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あぷらなーとの写真ブログ
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あぷらなーと
文系寄りの元理系(?)
「天体」「マクロ」「実験ごっこ」その他諸々の科学写真が大好きな HN:あぷらなーと が いろんな写真ネタをのんびり語ります。あまり気合い入れすぎると続かないので、「ぼちぼち」いきます。
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2018年 05月 06日 ( 2 )

短焦点版『にせBORG50S』ファーストライト その②

★ついにファーストライトに成功♪
ケンコーのACクローズアップレンズNo4を対物レンズにした『にせBORG50S』のファーストライトに成功しました。
ついでに、本当に久々の「PCの力を全く借りない星雲撮影」にも成功したわけで、機材の軽量化とも相まって怪我をした右肩の手術前通院治療中の現在でも、6月に予定している手術から退院した後の数ヶ月におよぶリハビリ生活でも、ニワトリなら決行できる光が見えてきました。(無論、ムリは禁物ですし治療を優先しますが、たまには楽しみが無いと頑張れない性分なので・・・)
f0346040_20251466.jpg



★画像処理の過程公開
別に、大した事をしたわけではないのですが、そもそもが「1600円の対物レンズ」での撮影ですから、ある程度の画像処理は施してます。
しかも、近所のLED街灯の光が望遠鏡を煌々と照らしており、空には月齢18の丸々としたお月様が輝いており、時折薄雲が通過するという劣悪条件での強行撮影でしたので。

⓪撮影データは・・・
 ・カメラ:ニコンD810A(APS-Cクロップ)
 ・対物レンズ:ケンコーACクローズアップNo4
 ・補正レンズ:BORG0.85倍レデューサ(APS-C用)
 ・フィルタ:アイダスLPS-D1
 ・赤道儀:ケンコースカイメモS
 ・追尾:ノータッチガイド
 ・撮像感度:ISO3200
 ・露出:30秒
 ・ノイズ低減:なし
 ・ダークファイル:なし
 ・フラットファイル:なし
 ・撮像枚数:121コマ
 ・記録形式:RAW

①撮影したRAW画像をステライメージ7でバッチ処理
 (1)ベイヤー画像の展開
 (2)カラー構造を加味したホット&クールピクセル除去
 (3)デモザイク(ディベイヤー)処理
 (4)2×2ビニング
 (5)FITSファイルで出力
 ※純正のキャプチャーNX-Dで現像するよりも好結果でした。
 ※ステライメージは7以上のバージョンでないとD810AのRAWが扱えません。

②121コマをステライメージ6.5で加算平均コンポジット
 ※ここでステライメージのバージョンを6.5に下げているのは、意図的です。
 (位置合わせコンポジットの速度が数倍~数十倍高速だから)
f0346040_23480695.jpg

③ステライメージ7で色調を補正
 ※今回はオートストレッチを用いました
f0346040_23481264.jpg

④ステライメージ7でレベルを補正
 
f0346040_23071846.jpg
⑤ステライメージ7で周辺減光・カブリ補正
 ※今回はフラット画像を撮影していないのでソフト上での目分量補正とします。
f0346040_23095410.jpg
⑥ステライメージ7でデジタル現像
 ※マスク処理を用いて高輝度部分と低輝度部分を分けて処理しました。
 ※本来は星雲の高輝度部分がサチらないようにする機能ですが、アクロマートの場合は恒星像を引き締める効果があります。
f0346040_23155192.jpg
⑦NikCollectionで加工
 ※HDRによるストラクチャ強調と階調圧縮およびDefineによるノイズ低減を主に行います
f0346040_23115474.jpg
⑧NikCollectionのVireza2とステライメージ7のLab色補正
 ※Vireza2では部分的な色補正(邪道ですが、ニコンファンには昔から常套手段?)
 ※Lab色補正では全体的な色調を整えます
f0346040_23212445.jpg
⑨シルキーピクスで仕上げ
 ※ここは完全に好みの問題です。
f0346040_23244796.jpg
⑩破綻した周辺部を捨てるようにトリミングして完成♪
f0346040_21253232.jpg
★というわけで・・・

主要部分は、こんな感じになりました。
f0346040_23485236.jpg

 「121コマコンポジットした直後」と「その後の処理」を比較すると・・・

f0346040_02565253.jpg

こんな感じですかねぇ。
ともあれ、上記の「Befor」画像が出てきても、頑張ればあぶり出せるということですね。

クローズアップレンズ侮りがたし!

ま、見る人によって、受け取り方は様々だと思います。

「たった1600円の対物レンズでこんなに写るのか!」
「所詮アクロマート。ハロが酷すぎ(笑)」
「所詮は転用物。センタリングかスケアリング狂ってね?」
「フィルタの取り付け位置が対物レンズに近すぎでは?」
「せめてフラット補正くらい作用させようよー」
「コントロールポイント処理は反則!これだからニコン親父は・・・」
「処理過程⑥で止めとけ!」

よって、異論は認めます(笑)

次回出撃は・・・あるのか??

P.S.
というわけで、あぷらなーとのGW連休はこれにて終了。
いやー。
怪我のため家から外に出なかったのに、妙に濃密な連休でした。
明日からはお仕事です。

by supernova1987a | 2018-05-06 19:54 | 機材 | Comments(8)

短焦点版『にせBORG50S』ファーストライト その①

★せっかく色々と作っていたのに・・・

ケンコーのACクローズアップレンズを対物レンズに使った『にせBORG』ですが
ACNo2を使った長焦点仕様機『にせBORG50L』は天体の実写に成功したものの

ACNo4を使った短焦点仕様機『にせBORG50S』の方は日中のお花撮影などにしか使っておらず、天体写真に使えるのかどうか全く未知数の状態。
そうこうしている間に、にゃあさんがACNo5を使った『なんっちゃって望遠鏡』の制作を敢行。驚くべき事にオリオン座大星雲のナローバンド撮影に成功されていました。

あぷらなーとは、かねがね
「ナローバンドならアクロマートでも行けるのではないか?」
という時論を持っていて
「いつか『3連装にせBORG砲』を作って一気にSAO撮影してやるぜー」
と目論んでいたのですが、ちょっぴり先を越された形に(笑)。
・・・しかも、にゃあさん製の『なんちゃって望遠鏡』の方がカッコいいという・・・。

でも、にゃあさんの実証結果によると、
「Hαナローバンドはシャープに写るが、普通のカラー写真はボケボケになる」
そうで、コボーグ36EDを求める旅に出立されたようです。
(にゃあさんは、これでシングルレンズ・アクロマート・EDアポ・フローライトアポの4カテゴリーをコンプリート。うらやましすぎ♪)


★にゃあさんの敵を討つ!?

通常カラー撮影戦においては、にゃあさんが投入した『なんちゃって望遠鏡』ですら通用しなかった難敵:「星雲」というモンスター
よーし。ここはひとつあぷらなーとが『敵討ち』の名乗りを上げようではないですか。

今回はモンスターに負けるわけにはいかないので、ファーストライトの前に少し『ドーピング』します。
ただし「パソコン関係の利用は反則」というルールも付加しましょう。
よって自動導入もポールマスターも電子ファインダーも使いません。

よし!
燃え上がれ
俺の変態小宇宙(コスモ)っ
・・・もう、なにやってんだか(笑)。


★対物部の構成
f0346040_20030618.jpg
ケンコーのACクローズアップレンズNo4を対物レンズにチョイスし、光害カットフィルタLPS-D1を装着します。

★接眼部の構成
f0346040_20051581.jpg
昼間の撮影では、簡易レデューサ兼フラットナーとしてACNo3かNo5を用いるのですが、今回は『負けられない戦い』なのでBORG純正の0.85×レデューサを投入します。そこからニコンD810A(APS-Cクロップ)につなぎます。



★導入用ファインダー部の構成

f0346040_20071111.jpg
一眼レフ越しに対象物を見つけることは不可能で、しかも今回は「自動導入を封印する」という方針ですので、30mm光学ファインダーを装着します。
いわゆるX-Y支持脚は(メーカーを問わず)その構造上(押しバネと輪ゴムで固定されてる)衝撃に弱く、すぐにズレたり脱落したりするものがほとんどですが、今回のように、軽量級の移動機材に取り付けるのにはベストですね。(初期調整が一瞬で終わるので)

★架台の構成
最初はスカイメモTを使おうかと思っていたのですが、諸般の問題(標準装備ではパワーが足りない)で挫折。
以前から保有していたスカイメモSとそのパーツをチョイスしました。(この赤道儀、ホントに良くできています。)
 
f0346040_20110634.jpg
長い戦いになるかもしれないので、スカイメモSには単3エネループ4本を装填します。
f0346040_20120780.jpg
正確な極軸合わせのために、マンフロットの190三脚→K-ASTECの微動台座→スカイメモSという構成をチョイス。
※純正の微動架台パーツ(三脚と本体を接続する物)は、色んな理由で(個人的には)あんまりオススメできません。

マンフロットの三脚はちと撓み(というか、しなり的な)が大きいのですが、なんといってもイタリーデザイン。赤い色づかいがスカイメモSやZWOのCMOSカメラにマッチして実にカッコいいんです。最大のメリットは雲台取り付け部がいわゆる太ネジ規格になっていること。変なアダプタをかまさなくてもK-ASTECの微動台座がくっつく点でポイント高いです。(この三脚が真価を発揮するのは、実はマクロ撮影時なのですが、話題が逸れるので触れません♪)


★完成形態
f0346040_20251466.jpg
おおー、カッコいい♪
・・・一体なにと戦ってるんだか(笑)

ちなみに、全体像を見るとなかなかコンパクトに仕上がっていることが分かります。
f0346040_20275767.jpg
★ファーストライト決行!

いよいよ出撃です。

極軸のセットは、30秒で完了。
なにしろ高々200mmクラスの望遠で短時間露光の多数枚コンポジットですから設置精度を求めても無意味。
光学極軸望遠鏡でのセットを一瞬で切り抜けます♪
うむポールマスターより10倍は早いぜー。

ピント合わせにはバーティノフマスク無しのライブビュー目視で行きます。
PC使わないルールはもちろんですが、今回の主鏡はアクロマートなのですよ。だから、焦点内外像の色の変化を目視で確認して青ハロのみが生じるポイントを探ります。
そもそも一般的なアクロマートは
「g線(青色)の二次スペクトル(残存色収差)を散らして(犠牲にして)、その分だけ他の色をシャープに見せかける設計」
が定石のはず。ここで青ハロが消えるようなポイントにピントを合わせると他の色が破綻します。

さて、今回の撮影対象は最初から決めてました。
『にせBORG50S』の初陣として撃破する対象は「北アメリカとペリカン」です。

しかし、久々ですねー。
紙の星図見て明るい恒星から対象物へのアプローチ法を頭に入れて、光学ファインダーで構図を決定するというクラシカルな戦い。
(あぷらなーとは、子供の頃、飛び石式に恒星をたどることで目標天体を導入することを得意としていました。)

・・・ターゲット発見!

D810AをAPS-Cクロップして、ISO3200のRAWで30秒露光の無限連射を開始します。
他のニコン機と異なりD810シリーズは、忌まわしい100コマ連射制限タイマーが実装されていないので、100コマごとに一旦撮影を止めるというおまじないは不要です。

そして、その結果は・・・・


ででん!!
f0346040_21253232.jpg
 ※『にせBORG50S』+0.85レデューサ+ニコンD810A(APS-Cクロップ)+LPS-D1
  ISO3200・RAW・30秒露光 スカイメモSによるノータッチガイド
  126コマの画像をコンポジット処理

ま、色々とツッコミどころ満載の画像ですが、
これ1600円の対物レンズなんですぜ?!

ふう。
なんとか、にゃあさんの敵は討てたか・・・。

P.S.
※画像処理については、次回書く予定です。
ええ、『光害チョッパー』か『メカニカルPEC』が進展していなければ、の話ですが(笑)。

by supernova1987a | 2018-05-06 05:58 | 機材 | Comments(6)


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