あぷらなーと


あぷらなーとの写真ブログ
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あぷらなーと
文系寄りの元理系(?)
「天体」「マクロ」「実験ごっこ」その他諸々の科学写真が大好きな HN:あぷらなーと が いろんな写真ネタをのんびり語ります。あまり気合い入れすぎると続かないので、「ぼちぼち」いきます。
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『ど変態魔道』に復帰→秘密兵器完成!?

★一瞬、『変態』からの脱却を夢想したけれど

ま、あくまで「天体写真マニア」であって「天文機材マニア」を目指している訳ではないよなー。
という訳で、一瞬『魔改造兵器』を封印した画像処理とかやってみたんだけれど

・・・はっ!
否!あぷらなーとは、こんな芸風ではない

「誰もが考えつかない」か、考えついても「馬鹿らしくて実行しない」ような魔改造兵器を投入しなければ『ど変態』の名が泣くというもの。

というわけで、入院中に秘密裏に設計していた新兵器制作プロジェクトを発動してみた。


★なんぞ、これ!?

ええ、今回もまた一段と『禍々しい』魔改造兵器ですよー。

ふっふっふ。
さすがに、誰も「制作時間30分」とは思うまい。

出でよ、渾身の新兵器っ!



ででん!!
f0346040_18552545.jpg
えっ?
「何がなんだか訳が分からない」
ですか・・・。

では、少しずつ種明かしを・・・。


★対物レンズは・・・

先日来傾倒している『にせBORG』方式に則り、ケンコーのACクローズアップレンズNo4を対物レンズにしました。
口径50mm・焦点距離250mmのアクロマートですなぁ。


★カメラは・・・

ASI1600MM-Pro×1機
ASI1600MM-COOL×2機
合計3機の冷却CMOSモノクロカメラを実装!
・・・で、なんとこの3台がタイムラグもパララックスもなく同時露光されるのだー、


★フィルターは・・・

Hαナロー×1
OⅢナロー×1
Hβナロー×1
の3種類を実装済み。
ええ、いわゆるハッブルパレット系よりはRGBに近い構成です。


★そして心臓部は・・・

今回の新開発兵器のキモはココです。
f0346040_19032721.jpg
自作ビームスプリッタ2機を相対角度45度ズラして連結!
ええ、無偏光タイプのスプリッタじゃないので、こうすることで偏光の影響を最小限に止める作戦ですな。

・・・で、このダブルビームスプリッタによって、入射光が3分割されてそれぞれの冷却CMOSカメラへ送られるという仕掛け。
ちなみに入院中にウンウン唸りながら悩んだのが、この「偏光の影響で像が消える」であろう現象の回避(軽減)法でした。

★いざテスト撮影に出撃!!
f0346040_19103314.jpg
え?
「右腕が動かせない状態で、どうやって作ったのか」
ですかー。

そこはぬかりなく、右腕の手術前に「力が必要な箇所」だけは仮組みして並べてたんですよ。

しかも、入院中はリハビリの先生から指示されてた自主トレ(すげー痛い)を毎日3回欠かさず実施して、その他の健常部分は(許可を得て)1日4回筋トレ。
精密ドライバやPC等も左手だけで操作できるように日夜特訓♪(先日、利き腕を使わずに食べられる『串刺し』病院食を紹介しましたが、実はすでに左手でお箸も使えるようになってたりします。)
万が一転倒すると2週間の治療の全てがパーなので、患部に負担を掛けない転び方を練習して、左右の脚についても片足だけでも重心バランスが崩れないよう体幹トレーニングを欠かさなかった訳でして・・・。

そして、(ココが一番大事な部分ですが)左手だけでの機材制作中に手が滑った場合は、それがレンズやカメラであっても絶対に落下途中にキャッチしようせず「まずは見捨てる」精神力(笑)。


★・・・で??

何をする魔道兵器なのか?

ええと・・・ほら、ビデオカメラの世界では、昔から有るじゃないですかー。
ベイヤー配列(など)による解像度低下の影響を避ける『三板式カラーカメラ』などというチートなヤツが。

★★★以下つづきます★★★



by supernova1987a | 2018-07-08 19:42 | 機材考案 | Comments(18)

長焦点『にせBORG』昼間試写

★ネタなんだかマジなんだか

こんにちは。『へんてこ機材』量産中のあぷらなーとです。

先日、三連装『にせBORG』によるOⅢ+RGB合成の電柱テスト写真を公開しました。



1600円のケンコーACクローズアップレンズNo4を対物レンズにして自作した50mmF4.5版『にせBORG』でも、OⅢナローバンドで撮影した画像をL画像としてLRGB合成すると驚異的な解像度を叩き出す事が分かりました。
本エントリー後半の比較のために、画素補完してピクセル374%拡大した比較画像をお見せしましょう。
f0346040_08290990.jpg
左が短焦点版『にせBORG』+ASI1600MCによる画像
右はASI1600MM+OⅢで撮影したナロー画像をLとし、これに最大エントロピー画像復元をかけた上でLRGBしたもの。

同じ1600円対物レンズなのに、相当な解像力向上が得られたことが分かりますねぇ。

だが、しかしっ!


★長焦点版『にせBORGルナスナイパー』の破壊力

『アクロマートの逆襲』企画第2弾として制作した長焦点版『にせBORG』名付けて『ルナスナイパー』はテレコン内蔵でF14です。

だって、ほら、昔から言うじゃないですか。
「F値の大きさは七難隠す」って。

本来の目的であった月面撮影は天候悪化で中断しちゃったので、得意の「電柱テスト」でその威力を検証ごっこしてみましょう

ででん!
f0346040_08412203.jpg
左が短焦点版『にせBORG』のOⅢナロー+LRGBのベスト処理(画像復元あり)
右は長焦点版『にせBORG』+ASI1600MCのカラー画像(画像復元無し!)
です。
若干モヤモヤしているものの、解像度的には『素の画像』の時点で良い勝負できているじゃないかっ!

では、ビームスプリッタを用いて同時撮影したASI1600MM+OⅢナローでLRGBして、きちんと最大エントロピー画像復元もかけると、どうなるか?!

心の準備は良いですか?
では、いきますよー。

ででん!!
f0346040_08505551.jpg
左が短焦点版『にせBORG』のOⅢナロー+LRGBのベスト処理(画像復元あり)
右は長焦点版『にせBORG』OⅢナロー+LRGBのベスト処理(画像復元あり)
 
うひゃー!
 
こ、これは・・・
ふははははっ!
正直、笑いが止まらねぇ

では、成果をハデにアピールするために、『短焦点版にせBORG』+MCの通常撮影画像と並べてみますね。
(なんという、アンフェアな比較・・・)
f0346040_09000975.jpg
左は短焦点版『にせBORG』+ASI1600MCによる画像(画像復元なし)
右が長焦点版『にせBORG』OⅢナロー+LRGBのベスト処理(画像復元あり)

2000円足らずのアクロマート対物レンズも、変態あぷらなーとの『魔改造』なら、ここまで行けますぜ。
みなさんも、梅雨の憂さ晴らしにおひとついかがですか?
ケンコーのACクローズアップレンズNo2。

・・・いや、冗談です。
あぷらなーとのようにすでに膨大なアヤシいパーツを保有している方以外は、真面目に55FLとかFC60とかに行く方が健全です。たぶん。
 

by supernova1987a | 2018-06-07 09:12 | 機材 | Comments(20)

逆襲!?何と戦ってるんだか②

★オリジナル機材の楽しみは・・・

実用性があるかどうかは別として、オリジナル機材の楽しみは、色んな用途に合わせてその形態をチェンジできることですね。
というわけで、『にせBORG』企画第2弾を発動させることに・・・。


★今回セレクトしたパーツは!!

今回は、夜晴れることを期待して、下記のネタを合体してみることにします。
①対物レンズにはACクローズアップレンズNo2を!

このクローズアップレンズは、ディオプトリが2つまり焦点距離が500mmあります。
要するに口径50mmF10のアクロマートですなー。
このレンズ、単独でも結構良い像を結ぶんですが、今回はさらに『味付け』をしてみます。

②接眼部にはオリジナルビームスプリッタ装置を!

あぷらなーとがこの装置を考案・作製してから1年以上が経過しますが、今のところ他に類を見ません。
(単なる自慢。でも実はちょっと寂しい)
メリットとしては、
 ・鏡筒が1本で2本分の働きができる
 ・輝度情報と色情報を同時露光できる
 ・動きや回転を伴う天体でも色ズレが出ない
 ・地上の風景でもパララックスが生じない
といったところでしょうか。

③撮影の方式はOⅢナロー+RGBの同時露光に!

前回の『変態企画』で試したところ、存外にOⅢナロー+RGBの合成がシャープだったので、今回もこの手法を取り入れて、ビームスプリッタに「ASI1600MMM-Pro+OⅢナロー」とASI1600MC-COOLを同時装填してみましょう。

★せっかくですから『広告』も(笑)
ででん!!
f0346040_11205083.jpg
わはははは。
こりゃ禍々しい(笑)
ああ、また『魔界』の扉を開けてしまった。
ちなみに、インチキ製品名を「ルナ・スナイパー」にするか「アルテミス・アーチャー」にするか(どうでもいいところに)悩んだというのは内緒。
f0346040_11271350.jpg
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赤道儀はスカイメモSにビクセンのパーツを組み合わせたものをチョイス。
これなら片手でヒョイヒョイ運べますし、月追尾モードも選べるのがうれしい。
それに、ASI16002台の『赤缶』とのカラーマッチングが素晴らしいので・・・。

そろそろ各パーツの光路長を『体が覚えてきた』ようで、組み上げた直後に月に向けると一発でピントが来ました♪

★ファーストライトは半分失敗

いや、ホントはシャープな月面をゲットしようと企んでいたんですよー。
でも、途中から薄雲が全天に広がっちゃって、MM-Proのピントチェック用画像を撮影しただけで店じまい(涙)
f0346040_11411363.jpg
MCと同時露光を始める前に曇っちゃったので、肝心のORGB合成はできず。
でも、薄雲がかかってて、シーイングも悪い中の月面としてはまずまずかなあ。
なにしろ、今回も1900円前後の激安対物レンズですもんねぇ。
うん。今後の撮影が楽しみ♪

P.S.
「あぷらなーとは赤が好きなのか?」
いえ、ホントは黄色が大好きなんです。
ほら、ニコンって黄色のイメージを多用するし、昔愛用していたカタディオプトリックカセグレン「ミザールのアルテア15」は鏡筒が黄色だし。
ああ、でも近年は「黄色の鏡筒」というと「タカハシのイプシロン」の意味になっちゃいますね。
でも・・・・

ん?・・・なんか荷物が届いたよ?

来た!
(にゃあさんから情報をもらった刹那に無意識に)ヤフオク入札してて、結局落札しちゃった「BORG89ED対物レンズ(絶版の白モデル!)」
ええ、これで『まともな対物レンズ』も3個揃いました!!

右腕の怪我が治ったら、BORG89ED×3本+ビームスプリッタ×2機にASI1600×4機とD810Aを装填して・・・

Hα+OⅢ+SⅡ+Hβ+RGBの5チャンネル同時露光システム
を降臨させるのじゃー!

ええ。手術の後、右腕に握力が戻るまでの間は、三連装『にせBORG』で練習しますとも♪

ふはははは。
全ては計算通り(・・・ホントか??)

by supernova1987a | 2018-06-04 11:58 | 機材考案 | Comments(13)

三連装『にせBORG』昼間試写

★一見ギャグのように見えますが

にゃあさんの『ハイスピードなんちゃって望遠鏡』にも大いに刺激を受けて自作した『にせBORG三連装砲』ですが・・・。

これ、実は結構『真面目』なんですよー。
はい。
念願の「ナローバンドならアクロマートでも十分」説の『検証ごっこ』が主たる目的です♪

うーむ。
完成したからには、性能チェックをせねばなるまい。
でないと「単なるネタ」と思われちゃう・・・。


★まずは昼間の試写で試してみる

いきなり天体撮影への実戦投入は困難ですし、なにより天候が安定しません。
・・・という訳で、まずは昼間試写で性能チェックを決行することに
f0346040_21564975.jpg
『三連装主砲』が狙うは逆光気味の電柱です。

f0346040_22044143.jpg
今回の撮像にはウィンドウズタブレットも投入。
これ、ピント合わせの時に手元でチェックできるのでとても便利♪


★アクロマートの通常画像は・・・

『にせBORG三連装砲』には、本来モノクロ冷却CMOSカメラASI1600MMが3機装着されています。でも、まずはカラーCMOSカメラASI1600MCで画質チェックをしてみましょう。対物レンズもレデューサもケンコーのACクローズアップレンズを転用した物ですから、相当分の色収差は残っています。
さて、どうなりますか。

f0346040_22084130.jpg
これが『にせBORG』+ASI1600MCのノートリミング画像です。

一見シャープに見えますが、画面左の電線にシアンのニジミ、画面右の電線に赤いニジミが生じていることが分かります。
このように前ボケ部分に赤系のニジミ、後ボケ部分に青系のニジミがそれぞれ生じるのは一般のカメラ用レンズでもよく見られる現象です。いわゆる軸上色収ですね。
波長によってピント位置が異なるのですから仕方ありません。

つぎに、この画像をピクセル等倍でトリミングしてみます。
f0346040_22174974.jpg
前後のボケに生じた軸上色収差はもちろんのこと、ピクセル等倍だと合焦面のシャープネスも失われているようです。
本来、アクロマートとは「2色について色収差が補正され、その内の1色については球面収差とコマ収差が補正されたレンズ」のことを指します。ただし、球面収差が少ないのが1色だけと判断するのは早計です。
たとえば、下記を見てください。
f0346040_22241285.jpg
ハルチングの解(2枚玉アクロマートを設計するための便法)を用いてアクロマートを自動設計するEXCELシートを作り、般的なクラウンガラスとフリントガラスを組み合わせてレンズ設計してみると、その収差曲線は下記のようになりました。
f0346040_22252692.jpg
グラフの横軸はピントの位置を、縦軸はレンズの中心からの距離を示します。
色ごとのグラフが横にズレてると色収差が多く縦線がグニャリと曲がっていると球面収差が多いことを表します。
アクロマートの場合色収差は(2色しか補正できないので)回避できませんが、意外と球面収差は少なくもできるものです(※ただし小口径機に限る)。

今回の写真のピクセル等倍像が『眠い』のは、
 ①色々な波長の光がボケて重なった影響
 ②実は結構な量の球面収差が残っている
のどちらかです。

もし、②ならナローバンドフィルタで波長を絞り込んでも無駄(あるいは不十分)ですが、①であれば回避できる可能性が高まりますね。

※クローズアップレンズは本来、カメラのレンズにかける『老眼鏡』のようなものです。当然、あぷらなーとのように対物レンズとして使ってしまうという用途は設計段階では想定されてはいないでしょうから詳細な挙動は予測できません。


さて、では、ナローバンド+モノクロカメラでは、どんな像が得られるでしょうか??



★ナローバンド+モノクロカメラの威力

まずは、ASI1600MMとOⅢナローバンドフィルタを装填した筒でノーフィルタカラー画像と比較してみます。


すると・・・・・


ででん!!
f0346040_22443017.jpg
 ※左:ノーフィルタ+カラーCMOS
 右:OⅢナロー+モノクロCMOS
 ※この画像、是非・是非クリックして拡大してご覧ください!

うおっ!
圧倒的じゃないか!

どうです?
これが同じレンズ(1600円のクローズアップレンズ)に見えますか?
まるで別物ですね♪

では次に、HαやSⅡの画像も比較してみましょう

f0346040_22480690.jpg
 ※左から順に
カラー ・ OⅢ ・ Hα ・ SⅡ

このサイズでもハッキリ分かりますが、さらに拡大してみます。

すると・・・

ででん!!
f0346040_22495921.jpg
 ※左から順に
カラー ・ OⅢ ・ Hα ・ SⅡ

3バンド全てにおいて
圧倒的じゃないか!

まあ、若干SⅡが甘い気もしますが、それでも通常のカラー撮影とは雲泥の差。

え?
「でもピント位置はそれぞれ異なるんでしょ??」
ですか?

ふはははは!
だからこそ
『三連装』なのだっ!
f0346040_00361168.jpg
ほら、単なるギャグにすぎなかったインチキ広告のキャッチが、まさかの現実味を帯びてきたでしょう?

体の調子が良いときに晴れたら、あぷらなーとのアクロマートが(・・・舌噛みそう)
『通常の3倍』の撮影効率で『逆襲』いきますよー。

というわけで、
2018年の「プロジェクト」がまた一つ本格的に発動いたしましたっ!!

・・・次は・・・
『光害チョッパー』のフィルタ回転部の回路とコードを書きつつ、
 ①放射線が撮像素子をダイレクトヒット
した場合の影響
 ②『オンアキシスガイダー』構想
のどちらかを開始するとしますかねぇ♪

勝算が1%でも見えてくるまで、詳細は(恥ずかしくて)明かせませんが、
2018年の『最終マル秘プロジェクト』には、「手持ちの全鏡筒」・「手持ちの全カメラ」・「手持ちの全装置」・「進行中の全課題」を全部投入しないとカスリもしない超難敵を撃つ予定なので、一つ一つ潰していくしかないよなぁ・・・・。

★★★追記★★★
ま、電柱でSAO合成しても珍妙な画像になるだけだし、そもそも水平方向のパララックス(視差)があるので合成不可能なんだけど、もっともシャープだったOⅢナロー+MMの画像を64枚コンポジットしてウェーブレット掛けたものをL画像にして、MCのカラーとLRGB合成すると、『どえらいこと』になった♪
f0346040_01160920.jpg
※左:ノーフィルタ+カラーCMOS
 右:OⅢナロー+モノクロCMOS LRGB合成

1600円対物レンズのポテンシャル、ヤバくないっすか?


by supernova1987a | 2018-05-28 23:21 | 機材 | Comments(16)

短焦点版『にせBORG50S』ファーストライト その②

★ついにファーストライトに成功♪
ケンコーのACクローズアップレンズNo4を対物レンズにした『にせBORG50S』のファーストライトに成功しました。
ついでに、本当に久々の「PCの力を全く借りない星雲撮影」にも成功したわけで、機材の軽量化とも相まって怪我をした右肩の手術前通院治療中の現在でも、6月に予定している手術から退院した後の数ヶ月におよぶリハビリ生活でも、ニワトリなら決行できる光が見えてきました。(無論、ムリは禁物ですし治療を優先しますが、たまには楽しみが無いと頑張れない性分なので・・・)
f0346040_20251466.jpg



★画像処理の過程公開
別に、大した事をしたわけではないのですが、そもそもが「1600円の対物レンズ」での撮影ですから、ある程度の画像処理は施してます。
しかも、近所のLED街灯の光が望遠鏡を煌々と照らしており、空には月齢18の丸々としたお月様が輝いており、時折薄雲が通過するという劣悪条件での強行撮影でしたので。

⓪撮影データは・・・
 ・カメラ:ニコンD810A(APS-Cクロップ)
 ・対物レンズ:ケンコーACクローズアップNo4
 ・補正レンズ:BORG0.85倍レデューサ(APS-C用)
 ・フィルタ:アイダスLPS-D1
 ・赤道儀:ケンコースカイメモS
 ・追尾:ノータッチガイド
 ・撮像感度:ISO3200
 ・露出:30秒
 ・ノイズ低減:なし
 ・ダークファイル:なし
 ・フラットファイル:なし
 ・撮像枚数:121コマ
 ・記録形式:RAW

①撮影したRAW画像をステライメージ7でバッチ処理
 (1)ベイヤー画像の展開
 (2)カラー構造を加味したホット&クールピクセル除去
 (3)デモザイク(ディベイヤー)処理
 (4)2×2ビニング
 (5)FITSファイルで出力
 ※純正のキャプチャーNX-Dで現像するよりも好結果でした。
 ※ステライメージは7以上のバージョンでないとD810AのRAWが扱えません。

②121コマをステライメージ6.5で加算平均コンポジット
 ※ここでステライメージのバージョンを6.5に下げているのは、意図的です。
 (位置合わせコンポジットの速度が数倍~数十倍高速だから)
f0346040_23480695.jpg

③ステライメージ7で色調を補正
 ※今回はオートストレッチを用いました
f0346040_23481264.jpg

④ステライメージ7でレベルを補正
 
f0346040_23071846.jpg
⑤ステライメージ7で周辺減光・カブリ補正
 ※今回はフラット画像を撮影していないのでソフト上での目分量補正とします。
f0346040_23095410.jpg
⑥ステライメージ7でデジタル現像
 ※マスク処理を用いて高輝度部分と低輝度部分を分けて処理しました。
 ※本来は星雲の高輝度部分がサチらないようにする機能ですが、アクロマートの場合は恒星像を引き締める効果があります。
f0346040_23155192.jpg
⑦NikCollectionで加工
 ※HDRによるストラクチャ強調と階調圧縮およびDefineによるノイズ低減を主に行います
f0346040_23115474.jpg
⑧NikCollectionのVireza2とステライメージ7のLab色補正
 ※Vireza2では部分的な色補正(邪道ですが、ニコンファンには昔から常套手段?)
 ※Lab色補正では全体的な色調を整えます
f0346040_23212445.jpg
⑨シルキーピクスで仕上げ
 ※ここは完全に好みの問題です。
f0346040_23244796.jpg
⑩破綻した周辺部を捨てるようにトリミングして完成♪
f0346040_21253232.jpg
★というわけで・・・

主要部分は、こんな感じになりました。
f0346040_23485236.jpg

 「121コマコンポジットした直後」と「その後の処理」を比較すると・・・

f0346040_02565253.jpg

こんな感じですかねぇ。
ともあれ、上記の「Befor」画像が出てきても、頑張ればあぶり出せるということですね。

クローズアップレンズ侮りがたし!

ま、見る人によって、受け取り方は様々だと思います。

「たった1600円の対物レンズでこんなに写るのか!」
「所詮アクロマート。ハロが酷すぎ(笑)」
「所詮は転用物。センタリングかスケアリング狂ってね?」
「フィルタの取り付け位置が対物レンズに近すぎでは?」
「せめてフラット補正くらい作用させようよー」
「コントロールポイント処理は反則!これだからニコン親父は・・・」
「処理過程⑥で止めとけ!」

よって、異論は認めます(笑)

次回出撃は・・・あるのか??

P.S.
というわけで、あぷらなーとのGW連休はこれにて終了。
いやー。
怪我のため家から外に出なかったのに、妙に濃密な連休でした。
明日からはお仕事です。

by supernova1987a | 2018-05-06 19:54 | 機材 | Comments(8)

短焦点版『にせBORG50S』ファーストライト その①

★せっかく色々と作っていたのに・・・

ケンコーのACクローズアップレンズを対物レンズに使った『にせBORG』ですが
ACNo2を使った長焦点仕様機『にせBORG50L』は天体の実写に成功したものの

ACNo4を使った短焦点仕様機『にせBORG50S』の方は日中のお花撮影などにしか使っておらず、天体写真に使えるのかどうか全く未知数の状態。
そうこうしている間に、にゃあさんがACNo5を使った『なんっちゃって望遠鏡』の制作を敢行。驚くべき事にオリオン座大星雲のナローバンド撮影に成功されていました。

あぷらなーとは、かねがね
「ナローバンドならアクロマートでも行けるのではないか?」
という時論を持っていて
「いつか『3連装にせBORG砲』を作って一気にSAO撮影してやるぜー」
と目論んでいたのですが、ちょっぴり先を越された形に(笑)。
・・・しかも、にゃあさん製の『なんちゃって望遠鏡』の方がカッコいいという・・・。

でも、にゃあさんの実証結果によると、
「Hαナローバンドはシャープに写るが、普通のカラー写真はボケボケになる」
そうで、コボーグ36EDを求める旅に出立されたようです。
(にゃあさんは、これでシングルレンズ・アクロマート・EDアポ・フローライトアポの4カテゴリーをコンプリート。うらやましすぎ♪)


★にゃあさんの敵を討つ!?

通常カラー撮影戦においては、にゃあさんが投入した『なんちゃって望遠鏡』ですら通用しなかった難敵:「星雲」というモンスター
よーし。ここはひとつあぷらなーとが『敵討ち』の名乗りを上げようではないですか。

今回はモンスターに負けるわけにはいかないので、ファーストライトの前に少し『ドーピング』します。
ただし「パソコン関係の利用は反則」というルールも付加しましょう。
よって自動導入もポールマスターも電子ファインダーも使いません。

よし!
燃え上がれ
俺の変態小宇宙(コスモ)っ
・・・もう、なにやってんだか(笑)。


★対物部の構成
f0346040_20030618.jpg
ケンコーのACクローズアップレンズNo4を対物レンズにチョイスし、光害カットフィルタLPS-D1を装着します。

★接眼部の構成
f0346040_20051581.jpg
昼間の撮影では、簡易レデューサ兼フラットナーとしてACNo3かNo5を用いるのですが、今回は『負けられない戦い』なのでBORG純正の0.85×レデューサを投入します。そこからニコンD810A(APS-Cクロップ)につなぎます。



★導入用ファインダー部の構成

f0346040_20071111.jpg
一眼レフ越しに対象物を見つけることは不可能で、しかも今回は「自動導入を封印する」という方針ですので、30mm光学ファインダーを装着します。
いわゆるX-Y支持脚は(メーカーを問わず)その構造上(押しバネと輪ゴムで固定されてる)衝撃に弱く、すぐにズレたり脱落したりするものがほとんどですが、今回のように、軽量級の移動機材に取り付けるのにはベストですね。(初期調整が一瞬で終わるので)

★架台の構成
最初はスカイメモTを使おうかと思っていたのですが、諸般の問題(標準装備ではパワーが足りない)で挫折。
以前から保有していたスカイメモSとそのパーツをチョイスしました。(この赤道儀、ホントに良くできています。)
 
f0346040_20110634.jpg
長い戦いになるかもしれないので、スカイメモSには単3エネループ4本を装填します。
f0346040_20120780.jpg
正確な極軸合わせのために、マンフロットの190三脚→K-ASTECの微動台座→スカイメモSという構成をチョイス。
※純正の微動架台パーツ(三脚と本体を接続する物)は、色んな理由で(個人的には)あんまりオススメできません。

マンフロットの三脚はちと撓み(というか、しなり的な)が大きいのですが、なんといってもイタリーデザイン。赤い色づかいがスカイメモSやZWOのCMOSカメラにマッチして実にカッコいいんです。最大のメリットは雲台取り付け部がいわゆる太ネジ規格になっていること。変なアダプタをかまさなくてもK-ASTECの微動台座がくっつく点でポイント高いです。(この三脚が真価を発揮するのは、実はマクロ撮影時なのですが、話題が逸れるので触れません♪)


★完成形態
f0346040_20251466.jpg
おおー、カッコいい♪
・・・一体なにと戦ってるんだか(笑)

ちなみに、全体像を見るとなかなかコンパクトに仕上がっていることが分かります。
f0346040_20275767.jpg
★ファーストライト決行!

いよいよ出撃です。

極軸のセットは、30秒で完了。
なにしろ高々200mmクラスの望遠で短時間露光の多数枚コンポジットですから設置精度を求めても無意味。
光学極軸望遠鏡でのセットを一瞬で切り抜けます♪
うむポールマスターより10倍は早いぜー。

ピント合わせにはバーティノフマスク無しのライブビュー目視で行きます。
PC使わないルールはもちろんですが、今回の主鏡はアクロマートなのですよ。だから、焦点内外像の色の変化を目視で確認して青ハロのみが生じるポイントを探ります。
そもそも一般的なアクロマートは
「g線(青色)の二次スペクトル(残存色収差)を散らして(犠牲にして)、その分だけ他の色をシャープに見せかける設計」
が定石のはず。ここで青ハロが消えるようなポイントにピントを合わせると他の色が破綻します。

さて、今回の撮影対象は最初から決めてました。
『にせBORG50S』の初陣として撃破する対象は「北アメリカとペリカン」です。

しかし、久々ですねー。
紙の星図見て明るい恒星から対象物へのアプローチ法を頭に入れて、光学ファインダーで構図を決定するというクラシカルな戦い。
(あぷらなーとは、子供の頃、飛び石式に恒星をたどることで目標天体を導入することを得意としていました。)

・・・ターゲット発見!

D810AをAPS-Cクロップして、ISO3200のRAWで30秒露光の無限連射を開始します。
他のニコン機と異なりD810シリーズは、忌まわしい100コマ連射制限タイマーが実装されていないので、100コマごとに一旦撮影を止めるというおまじないは不要です。

そして、その結果は・・・・


ででん!!
f0346040_21253232.jpg
 ※『にせBORG50S』+0.85レデューサ+ニコンD810A(APS-Cクロップ)+LPS-D1
  ISO3200・RAW・30秒露光 スカイメモSによるノータッチガイド
  126コマの画像をコンポジット処理

ま、色々とツッコミどころ満載の画像ですが、
これ1600円の対物レンズなんですぜ?!

ふう。
なんとか、にゃあさんの敵は討てたか・・・。

P.S.
※画像処理については、次回書く予定です。
ええ、『光害チョッパー』か『メカニカルPEC』が進展していなければ、の話ですが(笑)。

by supernova1987a | 2018-05-06 05:58 | 機材 | Comments(6)

『にせBORG』日中試写(息抜き♪)

★せっかくの連休突入ですが

怪我した右肩のせいで重い機材は運べないし、入院+手術の時期が先に伸びたし、
まあ、やることが無いわけですよ。
ついでに天気も悪いし・・・・。

ちなみに主治医の先生からは
「腱をつなぐ手術に備えて少しずつ周辺の筋肉をほぐし肩の可動範囲を広げておきなさい」
とのお達し。お注射とお薬で痛みを和らげておいて、少しずつストレッチをして肩をほぐす毎日。
軽い物なら持てるので、少しだけ気晴らしを・・・・。

★『にせBORG』なるもの

ケンコーのACクローズアップレンズはとても便利なパーツでして、下記の3種類の用途が考えられます。

 ①本来の用途であるマクロ撮影用(カメラ用レンズの前に取り付ける)
 ②望遠鏡のフォーカルレデューサへの転用(望遠鏡とカメラの間に入れる)
 ③望遠鏡の対物レンズへの転用(望遠鏡の対物レンズと交換する)

このうち、あぷらなーとが特に気に入っているのが、③でして、
例えばACクローズアップNo4なら、それだけで
口径50mm・焦点距離250mmのアクロマート屈折望遠鏡の代用になります。
レンズ以外の部品としてBORGのパーツを用いますので、外観は完全にBORG。名付けて『にせBORG』です♪


さらに2枚のクローズアップレンズを使って②+③の役割をもたせると、そこそこ良い感じの望遠レンズになるんですねー。
しかも、結構後ボケのとろけ具合が素敵なんですよー。

※ニコンのVR70-210mmF2.8やミニBORG50と比較したボケ具合はこちら↓
最近だと、にゃあさん も色々と研究されてます。

ううっ、誰ですか?
「善良なる にゃあさんを『ど変態・魔道』に引きずり込んじまったのか!?
「おのれ悪魔めっ!」
なんて言っているのは!(笑)。


では久々に組んでみるとしますか、『にせBORG』望遠レンズ♪


★何度も試行錯誤した身なので組み立ては一瞬♪

ま、こんな感じで、
 ACクローズアップNo4を対物レンズに
 ACクローズアップレンズNo3をレデューサに
それぞれ見立てます。
f0346040_10535897.jpg
で、組み上げると・・・・


ででん!!
f0346040_10552332.jpg
超カッコいい『にせBORG望遠レンズが完成♪

どうです?
まさか対物レンズとレデューサ合わせて3500円足らずという爆安機材には思えないでしょう??


※注:ナローバンド撮影における天体望遠鏡のレデューサとしてNo3を用いる場合は、ノーマルのACではなくPro1D仕様のNo3を用いないとゴーストなどが発生することを確認しています。この場合は少し高価↓になります。



★早速、お花を『ニワトリ』♪

早速、満開のツツジを狙ってみましょう。
今日は曇り空ですが、個人的にはピーカン(快晴)よりも曇天の方が魅力的に写ると感じています。

f0346040_11390267.jpg
※ニコンD610+自作望遠レンズ ISO800・絞り優先オート RAW キャプチャーNX-Dで現像 少しトリミング

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※ニコンD610+自作望遠レンズ ISO800・絞り優先オート RAW キャプチャーNX-Dで現像 少しトリミング

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※ニコンD610+自作望遠レンズ ISO800・絞り優先オート RAW キャプチャーNX-Dで現像 少しトリミング

うむ。やはり曇天は『天然レフ板』、光が良く回るなぁ。
『にせBORG望遠レンズ』の威力で後ボケもトロトロ♪
 なかなか良い感じです♪

ま、細かいことを言えば(ペッツファール条件の計算とかしていないし・専用設計でもないので)周辺の像の流れや像面湾曲は残っているのだけれど、普段使いなら全然問題ありませんね。
f0346040_11480323.jpg
※ニコンD610+自作望遠レンズ ISO800・絞り優先オート RAW キャプチャーNX-Dで現像 ノートリミング

ボケを活かした構図なら、フルサイズデジカメでノートリミングでもご覧の通り↑

どうです?
あなたも、 『ど変態・魔道』 もとい 『望遠レンズ自作ごっこ道』に足を突っ込んで見たくなったでしょう!?
・・・うひひ。


★★★酔狂な方への重要なご注意★★★

※ACクローズアップNo3は決して対物レンズには用いないでください。
 すさまじい球面収差が出て使い物になりません。 

※対物レンズとして有用なのは(あぷらなーとの個人的経験上)ACNo2・ACNo4・ACNo5の三種類です。

※球面収差が出るのなら「アクロマート(AC)」ではなくて「色消しレンズ」じゃないのか?
 というツッコミはNGです。
 本来の用途と異なりますので、無茶言っちゃいけないでしょう(笑)

※『後ボケがトロトロ』ということは、たいていアンダーコレクション気味であることを示すので、
 前ボケはウルサくなる傾向にあります。

by supernova1987a | 2018-05-02 12:07 | 機材考案 | Comments(6)

バラ星雲のハイライトを再処理

★忙しい時期なので・・・・

色々とやりたいことが山積してるのですが、なかなか時間が取れません(泣)
あまりにブログ更新をサボるのもいけないので、申し訳程度に更新をば・・・。

★フルアーマーBORG+ナローバンド+リバースパレット
この珍妙な組み合わせでバラ星雲を撮ってみると意外に面白い絵が撮れたので、バラ星雲のハイライト部分を少し再処理してみました。
今回変えてみたのは下記の通り♪

①Hαナローの画像を30秒露光×240コマから500コマに増量
②Hα画像をレジスタックスでウェーブレット処理してL画像、『SAOリバース』パレットでカラー化した画像をRGB画像にしてLRGB合成

グロビュール(今でもそう呼ばれてるのかなぁ?)の構造をクッキリと出すことを目的に処理してみました。

すると・・・

ででん!!
f0346040_01000694.jpg

ビニングや画素数減は行わず、トリミングのみ実施。
BORG89ED+ASI1600MM-COOLの解像度の限界に迫れたつもり♪


★これからやってみたいこと
これから年度末にかけては身動き取れないので、新しいことはできないのですが、
4月になって落ち着いたら、こんなことやってみたいなぁ・・・。
(みなさん取り組まれるであろう『春の銀河祭り』とか『火星の迎撃準備』とか「以外」に・・・)
あ、今年の軍拡は「終了宣言」したので、基本的に「ポチり」は無しの方向で・・・(笑)。

①にゃあさんに先を越されちゃった「クローズアップレンズ転用の望遠鏡」を『4連装』にしてナローバンド撮影。
②完全体に進化して「Hα・SⅡ・OⅢ・RGBの同時露光」が可能となった『フルアーマーBORG』のテスト撮影。
③2個に増えたビームスプリッタ装置を組み直して『3板式CMOSカメラ』を構築して遊んでみる。
④手持ちの機材をフル動員して簡易分光望遠鏡を作り「自宅周辺の光害」のスペクトルを測定してみる。
⑤トリウムレンズを放射線源にして「突発的ホットピクセル」の正体に迫ってみる。
⑥グローバルシャッターを用いて、夜空全体がフリッカー現象を起こしているか調べてみる。
⑦万が一⑥が有意なら、いよいよ『光害チョッパー装置』の設計に入る?
シンクロトロン輻射を起こしている星雲の偏光状態を調べてみる。
⑨簡易的なハルトマンテストで手持ちの機材の収差曲線を描いてみる。
⑩オフアキシスガイダーならぬ『オンアキシスガイダー』のテスト運用開始。
⑪8ヶ月計画で『アマチュアの壁を越えてみるごっこ』プロジェクト始動。

いやー、書き出してみると『ど変態』丸出しですねぇ。
ま、王道以外に生きがいを感じるのがあぷらなーとの生き方ですので、みなさま『生暖かい目』で見守ってやってくださいな(笑)。

それにしても・・・いやはや、本業が忙しい時に限って『元実験屋』の血が騒ぎますねぇ・・・。
蔵出しした大量の教科書もそろそろ読み直さないとなぁ・・・・。


※追記・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ふと去年の1月末のブログを見直してみたら、「やりたいこと」としてこんなこと書いてあったので、振り返り♪

 ①ノイズについての「考察ごっこ」
 ②解像度とノイズの妥協点探し
 ③MCとMMのツインシステムの始動
 ④MMのフィルターワーク事始め
 ⑤APTの運用実験
 ⑥光跡途切れとイーブンオッドコンポジット法の検証
 ⑦大気の分散による色ズレの補正実験
 ⑧赤外線撮影による星雲の透過実験
 ⑨偏光フィルタの利用によるシンクロトロン輻射の検出
 ⑩LEDによる光害への対策

うーむ。
 ①:ショットノイズの正体がほぼ判明したので○としましょう。
 ②:いまだ迷走中(笑)
 ③:ツインBORGとビームスプリッタで成功したので○としましょう。
 ④:ナローバンド撮影に成功したので○ですね。
 ⑤:ああ、APT、一度も触ってない(涙)
 ⑥:上手く行くどころか、FlatAideProに実装までして頂いたので○です。
 ⑦:ZWOのADCの運用に成功したので○とします。
 ⑧:ああ、天体に赤外線フィルタ使わないまま1年が過ぎちゃいました。
 ⑨:これ、今回書いた⑧ですね・・・。
 ⑩:これ、今回書いた④+⑥+⑦ですねぇ。
おお、結構達成できているではないか!
やはり、「公言」しちゃうことのパワーは偉大だ(笑)


by supernova1987a | 2018-02-26 00:58 | 天体写真 | Comments(8)

『フルアーマーBORG・完全体』出撃準備♪

★ここまで長い道のりでしたが・・・

ようやく、『フルアーマーBORG』が当初夢想した仕様に到達しました。

目指したのは、
「Hαナロー・SⅡナロー・OⅢナロー・RGB の全てを同時露光してしまう」
という、まさに『ど変態仕様機』


★まずはカメラ・・・

カメラはZWOの冷却CMOSカメラです。
 ASI1600MC-COOL×1機
 ASI1600MM-Cool×2機
 ASI1600MM-Pro×1機
合計4台の『赤缶』がついに揃いました!

f0346040_20475998.jpg
★誰もマネしてくれないであろう「ビームスプリッター」

我ながら画期的アイディアだと思ってはいるのですが、色々とリスクがあって、万人にはオススメできない変態アイテム「ビームスプリッター」も、ついに2セット目の部品が納品されました。

f0346040_20520470.jpg
発注先は前回と同じ、エドモンドオプティクスさん。
本来研究者向けであろうパーツを個人相手に販売してくれるところが素敵♪

・・・で、色んなパーツを組み合わせて・・・

f0346040_20553412.jpg
クローズアップレンズ利用のレデューサ内蔵のビームスプリッタ装置が2個完成♪

これらを組み上げると・・・・


・・・ででん!!

★『フルアーマーBORG』完全体、降臨っ!

f0346040_20581051.jpg
ちなみに、50mmガイドスコープ・50mm光学ファインダー・広角電子ファインダーも装備していて、死角無し。
もはやBORG89EDが原型をとどめていません(汗)

うーむ。
我ながら、ほれぼれするほど変態チックな機材だなぁ(笑)。

少ない観測時間しか取れない身でも・・・
こ・・・この機体なら!

うひひ・・・。



★ご注意★

●ビームスプリッタによる同時露光には、下記のリスクを伴います
 ①光路分割するものなので、明るさは1/2になります。
 ②一種のハーフミラーなので、その原理上、偏光が生じます。
 ③40mmほどのガラスを通過するので、負の球面収差が発生します。
 ④若干の色収差が発生します。
 ⑤設置位置によってはゴーストが避けられません
 ⑥たいていの場合、コスパ悪いです。

●ASI1600MMは、そのバージョンやロットによって個体差があり、特性をよく調べてからでないと意図通りの運用ができない可能性があります。
例えば、あぷらなーと保有の3個体については、下記のように吐き出される像には大きな差がありました。
f0346040_21071570.jpg
 ※左:1号機 中:2号機 右:3号機
 ※全て-30度+ゲイン200+0.5秒露光でフラットパネルを撮影して出力した16bitFITS画像を50コマコンポジットしたもの。

ご覧のように
 1号機は網目状ノイズが少ない代わりにクールピクセルが多い
 2号機はクールピクセルが少ない代わりに網目状ノイズが盛大に出る
 3号機は(今のところ)どちらも少ない
という有様で、とても同じ(系列の)機種とは思えませんね(笑)。
さらに、1号機にはゲイン400前後で盛大に横シマノイズが発生するため、高ゲイン下で撮影した像は、ステライメージでのコンポジットは不可能で、AutoStackert!2のRowNoiseCollection機能を利用したスタックなどの必要があったり・・・など、色々とクセがあります。

※MM1号機の横シマノイズ(Rowノイズ)は、例えばこんな感じ
f0346040_01140479.jpg
とりあえず、ゲイン400+30秒露光で発生することは分かってるんだけど、同じゲイン400でも短時間露光によるフラットフレームには再現しないという困りもの。でも、まあ、AutoStackert!2で補正できるので良しとします。


※MM2号機の網目状ノイズの正体は、素子別の輝度分布を解析してみるとハッキリします。

f0346040_01162806.jpg
このように感度の高いピクセル(L2・L3)と感度が低いピクセル(L1・L4)が交互に並んでいる訳ですね。
正確には、感度と言うよりもむしろ、L2・L3群とL1・L4群のオフセット(零点補正)がズレてる(涙)。
まあ、これもオフセットのズレ(バイアスノイズ)を含んだダークフレームを減算すれば軽減するので、良しとします。

さて、MM3号機、今回のフラットパネル試写では良い感じに見えるけれど、実際に天体撮ったときは一体どんな問題が出てくるのか、ハラハラドキドキです。

by supernova1987a | 2018-01-28 21:15 | 天体望遠鏡 | Comments(14)

『リバースパレット』の早見図公開

★念願のナローバンドによる「鮮やかなバラ」

色々と試行錯誤しましたが、ようやく鮮やかな発色のバラ星雲を三波長ナローバンドで撮影することができました。




そこで、今後のために「一目でやりたいことが分かる」ような早見図を作ってみました。

f0346040_15483462.jpg
S:SⅡ A:Hα O:OⅢ の各波長による撮影データを
 ☆通常のパレットではR/G/Bのいずれに割り振ったか
 ☆新たに考案した『リバースパレット』ではC/M/Yのいずれに割り振ったか
が一目で分かってとても便利♪

これで今後カラー合成処理のプロセスに失敗して時間を食うことも少なくなるかな??

まあ、実際は

色ベクトルが(100,0,0)のRに充てる予定のHαにCを充てたとすると、その色ベクトルは(0,100,100)
色ベクトルが(0,100,0)のGに充てる予定のOⅢにMを充てたとすると、その色ベクトルは(100,0,100)
よって、HαとOⅢが重なった領域は従来のパレットなら(100,100,0)で黄色になるけど
リバースパレットなら(100,100,200)となって、
ここから邪魔な背景となる(100,100,100)を減算すると(0,0,100)
・・・むう・・・これは青だな。

などと『暗算』可能なのですが、めんどくさいので・・・。


★前回のエントリーで

大昔(天文少年だった頃)の作品を載せたところ色々とコメントいただきビックリ。
それでも、今回のバラ星雲の撮影(30年ぶり)は興奮しました。
だって・・・・(高校生でコレかよ?などとお世辞を頂きましたが)バラ星雲って難敵ですもん。

ちなみに前回(30年前)に同じ場所で撮影したバラ星雲がこちら
f0346040_16064340.jpg
 ※ファミスコ60S(BORGの祖先)60mm FL400mm + コニカGX3200ネガ +ニコンFG20
 ※ミザールAR-1赤道儀+MMD-QZ+GT-68+K-12mmで半自動ガイド(目視でガイド補正)露光(たぶん)5分か10分

当時の天文少年にとっては、市街地からこれくらい写せれば御の字ですよ。

それが、今回の撮影では

f0346040_23365959.jpg
こんなんになっちゃうんだもんなー。

ま、30年間の撮影環境の進化恐るべし、ということで・・・。

大昔天文少年だったオジサマ方が、かつての夢を求めて天文界に復帰してるケースもあると聞きますが、たしかになあ・・・・。

しかし、最近の天文少年って幸せなのかどうかは微妙ですね。
だって、上のバラ星雲くらいなら「工夫と体力でやっつけてやるぜ」って思うでしょうが、下のバラ星雲みたいにオッサンが物量作戦で撮った画像見ちゃうとねぇ。

昔なら、数万円の赤道儀+1軸モータードライブに1~2万円程度のガイドスコープを載せて、ファミスコ60S(当時バーゲンセールでたったの3000円ですよ!)で直焦点撮影すれば総額10万円以内には納まるので、小遣いでもなんとかなりますが、現代だと、パソコン代やらソフト代やらが重い上に、やれオートガイドだ、自動導入だ、ナローバンドだ、冷却CMOSだ・・・ではとても無理です。
たぶん、少しずつ増強していって機材がそろった時にはオッサンになってます。

ここら辺、なんとかならんかなぁ・・・。

・・・等と言いつつ、『変態あぷらなーと』自身は、BORG89ED×2本、ビームスプリッタ×2機、冷却CMOSカメラ×4機で構成される『足のついたジオング』=『フルアーマーBORG・完全体』の出撃準備に取りかかってる訳ですが(笑)。


★ノスタルジーついでに・・・

昨日出てきた写真とともに、こんな写真も発掘されました。
f0346040_16445532.jpg
当時、高校の地学教室の奥からボロボロの16cmパラボラ鏡が発掘されて、天文少年の強い味方『御三家』さんに頼んで再メッキやら斜鏡等のパーツやらを頼んで格安で自作したドブソニアン望遠鏡です。他にも、プラネタリウムを自作して上演したり、でっかい八木アンテナを屋上に立ててFM電波で流星のエコー観測したり、・・・とにかく楽しかったなあ・・・・。


by supernova1987a | 2018-01-22 23:17 | 天体写真 | Comments(12)


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