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あぷらなーとの写真ブログ
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あぷらなーと
文系寄りの元理系(?)
「天体」「マクロ」「実験ごっこ」その他諸々の科学写真が大好きな HN:あぷらなーと が いろんな写真ネタをのんびり語ります。あまり気合い入れすぎると続かないので、「ぼちぼち」いきます。
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『三連装ガチBORG・グランデ』出撃!

★前夜のリベンジを果たすための・・・

せっかく設置した笠井のピラー脚+EQ-6Pro赤道儀のニワトリ拠点ですが、結局セッティングが終わった頃にはどん曇りで泣く泣く撤退。

でも、そんなことは想定の範囲内なのだー。
むしろ、そんなときこそ常設機材の威力が問われるというもの。

なにしろ、鏡筒だけをポンと載せたらセッティングがほぼ完了ですからねー♪


★というわけで『グランデ』出撃っ!!

本日の天候は「薄曇り」なんとか北極星が見える程度で、モヤモヤ。
特に北天は薄雲に遠方のナトリウム灯が反射してオレンジ色に光ってます。

だがしかし、

『三連装ガチBORG・グランデ』+ナローバンドなら星雲を迎撃することが可能かも。

ま、ダメでも貴重なデータは取れるでしょう。

「グランデ、出るっ!!」
f0346040_11153690.jpg
見よ!
BORG89ED+純正レデューサ×三連装+ASI1600MM系のモノクロ冷却カメラ3機+ナローバンドフィルタで、Hα+SⅡ+OⅢを一気撮りするという魔道の兵器の禍々しさ♪。


★攻撃目標:NGC7000っ!

まだ右腕が動かせない病み上がりの身。
負傷すること無く勝ちたいので、メジャーな天体をターゲットに選定せねばなりません。
というわけで、今回は北アメリカ星雲のナローバンド行ってみます。

せっかくですから、今回は徹底的に「邪道:あぷらなーと流」を貫いて戦ってみます

邪道①:3本のうちファインダー付きは1本だけ。
 残りの2本の平行出しは、鏡筒の傾きを目視で確認してアタリをつけるのだー!
邪道②:露光は1コマ30秒の短時間露光。
 各色120コマの連射で60分相当の露光を稼ぐのだー!
邪道③:アライメントは1点のみ。
 下手に極軸のズレを計算した微妙な駆動をされてもかえって邪魔なのだー!
邪道④:ピント出しにバーティノフマスクなどのツールは使わない。
 ライブビューの250%で焦点内外像を目視して、前後から挟み撃ちすれば十分なのだー!
邪道⑤:オートガイドはしない。
 短時間露光の多数枚コンポジットならノータッチガイドで行けるのだー!
邪道⑥:フラット撮影はトレース版で代用。
 メジャーな天体なのであまり強烈な画像処理は無し。よってフラットも大体合えば十分なのだー!
邪道⑦:ステライメージは、あえて6.5を使う。
 コンポジット枚数が多いときは7や8の10倍以上高速に処理できるのだー!
邪道⑧:マスク処理はしない。
 デジタル現像とNikCollectionのHDRである程度炙り出し可能なハズなのだー!
邪道⑨:縮緬ノイズはクールファイル補正法で乗り切る。
 ぴんたんさんのFlatAideProに実装されたので楽勝で処理できるのだー!
邪道⑩:カラー合成は『リバースパレット法』を使う。
 2波長が重なった部分が大きい天体はRGBではなくCMY合成が楽なのだー!
邪道⑪:最終仕上げはシルキーピクス。
 使っている人を見かけないけれど最後の一押しが直感的に可能な良いソフトなのだー!

よーし。これだけ邪道を貫いていれば『自分で戦ってる気』がするぞ♪



★NGC7000攻撃開始♪

前回数時間かかったセッティングを、わずか45分で切り抜け、北アメリカ星雲がPC画面に浮かび上がりました。
うむ。これは勝利の予感♪

各カメラについて
 ●ゲイン300
 ●冷却温度0℃
 ●露光30秒
 ●16bitモノクロFITS
の設定で、120コマずつ連写攻撃。

さらに、ダークフレーム120コマ×3セット、フラットフレーム120コマ×3セット、フラットダーク120コマ×3セットを撮影
f0346040_11453383.jpg
なかなか快調に作業が進みました。


★画像処理、行ってみます

Hα・SⅡ・OⅢの各バンドについて、それぞれ120コマコンポジットしてみると・・・・。
f0346040_11513356.jpg
 ※左から、Hα・SⅡ・OⅢ(各30秒露光×120コマコンポジット)

おお。OⅢもSⅡもちゃんと写ってるではないかー!!

「なんと他愛の無い。鎧袖一触とはこのことかっ!」
(ごめんなさい。ホントは前回、この台詞が使いたかったのに雲にやられて使う機会を逃した・・・という)



★リバースパレット法に持ち込んでみる

いわゆるSAOとかASOなどのように、Hα・SⅡ・OⅢの各画像をRGBに充てる疑似カラー処理がナローバンド撮影の主流ですね。
でも、天邪鬼あぷらなーとは、あえてRGBではなくCMYで合成するという『リバースパレット法』がお気に入り♪

せっかくですから、最後まで『邪道』を貫いてみます。

今回は、『リバースパレット』6種類の内でも特にお気に入りの『OSAリバース』を用いてみます。
OⅢ→シアン、SⅡ→マゼンタ、Hα→イエローにそれぞれ割り当てて疑似カラー化を決行。

すると・・・・

ででん!!
f0346040_12073458.jpg

ふはははは。
三連装砲なら2等星しか見えない市街地の下、たった1時間の露光作業でも十分戦えるではないか!

うむ。
『三連装ガチBORG・グランデ』の初陣は大勝利。
めでたい♪




P.S.
※ホントは、大ポカやらかしてます。
ええと・・・延長チューブとフラットナーの接続順を間違えて周辺部が流れまくってたのでトリミングで逃げたっていう(笑)。

※ちなみに、素直にSAO(ハッブルパレット)使った場合は、こんな感じです。冬にバラ星雲で人生初SAOをやった時に比べてOⅢが良く写ったので、このままでも見応えがありますね。
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by supernova1987a | 2018-08-14 12:24 | 機材 | Comments(10)

天文復帰への道②(『グランデ』発動)

★プロジェクト『StarDust』発動!

敷石の効果を『フルアーマーBORG・ペケーニョ』で確認してから約2週間。
いよいよ『本命』の配備を決行する時がやって来ました。

秘密裏に確保していた笠井のピラー脚「グランデ」を投入してEQ6-Pro赤道儀をニワトリ用常設配備するという、作戦名『StarDust』を強行。

ついに、天文本格復帰への道が切り開かれました。


・・・というわけで

ででん!!
「テンモンよ、私は帰ってきたぁーっ!!」

f0346040_02511610.jpg
赤道儀の上に載せるのは、クオリティ重視で組み直した三連装のBORG89ED

それぞれの鏡筒には純正フラットナー+ナローバンドフィルタ+モノクロ冷却CMOSカメラを装備。
Hα・SⅡ・OⅢの3バンドの同時露光に特化した仕様に変更。

うむ。『三連装ガチBORG・グランデ』と命名しよう。
f0346040_03101940.jpg
「素晴らしい。変態の精神が形となったようだっ!!」
(もういいって)


★各種セットアップに数時間費やした後

では、早速北アメリカ星雲を「ででん!」と迎撃してみましょうかねぇ。

・・・・と思ったら・・・

・・・曇った。


by supernova1987a | 2018-08-13 03:42 | 機材 | Comments(12)

サンニッパと冷却CMOSカメラ

★やりたかったこと
ZWOの冷却CMOSカメラ ASI1600MC-COOLですが、マイクロフォーサーズフォーマットという巨大なチップなため、ぜひやってみたかったのが、望遠鏡ではなくカメラ用のレンズで天体写真を撮ってみるということ。F値明るいですしね♪
・・・というわけで、かねてから用意していた ニコンF→マイクロフォーサーズ→ASI1600MC-COOL アダプタの出番がやってきました。
どうせなので、大本命レンズ ニコンのサンニッパ(300mmF2.8)を使ってみます。

★今回はアトラクスではなく
赤道儀は最近K-ASTEC改造Newアトラクスばかりを使っていたのですが、ポールマスターのテストも兼ねてEQ6PROを使ってみます。
撮影対象は、『お約束』のM31とM42です!

★雲の妨害と格闘
・・・・・が、赤道儀を据え付けた辺りから「嫌がらせのように」北の空から雲がどきません。せっかくのポールマスターの画面も雲しか写らず、時折顔を見せる北極星もすぐに隠れてしまうという状況で、極軸合わせにまさかの90分もかかってしまいました。この時点で早3:00過ぎ。もたもたしていると薄明が始まってしまいます。
外気温が低かったのでASI1600MC-COOLを-15℃まで冷却して、アルフェラッツ(アンドロメダ座α星)を使って1点アライメント+ピント合わせを行いM31を導入。
いざ撮像開始!・・・と思ったら、曇りました(泣)。
西から天頂にかけてワラワラと雲が流れてきているうちにM31は電線に架かってしまいボツ。
作戦を変更して、オリオン座大星雲M42に向け直します。
・・・・が、今度は東から南にかけてモクモクと雲が流れてきます。

★薄明との格闘
イライラしているうちに4:30を過ぎてしまいました。たしか今日の天文薄明は4:00過ぎのハズ。
市街地からのニワトリなので、まだ肉眼では薄明を感じませんが、これ、絶対に背景真っ青になっちゃうパターンです。
そんな中、オートガイダーがキャリブレーションエラー。ああ!と思ったらノートパソコンがバッテリー切れ。
もう絶体絶命・・・・。
諦めきれないので、急遽外部電源から給電してノートPCを復活させ、EQ6PROはノータッチガイドに変更。
露光も10秒まで切り詰めて、「やっつけ撮影」に切り替えです。

★撮れはしましたが・・・
なんとか撮れた画像は、撮って出しだとこんな感じです。
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※ニコンAF-S300mmF2.8 絞り開放 LPS-D1フィルタ併用
ASI1600MC-COOL ゲイン400 露光10秒 RAW
EQ6PROでノータッチガイド
ステライメージ6.5でデモザイク(ダークファイル減算なし。色補正なし。)
トリミングあり

・・・なんか、完全にアウトですねぇ。薄明に襲われてしまえば、もはや光害どころの騒ぎではありません。(フィルタが無力化されちゃうので)
でも、まあ、M42本体は一応しっかりと写っていることですし、ここは『デジタルマジック』に期待してダメ元で処理してみましょう。


★画像処理で『後から』がんばってみる
撮像した画像の内雲が写っていなかったコマ42コマを下ごしらえします。
どうせ薄明の影響でボロボロでしょうから、ダークファイルも引きません。
気休め程度にステライメージでホット・クールピクセル除去フィルタをかけた後デモザイク。
それに2×2ソフトビニングをかけてからコンポジットし、大気差を補正したり、デジタル現像したり、トーンをいじったりしてみます。

・・・えいっ!!
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おお。意外や意外!
こ、こんな劣悪環境下でも・・・け、結構良い感じでは♪
ダークもフラットも無く、薄明中なのに、M42とM43はもちろんのこと『ランニングマン』(NGC1977)もくっきり鮮やか♪
お恥ずかしながらランニングマン、きれいに写せたの「初めて」です。(天文歴30年以上のクセに、ちっとも釣果が上がらなかったもので・・・)
しかし、近年VMC260Lでドアップにした「おどろおどろしい感じ」のM42(↓こんなん)しか撮ってなかったので、定番構図で撮るとホッとしますね♪
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 ※VMC260L+ASI1600MC-COOLで先日撮影したM42のどアップ



・・・・・うーむ。
ともあれ、やはりASI1600MC-COOL、かなり『できる子』ですねぇ。

あれ?・・・そういえば今回の写真、どのコマ見てもシマシマノイズが見当たらない・・・・あれ一体なんだったんだんだろう??
あ!・・・また無意識のうちにhighspeedmodeをOFFにしてた・・・けれど、けむけむさんの検証実験では「シロ」と判明したしなあ?
なんか、他に気づいていない要因がありそうな気配・・・。
結局今回も、ゲインの比較、露光の比較、シマシマノイズの原因、オートガイドのリトライ・・などなど、やりたかった『検証ごっこ』はできずじまい(泣)。


★GPV予報を見ていると・・・
・・・ん???

今夜は夜半、雲量ゼロ予報ですと??
え、遠征、・・・行って・・・みようかなあ??


by supernova1987a | 2016-08-30 10:57 | 機材 | Comments(12)

GW終盤戦③

★入手したのになかなか使う機会が・・・

VMC260Lばかり使っていたので、しばらく休眠していた笠井トレーディングのカプリ102EDを真面目に使ってみました。

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だいぶ前に色々なレデューサーとの組み合わせ検証をした後、眼視ばかりに使っていたかわいそうなカプリ。
風の強かった5/4~5/5にかけての夜ですが、EQ6PRO赤道儀にBORG89EDと同架して、ついに出番が回ってきました。

今回は、笠井のED屈折用0.6×汎用レデューサをつけてIR改造D5000で撮影してみます。
狙うのは「夏の定番」いて座のM8干潟星雲+M20三裂星雲のコラボです。
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※ニコンD5000(IR改造)+笠井CAPRRI-102ED +笠井0.6×レデューサ+LPS-P2フィルタ ISO3200・15秒露出で撮影したものを80コマコンポジット
周辺減光を避けるためトリミング

ああ、結構良い感じです♪
確かに、うわさ通り軸上色収差が取り切れていなくて輝星のまわりに青ハロが出るのですが、個人的にはイヤな色ではありません。むしろ『程よく』滲んで『みずみずしさ』が出てる感じです♪ もっとも、BORG89ED+D810Aの組み合わせと比較すると甘い感じですが、普段VMC260Lの強拡大ばかり見ていた身としては、十二分にシャープに思えます。この筒『お安い』のにあなどれませんねぇ。

★もう一つの『定番』も・・・♪

 いて座の次は、天高く昇った白鳥座のデネブ付近、有名な北アメリカ星雲NGC7000をカプリで狙ってみます。
M8にくらべるとかなり暗いので15秒露光の163枚コンポジットで臨みます。

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※ニコンD5000(IR改造)+笠井CAPRRI-102ED +笠井0.6×レデューサ+LPS-P2フィルタ ISO3200・15秒露出で撮影したものを163コマコンポジット
周辺減光を避けるためトリミング

おお、これもなかなか良いですね♪

さっきよりも青にじみが「重たい」感じですが、イヤな出方ではありません。


by supernova1987a | 2016-05-12 06:37 | 天体写真 | Comments(0)

GW終盤戦①

★予定外の晴天でした

GWは序盤だけしか晴れないつもりでしたが、5/4が意外にも好天でした。
ただし遠征はキツそうだったので、実家でお気軽天体写真撮影を行いました。
家からだと(市街地のため)空の状態は良くないですが、機材に制限が無いのが良いですね♪

★BORG89EDファーストライト

今回は、赤道儀2台体制で臨みます。
 ①アトラクスにはビクセンのVMC260L
 ②EQ6Proには笠井のカプリ102EDとトミーのBORG89ED
ちなみにBORG89EDでの天体写真は今回が初めて。逆に、K-ASTEC改造ニューアトラクス赤道儀が退院してから『お蔵入り』していたEQ6Pro赤道儀は久々の登場です。
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EQ6Pro赤道議は海外製の『安物』ですが、そうとうに頑丈なため、写真のように色々載せてもギュンギュン動きます。

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BORG89EDには、笠井トレーディングの汎用0.8×レデューサを装着してD810Aで撮影します。

★今回のBORG89EDのテーマは

マニアックなVMC260Lと比べるとポピュラーなBORG89EDですので、こうした一般的機材でも市街地で星雲が写るかどうかテストするのが目標です。
まずは、『夏の定番構図』いて座の干潟星雲M8と三裂星雲M20のコラボを狙います。

さて、GPV予報の通り快晴になりましたが、4等星が見えるか見えないかといった透明度。光害の影響は大きくうけるため、そのまま撮ったのでは星雲は写りそうにありません。

★ノーフィルターでM8+M20撮ると・・・

 BORG89ED+笠井レデューサで480mmF5.4相当となります。これにD810AをISO6400にして15秒露光を試みます。
まずは、ノーフィルターでの「撮って出し」(画像処理はトリミングのみ)は、こんな感じ。
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※D810A+BORG89 ED+笠井0.8倍レデューサ(ノーフィルター) ISO6400・15秒露光 撮って出し

ああ、懐かしい様相・・・。
フィルム時代には、よくこんな画を量産してました(笑)。星雲は完全に光害に埋もれてしまっています。

★光害カットフィルターを使うと・・・

全く同じ条件で光害カットフィルターLPS-D1(LPS-P2の後継)を使って、撮影してみるとこうなりました。
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※D810A+BORG89 ED+笠井0.8倍レデューサ+LPS-D1フィルター ISO6400・15秒露光 撮って出し

おお。かなり良くなりましたよ! 背景がぐっと暗くなり星雲が明瞭になりました。

★『怒濤のコンポジット』いってみましょう

LPS-D1フィルタ「あり」の条件で、ガンガン撮影を進めます。
写りが良かった137枚をコンポジットしてみます。
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※D810A+BORG89 ED+笠井0.8倍レデューサ+LPS-D1フィルター ISO6400・15秒露光×137コマのコンポジット

うひゃー! とても良い感じです♪

「オートガイド無し+ダーク減算なし+フラット補正なし」
という『超』手抜き撮影でこれだけ星雲が写るなら、文句なしですね。

・・・いやはや、スゴイ時代になったものです。これならもっともっと天文ファンが増えても良さそうなものですが・・・ね?

★★★以下、ゆっくり続きます★★★


by supernova1987a | 2016-05-06 06:40 | 天体写真 | Comments(0)

★ NewAtlux赤道儀 と EQ6Pro赤道儀 ② ★

★EQ6PROは優秀な赤道儀だと思います★
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NewAtluxよりも恒星時駆動は安定していますし、結構丈夫です。
重量級のVMC260Lを載せて最高速でブン回しても平気です。

先日の立体感あふれるM42オリオン座大星雲の写真↓が撮れたのも、EQ6Proのおかげです。
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 ニコンD5000(IR改造)+ビクセンVMC260L直焦点 EQ6Pro赤道儀



★でも・・・★
かつてアトラクスを愛用していた身としては、EQ6に違和感を感じることが多々あります。
たとえば、アトラクスなら、生命線の電源供給部は接続部をリングで締める形式のため、脱落の心配は皆無ですが
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EQ6では、単にDCジャックを差し込むだけで・・・
f0346040_02461654.jpg
撮影中にうっかり手が触れると、一時的に電源が切れたり、アライメントデータが飛んだりするところが、なんとも・・・・・


また、アトラクスなら水準器付きの時角目盛環を極軸望遠鏡ごと回せるので、容易に極軸が合うのに対して
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EQ6では、望遠鏡ごとぐるぐる回しながら時角を合わせる必要があるため、季節によっては望遠鏡が三脚にぶつかり時角あわせが物理的に不能です。(ビクセンのGPDもこの現象が起こるのですが、赤緯体の向きをシーズンごとに付け替えることで解消できます。)
また、経度補正用の目盛りリングが薄すぎてフニャフニャしている反面、指標がとんがった金属板で、どうも『無理矢理感』があります。
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その上、深刻なことに極軸望遠鏡のパターンがお粗末すぎて、精密な極軸あわせは至難の業です。

まだあります。
赤径赤緯のクランプからバランスウエイトのクランプまで金属製のアトラクスと比べ
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EQ6のクランプは全てプラスチックです。
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まあ、クランプは締め付けすぎると内部ギアなどに悪影響があるので、良いとして・・・・

三脚がジュラルミン製で、堅さ調整も六角レンチで容易なアトラクスと比べ
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EQ6の三脚はステンレス製で、ごく普通のボルトとナットで固定されているので、どうも調整が難しいです。
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また、バランスウエイトを装着するシャフトに関しては、アトラクスが25mmも太さがあるのに対して、EQ6はたった18mmしかありません。
しかも、普段本体内に格納されているシャフトが滑らかに出てくるアトラクスに対して、EQ6は伸ばす途中で内部でゴツンと何かに引っかかりスムーズにシャフトが出ません。
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※左:アトラクス用ウエイト 右:EQ6用ウエイト


・・・こういう所が日本製の赤道儀の『真面目さ』なんでしょうね。

同世代の男性にしか分からない表現かと思いますが
アトラクスがガンダムだとすると、EQ6は、なんだかジムっぽいです。


それなのに・・・・・
せっかく本体が優秀な造りなのに・・・・
どうして暴走しちゃうんだ?
アトラクスのDCモーター!

一応、ビクセンからは本体の造りも優秀で電子系も優秀になったアトラクス後継機種「AXD赤道儀」が販売されているのですが
・・・・さすがに、お高いです(涙)。
また、SX赤道儀を強化してパルスモーター化したSXP赤道儀やSXD2赤道儀も販売されていますが、おそらくVMC260Lを載せるには強度不足でしょう。
なにしろ、赤道儀本体の重量がアトラクスの半分ほどしかありませんので・・・・・。


★・・・・というわけで・・・・★

動かすことができず、インテリアとなってしまったアトラクスを復活させるべく
12月からオリジナル用品の販売と赤道儀改造で有名なK-ASTECさんの所に入院させました。

内蔵モーターをDCモーターからステッピングモーターに換装して、
コントローラもスカイセンサー2000PCからAGS-1に交換してもらうためです。

これで、アトラクスの弱点である電子系の性能もEQ6以上になる!・・・・予定。


★★★ 以下つづきます ★★★


by supernova1987a | 2015-04-17 07:25 | 天体望遠鏡 | Comments(5)

★ NewAtlux赤道儀 と EQ6Pro赤道儀 ① ★

★本業の激務シーズンを無事乗り越えたので・・・♪


しばらく冬眠中だったブログ、
ぼちぼち更新をかけていきます。

※・・・あ、ちなみに、今回のテーマ「赤道儀」とは天体写真を撮るときに、日周運動で逃げていく星を自動で追いかけてくれる追尾装置のことです。
「星屋」以外の方は、天体写真専用の巨大三脚の一部と思ってください♪


★思えば・・・・・

2001年の歴史的な獅子座流星群の大発生の時(当時は、まだフィルムカメラでしたが)一眼レフを満載して一生の思い出に残る流星写真をどっさりゲットしたときも・・・・
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ニコンEM+50mmF1.8S+フジスペリア1600ネガ NewAtluxノータッチガイド

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初デジタル一眼に望遠レンズを搭載して(下手クソながらも)星雲星団の輝きを写して喜んでいたときも・・・

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フジS2PRO+ニコン300mmF2.8+1.4×テレコン NewAtluxノータッチガイド

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ニュートン反射望遠鏡を使って銀河の撮影に一喜一憂していたときも・・・

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ニコンD700+ビクセンR200SS直焦点 NewAtluxノータッチガイド

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・・・・・赤道儀は、いつもNewAtluxでした

当時ハイアマチュアが使う赤道儀と言えば、なんといっても高橋のEM200が主流で、アトラクスを使っている人は、天文雑誌のコンテストデータでも滅多に見かけませんでしたねぇ。EM200よりも高価なのに、そのDCモーターの『じゃじゃ馬』っぷりが敬遠される理由の一つなのでしょうが、少々『あまのじゃく』な私は、このアトラクスが大好きでした。

・・・・・でも、事件は突然やってきました。

「うそやろっ?!」


これまでも、いわゆる『しゃっくり現象』や、『びびり現象』や、『モーターの脱調現象』など、噂に違わぬじゃじゃ馬っぷりだったのですが、
3年前のペルセ群の撮影中、ついにアトラクスが全速力で暴走をするようになりました。
順調に恒星時駆動している途中で、(子午線超えでもないのに)急に800倍速で走り出し、望遠鏡とカメラが三脚に激突する恐怖。

「さすがに、もう限界か・・・・」

サブ機として温存していたGPD赤道儀を引っ張り出す手もあったのですが、悪いことに、ちょうどその頃VMC260Lをアウトレットで激安入手したこともあり、いくらなんでもGPDにVMC260Lを載せたら、ぶっ壊れるだろうということで、泣く泣くアトラクスの代用機を物色し始めました。

・・・・・結局、白羽の矢を立てたのは、ケンコーのEQ6PRO赤道儀でした。

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中国製の「安くて・でかくて・無骨」な赤道儀で、自動導入やPECやPC連動やオートガイダー対応など、『機能てんこ盛り』の今風な機種。
しかもモーターがDCモータではなくステッピングモーターのため、オートガイドとも相性が良さそうです。

・・・・・・・・・・・・・が、

・・・・・・・・・・・・・いえ、

EQ6PROは非常にすばらしい赤道儀だと思うんですよ。
決して後悔はしませんでしたし、むしろ、この性能の赤道儀がこの安さで売られてしまっては、もはや、日本製赤道儀の将来が無いのでは?などと余計な心配までさせられるほどのコスパです。

そして確かに、EQ6ProにVMC260Lを載せると、今まで撮れなかったような写真が色々撮れました。

・・・・・・・・・・・・・でも、

「なんか、ちがう・・・・・」

★★ 以下続きます ★★


by supernova1987a | 2015-04-14 06:35 | 天体望遠鏡 | Comments(0)

8000年に一度の輝き?

★オーバーと言えばオーバーですが・・・

なんだか、ネットで「ラブジョイ彗星」で検索すると
『8000年に一度の奇跡』
とか、ド派手な文言が踊っていますが、実際はそんなにたいしたものじゃありません。
確かに、この彗星『自体』は8000年周期ですが、『このクラス』の彗星なら2年に一度は拝めます(笑)。
今回のラブジョイも普段からアンドロメダ銀河が肉眼で見えるような暗い空の元でないと、初心者の方が見つけるのは困難な程度です。
「すんごい彗星が見えるのかぁ」などと過度な期待をして、天文嫌いになる人が増えないことを祈るばかり・・・。

・・・とは言え、実際4等級にも明るくなっていて「がんばれば肉眼でも見えそう」とくれば、そわそわします。


★ちょうど、久しぶりに連休が取れたので・・・


そういえば、しばらく彗星、見ていないなあ・・・

「よし、ここは撮っとかないかんでしょ~」

というわけで、C/2014Q2:ラブジョイ彗星を実家から観測してみました。

・・・しかし天候はよろしくなく、機材のセットアップ中に雲がどんどん流れてきます。
この天候では通常の望遠レンズでは面白い絵が撮れそうにもないので
無謀にもVMC260Lの直焦点撮影、行ってみます。

VMC260Lに純正レデューサを装着して1800mmの直焦点。これにニコンD610(無改造)をつなぎます。上空の薄雲に夜光が映って明るいので(彗星撮影には向かないでしょうが)LPSP2光害カットフィルタも用いましょう。どうせ、彗星自身の固有運動で像が流れるはずなので、オートガイダーも外して、EQ6PROのノータッチガイド一発で行きます。

パソコンで位置を確認する時間すらなさそうなので、セレストロンの7cm双眼鏡で適当に空を流すと・・・
 おっ!
すぐにラブジョイ彗星、見つかりました。
薄曇りの中なので、さすがに尾はみえませんが、それでもはっきりとしたコマがなかなかきれい♪

・・・ああ、そうこう言っているうちに、分厚い雲が迫ってきました

 極軸の追い込み?・・・・時間無い(涙)
 アライメント?・・・時間無い(涙)
 バーティノフマスク?・・・時間無い(涙)


★い、急げー。えいっ!!


極軸はタブレットのアプリで時角を求めて、目分量でセットして終わり。
アライメントは1点で合ったことにして恒星時駆動に移して終わり。
ピントはリゲルでライブビューで適当に合わせて終わり。
導入は5cmファインダーで目視で行って終わり。

・・・ニコンD610をRAWにセットしてISO1600で30秒露出の連写っ!
f0346040_01192601.jpg
※VMC260L+純正レデューサ直焦点 EQ6PROノータッチガイド ニコンD610 ISO1600RAW ノイズリダクションなし 30秒露出×2コマ加算平均コンポジット トリミングあり

・・・・流れ行く雲の合間で、なんとか2カットだけ写りました!

う~ん。さすがにこの天候では尾っぽは写らなかったけれど、さすがは1800mm
でっかいコマが緑色に輝いて幻想的です。良い感じ♪

約2年ぶりに彗星の撮影、成功です。


★ちなみに前回は・・・

2013年の5月、まずまずの好条件下で撮影したC/2011L4:パンスターズ彗星でした。
このときは空が良かったのでサンニッパで撮影して・・・こんな感じ。
f0346040_01420862.jpg
※ニコンD7000(無改造)+ニコンAF-S300mmF2.8絞り開放 30秒露出 EQ6PROノータッチガイド コンポジット+トリミングあり
(扇形に広がった尾っぽが面白かったですねぇ)

ああ、ラブジョイもパンスターズの時くらいの良い天候下で撮ったらさぞかし美しいんでしょうが、もう、連休も終わり。
しばらくは本業が激務化するため、これにて終了かな?
あ~あ・・・・。



by supernova1987a | 2015-01-12 06:46 | 天体写真 | Comments(2)

風景写真では『光と影』をテーマに撮影するのが好きで・・・・④

★今回ゲットしたM42は・・・

『光と影』シリーズ、ここまでが前振りで、
先日撮影したM42が個人的に(良い意味で)あまりにもショッキングな画だったので、ちょこちょこトリミングなどを施しまして・・・・と。

★天空の雲海
f0346040_01462327.jpg
 ※ニコンD5000(IR改造)+ビクセンVMC260L+純正レデューサ 18コマコンポジット

・・・などとやっちゃえば、風景写真になるなあ・・・・と、しょうもないことを考えてしまったわけでして(笑)


あ、強引すぎますか。ごめんなさい。

いや、絶対にコレ立体的な雲海状のものが手前から奥に向かって「滝壺に落ちる水のように」写ってますって♪


・・・さて、次回からは別ジャンルの写真も探ってみます。

☆ BY あぷらなーと ☆




by supernova1987a | 2014-11-10 12:41 | 風景写真 | Comments(2)

失敗ついでに

★実は、先日の撮影では

途中で赤道儀にぶつかってしまって極軸ズレちゃってました。
その証拠に、コンポジットを画面上の固定位置で行うと、こんな感じです。
f0346040_00471156.jpg
・・・お~。見事にギザギザですな~(笑)。
上記の画像で言うところの上下方向(南北方向)にずれているのは極軸のズレによるエラー。
左右方向(東西方向)のズレがいわゆるピリオディックモーションと考えられます。
これを防止するために、オートガイダーやPECが必要なわけですね。



★・・・ん?これって、結構・・・・!?

ところで、偶然に撮影できたピリオディックモーション、折角ですから、おおざっぱに測定してみましょうか・・・・。
上記の写真は先日の馬頭星雲の撮影データの一部ですので天の赤道に近く、ピリオディックモーションの測定には最適な条件でしょうし。
今回は「おおざっぱ」な見積もりなので、同じ機材で同じ日に撮影したオリオン座θ星(トラベジウム)の離角を基準にしましょうか。これなら楽ちんですね。
・・・さて、
f0346040_00523076.jpg
トラベジウムの画像に先ほどの星像を重ねてみると・・・・・
まあ、ちゃんと星像の重心位置などを求めているわけではないので、あくまで『測定ごっこ』ですが・・・・。
ざくっと見積もって、周期運動の振幅が±5~7秒くらいに見えます。ピリオディックモーションが10秒を切る・・・だと?! むう・・・不気味なほど良すぎる

ちなみに昔使っていたミザールのAR-1は実測で概算±25~30秒もあって「手に負えない」状況でしたし、自動導入機能やオートガイダ対応を前提とした最近の赤道儀だってピリオディックモーションは少なくないと思い込んでました。

海外製の廉価版中型赤道儀の代表格たるEQ6PRO、噂によれば、精度に結構バラツキの大きい機種らしいんですが・・・これって・・・ひょっとして大当たりの機体を引いちゃった?・・・のかな??


★いや、よく見れば根本的に『おかしい』!・・・

いやいや、なんか変です。EQ6PROのウオームホイル歯数は公称180なので、ピリオディックモーションの周期(山から山まで)は約8分間になるハズです。
(ウオームホイルが360度まわる間にウオームホイルの歯が180通過することになるので1歯あたり2度回転。恒星時駆動では約23時間56分で360度回転なので、2度回転に要する時間は約8分間・・・計算合ってますよね??)

ところが、さっき使った写真は15秒露光の連写による比較明コンポジットなので、1周期がおよそ2分間強程度に見えちゃいます。(イーブンオッド法は使ってませんが切れ目がよく分かり、逆に便利♪)

つまり(いわゆる)ピリオディックモーションだと思っていたギザギザは、周期があまりにも短すぎるんですね。
・・・やっぱ、幻想だったか?・・・・がっかり。

ウオームギア起因のピリオディックモーション自体は結構小さくて、その代わりそれ以外の(モーター周りとかの各種ギア等)のピリオディックモーションが追尾誤差の主要因になっているというハズレ機体なのか??

そもそも、短周期で発生する追尾エラーは、たとえ振幅が小さくても角速度が大きくなるため非常にやっかいです。

まあ、はっきりしたのは、焦点距離1800ミリ近くの直焦点にデジタル一眼を付けて撮影する際、EQ6PROでノータッチガイドで(私が)満足できるのは、露光15~20秒程度までだということですね。(実は、これだけでも大収穫でして、経験上ノータッチガイドは20秒前後までと感じていたのですが、まさか、こんなに短周期かつ規則正しく周期運動していたとは思いもしなかったので。)

「ウオームホイル起因のピリオディックモーションのピーク(山、谷)付近が露光時間の真ん中になるように狙って撮影すれば(角速度が小さいため)ノータッチガイドでも長く露光できる」などのテクニックも、さすがにこれだけ動きが速いと無理ですね、この赤道儀。

・・・気になるので、そのうち、もうすこし真面目に測定してみたいですね(笑)。

☆ Byあぷらなーと ☆


by supernova1987a | 2014-10-28 06:44 | 天体望遠鏡 | Comments(0)


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