静に考えると結構生えてきちゃってるなぁ。
また、勝手な独自解釈で進めている時系列ノイズ解析手法をcockatooさんがWebアプリ化してくださいました。
これで、興味のある方は気軽にノイズ解析ごっこができるようになりましたね。
というわけで、恒例の「振り返り」行ってみます。
①『なぞ解き』関連
ここ数年来の道楽になっています。勉強嫌いなので正解や結論を急がず、あくまでパズルや推理小説を読む感覚で色々と『考察ごっこ』や『検証ごっこ』を楽しむ遊びです。
素人でもやりたいことが自由に組めるプログラミング言語MATLABを知ってから、今までDelphiで悪戦苦闘していた諸々の解析ごっこが一気に前に進みました。
特に、冷却CMOSカメラの「ノイズ」なるものの挙動について、空間成分と時間成分とに分けて観察することができるようになったのが個人的な成果です。
またその過程の中で、過去に色々と試みた「自作霧箱による宇宙線荷電粒子の検出ごっこ」や「トリウムレンズの放射線が撮像センサーに与える影響しらべ」などの結果が上手くつながったので、冷却CMOSセンサーが荷電粒子に『感光』することによる突発的ノイズを弁別するヒントをつかむことに成功しました。こういう過去のネタがまるで「伏線の回収」のようにつながると嬉しいです。
また、手持ちの色々なデジタル一眼レフのノイズ解析ごっこもMATLABのおかげでどんどん進めることができたので、今後の画像処理のヒントを色々と見つけることができました。
なお、諸々のノイズに関する私見は、「ノイズ飲み会」を機にアナコンダのような長い記事にまとめてみました。こんな長い記事を書いたのは初めての経験でしたが、こういうのは読むよりも書く方が楽しいですからねぇ。
そして、Samさんのブログ記事の影響で始めた「ASI294MCが本当にクアッドベイヤー構造を持っているのか」を超マクロ撮影で確かめるという楽しい遊びにも成功しました。メーカーさんが「クワッドだ」と言っているのですから間違いないのですが、それを「目で見てみたい」というところが遊びな訳ですね♪
さて、MATLABで書いた諸々のノイズ解析ルーチン群は『邪・我流道』(ザ・ワールド)と命名しました。なにしろ、他に類を見ない(?)時系列ノイズ解析ということで「時間に関係」しますから「ワールド」じゃないとダメなんです。
②『開発ごっこ』関連
これはもう、実用性がどうのこうのではなく、
「またアホなことやって・・・・ほら、言わんこっちゃない~」
と笑っていただいたり
「え!そんなふざけた方法が成功するの?」
と驚いてもらうのが目的のネタです。
プレート型ビームスプリッタを用いた『オンアキシスガイダー』を開発してしまおうというチャレンジネタです。第一弾のテストでは想像を上回る成果を得たのですが、結局はゴーストと非点収差によって失敗します。でも、所詮は遊びなので・・・・
このように、失敗の原因を実写とシミュレーションとで探るという遠大な遊びとしては大成功しました。予見していたわけでは無いですが「爆誕!」→「撃沈!」と記事のタイトルが移行するのはまるでお約束のような面白さですよねぇ。
過去に何度かチャレンジしていた「毒をもって毒を制す」発想による『メカニカルPEC』の2号機の開発とその効果を実測することに成功しました。ただし、まだ星空の撮影には投入できていません。
さて、ここからはソフトウェア関連の『開発ごっこ』なのですが、
近年悩んでいた突発的ノイズがの原因がカメラのセンサーに高エネルギー宇宙線荷電粒子がダイレクトヒットした影響だということが判明したので、それを(シグマクリップよりも)高速に除去する方法として『コスミカット法』を編み出しました。これは、来たるべき「対・人工衛星群」の決戦兵器となる可能性を秘めています。
そして、MATLABを用いて諸々の新機能を詰め込んだ画像処理用のルーチン群には『邪崇帝主』(ジャスティス)と命名しました。「邪の道はHEAVY」がキャッチフレーズのあぷらなーとが書いたプログラムですからピッタリなスタンド名だと自画自賛。
はじめは、コードを書いても書いても次々にバグが現れて「自転車操業」状態、すっかりお疲れモードになっている自分を揶揄して『自転車・乙』(チャリオッツ)と命名しようとしていたのは内緒。
ちなみに、まだ記事にはしていませんが、実は下記の機能をすでに実装済みだったりします♪
①『コスミカット法』による宇宙線荷電粒子ヒットを排除したダークファイルの作成
②結露などによる『ゴマ塩ノイズ』を排除したフラットファイルの作成
③『酩酊ピクセル』などの異常ピクセルの位置を解析し事前に排除する『ピクセルマッピング法』
④カラーベイヤー画像をRAWのままR/G1/G2/Bの4チャンネルに分離出力
⑤『なんちゃってバイリニア』による画素補完を用いたデモザイク(ディベイヤー)
⑥星雲等の高輝度面積体の場所を自動的に検出する『ネビュラサーチ』
⑦検出した高輝度面積体に注目したグリッドサーチ法による自動位置合わせコンポジット
⑧大気差による分散を自動補正する色ズレ補正
⑨星ぐる写真撮影時に生じる光跡の途切れを解消する『イーブンオッド法』
⑩R/G1/G2/Bの各チャンネル毎に別処理するフラット補正
⑪『なんちゃって対数現像』による高輝度圧縮
⑫加算・加算平均・比較明・などの各種コンポジット
⑬周辺ピクセルとの輝度偏差を検出することによるホット・クール除去フィルタ
⑭時系列輝度変化を用いたシグマクリップ
⑮デモザイク後のカラーFITS画像からベイヤー画像の復元
その他、『クールファイル補正法』や『なんちゃってドリズル』や『ルーシーリチャードソン画像復元』や『倍率色収差自動補正』や『光子ショットノイズ自動軽減』等々の新機能を鋭意開発&テスト中です。
③「生えてきた」関連
今年は、あまり天文機材をポチった記憶がありません。
せいぜい・・・・
オンアキシスガイダー『テレサ』を開発するための部品群でしょ
それと
『メカニカルPEC』を実証するために初期型ポラリエを2台まとめてポチりました
・・・あ、思い出した。
往年の『迷機』アルテア15を復活させるためにEQ5-GOTO赤道儀をポチったんだった
ブログには書いてないけれど、実はアルテアはその後、本来の赤道儀:ミザールAR-1に乗って完全復活を遂げました。
ああ、大切なことを忘れてた!
ひとつ大物をポチっちゃったんだった。
ZWOのモノクロ冷却CMOSカメラASI294MM-Pro・・・です。
あと、昨年にサイトロンジャパンさんからレビュー用にご提供いただいた15cmアクロマートBK150750と対になる鏡筒を某迷人界隈から譲っていただきましたので、禍々しさ満点の15cmアクロマート2連装砲が完成しちゃいました。我ながら、凄い迫力です。
そして年の瀬には、待望のステライメージ9が発売されましたので、速攻でポチりました。アストロアーツさんが謳っているとおり高速化が成されているようです。
ああ、冷静に考えると結構生えてきちゃってるなぁ。
③令和2年に撮影した写真など
今年は色々と邪悪な試みに全力投球しちゃったので、「作品」というレベルの天体写真は撮れていません。
あえていくつかピックアップするとなると・・・・。
★12cmアクロマート三連装砲による馬頭星雲
★15cmアクロマート二連装砲による網状星雲
★12cmアクロマート三連装砲によるオメガ星雲
★VMC260Lによるオリオン座大星雲
★12cmアクロマート三連装砲によるバラ星雲
★アルテア15による『ハッブル風』M42
★12cmアクロマート三連装砲による髑髏星雲
などなど、といったところでしょうか。
いやー、12cmアクロマート三連装砲『ギルガメッシュ』の投入率が高すぎ(笑)
④令和2年の『ノイズ界隈』
個人的に永遠の宿敵だと思っている「ノイズ」ですが、今年はSamさん主催の「ノイズを肴にZOOM飲み会」に参加させていただいたこともあり、これまで無精してまとめていなかった私見を「アナコンダのように長い記事」(3万4千字超)として書き上げました。
また、勝手な独自解釈で進めている時系列ノイズ解析手法をcockatooさんがWebアプリ化してくださいました。
これで、興味のある方は気軽にノイズ解析ごっこができるようになりましたね。
それでは、みなさんよいお年を!
by supernova1987a
| 2020-12-31 02:35
| 振り返り
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