あぷらなーと


あぷらなーとの写真ブログ
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あぷらなーと
文系寄りの元理系(?)
「天体」「マクロ」「実験ごっこ」その他諸々の科学写真が大好きな HN:あぷらなーと が いろんな写真ネタをのんびり語ります。あまり気合い入れすぎると続かないので、「ぼちぼち」いきます。
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カテゴリ:天体写真( 145 )

流星か?人工衛星か?③

★前回の考察で・・・

国立天文台のすばる望遠鏡による流星解析で示されていた「高度の差によるピンボケ量で人工衛星と流星を弁別する」という手法は、BORG89EDなどアマチュアレベルの小口径望遠鏡では不可能だということが『考察ごっこ』されました。

この件については、BORG89EDでも飛躍的に弁別力を向上させられるアイディアを準備中ですが、さてうまくいきますかどうか・・・・。

とりあえず、あぷらなーとが撮影した『流星』像がすばる望遠鏡で示唆された流星像に比べて著しく『細い』件は問題ないと判明しました♪



★今度は反証してみる
先日、けむけむさんが、「いくつか怪しい人工衛星がある」との分析を寄せてくれました。
・・・となれば、

自らやってみなければなるまい!

というわけで、お恥ずかしながらステラナビゲータは保有していないので・・・・
(いや、MS-DOS版から買い始めて6までは毎回バージョンアップしてたのですが、近年ちょっと疎遠に・・・。)
現在愛用のステラリウム(フリーソフト)に人工衛星用のプラグインがあることを発見!

ででん!
f0346040_19421895.jpeg
うひゃー。
例の写真を撮影した日時にウジャウジャ飛んでますね、人工衛星が。

では、気になる衛星をピックアップしてみます。
すると・・・

ででん!!
f0346040_19434705.jpg
ぬう?
グローバルスターM060、だと?

ううっ。「運用終了」とはなっているけど「光学観測可能」で6~7等で見えるとの予想・・・。
では撮影画像と比較してみましょう。
f0346040_19481459.jpeg
うわー。
ほぼピッタリじゃないかー!



★では「人工衛星」で決着か?
さて、あぷらなーとが撮影した『流星』は人工衛星グローバルスターM060で決着なのでしょうか?

いやいや!
まだ色々と疑問が残るのですよー。

疑問①
 ステラリウムのシミュレーションは正しい?
 ※けむけむさんによればステラナビゲータでは再現できないとのこと。できれば複数ソフトで検証してみたいところです。
疑問②
 なぜバンドによって姿が異なるのか?
 人工衛星のフレアは基本的に太陽光なので、Hα・SⅡ・OⅢの各バンドでその様子が異なるのは奇妙です。
f0346040_01041544.jpg
疑問③
 写った短痕状の構造はなんなのか?
 OⅢバンドだけ流星特有の短痕状の構造が写りました。人工衛星だとするとこの正体は??
f0346040_02240180.jpg
というわけで、目下のところ『人工衛星説』最大の難所は③ですね。

この短痕状の構造が、フレアを生じた衛星本体の回転などを捉えたのでは?とも考えましたが、
グローバルスターの高度が約1600kmであるらしいことを考慮に入れて計算してみると、本体の最大長さが約160m以上にもなっちゃいます。
さすがに、通信衛星がビグ・ザムの2倍以上の全長ってことはないでしょう(笑)。
あるいは姿勢制御用のスラスターの噴射・・・とか?
でもこの構造はHαやSⅡには写っていません。スラスターの噴射でOⅢ付近の輝線スペクトルって出るのかなぁ?

とにかく、人工衛星についての基礎知識が少なすぎて、これ以上の『考察ごっこ』は不能です。・・・無念。



★今後の課題っ!
どうも歯切れが悪いのですが
 位置を重視すると・・・『人工衛星らしい』
 像を重視すると・・・・『流星らしい』
ということで、今回の『考察ごっこ』はいったん打ち切りですなぁ。

では、今構想していることを少しだけ紹介しましょう。

追加プロジェクトA
 比較検討するには『基準』が必要。正体が判明している人工衛星を色んな機材で実際に撮影して観察する!

追加プロジェクトB
 人工衛星と流星を弁別しうる新システムを構築する!

Bの方は、そのうち公開できるかな?
ええと・・・・
 多連装BORG・冷却CMOS・ビームスプリッタ・回折格子・偏光格子・グローバルシャッター・ナローバンドフィルタ・・・などなどをフル動員して、経費ゼロで構築したいですなぁ。

しかし・・・相当に禍々しい魔道兵器)になりそう(笑)
完成の暁には・・・
で、デンドロビウムとでも名付けようか・・・・


by supernova1987a | 2018-08-27 20:50 | 天体写真 | Comments(15)

流星か?人工衛星か?

★渾身の『隠し球』に疑惑が勃発

先日『三連装ガチBORG・グランデ』のファーストライトで偶然ゲットした、極めて希と思われる「ナローバンドで撮影した流星」なのですが・・・


f0346040_01164352.jpg
けむけむさんから、「イリジウムフレアじゃね?」と背筋も凍る(笑)コメントが・・・・。
確かに、言われてみればイリジウムフレアに代表される人工衛星の反射光に似てるんですよねぇ。

これが通常の流星撮影のように広角レンズ+カラーカメラで撮影したのであれば弁別は簡単です。
人工衛星なら見かけの移動速度がゆっくりなので(移動する様子が)複数のコマに写っていたり、流星ならその経路に従って色の変化が写っていたり、明るい流星ならその痕が後のコマに残っていたり・・・・とにかく、見分ける手段はいくらでもあります。
また、動画撮影なら移動の様子からアッサリと正体が判明しますね。

でも、今回は20秒露光で、フルサイズ換算1200mmという長焦点で、しかもナローバンドモノクロ・・・という、あまりにも希有な撮影条件なので、これまでの経験則が活かせません。

さて・・・
けむけむさん家のブログでは、この件に関して言及したエントリーを書いていただきまして・・・

「ああっ、人工衛星ってこんなに飛んでるんだー」
と改めてビックリ。

考えれば考えるほど「人工衛星じゃね?」疑惑が高まってきます。

・・・・だが、しかし!

★面白くなってきたじゃないか!

やっぱ、『サイエンスごっこ』はこうじゃないとねぇ。
なんだか「UFOが写ったような」ワクワク気分になってきましたよ。

台風の接近で天体写真も撮れないことだし、しばらくのあいだ『考察ごっこ』してみますかねぇ。

<素人なりに無い知恵を絞って考えた見分け方>
①そのトラックの太さが異なるのではないか
 ※無限小の人工天体と励起された大気の柱とは見かけの太さが異なるのでは?
②スペクトルの違いが検出できないか
 ※太陽光の反射なら連続スペクトル、流星なら輝線スペクトルのハズ。
  残念ながら分光測定してませんが、3波長だけでも差異が出ないか?
③ストラクチャの違いは検出できないか
 ※流星なら短い痕が重なって写っている可能性がある
④理論上、人工天体のフレア継続時間は計算できないか
 ※中学理科のレベルでも太陽面をピンホールが通過するモデルで説明できる?

★まずは手っ取り早く②と③行ってみよー♪

いやー、ほんと後悔しますよー。
せっかく回折格子を使った『なんちゃって分光器』とか作ってたのに、なんで投入しなかったかなー。


だぶん、スリット+回折格子の簡易分光器で撮影してたらスペクトルを特定できたんですよねー。
※でも明るさが足りないか・・・。

ま、無い物ねだりしても仕方ないしこの手の現象は「一期一会」なので、手持ちのデータだけでやってみます

ノイズを消したり色々すると変な構造が出るので、素のFITSをいじってみます。

すると・・・

おお!?
明らかにHαバンドとOⅢバンドで構造が違うのを見つけましたよー♪

では、ピクセル400%画像をご覧ください。
★Hαでの画像
f0346040_02143321.jpg
★OⅢでの画像
f0346040_02144641.jpg
いかがでしょう。
励起された地球大気が水素のバルマー系列の輝線スペクトルを発するとは思えないので、Hαの方は流星本体由来の元素の(Hαと波長が近い)輝線スペクトルを拾ったのだとして、OⅢの方は大気の励起を捉えている可能性があります。つまり『痕』を本体と重ねて撮影している可能性も否定できないのですね。
f0346040_02240180.jpg
詳しく見ると、上記のようにOⅢバンドでは明確な構造が捉えられていました

フラットナーの配置位置ミスで収差が出ている可能性もありますが、それだと本体の軌跡と平行に構造がでるハズです。しかし、上記の画像では『放射状』に広がるように見えるので、収差による像のブレよりも有意な構造が捉えられたと考えます。


さて、①と④の考察ごっこは後日のお楽しみ、ということで(笑)。なお、該当日時に付近を通過した人工衛星が無かったかは(こういうの私苦手なので)けむけむさんが調べてくれることに期待♪


by supernova1987a | 2018-08-23 02:32 | 天体写真 | Comments(6)

『隠し球』公開♪

★人生、何があるか分からないもの

先日来、色々と画像処理している『三連装ガチBORG・グランデ』で三色ナローバンド同時撮影した北アメリカ星雲ですが・・・。

ふっふっふ。
実は、とんでもない『隠し球』が1つありまして・・・・。

そろそろ公開と行きますか♪


それは・・・・

ででん!
f0346040_01041544.jpg
   ※左:Hα 中:SⅡ 右:OⅢ

・・・お分かりいただけただろうか?

はい。
極めてレア・・・というか、三連装砲以外では撮影不可能と思われる
「600mmの長焦点で」かつ「Hα・SⅡ・OⅢナローバンドで」撮影された流星ですっ!!

いつか試してみたかったのですよー。
ナローバンドで流星を撮るとどうなるのか・・・ってね。

しかし、こればかりは運が無いとねぇ。
しかも、物理的に、ビームスプリッタ方式か多連装方式じゃないと撮影はできない。

・・・で、数年間くらいコツコツやってれば、いつかヒットするんじゃないかと思ってた矢先の出来事でした。


北アメリカ星雲のナローバンド撮影コマに写ってるじゃないか!

いやー。
久々に手が震えましたよ。


★いよいよその全貌が明らかに!

では、先日の北アメリカ星雲全景と比較明合成してみましょうかね。

ででん!!
f0346040_01164352.jpg

ちなみに、SAOパレットではなく、私の好きな『SOAリバース』パレットで流星付近を処理すると、明るさのピーク付近でOⅢの輝線(このパレットではマゼンタ)がバーストしてるっぽいのが分かる♪
f0346040_01462757.jpg
 ※流星が写ったコマのみをSOAリバースパレット処理

★これぞ『あぷらなーと』(○EITAI)ってな作品に

行くぜ!
『SOAリバース』パレットで流星と北アメリカを比較明合成だー!!

でででん!!
f0346040_02050802.jpg


いやー。
たまにこんなことがあるから、天文はやめられない

三連装でなければ、データの選別時に「突発ノイズっ?」とか思ってハネちゃってたかもしれない。
ま、これも一種のコインシデンスのようなものでして、また一歩『冬のマル秘大作戦』に向けて前進したかも??


★★★お約束★★★

三色ナローバンド撮影は、作為的に任意のスペクトルを強調した物なので、この写真を見て流星はHa.S2.O3で光ってるのか、などと解釈してはいけません。
分光測定と異なり、今回は単なる遊びに過ぎません。




by supernova1987a | 2018-08-21 01:27 | 天体写真 | Comments(12)

北アメリカ星雲さらに画像処理③

★3色ナローバンドの『全』パレット総当たり

さて、先日の『三連装ガチBORG・グランデ』ファーストライトで、NGC7000北アメリカ星雲のHα・SⅡ・OⅢ各色について120コマの原画を確保することに成功しました。

となれば・・・。

『あれ』をやらねばなるまいっ!

というわけで、久々にやってみましょう。
3色ナローバンドの既存RGB合成6パターンに、あぷらなーとオリジナルの邪道『リバースパレット法』6パターンを加えた全12種類のカラーバリエーションの総当たり大作戦♪

まずは、お馴染みの『通常パレット』6パターン行くぜっ!
ででん!
f0346040_02152411.jpg
 左上:AOS 中上:SOA 右上:OAS
 左下:ASO 中下:OSA 右下:SAO

うむ。このように、最もシグナルが強いHαのバンド(A)をRGBのどこに充てたかによって全体的なイメージが決まり、のこりのSⅡ(S)とOⅢ(O)を入れ替えるとカラー分布が入れ替わる訳ですな。そろそろ色の傾向を掌握してきたぜぇ♪
バラ星雲や北アメリカ星雲の場合、Hαは全体に分布し、SⅡとOⅢは排他関係にあるため、全体的にはHα&SⅡが重なっている領域Hα&OⅢが重なっている領域の2つのエリアで構成されていることになります。よって、全体的なカラー分布はイエロー・シアン・マゼンタのうちいずれか2色が支配的になります。ただし、Hαは他の2色よりもシグナルが強いので(多少は調整できたとしても)先述の色にさらにAが充てられたチャンネルの色が加算されたイメージ。

たとえば、SAOの場合は、
 ①Sの赤+Aの緑でイエロー。そこにAの緑を加えて黄緑のエリア
 ②Oの青+Aの緑でシアン。そこにAの緑を加えて青緑のエリア
以上①②2つに大別される色彩構成になります。

ナローバンド撮影の名手の方々は、そこに様々な秘策を投入して『極彩色』を実現しているのでしょうね。(この辺は、我々素人にはうかがい知れぬノウハウがあるかと。)

お次は、あぷらなーとの魔道『リバースパレット』6パターン行くぜっ!
でででん!
f0346040_02362003.jpg
 左上:AOSリバース 中上:SOAリバース 右上:OASリバース
 左下:ASOリバース 中下:OSAリバース 右下:SAOリバース

あぷらなーとの『リバースパレット』の場合、一般的なRGB合成ではなくCMY合成を用いていますので、各リバースパレットは元パレットと補色関係になります。
通常パレットの色合いが、先述のようにイエロー・シアン・マゼンタよりになるのに比べ、リバースパレトでは原色系の色が支配的になるのが特徴です。

これで、ナローバンド撮影データを3色カラー合成する場合のカラーバリエーションは全部で12種類も楽しめる訳です。


さらに、AOOパレットなどのように、3色の内2色だけを充てるパレットも視野に入れると、表現可能なカラーバリエーションは・・・

①3色使用でRGB
 3!=6パターン

②3色使用でCMY(リバースパレット)
 3!=6パターン

③2色使用でRGB
 C×3!÷2!=9パターン

④2色使用でCMY(リバースパレット)
 C×3!÷2!=9パターン
 
というわけで総勢30パターンのカラーバリエーションが理論上可能ですね♪
うーむ。1回出撃して素材を釣り上げておけば、曇りの夜とかでも楽しめるなぁ。

たいていの場合SAOパレットとAOOパレットを愛用される方が大多数でしょうが、せっかくですから残り28種類のパレットについても遊んでみませんか??


P.S.
ところで皆さんは、
「グーグル先生などに天体名で画像検索を掛けて、一括表示させ、その中から自分の作品を素早く見つけ出す」
って遊び、やってみたことないですか?
・・・で、
「あ、この天文家の作風は自分と似てる♪」
などと親近感を覚える人を見つけて喜んだり・・・。

あぷらなーと魔道の1つ『リバースパレット法』で描出される原色バリバリの色合い、例えば『SOAリバース』とかは
f0346040_03054239.jpg
こんな感じで、今まで見たことの無いインパクトを生むと自己満足していたのだけれど・・・・・


なんだと?!
とある生徒が持っていた物語本の表紙裏に、下記の写真が ででん!と載せられてるのを見つけて、凍りついちゃった。
f0346040_03225751.jpg
 ※Credit: Zoltan Balog (Univ. of Arizona / Univ. of Szeged) et al., JPL-Caltech, NASA

思わず、心の中で
「こ・・・これは、まるでSOAリバーステイストのバラではないかっ!」
と叫んでしまって、本を奪い取ってガン見してしまった・・・・。

生徒:「どうしたの?せんせー。これだけで、どこ写した写真か分かるの?」
あぷ:「ああ、NGC22・・・いや、ええとバ、バラ星雲っていう天体だ・・・」
生徒:「怖い顔してー。・・・ん?負けたの?」
あぷ:「いや、そういう問題じゃ無い・・・・」

なるほど・・・・スピッツアーの赤外線観測結果を示すバラ星雲の写真が挿絵として引用されてたのかー。
ううー。
「星雲の表現にケバケバ原色系のテイストを使う人は他に居ないだろう」
とタカを括っていたので、嬉しいような悲しいような
あはは・・・。


★★★お約束★★★
①『リバースパレット』は単に あぷらなーと の造語です。
一般的にこのような用語が存在するわけではありませんのでベテランの方に質問しちゃダメです。
②ステライメージでCMY合成しようとして失敗された方、実はちょっとしたノウハウが必要です。
そのうち(もう少し検証ごっこしてから)コツを公開します。
 ・ハチャメチャな色になる 
 ・カラーノイズまみれになる
 ・色がギラギラになる
などの諸現象については、それぞれ回避法がありますので・・・。


by supernova1987a | 2018-08-19 03:51 | 天体写真 | Comments(4)

北アメリカ星雲さらに画像処理②

★素材さえ手に入れば長く楽しめるもの
ナローバンド超初心者のあぷらなーととしては、冬場に撮影したバラ星雲に続き、今回ようやく2匹目の3色ナローバンド素材を釣り上げた訳でして、この機会に色々と試して遊んでいます。たぶん色々と『正解』はあるのでしょうが、せっかくですからあえて自力で模索を楽しむことに♪
正直ググりたくなる気持ちを抑えるのは非常に辛い・・・のですが、所詮研究じゃなくて道楽ですからねぇ。


★とりあえずMM-Proの特性を活かす
ま、色々と物議を醸し出したZWOの冷却モノクロCMOSカメラASI1600MMシリーズなのですが、あぷらなーとが保有している3個体の特徴は以下の通り。
 ●MM-COOL1号機
  クールピクセルが結構多い
 ●MM-COOL2号機
  クールピクセルとても少ない
  網目状ノイズがとても多い(チャンネルごとのオフセットが合っていない)
 ●MM-Pro
  クールピクセル・網目状ノイズともにかなり少ない
※あぷらなーと保有のMM系カメラの個体差については下記↓記事中で言及しています。


・・・で、撮影の主力となるHαの撮影任務は、網目状ノイズもクールピクセルも少ない『大当たり個体』であるMM-Proに与えたのですが・・・・。

うーむ。
どうもダークノイズが上手く引けない。
f0346040_00171443.jpg
 ※左はダークを引かずに120コマコンポジットした画像。
 ※右はダークを引いてから120コマコンポジットした画像。

いやー。久々に豪雨のような『縮緬ノイズ』が発生して消せません
ちなみに『縮緬ノイズ』はあぷらなーとの造語ですが、いわゆるホットピクセルやクールピクセルがコンポジット時の撮影対象の動きにともない背景が流れるように残った物を指します。人間の目は「特定方向に揃ってブレた画像は視認されやすい」という特徴があるため(精密にオートガイドした場合のように)点状のノイズよりも線状のノイズの方が気になってしまうのですねぇ。たぶん。

MM-ProはMM-Cool1号機と異なりクールピクセルが非常に少ないので、クールピクセルではなくホットピクセルで縮緬ノイズが生じます。(だから、あぷらなーと渾身の『クールファイル補正法』↓が効かない。)




★この際だから、いろいろと試してみる
これまで結構明るい天体ばかりを撮ってきたので、処理時間が掛かりそうなことからは逃げてきたのですよぉ。しかし、この機に少し試してみよう・・・と。

①コンポジット時にシグマクリップを用いてみる
 本来は宇宙線のダイレクトヒットや人工天体の写野内侵入のような突発的ノイズを消す物と思われますが、ノータッチガイドの場合、輝点ノイズも画面内を動き回るため軽減できるかなぁと画策。
→ダメでした。ノイズよりもシグナルが沢山消えてボロボロになっちゃいました。
 まあ、短時間露光ですから量子的な揺らぎに起因するショットノイズの方が引っかかるのかもですね。

②コンポジット時にアベレージ(平均)ではなくメジアン(中央値)を使ってみる
 これも母集団(輝度分布)の中で異常値が全体に及ぼす影響を軽減するものと思われます。
→ダメでした。やはりノイズよりもシグナルが弱くなります。

その他、ガイドエラー方向が鉛直になるように画像回転してAutoStackert!のカラムノイズ除去を試すとか、ダークファイルのレベルを上げて減算してみるとか、色々と試してみるものの壊滅。やはり、邪道(オートガイドしない+ディザリングしない+長時間露光しない)では王道に近づくことはできないのか・・・・・。



★いや、ちょっと待て!
万策尽きたかと思ったそのとき、前回記事に付いた けむけむさん のコメントを見て「とある疑念」が湧きました。ひょっとして、とんでもない勘違いをしてるのかもしれない・・・と。たしか、『クールファイル補正法』を考案した際「シグナルであるショットノイズを消さないため、ステライメージのホット&クールピクセル除去フィルターはコンポジット前に多用しない方が良いかも」との結論を導いてたと思ってたのですが、そもそもそれはクールピクセルが盛大に出るASI1600MMーCool 1号機でのお話。今回使っているASI1600MM-Proには当てはまらないのでは・・・。しかも、過去のデータを見なおす『クールファイル補正』を用いた際にもホットピクセル除去は併用していたことを思い出しました。



★ホットピクセル除去をコンポジット前に適用してみる
早速やってみます。
閾値は10%でお試し。

すると・・・

ででん!!
f0346040_00195894.jpg
 ※左はダークを引いてから120コマコンポジットした画像
 ※右はダークを引いてからホット除去フィルタを掛け120コマコンポジットした画像。


おお!
縮緬ノイズが完璧に消えたぁ!

なるほど、灯台もと暗し
そもそもASI1600Mm-Pro自体が今回でまだ2回目の投入。その特性なんて理解しちゃいませんでしたし。



★となれば、もっと炙れる!
もう一度処理をやりなおしてみます。
・・・で、前回ヘロヘロになったSAO合成をやり直してみましょう。

すると・・・

ででん!!
f0346040_22510152.jpg
 左:前回の処理 右:今回の処理

おお!
特に変なことをせずとも、暗黒星雲のモクモクとか微妙な色合いの違いが簡単に出せるじゃないかー♪
俄然面白くなってきたぞー。

よし、ではいつものようにシルキーピクスで色を盛ってみるか・・・
f0346040_23161565.jpg

「ふっ。認めたくないものだな、過信ゆえの過ちというものは・・・」


★★★お約束★★★
①カメラ(個体)が変わったら処理方法を見直しましょう(笑)
②クールピクセルが多い個体は『クールファイル補正法』が効きます。
③ASI1600MMシリーズは個体差が大きいのでそれぞれに最適な処理は異なります。


by supernova1987a | 2018-08-16 23:54 | 天体写真 | Comments(10)

北アメリカ星雲さらに画像処理

★初陣に勝利した『三連装ガチBORG・グランデ』

なんやかんやで苦労しましたが、ようやくファーストライトに成功した『グランデ』ですが・・・

『お楽しみ』はこれから♪

とりあえず、Hα・SⅡ・OⅢの各バンドで撮影した画像を下ごしらえしておけば、それらをどのように組み合わせてカラー化するかは表現者の自由ですものねぇ。


★自然な風合いを求めてみる

ナローバンドで赤い星雲を撮影したとき、最も『自然』に見られるのは「AOO」パレットでしょうね。
今回はこれを発展させて、
 Hα+SⅡを加算平均したもの→Rチャンネルに
 OⅢ→GチャンネルとBチャンネルに
それぞれ充ててみます。

すると・・・

ででん!
f0346040_03282761.jpg
おお。なかなか自然な風合いになりましたなぁ♪


★見慣れたナローっぽい風合いに

次に、前回作製した『OSAリバース』パレット画像と、上記の(SA-O-Oパレット?)を加重平均合成してみます。
すると・・・

でででん!!
f0346040_03312915.jpg
うひゃー。
面白れぇー♪

たかがノータッチガイド60分相当の露光+適当フラットなので縮緬ノイズやムラは残ってるのですが、マスク処理やレイヤー処理無しでこの程度ならいけることを確認。ま、北アメリカ星雲が明るくて大きいのが主要因でしょうが、とりあえず『三連装ガチBORG・グランデ』のファーストライトとしては、上々だろう・・・と自画自賛。

とりあえず『ナロー初心者』のあぷらなーととしては、難しそうな対象は敬遠してメジャーどころを少しずつ攻めていこうかと画策しています。



★最近の稼働兵器推移の差

前にクローズアップレンズ転用対物レンズ+ビームスプリッタで構成された超小型魔道兵器:『にせBORGクローチェデピエトロ』で撮影した北アメリカ星雲AOOを再処理してみた。


f0346040_09102807.jpg
今見るとコイツも(1600円レンズの割には)なかなか良い仕事してるなあ。

うむ。
「真っ当な手法でマイナーな天体を攻める」名手の方々には敵いそうにないので、「邪道な手法でメジャーな天体を攻める」としよう。
まだまだ楽しめそうだ。

★ぼやき★
ああー。しかし、なんでフラットナーの取り付け位置をミスったかなー。それも3本とも(泣)。


by supernova1987a | 2018-08-15 07:58 | 天体写真 | Comments(8)

一瞬だけ、脱『変態』してみる

★天邪鬼あぷらなーとは・・・

他人と同じ事をするのがイヤなあぷらなーとは何か面白い事は無いかと(無理矢理)珍妙な装置や手法を編み出してきた訳ですが、怪我の退院を機に「過去に撮影したオーソドックスな写真」を「今の力量」で画像処理したらどうなるんだろう・・・??
と思い立ちました。

いや、決してネタ切れとかではなくて、今後の発展のために・・・です。

★というわけで、今回の素材は・・・

2015年に撮影したオリオン座大星雲M42を素材として画像処理してみます。

●望遠鏡はVMC260Lの『素』の鏡筒です。
 レデューサもフラットナーもビームスプリッタも無しです。
●カメラはニコンD5000です。
 ただし、IRフィルタの除去改造は施してます。
●フィルタはLPS-P2のみです。
●露光はISO3200で20秒露光のノータッチガイド。
 オートガイドもディザリングも段階露光も無しです。
●ただし、枚数は144コマ使います。
●ダークは撮影しましたが、フラットは無しです。


★・・・てことは・・・

冷却CMOSカメラも、モノクロセンサーも、ナローバンドも一切なしという『初心者』モードですね。

ただし、画像処理は真面目にやります!
ええ。
 ステライメージ6.5
 AutoStackert!2
 レジスタックス6
 フォトショップCC
 NikCollection
 シルキーピクス7Pro
フル動員して、『秘術の限り』は尽くしてみますとも。

まあ、実際は『秘術』ってほどでもないですが
 ①ベイヤーデータのままでビニングしてL画像を得る
 ②ウェーブレット処理+最大エントロピー画像復元の重ね技
 ③NikCollectionのHDR+Defineでディテールを出しつつノイズ除去
 ④デジタル現像することで高輝度データをサチらせない
 ⑤RGBデータはシルキーピクスでアステア調に整える
 ⑥L-RGB合成で色ノイズを回避する
 ⑦微妙なノイズはステライメージのスターシャープで消す
ってところですかねぇ。

 
すると・・・・

ででん!!
f0346040_01201793.jpg
ええと・・・
なんか、コレだけ写ればもう十分なのではないか・・・などと思ってみたり。

うーむ。今後の機材展開に関して、色々と悩んでしまうなぁ・・・・。

ま、ともかく
『明るい星雲の写真は、機材や撮影テクに凝らなくても真面目に処理すれば、まだまだ発展の余地がある』
ってことですかねー。

皆さん、
たまには初心に返って
明る-い星雲を気軽に撮ってみません??

★注
あぷらなーとの『変態機材』ファンの皆さん(いるのか?)
それとこれとは話が別ですので、決してオーソドックス路線に切り替える訳ではありません。念のため。

★★★追記★★★

さらに再処理。
こういうテイストもアリかなぁ・・・。
f0346040_10591640.jpg
ちなみにD5000に過度な期待を抱かれるのも困るので、元画像(トーン修正のみ)も載せておきます。
f0346040_11100909.jpg
ま、せめてこれくらい写ってれば、上のレベルには容易に引っ張り上げられると言うことで・・・♪


by supernova1987a | 2018-07-08 01:47 | 天体写真 | Comments(14)

初心に返ってみる♪

★『ど変態・魔道』から一瞬だけ脱却する

どうも最近、『光害チョッパー』だの『メカニカルPEC』だの『にせBORG』だの『変態ネタ』が増えすぎました。
このままでは、沼にハマるどころか完全に魔道に墜ちてしまうので、いったん冷却します。
いや、カメラをじゃなくて、頭を(笑)。

ところで
コレどうやって撮ったか分かります?
f0346040_13500616.jpg
 「ん? これだけ天の川のモクモクが写ってるから、赤道儀でガイド撮影だよなー。」
 「あれ? でも地上の木々のシルエットがブレていないじゃないか。」 
 「・・・ということは、いわゆる『新星景』かー。」
 「特殊なマスク処理とか、しました?」

残念。全部ハズレです(笑)
 
自宅のメインPCのHDDがパンパンになってきたので、写真の元データを圧縮してNASにでも移そうかと試行錯誤中、2016年に撮影した天の川の写真が出てきたので再処理してみました。


★当日の撮影機材一式公開

まずは、当日の撮影機材一式をお見せしましょう。


ででん!
f0346040_14004145.jpg
・ニコンD610(無改造)ボディ
・シグマ20mmF1.8アスフェリカル(初期型)
・純正リモートコード
・ベルボンの三脚

たった、これだけ!



★撮影データ公開

・感度:ISO800
・絞り:F2.8
・露出:20秒
・ノイズ低減:なし
・ダークファイル:なし
・出力形式:RAW
・撮影枚数:1枚

 ・・・です。
ホントにそれだけ!

ちなみに、撮って出し』だとこんな感じです
f0346040_14073582.jpg
一応プチ遠征したときの画像ですが透明度はあまり良くなく、あきらかに光害の影響を受けてますね。(色からしてナトリウム灯系?)

でも、ある程度の画像処理でここまであぶり出せるものなのですねー。
f0346040_14184711.jpg
ええ、まあ、ステライメージ・シルキーピクス・NikCollectionの3種類のソフトを行き来しましたので、その過程は『変態的』かもしれませんが、こと機材に関しては

・普通のデジタル一眼で
・普通のレンズで
・普通の三脚で
・赤道儀とかのマニアグッズなしで

そこそこキレイな天の川が撮影できちゃうと言うことですね。

この事実、知らない人も多いんじゃないかなー。
もっともっと初心者の方には天体写真にチャレンジしてもらいたいものです。
だってー、フィルム時代とは、そもそも環境が違うのですよ。
以前書いた内容(昔と違って近年の天文はお金がかかりすぎる、云々)↓と矛盾するかも知れませんが、

要は『高望み』さえしなければ、昔よりも容易に天体写真が撮れるということでしょうねぇ。
赤道儀や改造カメラが無くても、「今の時代なら」簡単に天の川が写せる可能性があるのですから。

・・・しかし「星野写真に赤道儀が不要になる時代」がすぐそこまで来ているような気がするのは、なんか寂しい

だって・・・せっかくポチったボクのスカイメモTの立場が・・・・orz
f0346040_19532781.jpg
はっ!
危うく俗世の風に毒されるところだったわ。
見よ。赤道儀を使えば「さらにその先」があるのだ!

ででん!
f0346040_14551894.jpg
 ※D5000(改造)+シグマ30mmF1.4(初期型)絞りF4 ISO1600 30sec×48コマ スカイメモNSノータッチガイド 
 ※撮影は昨年のGW

ふははは!
赤道儀によるガイド撮影と48枚コンポジットの威力を思い知るがいい!



★というわけで
新兵器スカイメモTが(『メカニカルPEC』の実験は上手くいったものの)思いの外重量バランスに敏感で、ちょっとバランスが崩れるとフリーズ(安全回路がはたらくみたい)する上にスマホかタブレットが無いと「1倍速恒星時駆動すらできない」という『謎仕様』にイジメられて不機嫌になっちゃったあぷらなーとの戯れ言でした。

いや、『メカニカルPEC』の部品にするためだけに大枚はたいた訳じゃないんだからー。

by supernova1987a | 2018-05-05 14:58 | 天体写真 | Comments(13)

バラ星雲のハイライトを再処理

★忙しい時期なので・・・・

色々とやりたいことが山積してるのですが、なかなか時間が取れません(泣)
あまりにブログ更新をサボるのもいけないので、申し訳程度に更新をば・・・。

★フルアーマーBORG+ナローバンド+リバースパレット
この珍妙な組み合わせでバラ星雲を撮ってみると意外に面白い絵が撮れたので、バラ星雲のハイライト部分を少し再処理してみました。
今回変えてみたのは下記の通り♪

①Hαナローの画像を30秒露光×240コマから500コマに増量
②Hα画像をレジスタックスでウェーブレット処理してL画像、『SAOリバース』パレットでカラー化した画像をRGB画像にしてLRGB合成

グロビュール(今でもそう呼ばれてるのかなぁ?)の構造をクッキリと出すことを目的に処理してみました。

すると・・・

ででん!!
f0346040_01000694.jpg

ビニングや画素数減は行わず、トリミングのみ実施。
BORG89ED+ASI1600MM-COOLの解像度の限界に迫れたつもり♪


★これからやってみたいこと
これから年度末にかけては身動き取れないので、新しいことはできないのですが、
4月になって落ち着いたら、こんなことやってみたいなぁ・・・。
(みなさん取り組まれるであろう『春の銀河祭り』とか『火星の迎撃準備』とか「以外」に・・・)
あ、今年の軍拡は「終了宣言」したので、基本的に「ポチり」は無しの方向で・・・(笑)。

①にゃあさんに先を越されちゃった「クローズアップレンズ転用の望遠鏡」を『4連装』にしてナローバンド撮影。
②完全体に進化して「Hα・SⅡ・OⅢ・RGBの同時露光」が可能となった『フルアーマーBORG』のテスト撮影。
③2個に増えたビームスプリッタ装置を組み直して『3板式CMOSカメラ』を構築して遊んでみる。
④手持ちの機材をフル動員して簡易分光望遠鏡を作り「自宅周辺の光害」のスペクトルを測定してみる。
⑤トリウムレンズを放射線源にして「突発的ホットピクセル」の正体に迫ってみる。
⑥グローバルシャッターを用いて、夜空全体がフリッカー現象を起こしているか調べてみる。
⑦万が一⑥が有意なら、いよいよ『光害チョッパー装置』の設計に入る?
シンクロトロン輻射を起こしている星雲の偏光状態を調べてみる。
⑨簡易的なハルトマンテストで手持ちの機材の収差曲線を描いてみる。
⑩オフアキシスガイダーならぬ『オンアキシスガイダー』のテスト運用開始。
⑪8ヶ月計画で『アマチュアの壁を越えてみるごっこ』プロジェクト始動。

いやー、書き出してみると『ど変態』丸出しですねぇ。
ま、王道以外に生きがいを感じるのがあぷらなーとの生き方ですので、みなさま『生暖かい目』で見守ってやってくださいな(笑)。

それにしても・・・いやはや、本業が忙しい時に限って『元実験屋』の血が騒ぎますねぇ・・・。
蔵出しした大量の教科書もそろそろ読み直さないとなぁ・・・・。


※追記・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ふと去年の1月末のブログを見直してみたら、「やりたいこと」としてこんなこと書いてあったので、振り返り♪

 ①ノイズについての「考察ごっこ」
 ②解像度とノイズの妥協点探し
 ③MCとMMのツインシステムの始動
 ④MMのフィルターワーク事始め
 ⑤APTの運用実験
 ⑥光跡途切れとイーブンオッドコンポジット法の検証
 ⑦大気の分散による色ズレの補正実験
 ⑧赤外線撮影による星雲の透過実験
 ⑨偏光フィルタの利用によるシンクロトロン輻射の検出
 ⑩LEDによる光害への対策

うーむ。
 ①:ショットノイズの正体がほぼ判明したので○としましょう。
 ②:いまだ迷走中(笑)
 ③:ツインBORGとビームスプリッタで成功したので○としましょう。
 ④:ナローバンド撮影に成功したので○ですね。
 ⑤:ああ、APT、一度も触ってない(涙)
 ⑥:上手く行くどころか、FlatAideProに実装までして頂いたので○です。
 ⑦:ZWOのADCの運用に成功したので○とします。
 ⑧:ああ、天体に赤外線フィルタ使わないまま1年が過ぎちゃいました。
 ⑨:これ、今回書いた⑧ですね・・・。
 ⑩:これ、今回書いた④+⑥+⑦ですねぇ。
おお、結構達成できているではないか!
やはり、「公言」しちゃうことのパワーは偉大だ(笑)


by supernova1987a | 2018-02-26 00:58 | 天体写真 | Comments(8)

『リバースパレット』の早見図公開

★念願のナローバンドによる「鮮やかなバラ」

色々と試行錯誤しましたが、ようやく鮮やかな発色のバラ星雲を三波長ナローバンドで撮影することができました。




そこで、今後のために「一目でやりたいことが分かる」ような早見図を作ってみました。

f0346040_15483462.jpg
S:SⅡ A:Hα O:OⅢ の各波長による撮影データを
 ☆通常のパレットではR/G/Bのいずれに割り振ったか
 ☆新たに考案した『リバースパレット』ではC/M/Yのいずれに割り振ったか
が一目で分かってとても便利♪

これで今後カラー合成処理のプロセスに失敗して時間を食うことも少なくなるかな??

まあ、実際は

色ベクトルが(100,0,0)のRに充てる予定のHαにCを充てたとすると、その色ベクトルは(0,100,100)
色ベクトルが(0,100,0)のGに充てる予定のOⅢにMを充てたとすると、その色ベクトルは(100,0,100)
よって、HαとOⅢが重なった領域は従来のパレットなら(100,100,0)で黄色になるけど
リバースパレットなら(100,100,200)となって、
ここから邪魔な背景となる(100,100,100)を減算すると(0,0,100)
・・・むう・・・これは青だな。

などと『暗算』可能なのですが、めんどくさいので・・・。


★前回のエントリーで

大昔(天文少年だった頃)の作品を載せたところ色々とコメントいただきビックリ。
それでも、今回のバラ星雲の撮影(30年ぶり)は興奮しました。
だって・・・・(高校生でコレかよ?などとお世辞を頂きましたが)バラ星雲って難敵ですもん。

ちなみに前回(30年前)に同じ場所で撮影したバラ星雲がこちら
f0346040_16064340.jpg
 ※ファミスコ60S(BORGの祖先)60mm FL400mm + コニカGX3200ネガ +ニコンFG20
 ※ミザールAR-1赤道儀+MMD-QZ+GT-68+K-12mmで半自動ガイド(目視でガイド補正)露光(たぶん)5分か10分

当時の天文少年にとっては、市街地からこれくらい写せれば御の字ですよ。

それが、今回の撮影では

f0346040_23365959.jpg
こんなんになっちゃうんだもんなー。

ま、30年間の撮影環境の進化恐るべし、ということで・・・。

大昔天文少年だったオジサマ方が、かつての夢を求めて天文界に復帰してるケースもあると聞きますが、たしかになあ・・・・。

しかし、最近の天文少年って幸せなのかどうかは微妙ですね。
だって、上のバラ星雲くらいなら「工夫と体力でやっつけてやるぜ」って思うでしょうが、下のバラ星雲みたいにオッサンが物量作戦で撮った画像見ちゃうとねぇ。

昔なら、数万円の赤道儀+1軸モータードライブに1~2万円程度のガイドスコープを載せて、ファミスコ60S(当時バーゲンセールでたったの3000円ですよ!)で直焦点撮影すれば総額10万円以内には納まるので、小遣いでもなんとかなりますが、現代だと、パソコン代やらソフト代やらが重い上に、やれオートガイドだ、自動導入だ、ナローバンドだ、冷却CMOSだ・・・ではとても無理です。
たぶん、少しずつ増強していって機材がそろった時にはオッサンになってます。

ここら辺、なんとかならんかなぁ・・・。

・・・等と言いつつ、『変態あぷらなーと』自身は、BORG89ED×2本、ビームスプリッタ×2機、冷却CMOSカメラ×4機で構成される『足のついたジオング』=『フルアーマーBORG・完全体』の出撃準備に取りかかってる訳ですが(笑)。


★ノスタルジーついでに・・・

昨日出てきた写真とともに、こんな写真も発掘されました。
f0346040_16445532.jpg
当時、高校の地学教室の奥からボロボロの16cmパラボラ鏡が発掘されて、天文少年の強い味方『御三家』さんに頼んで再メッキやら斜鏡等のパーツやらを頼んで格安で自作したドブソニアン望遠鏡です。他にも、プラネタリウムを自作して上演したり、でっかい八木アンテナを屋上に立ててFM電波で流星のエコー観測したり、・・・とにかく楽しかったなあ・・・・。


by supernova1987a | 2018-01-22 23:17 | 天体写真 | Comments(12)


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