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バラ星雲のハイライトを再処理

★忙しい時期なので・・・・

色々とやりたいことが山積してるのですが、なかなか時間が取れません(泣)
あまりにブログ更新をサボるのもいけないので、申し訳程度に更新をば・・・。

★フルアーマーBORG+ナローバンド+リバースパレット
この珍妙な組み合わせでバラ星雲を撮ってみると意外に面白い絵が撮れたので、バラ星雲のハイライト部分を少し再処理してみました。
今回変えてみたのは下記の通り♪

①Hαナローの画像を30秒露光×240コマから500コマに増量
②Hα画像をレジスタックスでウェーブレット処理してL画像、『SAOリバース』パレットでカラー化した画像をRGB画像にしてLRGB合成

グロビュール(今でもそう呼ばれてるのかなぁ?)の構造をクッキリと出すことを目的に処理してみました。

すると・・・

ででん!!
f0346040_01000694.jpg

ビニングや画素数減は行わず、トリミングのみ実施。
BORG89ED+ASI1600MM-COOLの解像度の限界に迫れたつもり♪


★これからやってみたいこと
これから年度末にかけては身動き取れないので、新しいことはできないのですが、
4月になって落ち着いたら、こんなことやってみたいなぁ・・・。
(みなさん取り組まれるであろう『春の銀河祭り』とか『火星の迎撃準備』とか「以外」に・・・)
あ、今年の軍拡は「終了宣言」したので、基本的に「ポチり」は無しの方向で・・・(笑)。

①にゃあさんに先を越されちゃった「クローズアップレンズ転用の望遠鏡」を『4連装』にしてナローバンド撮影。
②完全体に進化して「Hα・SⅡ・OⅢ・RGBの同時露光」が可能となった『フルアーマーBORG』のテスト撮影。
③2個に増えたビームスプリッタ装置を組み直して『3板式CMOSカメラ』を構築して遊んでみる。
④手持ちの機材をフル動員して簡易分光望遠鏡を作り「自宅周辺の光害」のスペクトルを測定してみる。
⑤トリウムレンズを放射線源にして「突発的ホットピクセル」の正体に迫ってみる。
⑥グローバルシャッターを用いて、夜空全体がフリッカー現象を起こしているか調べてみる。
⑦万が一⑥が有意なら、いよいよ『光害チョッパー装置』の設計に入る?
シンクロトロン輻射を起こしている星雲の偏光状態を調べてみる。
⑨簡易的なハルトマンテストで手持ちの機材の収差曲線を描いてみる。
⑩オフアキシスガイダーならぬ『オンアキシスガイダー』のテスト運用開始。
⑪8ヶ月計画で『アマチュアの壁を越えてみるごっこ』プロジェクト始動。

いやー、書き出してみると『ど変態』丸出しですねぇ。
ま、王道以外に生きがいを感じるのがあぷらなーとの生き方ですので、みなさま『生暖かい目』で見守ってやってくださいな(笑)。

それにしても・・・いやはや、本業が忙しい時に限って『元実験屋』の血が騒ぎますねぇ・・・。
蔵出しした大量の教科書もそろそろ読み直さないとなぁ・・・・。


※追記・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ふと去年の1月末のブログを見直してみたら、「やりたいこと」としてこんなこと書いてあったので、振り返り♪

 ①ノイズについての「考察ごっこ」
 ②解像度とノイズの妥協点探し
 ③MCとMMのツインシステムの始動
 ④MMのフィルターワーク事始め
 ⑤APTの運用実験
 ⑥光跡途切れとイーブンオッドコンポジット法の検証
 ⑦大気の分散による色ズレの補正実験
 ⑧赤外線撮影による星雲の透過実験
 ⑨偏光フィルタの利用によるシンクロトロン輻射の検出
 ⑩LEDによる光害への対策

うーむ。
 ①:ショットノイズの正体がほぼ判明したので○としましょう。
 ②:いまだ迷走中(笑)
 ③:ツインBORGとビームスプリッタで成功したので○としましょう。
 ④:ナローバンド撮影に成功したので○ですね。
 ⑤:ああ、APT、一度も触ってない(涙)
 ⑥:上手く行くどころか、FlatAideProに実装までして頂いたので○です。
 ⑦:ZWOのADCの運用に成功したので○とします。
 ⑧:ああ、天体に赤外線フィルタ使わないまま1年が過ぎちゃいました。
 ⑨:これ、今回書いた⑧ですね・・・。
 ⑩:これ、今回書いた④+⑥+⑦ですねぇ。
おお、結構達成できているではないか!
やはり、「公言」しちゃうことのパワーは偉大だ(笑)


by supernova1987a | 2018-02-26 00:58 | 天体写真 | Comments(8)

『フルアーマーBORG・完全体』出撃準備♪

★ここまで長い道のりでしたが・・・

ようやく、『フルアーマーBORG』が当初夢想した仕様に到達しました。

目指したのは、
「Hαナロー・SⅡナロー・OⅢナロー・RGB の全てを同時露光してしまう」
という、まさに『ど変態仕様機』


★まずはカメラ・・・

カメラはZWOの冷却CMOSカメラです。
 ASI1600MC-COOL×1機
 ASI1600MM-Cool×2機
 ASI1600MM-Pro×1機
合計4台の『赤缶』がついに揃いました!

f0346040_20475998.jpg
★誰もマネしてくれないであろう「ビームスプリッター」

我ながら画期的アイディアだと思ってはいるのですが、色々とリスクがあって、万人にはオススメできない変態アイテム「ビームスプリッター」も、ついに2セット目の部品が納品されました。

f0346040_20520470.jpg
発注先は前回と同じ、エドモンドオプティクスさん。
本来研究者向けであろうパーツを個人相手に販売してくれるところが素敵♪

・・・で、色んなパーツを組み合わせて・・・

f0346040_20553412.jpg
クローズアップレンズ利用のレデューサ内蔵のビームスプリッタ装置が2個完成♪

これらを組み上げると・・・・


・・・ででん!!

★『フルアーマーBORG』完全体、降臨っ!

f0346040_20581051.jpg
ちなみに、50mmガイドスコープ・50mm光学ファインダー・広角電子ファインダーも装備していて、死角無し。
もはやBORG89EDが原型をとどめていません(汗)

うーむ。
我ながら、ほれぼれするほど変態チックな機材だなぁ(笑)。

少ない観測時間しか取れない身でも・・・
こ・・・この機体なら!

うひひ・・・。



★ご注意★

●ビームスプリッタによる同時露光には、下記のリスクを伴います
 ①光路分割するものなので、明るさは1/2になります。
 ②一種のハーフミラーなので、その原理上、偏光が生じます。
 ③40mmほどのガラスを通過するので、負の球面収差が発生します。
 ④若干の色収差が発生します。
 ⑤設置位置によってはゴーストが避けられません
 ⑥たいていの場合、コスパ悪いです。

●ASI1600MMは、そのバージョンやロットによって個体差があり、特性をよく調べてからでないと意図通りの運用ができない可能性があります。
例えば、あぷらなーと保有の3個体については、下記のように吐き出される像には大きな差がありました。
f0346040_21071570.jpg
 ※左:1号機 中:2号機 右:3号機
 ※全て-30度+ゲイン200+0.5秒露光でフラットパネルを撮影して出力した16bitFITS画像を50コマコンポジットしたもの。

ご覧のように
 1号機は網目状ノイズが少ない代わりにクールピクセルが多い
 2号機はクールピクセルが少ない代わりに網目状ノイズが盛大に出る
 3号機は(今のところ)どちらも少ない
という有様で、とても同じ(系列の)機種とは思えませんね(笑)。
さらに、1号機にはゲイン400前後で盛大に横シマノイズが発生するため、高ゲイン下で撮影した像は、ステライメージでのコンポジットは不可能で、AutoStackert!2のRowNoiseCollection機能を利用したスタックなどの必要があったり・・・など、色々とクセがあります。

※MM1号機の横シマノイズ(Rowノイズ)は、例えばこんな感じ
f0346040_01140479.jpg
とりあえず、ゲイン400+30秒露光で発生することは分かってるんだけど、同じゲイン400でも短時間露光によるフラットフレームには再現しないという困りもの。でも、まあ、AutoStackert!2で補正できるので良しとします。


※MM2号機の網目状ノイズの正体は、素子別の輝度分布を解析してみるとハッキリします。

f0346040_01162806.jpg
このように感度の高いピクセル(L2・L3)と感度が低いピクセル(L1・L4)が交互に並んでいる訳ですね。
正確には、感度と言うよりもむしろ、L2・L3群とL1・L4群のオフセット(零点補正)がズレてる(涙)。
まあ、これもオフセットのズレ(バイアスノイズ)を含んだダークフレームを減算すれば軽減するので、良しとします。

さて、MM3号機、今回のフラットパネル試写では良い感じに見えるけれど、実際に天体撮ったときは一体どんな問題が出てくるのか、ハラハラドキドキです。

by supernova1987a | 2018-01-28 21:15 | 天体望遠鏡 | Comments(14)

『リバースパレット』の早見図公開

★念願のナローバンドによる「鮮やかなバラ」

色々と試行錯誤しましたが、ようやく鮮やかな発色のバラ星雲を三波長ナローバンドで撮影することができました。




そこで、今後のために「一目でやりたいことが分かる」ような早見図を作ってみました。

f0346040_15483462.jpg
S:SⅡ A:Hα O:OⅢ の各波長による撮影データを
 ☆通常のパレットではR/G/Bのいずれに割り振ったか
 ☆新たに考案した『リバースパレット』ではC/M/Yのいずれに割り振ったか
が一目で分かってとても便利♪

これで今後カラー合成処理のプロセスに失敗して時間を食うことも少なくなるかな??

まあ、実際は

色ベクトルが(100,0,0)のRに充てる予定のHαにCを充てたとすると、その色ベクトルは(0,100,100)
色ベクトルが(0,100,0)のGに充てる予定のOⅢにMを充てたとすると、その色ベクトルは(100,0,100)
よって、HαとOⅢが重なった領域は従来のパレットなら(100,100,0)で黄色になるけど
リバースパレットなら(100,100,200)となって、
ここから邪魔な背景となる(100,100,100)を減算すると(0,0,100)
・・・むう・・・これは青だな。

などと『暗算』可能なのですが、めんどくさいので・・・。


★前回のエントリーで

大昔(天文少年だった頃)の作品を載せたところ色々とコメントいただきビックリ。
それでも、今回のバラ星雲の撮影(30年ぶり)は興奮しました。
だって・・・・(高校生でコレかよ?などとお世辞を頂きましたが)バラ星雲って難敵ですもん。

ちなみに前回(30年前)に同じ場所で撮影したバラ星雲がこちら
f0346040_16064340.jpg
 ※ファミスコ60S(BORGの祖先)60mm FL400mm + コニカGX3200ネガ +ニコンFG20
 ※ミザールAR-1赤道儀+MMD-QZ+GT-68+K-12mmで半自動ガイド(目視でガイド補正)露光(たぶん)5分か10分

当時の天文少年にとっては、市街地からこれくらい写せれば御の字ですよ。

それが、今回の撮影では

f0346040_23365959.jpg
こんなんになっちゃうんだもんなー。

ま、30年間の撮影環境の進化恐るべし、ということで・・・。

大昔天文少年だったオジサマ方が、かつての夢を求めて天文界に復帰してるケースもあると聞きますが、たしかになあ・・・・。

しかし、最近の天文少年って幸せなのかどうかは微妙ですね。
だって、上のバラ星雲くらいなら「工夫と体力でやっつけてやるぜ」って思うでしょうが、下のバラ星雲みたいにオッサンが物量作戦で撮った画像見ちゃうとねぇ。

昔なら、数万円の赤道儀+1軸モータードライブに1~2万円程度のガイドスコープを載せて、ファミスコ60S(当時バーゲンセールでたったの3000円ですよ!)で直焦点撮影すれば総額10万円以内には納まるので、小遣いでもなんとかなりますが、現代だと、パソコン代やらソフト代やらが重い上に、やれオートガイドだ、自動導入だ、ナローバンドだ、冷却CMOSだ・・・ではとても無理です。
たぶん、少しずつ増強していって機材がそろった時にはオッサンになってます。

ここら辺、なんとかならんかなぁ・・・。

・・・等と言いつつ、『変態あぷらなーと』自身は、BORG89ED×2本、ビームスプリッタ×2機、冷却CMOSカメラ×4機で構成される『足のついたジオング』=『フルアーマーBORG・完全体』の出撃準備に取りかかってる訳ですが(笑)。


★ノスタルジーついでに・・・

昨日出てきた写真とともに、こんな写真も発掘されました。
f0346040_16445532.jpg
当時、高校の地学教室の奥からボロボロの16cmパラボラ鏡が発掘されて、天文少年の強い味方『御三家』さんに頼んで再メッキやら斜鏡等のパーツやらを頼んで格安で自作したドブソニアン望遠鏡です。他にも、プラネタリウムを自作して上演したり、でっかい八木アンテナを屋上に立ててFM電波で流星のエコー観測したり、・・・とにかく楽しかったなあ・・・・。


by supernova1987a | 2018-01-22 23:17 | 天体写真 | Comments(12)

鮮やかさ優先でバラ星雲を処理してみる

★種明かしは次回ということで・・・

前回のエントリーで、

従来のナローバンド3波長のカラー合成6パターン以外の可能性について言及しましたが、
さらに処理を進めたので、色々なカラーバリエーションをお見せします♪


★バラ星雲で『あの色合い』を出してみる

ナローバンドカラー合成の名手の方は大勢いらっしゃって名作が多数公開されているのですが、その中でもあぷらなーとが憧れていた『色合い』というものがあります。
それは、原色の発色が鮮やかで、それがグラデーションのように推移している『レインボー調』とでも言うべき風合いを実現されている作品です。

ただし、バラ星雲でその『色合い』って見かけませんよね。
恐らく、バラ星雲の場合Hα・SⅡ・OⅢの各領域が結構重なり合ってしまっていて色分離特性(相性)が悪いことが一因かと推測します。
(前回、『なんか補色っぽい』と表現したとおり、パッとしないんですよねぇ・・・)

ならば!
というわけで、前回の(従来のカラバリ6パターン以外の)処理をさらに進めてみました。

すると・・・


ででん!!
f0346040_06360029.jpg
どうでしょう?
けっこう『あのイメージ』に近い風合いのバラになったと思いませんか?
Hαが強い(と期待する)領域が鮮やかな緑で、SⅡが強い(と期待する)領域が鮮やかな赤に描写できました♪
・・・で、その間がグラデーション♪
おそらく、バラをSAO合成する方が目指してるのは実は『この色合い』ではないかと・・・・。

では、前回の画像(立体感優先処理)もきっちり仕上げてみます。

f0346040_06360697.jpg
はい。
前回目指した(意図した)色合いが出せました。
これはモクモクの部分を立体的に目立たせるという趣旨のカラバリですね♪


また、青いバラがお好きなら・・・
f0346040_06461259.jpg
こんなのもアリですかねぇ。

いずれにしても、これらの色合いは、メジャーな3色合成による6パターンのカラーバリエーション↓
f0346040_05471315.jpg
には一切含まれていないのが分かると思います。

あ、ちなみに、Hα・SⅡ・OⅢ以外の画像(LやRGBなど)は一切混ぜていません


★次回のエントリーで

バラ星雲のナローバンド撮影におけるこの手法の有効性について、説明を試みます♪

P.S.
別に、新しい手法を開発したわけではなくて、
Hα・SⅡ・OⅢのカラー合成のバリエーションは6パターンのみではなく
そもそも、12パターンあるよーってオチなので、あまり期待しないでくださいね♪


by supernova1987a | 2018-01-20 07:02 | 天体写真 | Comments(6)

立体感優先でバラ星雲を処理してみる

★人生初のSAOバラ星雲ゲット♪

先日の好天で、ようやく『フルアーマーBORG』で3波長ナローバンド一気撮り作戦は成功したわけですが・・・・


ナローバンド初心者なりに、ナローバンドで撮影した画像の処理方法が少しだけ分かってきました。


★お楽しみはここから!

さて、ナローバンド撮影の面白さは、疑似カラー化する際の方向性が色々楽しめることですよねぇ。

ええと、3バンド全てを使ってカラー合成するとなると・・・
R・G・Bの各チャンネルに、それぞれHα・SⅡ・OⅢのいずれかを充てるわけですから
バリエーションは3の階乗=3×2=6パターンあるわけですね。

いやー、こりゃ面白そうだー。
以前から憧れてたこの『遊び』、早速やってみましょう。
f0346040_05471315.jpg
 ※上段:左から順に、SAO AOS SOA
 ※下段:左から順に、OAS ASO OSA

SAOで1つ仕上げておいてそれをRGB三色分解処理して保存しておけば、定番の6パターンの合成は楽ちんですね。
(もしくはフォトショでカラースワップしても良いですね)


★でも本当にバリエーションはこれだけ??

いずれも、いかにも『ナローバンドだー』という感じで、とても刺激的な色合いなのですが、個人的に「なんか違うかも」などと感じるのも事実でして・・・・。
この『違和感』がどこにあるのかとよくよく画像を見てみると、
強い色が原色というよりも『補色っぽい』んですよねー。
うまく表現できませんが、なんか『ポジっぽい』というよりもむしろ『ネガっぽい色づかい』というか・・・。
無論、本来近接しているHαとSⅡを2原色にむりやり引き離したのですから、補色っぽい色(マゼンタやシアン)が生じるのも当然ですが。

たぶん、赤成分が強いバラ星雲の場合、自然な発色なるのは、SⅡを捨ててHαとOⅢのみで合成するAOOなのでしょうね。
やってみると、こんな感じです。
f0346040_06270103.jpg
うん。こっちの方が自然だなぁ。
でもなんか足りない気も・・・・。
もう少しパンチが欲しいかも(笑)

では、
「AOOとかの2波長合成ではなく、他に(3波長全てを使って)面白そうな合成法はないのかなー」
と考えていたら、ふと閃きました♪

さっそく、やってみます。
すると・・・・

ででん!
f0346040_06054875.jpg
おお、面白れぇー!
こんな薔薇は見たことがないぞ?

なんか散光星雲のはずが分子雲に化けちゃったみたいにも見えますが、
これ、意外に良いかも。
とにかく、ものすごいモクモク感と奥行きが感じられて、新鮮♪

f0346040_06114995.jpg
拡大してみると、とても面白いですねぇ。

★ここでクイズです。
さて、みなさん。
この『不思議な色具合』
Hα・SⅡ・OⅢをどのようにカラー合成したのか、お分かりになりますか??



by supernova1987a | 2018-01-18 06:36 | 天体写真 | Comments(8)

『フルアーマーBORG』で薔薇を撃つ

★珍しく、条件が揃いました!

ここのところ、なかなか「お休み」+「月が無い」+「晴れ」の三拍子が揃わなかったのですが、ついに条件が揃いました。
これはもう、千載一遇のチャンス♪
冬の寒波の襲来でめちゃくちゃ寒いですが、『フルアーマーBORG』ニワトリ出撃決定です。

実は、大晦日に「ファーストライトで『年越し薔薇』だっ」と意気込んだのは良いものの、月が明るいし、自作レデューサの選定間違えて『日の丸ゴースト』が出るし、USBメモリからのデータ移送にミスって120コマも画像が消失するし・・・・で、人生初の「SAO作戦」は玉砕しました。



★今回の改善策は・・・

今回は『フルアーマーBORG』のセカンドライト。・・・前回の失敗を取り戻すべく、薔薇リベンジのみの一点突破を狙います。
前回の教訓を元に
 ①ASI1600MCの前に装着したレデューサ代わりのクローズアップレンズは「ノーマル」ではなく「Pro1-D」仕様の物に換装
 ②明るい内にファインダーなどの調整は済ましておく
 ③突然SSDが昇天して何もかも飛んでしまったDELLのノートPCを修理する。
 ④撮像中に始まるWindowsアップデート関連を回避するため、撮影の半日前から全てのPCを起動させておく
 ⑤フラットは撮影後の日中に撮るので望遠鏡にカメラは付けたまま撤収
 ⑥ヒューマンエラーが出やすい『クールファイル補正法』は手作業ではなく、ぴんたんさんが実装してくれたFlatAideProのバッチ演算を使う
 ⑦露取りヒーター6機はAC電源からUSB充電器を通じて安定稼働させる
 ⑧画像処理は、撮影後、ちゃんと寝てから取りかかる
以上の改善を盛り込み、頑張ってみます。



★いざ出撃! 
f0346040_00492111.jpg
BORG89EDをツインに仕立て、その内の1本にはビームスプリッタを介してASI1600MM-COOLを2台装着。
この2台のカメラでHαとSⅡを同時露光します。
もう1本のBORGに直付けでASI1600MC-COOLを装着。
こちらは、主にG素を利用してOⅢを露光します。

これで、2時間ほどバラ星雲を撮影し、Hα+SⅡ+OⅢを一気に同時露光してしまうという作戦です。
事前テストで、(接眼部の大幅強化はしたものの)鏡筒とマウント関連のタワミが取り切れて無く、2本の鏡筒が別方向にズレていくことが分かっていたので、オートガイドは無駄と判断。ノータッチガイドで、短時間露光+多数枚コンポジットで攻めます。


★かくして撮影した画像は・・・

 Hαライトフレーム:ゲイン400+30秒露光×240コマ
 SⅡライトフレーム:ゲイン400+30秒露光×236コマ
 OⅢライトフレーム:ゲイン400+30秒露光×240コマ
 バイアス補正のためのフラットダーク:各カメラにつき360コマ
 フラット補正のためのフラットフレーム:各カメラにつき360コマ
 バイアス&ダーク補正のためのダークフレーム:各カメラにつき360コマ

・・・しめて3956コマの画像を撮影しました。



★SAOの薔薇ゲットなるか?

なにしろ人生初の三波長ナローバンド撮影ですから、完全に未知の領域なのですが、ともかく四苦八苦しながら画像処理を進めました。

すると・・・

ででん!!
f0346040_01060828.jpg
おお、とっても良い感じです♪
ついに、「フルアーマーBORG」作戦、成功です。

それにしても・・・・
たかが30秒露光のノータッチガイド画像を寄せ集めただけなのに、
えらく細部が写ってます

上記画像のピクセル等倍だと・・・

f0346040_01095632.jpg
うへぇー。
これがナローバンドの威力かー。
まあ、前々から
「シーイングの悪い環境下では、ベイヤー処理によるボケを含まないASI1600MMの真の解像度が活きるのは、せいぜい焦点距離600mm前後ではないか?」
などと、邪推してたんですが、BORG89EDがまさにこの焦点レンジ。
「ノイズを目立たなくするためにソフトウェアビニングしちゃうと解像度が下がってもったいない」
と感じたのは、初めての経験です。

まだまだ改善の余地はありますが、
とりあえず
2本のBORG89EDと1個のビームスプリッタを用いて、SAOナローを一気撮りしてしまう無謀な試み
は成功しました。

めでたい♪

おや?
いつの間にか、ビームスプリッタが2個に増殖してるぞ?
あれれ?
いつの間にか、ASI1600MM-COOLの3機目の入荷メールも来てるぞ?

ええと・・・
もう少しだけ『フルアーマーBORG』強化してみます。
ま、ジオングに足付けるようなものですが・・・(笑)

by supernova1987a | 2018-01-16 01:33 | 天体写真 | Comments(12)

新年早々「好事魔多し」

★『年越し薔薇』バッチリ成功だぜ!?

・・・と思ったら、好事魔多し
せっかく『フルアーマーBORG』で望んだSAO同時撮影作戦ですが、Hα画像こそ大成功したものの、あとはダメダメでした。


★SⅡを担当したMM2号機の痛恨のポカミス

ビームスプリッタの直交方向に装着したASI1600MMーCool2号機ですが、


『網目状ノイズ』の一件が解決して調子に乗っていたらバチが当たったようです。

本題に入る前に、ちとUSBメモリについてお話しします。

今のところ、ニワトリでも遠征でもノートPCに溜めた撮像データをUSBメモリにバックアップして、そこから画像処理用PCにコピーしているんですが、データ転送用のUSBメモリは主に2種類を愛用しています。

◎主力USBメモリその①
 ソニーのUSM32GQX(高速タイプ32GB)※1個保有
 見た目も格好いいメタルボディのノック式USBメモリです。
 特に読み出し速度は素晴らしく、実測で150~200MB/Sもの爆速で稼働します。
 ただし、当方の環境では画像処理用自作デスクトップPCと相性が悪いようで、転送途中で接続が切れてしまうことも。

◎主力USBメモリその②
 グリーンハウスのピコドライブ L3 32GB GH-UF3LA32G-WH(32GB)※2個保有
 いわゆる格安USBで、どうもネット上での評判が芳しくないのですが、個人的に『隠れた逸品』だと思ってます。
 読み出し速度も十分に高速で、実測で50~100MB/Sを叩き出します。
 ただし、このシリーズの16GB版、これはいただけません
 見かけ上32GB版と全く同じに見えるのですが、実測で5~10MB/Sの劇遅で『まるで別物』です。
 ※32G版を2本、16GB版を3本保有していますが、全てこの差異があります。
 ※なぜか密林でも(肝心の)32GB版だけあまり見かけなくなりましたねぇ。謎です。

このうち、ソニーのUSBを使うときは、万が一のデータ損失に備えて「移動」ではなく「コピー」を心がけていたのですが、今回、あまりに多くのデータを輸送したために頭がこんがらがっている時にまさかの「転送中の接続切れ」。
もちろんWindows側でロールバックが作動するのでファイルが消失するケースは希なのですが、「転送に成功したファイル群」を消さずに「転送に失敗したファイル群」を消してしまうという大ポカ(ヒューマンエラー)をやらかしてしまいました。

・・・というわけでSⅡ画像120コマが消失してしまいました。
上書きする前に気づけば復元処理も不可能では無かったのですが、32GBフルに次のデータを上書きしてしまった後にミスに気づくという・・・。
いやーこんな初歩的なミスは初めてです。せっかく、将来起こるであろうHDDの故障に備えてバックアップ用のNASも配備したのに、それ以前の問題。
やはり、3台のカメラを同時稼働させて一晩に約5000コマ(約160GB)もの画像データを徹夜収集してると、頭がこんがらがってミスしますね。

今後は気をつけます。


★OⅢを担当したMCの失敗

一応、モノクロ版ではなくカラー版のASI1600MC-COOLを使う上での『ハンデ』として、こちらはビームスプリッタを介さずに光を丸々1機に独占させました。しかもベイヤー配列の中でピクセル数が他の色の2倍あるG素子を使うので大丈夫だろうと自信満々だったのですが・・・・。

なんじゃこりゃ?
f0346040_23194272.jpg
なんですか、この巨大な『人魂』は!
せっかくのOⅢ薔薇が台無しやん!
単なるゴーストにしてはでかすぎるなぁ。そもそも輝星なんて視野に入ってないし・・・。

はっ!
バックグラウンドからの微弱な光がナローバンドフィルタに反射して、それが(レデューサ代わりの)クローズアップレンズの凹面によって集光したんじゃないか??
・・・ならば、フラットフレームに再現されるはず!!

・・・で、『どこでもフラット板』を初登板させてゲットしたフラット画像を見てみると・・・
f0346040_23244253.jpg
うむ!
周辺減光とともに『人魂』も再現されたぜ。
良い感じ♪
よし、フラット補正で解決するか?
すると・・・

f0346040_23320998.jpg
ありゃ?

周辺減光が過補正なのは良しとしても、なんか『人魂』の補正が変だよ?
なんか位置がズレてる~!


★というわけで・・・

せっかくの『フルアーマーBORG』で『年越し薔薇でSAO』作戦は、見事に潰えました。(面目ない・・・)
ま、『人魂』の件は、なんとか(対処療法ではなく)原因を探ってはみますが・・・ね。
ちなみに、この『人魂』HαとSⅡでは影も形もないんですよねー。
同じBORG89EDで、しかも(色々と悪さしそうな)ビームスプリッタが『無し』の方でこれが出るとなぁ。

んん?
ええと・・・
同じBORG89EDで・・・
同じレデュ・・・

ああっ!!
装着したレデューサのチョイスを間違えてた!!
HαとSⅡ用カメラの方にはACクローズアップレンズN03の「Pro1Dバージョン」を付けてるのに、OⅢ用カメラの方にだけACクローズアップレンズN03の「ノーマルバージョン」を付けてた・・・・デジタル非対応の安物コーティング仕様だ・・・こりゃ、ゴーストも出るわなー。
とは言え、ここまでの差が出たのは意外だったので、感光する波長の違いも含めて色々と「検証ごっこ」してみます

ふむ!
これで、また「検証ごっこネタ」がひとつ増えたわ。
こりゃ、新年早々、縁起がええのー♪

はい。転んでもタダで起きたと『思いたくない』のが信条ですので・・・(ぐすん)。


P.S.
というわけで、カラー版の『年越し薔薇』のリザルトは無期延期
当面は、『人魂事件』の検証ごっこと、クールピクセル軽減秘策「パートⅡ」として今回密かに試行した、その名も『秘技:くるりんぱ撮法』(バレバレ?)の検証ごっこを中心にブログを更新していこうと思います。

あ、クールピクセル関連では、間もなく(ぴんたんさんがらみで)「驚愕の急展開」をレポートできる見込みです♪


by supernova1987a | 2018-01-02 23:57 | 天体写真 | Comments(8)

『フルアーマーBORG』で「年越し薔薇」

★たしか以前バラ星雲を撮影したのは・・・

自称「天文ファン」のくせに、よくよく考えてみると、超メジャーな「バラ星雲」を撮影した記憶が一度しかありません
それも、高校生の頃にファミスコ60S+コニカGX3200を使って撮影したきりという・・・。

さて、
フルアーマーBORGの初陣が2回連続で空振りに終わったので、このままでは年が越せぬとばかり、大晦日の夜に「年越し蕎麦」ならぬ「年越し薔薇」を敢行。昼間から夕方に掛けては雨でしたが、23:00頃にようやく晴れ間が出てきました。

★今こそ出でよ!フルアーマーBORGっ!!
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BORG89EDツインにビームスプリッタを装備して、ZWOの冷却CMOSカメラ・通称『赤缶』を3本も搭載。で、ノートPCも3台出動。
1台目PCで導入、2台目PCはASI1600MMーCOOLを2台トリガー、そして3台目PCでASI1600MC-COOLをトリガーする作戦。

さらに、先日組んだ秘密兵器『どこでもフラット』も投入します。レタリング用のLEDトレース台と譜面台を組み合わせたアヤしさ満点のアイテムです。こちらも実戦投入は今回が初。
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いえ、スカイフラットじゃないので、別に後から家の中でフラットを撮っても良いんですけど、カメラの傾きとかゴミの状態とかが変わるとイヤなので、現場でフラットも撮っちゃうことにしました。


★まん丸な月が邪魔するけれど・・・

うーん。最近満月期しか晴れないなぁ・・・・。
でも大丈夫、そんなこともあろうかと3台のASI1600にはナローバンドフィルタが装填されているのです!

結局、晴れ間を縫って撮影を敢行。いつ雲が通過するか分からなかったので、オートガイドは無し。
潔くノータッチガイドで乗り切ります。
さて、3台のカメラを駆使して撮影したデータは・・・

①ASI1600MM-COOL1号機(ビームスプリッタ併用)
 フィルタ:Hαナロー
 ゲイン:300
 冷却温度-15度
 ライトフレーム:30秒露光×478コマ
 フラットフレーム:360コマ
 フラットダーク:360コマ
 ダークフレーム:360コマ

②ASI1600MM-COOL2号機(ビームスプリッタ併用)
 フィルタ:SⅡナロー
 ゲイン:300
 冷却温度-15度
 ライトフレーム:30秒露光×480コマ
 フラットフレーム:360コマ
 フラットダーク:360コマ
 ダークフレーム:360コマ

②ASI1600MC-COOL(直付け)
 フィルタ:OⅢナロー
 ゲイン:300
 冷却温度-15度
 ライトフレーム:30秒露光×497コマ
 フラットフレーム:360コマ
 フラットダーク:360コマ
 ダークフレーム:360コマ

さて・・・・
収集した画像データ、実に4977コマ(約162GB)・・・これ処理しきれるんかなぁ・・・・。

ま、撮影は晴れた日にしかできないので、曇りの日にのんびり処理することにしますか。
うーむ。これは長く苦しめ楽しめそうだぞ♪


★とりあえず、Hαを処理してみる

なにはともあれ、ちゃんと写ってるのかどうかさえアヤシいので、Hαだけ処理してみることに。

撮って出しの1コマ画像は、がんばって炙り出してもこんな感じでした。

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うーむ。
写ってるなあ・・・写ってるけど厳しそう。ナローバンドとは言え、やっぱ満月期は無謀だったか?

だがしかし
今回はフラットも撮ってることですし、478コマという『数の暴力』で押し切ることにします。
そうそう、MM1号機はクールピクセルがウジャウジャ出るので、『クールファイル補正法』も投入します。

ステライメージ6.5・ステライメージ7・PSCC・シルキーピクス・NikCollectionをフル投入。
もう、気が遠くなるほどの画像処理を経て・・・

ついに・・・・


ででん!!

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おお!
高校生の頃に撮ったバラとはまるで別物(あたりまえか)

やっぱ、ナローバンドってすげえ!

P.S.
ここらへんで力尽きたので、SⅡとOⅢはまた次のお休みに処理します。
実は、OⅢの画像をちょっと見てみたら、何がいけなかったのか「画面中央に巨大な(バラ星雲くらいの大きさの)ゴースト状の光芒」がクッキリ出てて撃沈。・・・こりゃ難儀しそうです。)


by supernova1987a | 2018-01-01 12:16 | 天体写真 | Comments(7)

2017年を振り返り

★2017年のお仕事も無事完了。

今年のお仕事は12/29で終了。
12/30~1/1はめでたくお休みと相成りました。

・・・でもGPV見ると今夜は天気悪そう。
やりたいこと、いっぱいあるのになあ・・・・。


★もし予報が『良い方に』外れたら

とりあえず、13:00現在は快晴です。もしも今夜晴れたら、こんなことしてみる予定♪

①今度こそ、『フルアーマーBORG』の初陣♪

 2台のBORG89EDと1個のビームスプリッタを使い、ASI1600MM×2機とMC×1機でのナローバンドSAO『一気撮り』、やってみたいです。
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②撮影中は、久々に『のんびり観望』♪

手持ちのパーツをフル動員して組んだ『双眼BORG60』ですが、まだ昼間の風景しか眺めたことが無いです。
今回、「のんびり」&「じっくり」天体観望できるように、小さな赤道儀に載せて『完成形』になったので・・・
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ヒマになる撮影中は、コイツでのんびり天体観望といきたいところです。
昼間の遠景を見る限り、双眼BORG、とても鮮明な像を見せてくれるハズなんですよねー。



★今年ゲットした『ジャンル別のMyベストアイテム』は


<①望遠鏡編>

これ以上望遠鏡ばかり増やしても(腕が伴ってないので)仕方ないのですが、
BORG89ED対物レンズのB品を引き当てたのが今年の『大物』ですかねぇ。


以前は、同じ予算なら『今持ってない機種』に魅力を感じてたのですが、今年はそれとは真逆で『同じ機種を増やしたい』という考えに変わりました。
本業が忙しかったり、天候が悪かったりで実稼働時間がほんのわずかしか撮れない現状だと、「2倍の撮影時間を確保」するより「2倍の撮影速度」でデータ量を確保する方が得策ではないかと思ったからです。



<②光学パーツ編>

比較的安価で軽量の望遠鏡ならともかく、値が張る上に重量級の望遠鏡をツイン化するのは骨が折れます。
そのため編み出した独自パーツが「ビームスプリッタ露光装置」でした。

これにより、2台のカメラを同時に露光できるようになりました。
ツイン鏡筒のように稼働時間を1/2にはできませんが、晴れ間を縫っての慌ただしい撮影などではカメラ交換の手間が省ける点が魅力です。
また、自転の早い木星や固有運動が大きい彗星などでは、2台のカメラの同時刻性が大きく寄与すると実感しています。



<③小物編>
今年は、光路長や各種カメラやパーツとのマッチングを試行錯誤することが多くなったので、BORGのリングが噛み込んでしまって外れなくなることが多々ありました。
そんななか、ダメ元でポチってみた「ラバーベルトレンチ」(固くなった瓶詰めのフタなどを開ける道具)の効果が絶大で、それ以後『噛み込み地獄』に悩むことが皆無になりました。



<④失敗編>

ポチってしまった後に、いざ使ってみて『しまった!』ってこと、ありますよねぇ?
今年最大の失敗は・・・・

ででん!
名付けて『爆発する中華木炭』でしたー(笑)


結露回避用に長年愛用してきた木炭カイロですが、肝心の燃料が底をつきかけた上に日本のメーカーさんが撤退したので同等品を求めてポチったものの『爆跳』が頻繁に発生して怖くて使い物になりませんでしたとさ(笑)。
あ~あ、欲張って沢山買うんじゃなかった(どうすんだ、これ・・・)。


では、
来年も皆様方とともに素敵な『沼』ライフが送れますように♪


by supernova1987a | 2017-12-30 14:47 | 機材 | Comments(10)

ASI1600MMの『のっぴきならぬ問題』を見つけてしまった

★『フルアーマーBORG』の出撃準備として・・・

BORG89EDをツイン鏡筒にして、そのうちの1本にはビームスプリッタを装着し、合計3機の冷却CMOSカメラを同時稼働させて「SAOナローを一発撮りしてしまおう」という乱暴な機材、名付けて『フルアーマーBORG』の出撃準備中です。残念ながらASI1600は2台がMMで1台はMCなのですが、OⅢなら(数の多い)G画素が使えるのでMCでも代用になるかと・・・・。

所詮、鏡筒は2本ですのでリアルなトリプル鏡筒には勝てないでしょうが、フィルター交換の手間や波長によるピントズレの補正の手間が省ける分、単なるツイン鏡筒よりは効率は上がるかと目論んだ次第。・・・まあ、CPUで例えると、「実際は2コアだけれど、ハイパースレッディングで3コアに見せかけてる」みたいなもんですかね(笑)。

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★ビームスプリッタには純正のフラットナが使えないので

ここで問題になるのが、ビームスプリッタを積んだことによって、純正のフラットナが使えないことです。
仕方ないので、ケンコーのクローズアップレンズAC3をレデューサ兼フラットナとして各カメラの前に組み込みました。
また、ASI1600MMは新機種「ASI1600MM-Pro」がアナウンスされていましたが、特性が変わっちゃうと色々とめんどそうなので、あえて従来の機種を入手しました。

さらに、ビームスプリッタを積んだことによって(V-Powerに換装しているとはいえ)接眼部に掛かる負担が大きいので、色々と補強を施しました。
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また、サブの鏡筒(MC×1で運用)は標準のヘリコイドでタワミが大きいので、こちらも補強。
さらに使わなくなったCCDカメラを電子ファインダーに仕立てて搭載しました。
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★ファーストライトまでの道のりは遠くて・・・

ここで、サクッとファーストライトに突入すれば楽しいのですが、自作レデューサの成否とか、フィルターの位置の調整とか、そもそもピントが出るのかとか、課題が山積しているので、なかなか実戦投入までの道のりは遠そうです。

というわけで、まずは、2台のASI1600MMが「似たような特性なのかどうか」をチェックするとともに、ビームスプリッタ併用時の弊害が出ないかチェックすることに。

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とりあえず、メイン鏡筒にビームスプリッタと2枚のASI1600MMを装着して、両方ともピントが出せるかどうかをテスト。
補強ステーと補強リングによって接眼部の可動範囲が制限を受けるので、意外と難航しました。

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天気が悪いので、こんな感じで約1km遠方にある鉄塔を撮影してみます。

・・・ところが・・・


★なんだ?この違和感は!

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まずは1コマ撮りです。左がビームスプリッタの直視方向に装着したASI1600MM1号機(元々持っていた物)、右が直交方向に装着したASI1600MM2号機(今回買い足した物)です。さすがに、MCと異なりMMはシャープです。ベイヤー処理が不要なことが大きく効いてきている上に、600mm前後の焦点距離だとシーイングの影響も受けにくいからでしょうね。

・・・でも、ちょっとまってください。
ええと・・・なんだか違和感があります。

2号機の方だけディスプレイで見るとモアレが見えるんです。これがカラー機のベイヤー画像なら分かります。
ディスプレイのナイキスト周波数がベイヤー配列の周波数よりも低い場合はモアレが生じて当然ですので。

でも、これ、モノクロ機ですよ。モアレなんて出ないでしょ普通。

ちと拡大してみます。

f0346040_21273412.jpg
すると今度は2号機のモアレは消えたものの・・・・。
なんというか、やはり違和感が。

ええと、どう言えば良いんでしょう。ちょうど、モノクロ機とカラー機の中間のような「なんだかピリッとしない」画像
それになんだか、変なノイズリダクションを掛けた後のようにボソボソしてます。


★コンポジットして比べてみる

1枚画像だけではショットノイズが支配的なので、カメラの特性が見えてきません。
そこで、それぞれ50コマコンポジットしてみました。もちろん、位置合わせは無しの加算平均処理です。

・・・すると・・・

ええっ!!
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ショットノイズが打ち消された結果、左のMM1号機は「お馴染みの」クールピクセルが明瞭に出てます。
ところが、右のMM2号機にはクールピクセルがほとんど見当たらない!?
その代わり、なんだか不自然な網目模様というか、「荒れ」が一面に広がっていて、とても50コマコンポジットには見えません。
しかも、若干像が甘い。

これ、カメラ内部でなんか『変な』処理されちゃってるんじゃ・・・。


★まさか・・・・

せっかくPro版ではなく従来仕様のASI1600MM-COOLを買い足したのに、これじゃ特性が違いすぎて「やりたかったこと」できないよぉ・・・・。
ああ、もう!

・・・・まさか・・・・・マイナーチェンジで「ピクセルマッピング」されちゃったとか「ノイズ低減処理エンジン」が積まれちゃったとか・・・???
ううー。マジで泣きそうです。(こんなことなら、おとなしくPro版に行ってたよー。)

というわけで(ナローバンド撮影にはさほど影響はしないでしょうが)副産物的に思いついていた『種々の面白い試み』が全てパーかも(涙)


★★★お約束★★★
あくまでも私見です。一般的にはクールピクセルが減るのは良いことです。
また、あぷらなーとはあくまで素人なので、今回の『検証ごっこ』には、多大なるミスが含まれているかもしれません。
なお、正確には、乾燥剤を入れる口のキャップの色など変更点が認められますので、まったくの同一仕様であるという保証自体がなかったわけですが・・・・



by supernova1987a | 2017-12-18 21:58 | 機材 | Comments(14)


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