あぷらなーと


あぷらなーとの写真ブログ
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怪我に負けない!

★右肩の負傷で・・・・

先日来苦しんでいる右肩の負傷。
MRI検査の結果、どうも健が切れちゃってるみたい。そりゃ右腕が動かないわけだ・・・・と妙に納得。
こればかりは自然治癒不能なので、現在、手術+入院待ち状態。
(田舎なので、治せるドクター、少ないらしい・・・・)

というわけで
せっかくの『フルアーマーBORG』の実戦投入は右肩が全快するまでお預け
また、テスト結果が思いの外好感触だった『3台目』のモノクロ冷却CMOSカメラASI1600MM-Proとビームズスプリッタを併用すれば、VMC260Lが『最強の銀河砲』になると目論んでいたのに、こちらもプラン凍結せざるを得ません。

うーむ・・・せっかくの『春の銀河祭り』には参戦できそうにありません(涙)。


★とはいえ『本業』は止められないので・・・

ない知恵を絞った結果、『秘密兵器』を組んで、本業用に投入することに決定。
目標は、
「右腕を90度に曲げた状態から動かさずに、手首から先の動作だけで講義をする」
というもの。

実際は、その前に
利き腕でない左手を使って板書の練習をしてみたり、
脚立の昇降で動かない右腕をカバーして板書する練習をしてみたり、
音声入力とプロジェクタを試してみたり、
昇降可能なホワイトボードを物色してみたり
・・・色々と試行錯誤してみたものの、いずれも実用の域には到達せず断念

そこで「起死回生の一打」を編み出しました。

というわけで・・・・

なんぞコレ?!
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ええ、ポチっちゃいましたよ。
55インチのフルHD液晶テレビとスタンド♪


★手持ちのタブレット系PCの中でも特殊なのが・・・

いまだにガラケー派のくせに、なぜかタブレット系のPCは色々と持ってるんですよねぇ。
その中でも特に使用頻度が高い2in1がコイツ。

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閉じれば、ペラッペラでホントのノートのように見えちゃう『超』お気に入りマシン、YogaBookです。
※Windows10仕様

これを開くと・・・・
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タッチパネルが2面出てくるのですが・・・
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上のタッチパネルは画面表示用で、下のタッチパネルは疑似キーボードに変身♪

このYogaBookに・・・・

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専用メモ帳を装着すると・・・・・

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メモ用紙が現れまして・・・・これに

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専用のスタイラスペン(ペン先は本物のボールペン!)を使って・・・・
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メモ用紙にお絵かきすると、即座にデジタル化されて、リアルタイムで画面に映っちゃう!!

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あっという間に、きれいな手書き板書が完成。

※注:内容は『本業』とは関係ありません。念のため。
   ええ、単にアプラナートって言葉を書いてみたかっただけです(笑)。


★さらにサブマシンを投入

ただしYogaBookには意外な弱点があって、画面表示用のタッチパネルにスタイラスペンで書き込む挙動が安定しません。
(メモ用紙に書いた場合の動作は極めて安定していてます)

そこで、手持ちのサブマシンを投入。

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これもお気に入りの8インチタブレットYogaTab2(色々と問題があって3の方は使えませんので)

こちらはサードパーティ製のスタイラスペンを使うと

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まずまずのスムーズさで画面への直接書き込みが実現

こちらは、手書き板書ではなく投影した印刷資料への加筆とか添削作業などを見せるのに好適


★これらを組み合わせると・・・

YogaBookはHDMI、YogaTab2はミラキャストで55インチのフルHDモニタにダブル接続します。

すると・・・

ででん!!
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おお、とても良い感じです♪
右腕が使えない「手負いの講師」あぷらなーと専用の板書講義システムが完成!!



これなら、上図の生物の講義」だけでなく・・・

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物理の講義でも!
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音楽の講義でも!

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現代文の講義ですらも!


楽勝だぜ♪

・・・というわけで、とりあえず、本業の方は(入院中を除き)なんとかなる目処が立ちました。

ふははは。
怪我などには負けぬわ!!


えっ?
自腹でまた『変な物』を買い込んで、全快後はどうするの?
・・・ですか?

それはもう
『圧倒的な迫力の電視観望会』
とか・・・・色々とですねぇ・・・・(笑)。


★★★ご注意★★★
①YogaBookの専用メモ帳は磁力による位置固定がキモなので、用紙自体は普通のコピー用紙で大丈夫です。
②4Kモニタ全盛の今、あえてフルHDなのはPC側の出力解像度仕様に最適化させるためです。
③通常現代文の本文は著作権問題でネットに載せるとマズいのですが、私の場合、講義では自作の文章を使う主義なので無問題です。
④実際の講義をシームレスに展開するため、実際には相当数の予行演習をこなしています。
⑤立場上、講義を止められませんが、本来は安静にしておくべきです。



by supernova1987a | 2018-03-28 19:06 | その他 | Comments(20)

自宅周辺の『光害主要因』特定!

★先日来のエントリーで

LED照明に対抗する新フィルターが登場したこともあり、光害カットフィルターを現有のLPS-D1やLPS-P2から乗り換えるかどうか、悶々としてました。
ただし『2018年の軍拡終了宣言』した身としては、実際に新フィルターを買って『サイドバイサイド』する訳にはいかず・・・・。

(えっ?先日の激安90mmアクロマート屈折経緯台は、なんなのだって?・・・ええと、あれはちょっとした出来心による事故ということで・・・・笑)

そこで、回折格子を用いた簡易分光装置を自作して、自宅周辺の光害の主要因をスペクトル測定から特定しようと画策・・・・。



ついに『対・面光源専用・簡易分光装置』が完成しました。



★雲が流れる天候でしたが、本題に突入!!

早速、自宅の夜空のバックグラウンドを分光撮影してみることに・・・・。

すると・・・・・

ででん!!
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※上段:蛍光灯のスペクトル 中段:夜空のスペクトル 下段:LEDのスペクトル
(夜空のみISO800・30秒露光×20枚コンポジット処理 他はISO250・絞り優先オート一発撮り)

ああ、これは「明らか」ですなー!
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夜空のスペクトルの中で特に顕著な強度を示す波長が蛍光灯の輝線スペクトルにピタリと一致してますよ。
いやー、まさかあんな『なんちゃって分光装置』で、こうもアッサリと弁別できちゃうとは・・・・・・(笑)。


★暫定的結論♪

とりあえず、あぷらなーとの自宅周辺の光害に関しては、まだまだLED照明よりも従来型の街灯の影響が効いているようです。

というわけで、光害カットフィルターに関しては、当面LPS-D1とLPS-P2の続投決定です♪

ま、ナローバンドで撮影するならあんまり関係ないお話ではありますが、少しだけスッキリ♪


★★★お約束★★★
※あくまで、あぷらなーとの居住地区における『測定ごっこ』に過ぎません。
※当日は薄い雲が流れる天候だったため、快晴時には違う結果が出るかも知れません。
※コンデジのセンサーを用いているため、感度不足は否めません。
※そもそも、コリメータ無しの『なんちゃって分光器』なので、『遊び』の域を出ません。
※おもちゃレベルの試作機による結果なので、定量的なデータは公開できません


by supernova1987a | 2018-03-20 05:51 | 科学写真 | Comments(6)

簡易分光器作製ごっこ

★2018年の『プロジェクト④』

負傷した右肩の治療プランがまだ決まらずガクブルのあぷらなーとです。
当面、重たい機材は封印せざるを得ないので、
先日予備実験した『プロジェクト④』:「簡易分光器で自宅周辺の光害のスペクトルを測定ごっこ」 を少し進めてみることに・・・。


★相手が点光源の場合は簡単で・・・

スペクトル撮影のため回折格子を用いることにしたのですが、相手が恒星とか遠方の街灯のように「点光源」の場合は、撮影は『超』楽勝です。
デジカメの前に回折格子をかざすだけで、キレイなスペクトルが撮れます。
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うむ。良い感じ♪


★相手が面積体の場合は少々厄介

今回のプロジェクトの主目的は、自宅周辺の光害のスペクトルを撮影して「従来型街灯」と「LED照明」のどちらが『効いて』いるのかを見極めることにあります。
ところが、撮影対象が「夜空のバックグラウンド」とか「室内の蛍光灯」などのように面光源の場合は、スペクトルの撮影が少々厄介になります。

たとえば、デジカメの前に回折格子をかざしただけでは・・・・
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こんな感じになって、輝線スペクトル同士が重なってしまって弁別できなくなるんですね。
上記の写真は室内の蛍光灯を撮影したものなので、まだスペクトルが少し分離してますが、これがもしも「夜空のバックグラウンド」のように無限の面積をもつ光源だと、全てのスペクトルが完全に重なってしまいます。要するに全く分光しない訳ですね。

要するに、撮影対象が面積を持つからダメなわけで、それなら、一度スリットを通すことで対象を「面」から「線」に変えちゃえば上手く行きそう
というわけで・・・


★スリット付き回折格子型分光器の試作開始

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回折格子をマウントごと切り取ってBORG規格(M57)の延長筒で挟み込みます。

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スリットは、紙(プリンタ用のフォトペーパー)とアルミホイルを組み合わせて適当に作ってみます。
ま、本来なら研磨した金属板とかをマイクロステージで間隔調整すべきでしょうが、所詮今回は(いつも?)『遊び』なので気にしません。

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うむ。我ながらなかなか良い感じに仕上がりました。
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これを回転装置に装着して、スリットの角度を変えられるようにしました。

あとは迷光防止のフードを取り付けて、完成。
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★カメラにはどう接続する?

問題はカメラとの接続なのですが、基本的にはスリットと回折格子を通過した光を「カメラ側のレンズ」で接写するイメージです。
たいていコンパクトデジカメにこの手のパーツを接続するのは難儀するものですが・・・

ふっふっふ。
私が愛用しているコンパクトデジカメ:ニコンクールピクスP7800には、あまり知られていない必殺技があるのだよ!

それは・・・・
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レンズの元にある黒いリングを回すと・・・
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パカッと取れます。
すると、なんと!

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BORG規格のM57オスネジが登場っ!!

つまり、ニコンのクールピクスP7800はBORG互換パーツが直接接続可能なのだっ!
しかもM57ネジは台座に切ってあるので、レンズ自体は干渉せずに自由に伸縮できます。

さっそく、先ほどの分光器を直接ねじ込むと・・・・

・・・ででん!!
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あっという間に、手のひらサイズの『スペクトル撮影カメラ』が完成♪

★目論見どうり面光源を攻略できるか?

さっそく、室内の蛍光灯を撮影してみましょう。
スリット無しだと
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こんな感じになっちゃう蛍光灯ですが、
今回のスリット装備式の『新兵器』を用いると・・・・

・・・ででん!!
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おお!
なんと見事に輝線スペクトルが分離!!
作戦成功のようです♪


★他の光源も撮影してみる

ではLEDランタンの発光面を撮影するとどうでしょう?

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ああ、なるほどね。
緑から青にかけて空隙があるものの、基本的には連続スペクトルですね。

では、メイン対象である「夜空のバックグラウンド」撮影の『予行演習』として、昼間の曇天を撮影してみましょう。

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おお?
キレイな連続スペクトルですが、よく見ると・・・・

・・・ででん!!
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フラウンホーファー線(吸収スペクトルの暗線)まで写ってるじゃないか!!

こ、これは面白い。

たった150円程度のレプリカ回折格子と、紙とアルミホイルで作ったスリットを使うだけで、対物レンズもコリメータも無くフラウンホーファー線って写せるものだったのかぁ。
これだけのスペクトル分解能があれば、光害の調査には十分でしょう。

うむ。
『本実験』が楽しみになってきたぞ♪

★★★ご注意★★★
スリットのみでコリメータ無しの構成は、あくまで『邪道』です。
本来はスリットを焦点位置に持つコリメータを内蔵させて、
回折格子全面に平行光線を入射させないとダメです。(念のため)

by supernova1987a | 2018-03-18 18:35 | 科学写真 | Comments(8)

2018年の『新プロジェクト』の一つを開始してみる

★公言したは良いけれど・・・

先日のブログで

「2018年にやりたいことリスト」を公言しちゃいました。
①「クローズアップレンズ転用の望遠鏡」を『4連装』にしてナローバンド撮影。
②『フルアーマーBORG』のテスト撮影。
③『3板式CMOSカメラ』を構築して遊んでみる。
④簡易分光望遠鏡を作り「自宅周辺の光害」のスペクトルを測定してみる。
⑤トリウムレンズを放射線源にして「突発的ホットピクセル」の正体に迫ってみる。
⑥グローバルシャッターを用いて、夜空全体がフリッカー現象を起こしているか調べてみる。
⑦『光害チョッパー装置』の設計に入る?
⑧シンクロトロン輻射を起こしている星雲の偏光状態を調べてみる。
⑨簡易的なハルトマンテストで手持ちの機材の収差曲線を描いてみる。
⑩オフアキシスガイダーならぬ『オンアキシスガイダー』のテスト運用開始。
⑪8ヶ月計画で『アマチュアの壁を越えてみるごっこ』プロジェクト始動。

実は、公言したのには深い理由がありまして・・・。

新年早々、右腕に『大けが』しちゃったのですよぉ。
本業とは別に担当している某高校男子応援部の実技指導がらみなのですが、年甲斐も無く速度セーブせず『本気で演舞』したら名誉の負傷・・・・MRI検査したら右肩の腱が切れて肩に水が溜まってるという『のっぴきならない事態』に。いつもは入念なアップ&テーピング&サポーター装備で万全を期していたはずが、この日に限ってこれらが甘くて・・・。

手術+入院+リハビリ で何ヶ月かかるか不明というガクブルな毎日なわけですよー。

ま、この辺は、本業との絡みで慎重に事を進めるつもりですが、たぶん『やりたいこと』が沢山あった方が快復も早いかな、と。


★プロジェクト④準備始動!
高校生の頃、光害カットフィルタの効果を検証するために、自宅周辺の街灯のスペクトルを簡易測定する目的でプリズムと双眼鏡とポラロイドカメラを組み合わせた簡易分光器を自作したことがありました。ちなみに当時愛用していたフィルタはミザールの「μフィルタ」(ピンと来た方は昭和時代の元天文少年認定ですね。)

・・・で、最近自宅周辺に増えたLED街灯の光害を有効除去する方法を色々と模索している中で、
「そもそも、従来型街灯の輝線スペクトルとLED型の連続スペクトルのどっちが効いているのか」
という当然の疑問が・・・。

というわけで・・・

なんぞこれ?
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まるで、なつかしのマウント仕上げポジのようですが、これ1000本/1mm仕様の回折格子です。
近年ではDVDの溝を転用した反射型回折格子による分光器作りが流行っているようですが、それだと(先駆者さんが沢山いらっしゃって)面白くないので、透過型のヤツを作ってみたいと♪

ちなみに、この回折格子は、ビームスプリッタ装置作成の部品調達でいつもお世話になっているエドモンドオプティクスさんの製品(このメーカーさん、ホントなんでも手に入る♪)
ただし、あくまで「あそび」なので実験グレードではなくて、レプリカグレード。要するに、生徒に『実験ごっこ』させたりする用途の『オモチャ』ですな。

・・・え?お値段ですか?
あくまでオモチャなので、1個150円程度です♪


★点光源なら、なんの苦労も要りません

スペクトル撮影というと、なにやら難しそうに聞こえますが、対象が街灯とか恒星などの点光源ならば、なんの苦労も要りません。
カメラの前に回折格子をかざして、向きを対象からズラせば・・・・

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 ※ニコンクールピクスP7800で撮影

こんな風にキレイなスペクトルが楽勝で写せます。
この写真の中に、蛍光灯光源とLED光源が弁別されているのが分かるでしょうか?

では、比較してみましょう。

すると・・・

ででん!!
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上が従来型の街灯のスペクトル下がLED型街灯のスペクトルです。
従来の街灯は明瞭な輝線スペクトルで、LEDは起伏を伴った連続スペクトルであることが確かめられました。

簡易測定グラフも付けていますが、RGB素子がどの波長に反応しているのかも分かって面白いですね。

ところで(別件になりますが)フィルム時代には天体写真の「青ハロ」が問題だったのに、デジタル時代になって急に『赤ハロ』が問題視されるようになった背景には、「本来存在しないはずのマゼンタスペクトル」を無理矢理演出しようとするデジカメ側の事情が効いてきていると睨んでます。
上の写真とグラフを見てください。青い色の中に明瞭なマゼンタが見えますね。本来、マゼンタは補色なので、赤いスペクトルと青いスペクトルが重なった場合にのみ生じる色のハズです。ところが実際には「完全に青のみの波長」にR素子が反応してます。つまり、R素子の感光領域がB素子の感光領域に割り込んでいて、本来青い色を無理矢理マゼンタ(赤紫)に見せようとしていることが推測されますね。(この件も色々調べると面白そう♪)

★相手が「面積体」の場合は事情が異なるので・・・

このように、相手が点光源の時のスペクトル撮影は楽勝です。なんの工夫も要りません。
だたし、今回の主目的は、光害の主要因を特定することなので、天体写真のバックグラウンド(夜空)のスペクトルを撮影する必要があります。
この場合は、相手が面積体になりますので、ピンホールやスリットなどを用いて対象の光(の入射角度)を絞り込まないとスペクトルが全部重なってしまいます

・・・という訳で、どんな装置にすればいいか思案開始です。
ともかく、レプリカグレードの回折格子でも十分に分光できることが確かめられたので、プロジェクト④の第一段階は突破です♪

by supernova1987a | 2018-03-06 05:53 | 科学写真 | Comments(6)

『激安望遠鏡』に手を出してみる

★ずっと気になっていた望遠鏡
口径90mmクラスの天体望遠鏡として2本揃えちゃったBORG89EDですが、これ、結構良いお値段がします。ですから、2本ともバーゲンセールの時に買ったわけです。

ま、EDやフローライトを用いた屈折望遠鏡は昔からお高いものですが、だからといってお手軽なアクロマートは国内メーカーさんのラインナップから消える一方です。
高倍率時や星雲の写真撮影での性能はとりあえず置いといて、お気軽観望に使える90mmクラスの屈折望遠鏡が欲しいなあと思っていたところ、とても気になる機種が・・・・。


★Gskyer 90600、だと?

どうも耳慣れないこのアヤシい機種。気になってたんです。
口径90mm・焦点距離600mmのアクロマートなのですが、アマゾンなら経緯台とのセットで27,999円という信じられないお値段。
困ったことにほとんどレビューらしきものが見当たらないのですが、商品写真を見る限り、鏡筒・接眼部・架台・三脚の4つともプラスチックではなく金属製に見える質感で、とてもフルセットで3万円を切る望遠鏡には見えません

もし、これが「そこそこの性能」なら(・・・せめて『大ハズレ』でなければ)生徒達に自力観望させるのに良い(壊されてもキレずに済む)のになあ・・・と悶々。


★『軍拡』終了宣言はどこ行った?
先日来、「2018年の軍拡は終了♪」と宣言していたのにも関わらず、このアヤシい望遠鏡が気になって仕方がありません。だって・・・海外製の激安望遠鏡は販売業者さんが手を引けば市場から消えるので、この機種もすぐに消えちゃうかもしれないじゃないですか。

ええい!勉強代だっ!!

・・・結局、ポチっちゃいました(笑)。
以下、万が一同じように気になっている人が居たら、貴重な『人柱記事』ですよ~♪

ででん!
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この口径90mmアクロマート屈折経緯台に・・・
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 ・6×30mm xy型ファインダー
 ・正立45度プリズム
 ・25mmアイピース
 ・10mmアイピース
 ・5mmアイピース
 ・3×バーローレンズ
という具合でアクセサリーが無駄に・・・ドッサリとついてて27,999円(新品・税込)。
一体、鏡筒本体の原価いくらだよ!!
もう訳が分かりません

ちなみに、1枚物の使用説明書は、意外に分かりやすい。
f0346040_05583767.jpg
ただし、中国語と英語のみの説明なので、初めて天体望遠鏡に触れる人は意味不明かも・・・・。
 
 
★材質やつくりはどうだ?
世の中には、買ってはいけない』系の望遠鏡も多々あって、大抵は粗悪な対物レンズのプラスチック鏡筒にグラグラの架台や三脚がついてくるヤツですね。
下手すると、アクロマートですらないレンズや、そもそも光学ガラスを用いてないレンズもあるとのウワサ。

さて、今回のブツはどうでしょうか?

まず、鏡筒、これは(商品写真から推測したとおり)しっかりとした金属製でした。ただし、フードはプラスチックです。
嬉しい誤算は接眼部も金属製だったこと。
「さすがにここはプラだろう」と推測してたんですが、ちゃんとした金属製ラック&ピニオン接眼部でした。ただし精密感はありませんし、それなりにガタもあります。
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経緯台も金属製で、意外としっかりとしています。
フリーストップ式ですが、水平・垂直ともにクランプがあるのは良いですね。
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三脚はステンレス製で、伸縮部の接続のみプラスチックでした。
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★心臓部の対物レンズはどうだ?

望遠鏡の「命」は対物レンズです。こればかりは、粗悪品を引いてしまうと『即アウト』ですので。

・・・とりあえず、光をあてて観察してみます。
f0346040_04243846.jpg
なるほど、反射光から推測するに、2枚玉分離式のフラウンホーフェル型(前玉が凸レンズ)アクロマートで、
コーティングは、マルチコート×1面 マゼンタコート×1面 ノンコート×2面 といったところでしょうか。

とりあえず、変なキズや割れは無いようで一安心。

・・・ん??
・・・ちょっと待て!
な、なんぞこれ?!
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「なんか四角いの」が、前玉と後玉のスキマに挟まってる!
さらに、対物レンズの背後に「モコモコした黒い布みたいなの」が無造作に出てる!

あちゃー。
いきなり『アウト』か?
うーん。
ベテラン天文家たちの『ほらー、こんなのに手を出すから~www』って声が聞こえる・・・・。


★転んでもタダでは起きたと「思いたくない」
小中学生の頃から、望遠鏡や双眼鏡の対物レンズやプリズムを分解して掃除や調整をしてきた身です。(さすがに高級品はバラす勇気はありませんが)激安望遠鏡の分解ごときでは躊躇しませんよー。

まずは、フードが外れるハズ!
f0346040_04341917.jpg
これ、意外に苦戦しました。
ねじ込み式じゃなくて、かぶせ式でした。(軽く接着剤で止めてただけみたい)

むう?
鏡筒は金属製なのに、対物レンズセルはプラスチックだー。
しかも、なんかネジが斜めに刺さってるし・・・(笑)。

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フードを取り外すと、さっきの『謎の四角いの』がハッキリと見えますね。
ああ、これって・・・分離式アクロマートの空気層調整用のスペーサー『お散歩』してるんじゃ?
それと、『モコモコした布状のもの』・・・対物セルのビスの位置から考えて『鏡筒内に突き出したビスの先を隠す布』じゃねーか?

分離式対物レンズにとって、スペーサーはとても大切な部品です。これが『お散歩』してちゃ設計値出せません・・・てか、レンズ傾きます。

ここで、メーカーさんからの注意文が脳裏をよぎります。
曰く、

鏡筒周りの固定ネジが精密な光学システムによって調整ずみですので、勝手に変えると、光軸の変化を引き起こす可能性があります。」

光軸調整装置が無いのは悪いことばかりではなくて、『素人が調整して余計酷く』のを防ぐ手段であることも知っています。プラスチックのセルはダメなんじゃなくて、耐衝撃性などで有利なこともあると思います。だから、多少不具合があっても、分解するのはよろしくありません

ですが・・・いやいや、さすがにスペーサーが散歩してるのは『事故』でしょう。

・・・バラします♪

f0346040_05101721.jpg
うーん。レンズ押さえリングもプラスチックかー。
ま、耐衝撃性が増すのかもねー。
ただし、工具無しでリングが外れるのもどうかと思いますが(笑)。

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出ました、心臓部です。
黒いのが3つあるのが分かるでしょうか?
やっぱりスペーサーですね。ま、普通は金属箔とかを使ってスキマを微調整するものだと思いますが、コイツは薄い樹脂状のチップっぽいですね。

しかし、すごい位置だなぁ。こんなの初めて見た(笑)。

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正しいと思われる位置にスペーサを配置し直して、組み直します。
ついでに、間に挟まっていたホコリやレンズ表面の汚れも清掃♪

ちなみに、ここまで対物セルはあえて外さずに作業しました。
メーカーさんの一文が気になるので・・・ね。
だって、プラスチックのレンズセルを止めているビスは、本当に『精密な光学システム』によって微調整されてるかもしれないじゃないですか。

ただし、鏡筒内に付き出したビスの頭を隠しているモコモコは撤去して、植毛紙で作ったリングを貼り付けました。
f0346040_05201716.jpg
よし、これで他人に対物レンズをのぞき込まれても『恥ずかしくない』ぞ。

さて・・・と。


★果たして、『ちゃんと見える』のか?
いよいよ、『実食』です♪
まずは、純正の組み合わせ(正立プリズム+付属アイピース)で月や街灯を観察。

・・・・悪くない・・・悪くないけど、なんかねむい。

正立プリズムを外してみます。

・・・・おお、だいぶスッキリしたぞ♪
いや、だってーまともな正立プリズムなら、それだけで3万円行っちゃうもん。
オマケのアクセサリーに期待しちゃいけませんって。

ではアイピースを『コスパ抜群の広角アイピース』UW-20(BORGはじめ、色んなとこで売ってるヤツね。)に変えてみます。

・・・・おお!
すごい
まともに見える!!


しかも・・・
あれ?
(気のせいかも知れませんが)
色収差が妙に少ない『ような気』がする・・・・

月面の縁とか、もっとケバケバに色収差が出ると思ったんだけどなぁ。

・・・よし!
足まわりチェンジだ!


★赤道儀に搭載して撮影を試み

f0346040_05360011.jpg
スカイメモSに搭載♪
見た目より鏡筒が軽いので、バランスも楽勝でとれちゃいました。

まあ、想定したのは、初心者がこの望遠鏡の経緯台操作をマスターして、次のステップに移行した状態ですかね(笑)。
さすがに、100倍越えの倍率だと、赤道儀の自動追尾がありがたいですなぁ。


★予定外のファーストライト
元々、「お気楽観望に耐えれば儲けもの」との趣旨でポチったものでしたが、予想外によく見えるので・・・・

f0346040_05422077.jpg
あーあ、原価不明のアヤシい激安アクロマートに赤道儀と冷却CMOSカメラ・・・・。
結局『変態チック』な機材に成り果ててしましました(笑)。

とりあえず、(シーイング最悪でしたが)お月様、行ってみましょう。

すると・・・

ででん!!

f0346040_05444523.jpg
 ※ASI174MC-COOL(冷却なし) Gskyer 90600直焦点 500コマのSer動画をAutoStackert!2で12%スタッキング
  レジスタックスでウェーブレット処理 ステライメージで最終調整

あれれ?
90mmのF6.7短焦点アクロマートって、こんなにスッキリ写せるものでしたっけ??

なんとなく、セミアポ級の性能のような気が・・・・・。
いや、きっと気のせいに違いない。


★ファーストレビュー総括ごっこ

Gskyer90600は非常にコスパ高くて面白い望遠鏡
 ※ただし、色んな部品が緩んでたり汚れてたり散歩に出かけてたりする
初心者用の観望用途に十分耐えうる性能
 ※ただし、周囲に助けてくれるベテラン天文家がいることが必須

天文『沼』の住人なら、さらに色々と遊べそう

 ※ただし、オモチャ感覚でポチることが必須


それにしても、対物キャップに絞り用の穴が空いていたり、アイピースホルダーの止めねじが2本で、しかもTネジが切ってあったり、鏡筒バンドの上にはストッパー付きのカメラネジがついてあったり、ドローチューブの長さと鏡筒内絞りの位置が(そこそこ)理にかなっていたり、鏡筒のアリガタはビクセン互換だったり、なんとなくマニア要素が盛り込まれてます。
そのくせ、アイピースは3本とも部品が緩んだ状態だったり、三脚のアクセサリートレーが欠品してたり、内部のつや消しがいい加減だったり、対物レンズは件のごとし・・・・・。とにかく、謎すぎる品です。

以下、続く・・・のか?

★★★お約束★★★
 ○1台のみの購入のため、個体差がどれほどあるかは不明です
 ○「色収差が少ない」とか「スッキリ見える」とかはあぷらなーと個人の主観です
  ※真の性能は後日、BORG89EDとサイドバイサイドでゆっくりテスト予定。
 ○自力での分解・調整は危険だとメーカーさんが警告しています。
 ○本記事は、特定の商品の評価を下げるものでも、購入を推奨するものでもありません。



by supernova1987a | 2018-03-05 06:07 | 天体望遠鏡 | Comments(10)


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